JPS60244352A - 細断機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、紙、マイクロフィルム、プーロジエクタ用フ
ィルム、金属箔などのシート状の被細断物を長方形状等
の微細片に細断する細断機に関する。

〔発明の背景〕

先ず、第７図によシ従来例を説明する。この細断機は、
一対の回転軸１，２を平行に配置し、各回転軸１．２に
複数の円板状の刃３．４を各々等間隔に取シ付けると共
に、一方の刃３または４の周縁部を他方の刃４または３
の周縁部で挾むように構成されていた。５はスペーサで
、該スペーサ５は刃３，４の間隔を設定するものである
。ところが、この細断機は、被細断物（図示せず）を回
転軸１．２間に送シ込み、円板状の刃３，４の共動によ
って切るものであるため、被細断物は縦方向の細長片に
切断されるに過ぎず、微細片に細断することはできなか
った。従って、秘密文書中図面などが近年のコンピュ゛
−タ、の発展等によシ判読される可能性が生じてきた。

まだ、二本の回転軸１．２を有するため構造的に複雑で
あった。

第８図は他の従来例を示す断面図で、一枚の刃６に横方
向の切目を入れる刃部７と縦方向の切目を入れる刃部８
とを設け、この刃６，６を二本の回転軸９，１０に複数
取付けたものである。１１は被細断物、１２は細断され
た微細片を示す。とどろが、この細断機は刃６の形状が
著しく複雑であるため、加工精度を高めなければならず
、従って、その加工が難かしいという欠点があった。

また、一対のロータリカッタによって被細断物に縦方向
の切目を入れた後に、他のロータリカッタと固定刃とに
よって横方向に切って微細片化する細断機（実開昭５２
−５０６８号公報）が提供されているが、この細断機は
構造的に複雑であシ且つ大型化するという欠点があった
。また、ロータリカッタの位置決め精度も高めなければ
ならず、組立てに手間がかかるという欠点があった。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情に鑑みなされたものであって、シート
状の被細断物を確実に微細片に細断することができるの
は勿論、構造的に単純であって、しかも、その刃の加工
及び組み立てが簡単な細断機を提供するのが目的である
。

〔発明の概要〕

本発明の特徴は、円板の周縁部が切除されて該円板の中
心に対して放射状に複数の刃部が突設されていると共に
該刃部の進行方向先端が該進行方向に対して直交する横
向きの横切シ用刃先として形成されている中間刃と、前
記円板と同径の円板であって周縁部が切除されて前記中
間刃の各刃部に対応する複数の刃部を有し該中間刃を同
窓かつ各刃部が一遅となる状態で両側よシ挾み該刃部の
横切ル用刃先が進行方向に対して一方の側面側が先方と
なる斜めに形成されていると共に該刃部側面の横切多用
刃先の先端が縦切シ用刃先として形成されている一対の
サイド刃とからユニット刃を構成し、該ユニット刃の複
数個を横切シ用刃先が周方向に互いにずれた配置で回転
軸に固定させた回転刃と、前記回転軸と平行に回転刃全
長に渡って延びると共に前記横切シ用刃先に近接させた
固定刃と、シート状の被細断物を前記回転刃と固定刃と
の間に送るフィーダとから構成したものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明を図面の実施例によシ詳細に説明する。第
１図は本発明に係る細断機の回転刃を示す側面図、第２
図は同細断機の断面図で第１図の■−■線に沿う断面図
に相当し、第３図は同回転刃の要部拡大斜視図、第４図
は中間刃の側面図を示す。本発明に係る細断機は、複数
個のユニット刃１３，１３．・・・・・・・・・を回転
軸１４に固定させた回転刃１５と、前記回転軸１４と平
行に回転刃工５に近接して設けられた固定刃１６と、シ
ート°状の被細断物１７を前記回転刃１５と固定刃１６
との間に送るフィーダ１８とから構成されている。

前記ユニット刃１３，１３．・・・・・・・・・は三枚
の中間刃１９を積層し、これを一対のサイド刃２０゜２
１で両側よシ挾んで全体を一体化することによシ構成さ
れている。中間刃１９は、円板の周縁部が切除されて該
円板の中心に対して放射状に複数の刃部２２が突設され
ている。更に、該刃部２２の進行方向先端が該進行方向
に対して直交する横向きで且つ鋭角の横切多用刃先２３
として形成さ゛れている。一つの刃部２２の横切シ用刃
先２３は、進行方向先方の隣の刃部２２とすくい面３７
及び連設面３８によ多連結されている。サイド刃２０は
、前記円板と同径の円板の円縁部を切除することによシ
前記中間刃１９の各刃部２２に対°応する刃部２４が突
設されておシ、該刃部２４の横切シ用刃先２５は進行方
向に対して前記中間刃１９側と反対側がすなわち、一方
の側面側が先方となる斜めに形成されている。そして更
に、該刃１部２４側面の横切シ用刃先２５の先端が鋭角
の縦切）用に対応するすくい面３９及び連設面４０が形
成されている。もう一つのサイド刃２１は、前記サイド
刃２０と面対称の構造に形成され、刃部２７、横切シ用
刃先２８、縦切シ用刃先２９、すくい面４１及び連設面
４２が設けられている。一対のサイド刃２０．２１は中
間刃１９を同志かつ各刃部２２．２４．２７が一連とな
る状態すなわち各横切シ用刃先２３，２５．２８が一連
となる状態で両側よシ挾んでいる。同、前記ユニット刃
１３を構成している中間刃１９は三枚に限られず三枚以
下であっても三枚以上であってもよいことは勿論である
。

前記回転刃１５は、複数個の前記ユニット刃１３゜１３
、・・・・・・・・・を各ユニット刃１３の横切シ用刃
先’２３，２５．２８が隣同士が互いに周方向にずれた
配置で回転軸１４に固定されている、このずれ構造によ
シ各縦切）用刃先２６．２９が隣同士型ならないため、
その鋭角度が低下せず、従つ七切断能力を高く維持する
ことができる。回転軸１４は軸受３０に回転自在に支承
されていると共に回転駆動源（図示せず）に連結されて
いる。当該回転刃１５は、同径の円板を基体として形成
された中間刃１９及びサイド刃２０．２１を同志状態で
回転軸１４に取シ付けたものである、ため、各刃部２２
．２４．２７の外周面は円筒面３１に沿って形成されて
いる。

前記固定刃１６は、前記回転軸１４と平行に前記回転刃
１５の全長に渡って延びると共に横切シ用刃先２３，２
５．２８に近接して設けられている。該固定刃・１６の
刃先３２と前記刃部２２　、２４゜２７の外周面との間
隙δは、シート状の被細断物１７の厚さよシも小さく設
定されて、回転刃１５と固定刃１６との間に被細断物１
７を導入したときに確実に切断されるよう構成されてい
る。被細物１７の厚さは種類によシ異なるため、該固定
刃１６は全体として回転刃１５に対して接離自在に微調
整できるよう構成されている。

前記フィーダ１８は、一対の摩擦ローラ３３゜３４によ
多構成されているが、これら摩擦ローラ３３．３４の一
方はプーリ３５及びベルト３６を介して前記回転軸１４
に連結されている。該フィーダ１８の被細断物１７の送
シ速度は変速機構（図示せず）によシ可変に構成しても
よい。

次に本発明の詳細な説明する。被細断物１７はフィーダ
１８によシ一定速度で回転刃１５の方向に送られる。被
細断物１７の先端が固定刃１６の刃先３２よシ少し突出
して、こわさが維持された状態において回転する回転刃
１５の縦切シ用刃先２６、．２９が被細断物１７を縦方
向に細断し直後に横切シ用刃先２３，２５．２８が横方
向に細断し、該被細断物１７を微細片４３に細断する。

第５図は上記した本発明の＃ｌ断機の構成要素から中間
刃１９を除いた構造の細断機の回転刃を示す側面図でア
シ、第６図は同回転刃の要部拡大斜視図を示す。中間刃
１９が無い点を除けばその他の構成は上記の細断機と同
様なので、同一部分に同一符号を付して構成の説明は省
略する。この細断機の場合は中間刃１９が無い分だけ一
層幅の狭い微細片に細断することが可能となるが、全体
として縦切シ用刃先２６．２９の総全長が上記の細断機
よシ長くなシ、従って切断抵抗が大きくなる。

また、各ユニット刃１３は、すべて上記一対のサイド刃
２０．２１によ多構成されているため、上記細断機の如
く、縦切シ用刃先の無い中間刃１９を介在させる場合に
比して、との縦切シ用刃先の必要加工数が増加し、該加
工に手間がかかるものである。その他の点においては上
記細断機と作用効果は同様である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、横切シ用刃先を周方向にずらせた配置
で各ユニット刃を回転軸に固定すると共に、横切シ用刃
先が進行方向に対して直交する横向きに形成され中間刃
を、進行方向に対して斜交する横切シ用刃先とその先端
側面に設けた縦切シ用刃先とを有する一対のサイド刃に
よシ挾持することによシ当該ユニット刃を構成したため
、先ず前記ずれ構造によシ縦切シ用刃先の鋭角度が高く
維持され、これによシ確実に縦方向の細断が行なわれ、
更に横切シ用刃先と固定刃とによシ確実に横方向の細断
が行なわれ、全体として被細断物を確実に微細片に細断
することができる。同、フィーダによる被＃ｌ断物の送
少速度を該被細断物の先端が縦方向の切断が開始する前
に連設面に当接するように設定すれば、該先端が少し撓
んだ状態で縦方向の切断がされるため、一度に多くを切
断することができ組方向の細断効率を高めることができ
る。また、該ずれ構造は、各刃先が同時に被細断物を切
断し始めるのを避けて、少しずれて切断し始めるように
するため、全体としての切断抵抗を少なくすることがで
きる。

また、一つの回転軸に各ユニット刃を固定しているため
、構造的に単純であり、更に、各ユニット刃も横切シ用
刃先だけを有する中間刃と、縦切シ用刃先及び横切シ用
刃先を有する一対のサイド刃との組合せで構成されてい
るため、その加工及び組み立てが簡単である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る細断機の回転刃を示す側面図、第
２図は同細断機の断面図で第１図の■−■線に沿う断面
図に相当し、第３図は同回転刃の要部拡大斜視図、第４
図は中間刃の側面図、第５図は本発明の細断機の構成要
素から中間刃を除いた構造の細断機の回転刃を示す側面
図１．第６図は同回転刃の要部拡大斜視図、第７図は従
来例を示す要部正面図、第８図は異なる従来例を示す要
部断面図である。 １３・・・ユニット刃、　１４・・・回転軸、　１５・
・・回転刃、　１６：・・固定刃、　１７・・・被細断
物、１８・・・フィーダ、　１９・・・中間刃、　２０
．２１・・・サイド刃、２２；　２４，２７・・・刃部
、　２３゜２５．２８・・・横切シ用刃先、　２６，２
９・・・縦切シ用刃先。 代理人　鵜沼辰之 （ほか１名） 第５図 １５ 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円板の周縁部が切除されて該円板の中心に対して放射状
   に複数の刃部が突設されていると共に該刃部の進行方向
   先端が該進行方向に対して直交する横向きの横切）用刃
   先として形成されている中間刃と、前記円板と同径の円
   板であって周縁部が切除されて前記中間刃の各刃部に対
   応する複数の刃部な有し該中間刃を同志かつ各刃部が一
   連となる状態で両側よシ挾み該刃部の横切シ用刃先が進
   行方向に対して一方の側面側が先方となる斜めに形成さ
   れていると共に該刃部側面の横切シ用刃先の先端が縦切
   ル用刃先として形成されている一対のサイド刃とからユ
   ニット刃を構成し、該ユニット刃の複数個を横切シ用刃
   先が周方向に互いにずれた配置で回転軸に固定させた回
   転刃と、前記回転軸と平行に回転刃全長に渡って延びる
   と共に前記横切シ用刃先に近接させた固定刃と、シート
   状の被細断物を前記回転刃と固定刃との間に送るフィー
   ダとから構成したことを特徴とする細断機。