JPS6024371Y2 - ペダル式回転装置の制動装置 - Google Patents

ペダル式回転装置の制動装置

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JPS6024371Y2
JPS6024371Y2 JP6615280U JP6615280U JPS6024371Y2 JP S6024371 Y2 JPS6024371 Y2 JP S6024371Y2 JP 6615280 U JP6615280 U JP 6615280U JP 6615280 U JP6615280 U JP 6615280U JP S6024371 Y2 JPS6024371 Y2 JP S6024371Y2
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JP
Japan
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rotating body
crank
pedal
magnetic
disc
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JP6615280U
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JPS56166058U (ja
Inventor
正勝 藤原
健蔵 安富
博 葛原
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三洋電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、美容車等のペダル式回転装置の制動装置に
おいて、クランクの死点位置における制動トルクを減じ
、円滑なりランクの回転が行なえるようにしたペダル式
回転装置の制動装置に関する。
一般に、ペダル式回転装置は、たとえば美容車の場合、
第1図および第2図に示すように構成されている。
すなわち、美容車の骨組みを構成するパイプ状のフレー
ム1の中央部に、腰掛用のサドル2が支持されるととも
に、サドル2の前方に速度表示部3等を備えたハンドル
部4がフレーム1に固定され、さらに、フレーム1の中
央下部に左右方向にクランクシャフト5が回転自在に支
持され、クランクシャフト5の両端部に、先端にペダル
6を軸支した2個のクランク7のそれぞれの基部が固定
されている。
このクランクシャフト5にはクランクギヤ8が一体に設
けられ、クランクシャフト5の回転が、該シャフト5の
前方のフレーム1に支持された渦電流式の制動装置Aに
、クランクギヤ8、チェーンを介して伝達される。
また、前記制動装置Aは、第3図に示すように、チェー
ンを介してクランクギヤ8に連動されたシャフト9に、
鉄板等の磁性体の第1円板10と銅板等の非磁性導電体
の第2円板11からなる回転体12が一体に固着され、
回転体12の近傍の第2円板11側に、鉄板等の磁性体
よりなるヨーク13に固定された磁気発生体14が配設
されている。
この磁気発生体14は、ヨーク13に固着されたポール
15とポール15の外周に設けられ巻線が多重巻された
ボビン16とからなり、巻線に直流電圧を印加すること
により、ポール15に一定の直流磁界を生じる。
そして、ペダル6の足踏みによりクランク7を回転し、
チェーンを介してシャフト9を回転し、他方、磁気発生
体14の巻線に直流電圧を印加すると、磁気発生体14
による磁気回路が同図に1点鎖線矢印に示すように構成
されるとともに、回転体12の第2円板11が磁力線を
切ることにより第2円板11に渦電流が発生し、回転体
12に渦電流と磁気発生体14の磁束との積による制動
トルクが発生される。
この制動装置Aによると、励磁電流の加減により制動ト
ルクを加減でき、路面の勾配を電気的に模放できるのみ
ならず、回転体12を鉄板の第1円板10と銅板の第2
円板11とから構成したため、豊富な磁束が得られ、制
動トルクの増大が計れ、したがって、励磁巻線の線量の
減少、回転体12の小形化が計れ、安価にでき、また、
構成が簡単であるため、部品加工、組立等製造面におい
ても、多大な労力、設備を必要とせず、安価にできる。
さらに、回転体12に対し片側だけの磁気回路にするた
め、制動装置Aを薄形にでき、故に、薄形の美容車を提
供でき、梱包才数の減少を計り、安価にできる。
しかし、前述の制動装置Aによると、人力の駆動部にペ
ダル6を備えたクランク7を有しているため、一方のク
ランク7が上死点、他方のクランク7が下死点に位置し
た際、両クランク7の回転が円滑に行なえず、ペダル6
の踏み力が弱くなり、クランク7・の1回転につき、2
ケ所の位置において不均一な踏力を必要とする欠点があ
る。
そして、クランク7の死点位置においても円滑な回転を
行なわせるため、その負荷を軽減する必要があり、その
方法として、クランク7の位置を検出し、クランク7が
死点を通過する時に磁気発生体14の巻線への通電を制
限する方法が考えられるが、この方法によれば、検出回
路および制御回路が必要となり、高価になる欠点がある
この考案は、前記の点に留意してなされたものであり、
つぎにこの考案を、その実施例を示した第4図以下の図
面とともに詳細に説明する。
まず、1実施例を示した第4図および第5図a、 b
について説明する。
これらの図面において、17は制動装置の外側をなるケ
ーシングであり、クランクギヤ8側の一部にチェーン1
8が挿通ずる挿通孔19が透設されている。
20は両端がフレーム1にナツト21により固定された
シャフトであり、該シャフト20のほぼ中央部に多径の
大きい段部が形成されている。
22はシャフト20の左側部にベアリング23を介して
回転自在に支持された第1ハウジング、24は第1ハウ
ジング22の左端部に固定されたギヤであり、クランク
ギヤ8の172の歯数を備えるとともに、チェーン18
がギヤ24の外周ニ巻装すレ、チェーン18の回転に対
してその回転が第1ハウジング22に伝えられる。
25は2枚の鉄板により構成された第1円板、26は銅
板−により構成された第2円板であり、両円板25゜2
6はリベット27により一体に固定されて回転体28を
構成し、第2円板26を右側にして第1ハウジング22
に嵌装され、ねじ29により第1ハウジング22の右端
部の鍔に固定されている。
130は第1円板25の左側面に一体に取付けられた冷
却用の羽根、31は回転体28の右側面に埋設され接着
材を介して一体に取付けられた永久磁石、32は第2円
板26に後述の磁気発生体に向い合う位置に形成され第
2円板26の切欠きにより構成された調整部であり、ク
ランク7の死点位置における第2円板26の磁気発生体
に向い合う位置に形成されている。
33はシャフト20の右側部に挿入された左端面が段部
に当接された第2ハウジングであり、第2ハウジング3
3はその回転がシャフト2oに埋設されたキー34によ
り阻止されている。
35は2枚の円板状の鉄板よりなるヨークであり、“枚
の鉄板はリベット36により一体に固定され、第2ハウ
ジング33に右側から嵌装されるとともに、ねじ37に
より一体に固着されている。
38はヨーク35の左側面に設けられた2個の磁気発生
体であり、鉄等の磁性体により構成されヨーク35にね
じ39により固定されたポール40と、該ポール40の
外周に設けられ巻線が多重に施こされたボビン41とか
らなり、第5図に示すように、両磁気発生体38は非対
称の位置に配置され、一方の磁気発生体38が調整部3
2に向い合い、他方の磁気発生体38が調整部32の中
心側の第2円板26に向い合い、それぞれのポール40
の端面が回転体28の第2円板26にわずかな間隙を介
して対向されている。
42はヨーク35の左側面に回転体28の永久磁石31
に対向する位置にねじ43により取付けて設けられた該
永久磁石31を検知する検知装置であり、鉄等の磁性体
により構成され外周に巻線が施こされたスピードセンサ
ポール44に永久磁石31の磁束が供給されることによ
り、巻線に電圧が誘起され、永久磁石31が検知される
なお、第5図a、 bにおいて、Dはクランク7の上下
の死点を示す。
つぎに、前記実施例の動作について説明する。
ペダル6の足踏動作により、クランクギヤ8が回転され
ると、この回転力がチェーン18を介してギヤ24に伝
えられ、第1ハウジング22および回転体28が一体に
回転される。
そして、磁気発生体38のボビン41の巻線に直流電圧
を印加すると、ポール40に一定の直流磁界が生じ、回
転中の回転体28との間に、N極ポール38、第2円板
26、第1円板25、第2円板26、S極ポール38、
ヨーク35、N極ポール38の磁気回路が形成される。
また、この磁界中にて回転する回転体28の第2円板2
6には渦電流が発生し、したがって、この磁束と渦電流
とにより、回転体28にその回転と逆方向の制動トルク
が発生される。
なお、この磁気発生体38の駆動時、ヨーク35が磁界
により吸引作用を受けるか、第2ハウジング33がシャ
フト20の段部に当接するため、そのスラスト方向の移
動が制止される。
また、両クランク7が、第5図aに示すように、死点り
に位置すると、クランクシャフト5にチェーン18を介
して連動された回転体28の第2円板26は、その調整
部32が一方の磁気発生体38に向い合うため、第2円
板26での渦電流の発生が阻止され、したがって、制動
トルクが減少され、クランク7にかかる負荷が軽減され
る。
ここで、同図すに示すように、クランク7を90゜回転
すると、第2円板26の調整部32が他方の磁気発生体
38側に位置されるが、他方の磁気発生体38は調整部
32より中心側に位置され、調整部32に向い合うこと
はないため、制動トルクの減少はない。
他方、回転体28に取付けられた永久磁石31は、回転
体28とともに回転され、スピードセンサポール43に
磁束を供給する。
そして、この永久磁石31を検知した検知装置42では
、スピードセンサポール43に発生した磁束により巻線
に電圧が誘起され、得られた電圧の電圧波形を波形整形
腰カウンタに入力するとともに、該カウンタ値を演算し
てたとえば時速に変換し、速度表示部3に回転体28の
速度が表示される。
したがって、前記実施例によると、第3図に示す制動装
置Aと同様の効果を得ることはもちろん、クランク7の
死点り位置における第2円板26の一方の磁気発生体3
8に向い合う位置に、渦電流の発生を減する調整部32
を形成したため、クランク7が死点りに達した際の渦電
流の発生を阻止して制動トルクを減少でき、ペダル6の
踏み力が弱くなる死点り通過時の負荷を軽減でき、クラ
ンク7の円滑な回転を可能にできる。
さらに、この調整部32は、第2円板26の切欠きて構
成したため、第2円板26のの製造時に簡単に形成でき
、安価にできる。
つぎに、他の実施例を示した第6図a、 bについて説
明する。
同図において、前記と同一記号のものは同一のものを示
し、異なる点は、クランクギヤ8と、回転体28の第2
円板26に一体のギヤ24との増速比を1対1にし、ヨ
ーク35の2個の磁気発生体38を対称配置するととも
に、クランク7の死点り位置における第2円板26の両
磁気発生体38に向い合う位置にそれぞれ、第2円板2
6の切欠きによる調整部32を形成したことである。
したがって、同図aに示すように、一方のクランク7が
上死点および下死点に達した時、両調整部32はそれぞ
れ両磁気発生体38に向い合うため、制動トルクの減少
を実現でき、さらに、同図すに示すように、死点りから
クランク7が遠ざかるにつれ、調整部32も磁気発生体
38から遠ざかり、制動トルクを次第に増加させること
ができ、クランク7の円滑な回転を可能にできる。
つぎに、さらに他の実施例を示した第7図について説明
する。
第7図に示すものは、ペダル6の足踏動作により回転す
るクランクシャフト5に、増速することなく一体に制動
装置を設けたものである。
すなわち、フレーム1に回転自在に支持されたクランク
シャフト5の中央部に、鉄板の第1円板25と銅板の第
2円板26とからなる回転体28を一体に固定し、制動
装置のケーシング17の右側をヨーク35とし、該ヨー
ク35にねじ39により2個の磁気発生体38を、回転
体28にわずかな間隙を介して取付け、さらに、クラン
ク7の死点位置における回転体28の第2円板26の磁
気発生体38に向い合う位置に、第2円板26の切欠き
による2個の調整部32をそれぞれ形成している。
したがって、前述と同様に、クランク7の死点位置にお
ける制動トルクの減少を計ることができ、クランク7の
円滑な回転を実現でき、しかもこの場合、増速装置を不
要にできるとともに、チェーン18等の回転力伝達に伴
なう騒音が皆無となる。
なお、前記実施例では、調整部32をすべて第2円板2
6の切欠きにより構成したが、これに限らず、第2円板
26の肉厚を減じて構成してもよく、さらに、第2円板
26より導電率の低い導電体で構成してもよく、渦電流
の発生を減じて制動トルクの減少を計ることができ、ク
ランク7の円滑な回転を可能にできる。
以上のように、この考案のペダル式回転装置の制動装置
によると、ペダルを軸支するクランクのクランクシャフ
トと回転体を連動し、回転体の近傍に磁気発生体を配設
するとともに、回転体の回転時に制動トルクを発生する
ペダル式回転装置の制動装置において、クランクの死点
位置における回転体の磁気発生体に向い合う位置に、磁
気発生体による制動トルクを減する調整部を形成するこ
とにより、ペダルの踏み力が弱くなるクランクの死点位
置の負荷を軽減でき、クランクの円滑な回転を可能にで
き、しかも、回転体に調整部を形成するだけの簡単な構
成で実現でき、安価にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は一般に美容車の側面図および正面
図、第3図は従来のペダル式回転装置の制動装置の概略
切断正面図、第4図以下の図面はこの考案のペダル式回
転装置の制動装置の実施例を示し、第4図および第5図
は1実施例を示し、第4図は切断平面図、第5図a、
bはそれぞれ動作状態を示す概略側面図、第63図a、
bは他の実施例の動作状態を示す概略側面図、第7図
はさらに他の実施例を示す要部の断面図である。 5・・・・・・クランクシャフト、6・・・・・・ペダ
ル、7・・・・・・クランク、26・・・・・・第2円
板、28・・・・・・回転体、32・・・・・・調整部
、38・・・・・・磁気発生体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ ペダルを軸支するクランクのクランクシャフトと回
    転体とを連動し、前記回転体の近傍に磁気発生体を配設
    するとともに、前記回転体の回転時に制動トルクを発生
    するペダル式回転装置の制動装置において、前記クラン
    クの死点位置における前記回転体の前記磁気発生体に向
    い合う位置に、前記磁気発生体による制動トルクを減す
    る調整部を形成したペダル式回転装置の制動装置。 ■ 調整部を回転体の切欠きにより構成した実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のペダル式回転装置の制動装
    置。 ■ 調整部を回転体の肉厚を減じて構成した実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載のペダル式回転装置の制動装
    置。 ■ 調整部を回転体と導電率の異なる導電体により構成
    した実用新案登録請求の範囲第1項に記載のペダル式回
    転装置の制動装置。
JP6615280U 1980-05-14 1980-05-14 ペダル式回転装置の制動装置 Expired JPS6024371Y2 (ja)

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JP6615280U JPS6024371Y2 (ja) 1980-05-14 1980-05-14 ペダル式回転装置の制動装置

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Publication Number Publication Date
JPS56166058U JPS56166058U (ja) 1981-12-09
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JP6615280U Expired JPS6024371Y2 (ja) 1980-05-14 1980-05-14 ペダル式回転装置の制動装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0679620B2 (ja) * 1986-02-20 1994-10-12 株式会社箕浦荷台スタンド製作所 室内運動具における抵抗付与装置
JP5179267B2 (ja) * 2008-06-10 2013-04-10 株式会社箕浦 運動器具用抵抗装置

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JPS56166058U (ja) 1981-12-09

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