JPS6023517Y2 - 密閉形圧縮機 - Google Patents
密閉形圧縮機Info
- Publication number
- JPS6023517Y2 JPS6023517Y2 JP1976020847U JP2084776U JPS6023517Y2 JP S6023517 Y2 JPS6023517 Y2 JP S6023517Y2 JP 1976020847 U JP1976020847 U JP 1976020847U JP 2084776 U JP2084776 U JP 2084776U JP S6023517 Y2 JPS6023517 Y2 JP S6023517Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- blade
- roller
- supply hole
- hermetic compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、冷凍冷蔵室や空気調和装置等に組込まれる密
閉形圧縮機に係り、特に密閉形圧縮機におけるシリンダ
内部への油供給装置に関する。
閉形圧縮機に係り、特に密閉形圧縮機におけるシリンダ
内部への油供給装置に関する。
この種の密閉形圧縮機においては、ロータのローラとブ
レード先端との当接面への油供給は、クランク軸に設け
た孔およびブレード側面から行なうものであり、かかる
油供給方式では、油の供給が十分でなく潤滑効果が低下
腰当接面の摩耗が大きくなり、さらにシリンダ内面とロ
ーラ外面とのオイルシールが十分でない。
レード先端との当接面への油供給は、クランク軸に設け
た孔およびブレード側面から行なうものであり、かかる
油供給方式では、油の供給が十分でなく潤滑効果が低下
腰当接面の摩耗が大きくなり、さらにシリンダ内面とロ
ーラ外面とのオイルシールが十分でない。
本考案は、上記した点に鑑みてなされたもので、圧縮装
置の軸受に、ブレードがローラによって後退した時シリ
ンダ室の低圧側に開口する油供給孔を穿設腰これによっ
てシリンダ室内に間欠的に油を供給するとともにシリン
ダとローラ間のオイルシールを完全に行ない得るように
した密閉形圧縮機を提供することを目的とする。
置の軸受に、ブレードがローラによって後退した時シリ
ンダ室の低圧側に開口する油供給孔を穿設腰これによっ
てシリンダ室内に間欠的に油を供給するとともにシリン
ダとローラ間のオイルシールを完全に行ない得るように
した密閉形圧縮機を提供することを目的とする。
以下本考案の一実施例を図面につき説明する。
第１図において符号１は、上下二つに分割ししかも油槽
２を形成した密閉ケーシングであって、この密閉ケーシ
ング１内にはロータリ形の電動圧縮装置３が設けられて
いる。
２を形成した密閉ケーシングであって、この密閉ケーシ
ング１内にはロータリ形の電動圧縮装置３が設けられて
いる。
上記電動圧縮装置３は、電動機４と圧縮装置５とより構
成され、電動機４のロータ６はステータ７に嵌装されて
おり、そのロータ６と一体をなすクランク軸８は上記圧
縮装置５の上側軸受９および下側軸受１０に回転自在に
軸支されている。
成され、電動機４のロータ６はステータ７に嵌装されて
おり、そのロータ６と一体をなすクランク軸８は上記圧
縮装置５の上側軸受９および下側軸受１０に回転自在に
軸支されている。
上記上側軸受９および下側軸受１０の間にはシリンダ室
１１が配設されて、シリンダ室１２を画ｔしている。
１１が配設されて、シリンダ室１２を画ｔしている。
上記クランク軸８のシリンダ室１２内に位置する部位は
偏心したロータ大径部１３が形成されていて、そのロー
タ大径部１３にはローラ１４が緩く嵌装されている。
偏心したロータ大径部１３が形成されていて、そのロー
タ大径部１３にはローラ１４が緩く嵌装されている。
また前記シリンダ１１には半径方向に延びるスリット１
５が形成され、そのスリット１５にばばね１６により常
時ローラ１４の外面に圧接するブレード１７が摺動自在
に配置されている。
５が形成され、そのスリット１５にばばね１６により常
時ローラ１４の外面に圧接するブレード１７が摺動自在
に配置されている。
したがってシリンダ室１２は偏心回転するローラ１４お
よびブレード１７により、低圧側室１８および高圧側室
１９が画成される。
よびブレード１７により、低圧側室１８および高圧側室
１９が画成される。
一方下側軸受１０には前記スリット１５の半径方向内端
部に開口する油供給孔２ｏが穿設されている。
部に開口する油供給孔２ｏが穿設されている。
上記油供給孔２０は、第２図ないし第４図に示すように
、シリンダ１１に設けたスリット１５の先端部分のシリ
ンダ低圧側に開口している。
、シリンダ１１に設けたスリット１５の先端部分のシリ
ンダ低圧側に開口している。
したがって油供給孔２０は通常ブレード１７の下面によ
って閉塞され、ローラ１４が上死点に達した時すなわち
ブレード１７がスリット１５内で最も後退した時のみ開
口する。
って閉塞され、ローラ１４が上死点に達した時すなわち
ブレード１７がスリット１５内で最も後退した時のみ開
口する。
しかしてローラ１４が上死点に達した時、ブレード１７
により開放された油供給孔２０から、油がスリット１５
に供給され、その油はケーシング内の圧力とシリンダ室
１２の低圧側室１８の圧力との圧力差によりローラ端面
とブレード先端の間に確実に導かれる。
により開放された油供給孔２０から、油がスリット１５
に供給され、その油はケーシング内の圧力とシリンダ室
１２の低圧側室１８の圧力との圧力差によりローラ端面
とブレード先端の間に確実に導かれる。
なお図中符号２１はシリンダ室１２の低圧側室１８に冷
媒を供給する吸込孔、２２はシリンダ室１２の高圧側室
１９から加圧した冷媒を排出する吐出孔、２３は油供給
孔２０と油槽２との接続する連結管である。
媒を供給する吸込孔、２２はシリンダ室１２の高圧側室
１９から加圧した冷媒を排出する吐出孔、２３は油供給
孔２０と油槽２との接続する連結管である。
以下作用を説明する。
クランク軸８の回転によりｑ−夕大径部１３に嵌装され
ているローラ１４はシリンダ室１２において偏心回転す
る。
ているローラ１４はシリンダ室１２において偏心回転す
る。
上記ローラ１４にはばね１６に弾発されたブレード１７
が圧接されており、ローラの偏心最大位置すなわちロー
ラ１４の上死点においては、ブレード１７はスリット１
５内で最も後退した位置に位置されている。
が圧接されており、ローラの偏心最大位置すなわちロー
ラ１４の上死点においては、ブレード１７はスリット１
５内で最も後退した位置に位置されている。
（第３図）上記ブレード１７が最も後退した位置に位置
する時、下側軸受１０に設けた油供給孔２０がスリット
１５に開口するように設定されているので、その時油槽
２の油が、油供給孔２０からスリット１５に供給される
。
する時、下側軸受１０に設けた油供給孔２０がスリット
１５に開口するように設定されているので、その時油槽
２の油が、油供給孔２０からスリット１５に供給される
。
すなわちこの油供給は、ケーシング１内の圧力とシリン
ダ室１２の低圧側室１８の圧力との差によって行なわれ
、スリット１５に導かれた油はローラ１４とブレード１
７との圧接面に供給される。
ダ室１２の低圧側室１８の圧力との差によって行なわれ
、スリット１５に導かれた油はローラ１４とブレード１
７との圧接面に供給される。
続いてローラ１４が回転すると、ローラ１４はスリット
１５から離れる方向に動き、このローラ１４に圧接する
ブレード１７はばね１６により、スリット１５から突出
する。
１５から離れる方向に動き、このローラ１４に圧接する
ブレード１７はばね１６により、スリット１５から突出
する。
（第４図）。したがって上記油供給孔２０はブレード１
７の下面により閉塞されることになり、油槽２からスリ
ット１５への油供給が停止される。
７の下面により閉塞されることになり、油槽２からスリ
ット１５への油供給が停止される。
さらにローラ１４が回転し、ローラ１４が第３図に示す
状態に位置されると、前記したように油供給孔２０がブ
レード１７により開口され、以下同様な作用を繰り返え
すことになる。
状態に位置されると、前記したように油供給孔２０がブ
レード１７により開口され、以下同様な作用を繰り返え
すことになる。
第５図は本考案の他の実施例を示すものであって、この
場合油供給孔２４が上側軸受９に設けられており、スリ
ット１５の半径方向内端部に開口するようになっている
。
場合油供給孔２４が上側軸受９に設けられており、スリ
ット１５の半径方向内端部に開口するようになっている
。
そしてこの油供給孔２４は連結管２５を介して油槽２に
連結されている。
連結されている。
以上述べたように本考案によれば、軸受のスリットに設
けた油供給孔をブレードによりローラが上死点に達した
時にのみ開口し、密閉ケーシング内とシリンダ室内との
圧力差によりローラとブレードの圧接面に油を供給せし
めるようにしたので、上記圧接面への油供給が確実とな
り潤滑性能が向上するとともに、シリンダとローラとの
間のオイルシール効果も向上する等の効果を奏する。
けた油供給孔をブレードによりローラが上死点に達した
時にのみ開口し、密閉ケーシング内とシリンダ室内との
圧力差によりローラとブレードの圧接面に油を供給せし
めるようにしたので、上記圧接面への油供給が確実とな
り潤滑性能が向上するとともに、シリンダとローラとの
間のオイルシール効果も向上する等の効果を奏する。
第１図は本考案の密閉形圧縮機の断面図、第２図は要部
拡大図、第３図および第４図は作用説明図、第５図は実
施例を示す説明図である。 １・・・・・・密閉ケーシング、４・・・・・・電動機
、５・・・・・・圧縮装置、６・・・・・田−タ、８・
・・・・・クランク軸、１０・・・・・・下側軸受、１
２・・・・・・シリンダ室、１３・・・・・・ロータ大
径部、１４・・・・・田−ラ、１５・・・・・・スリッ
ト、１７・・・・・・ブレード、１８・・・・・・低圧
側室、２０・・・・・・油供給孔。
拡大図、第３図および第４図は作用説明図、第５図は実
施例を示す説明図である。 １・・・・・・密閉ケーシング、４・・・・・・電動機
、５・・・・・・圧縮装置、６・・・・・田−タ、８・
・・・・・クランク軸、１０・・・・・・下側軸受、１
２・・・・・・シリンダ室、１３・・・・・・ロータ大
径部、１４・・・・・田−ラ、１５・・・・・・スリッ
ト、１７・・・・・・ブレード、１８・・・・・・低圧
側室、２０・・・・・・油供給孔。
Claims (1)
- 密閉ケーシング内に電動機とこの電動機に直結した圧縮
装置を備えた密閉形圧縮機において、前記圧縮装置の軸
受に、ローラに圧接するブレードが後退位置に移動した
時にシリンダ室の低圧側に開口する油供給孔を穿設腰そ
の油供給孔の他端を連結管を介して高圧側に位置する油
槽に連通したことを特徴とする密閉形圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976020847U JPS6023517Y2 (ja) | 1976-02-24 | 1976-02-24 | 密閉形圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1976020847U JPS6023517Y2 (ja) | 1976-02-24 | 1976-02-24 | 密閉形圧縮機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52112512U JPS52112512U (ja) | 1977-08-26 |
| JPS6023517Y2 true JPS6023517Y2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=28480843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1976020847U Expired JPS6023517Y2 (ja) | 1976-02-24 | 1976-02-24 | 密閉形圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023517Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59103891U (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-12 | 三菱電機株式会社 | 密閉形回転式圧縮機 |
| SA94140669B1 (ar) * | 1993-04-27 | 2006-03-01 | كارير كوربوريشن | ضاغط دوار مع حقن للزيت |
| JP4174766B2 (ja) * | 2003-10-06 | 2008-11-05 | 三菱電機株式会社 | 冷媒圧縮機 |
-
1976
- 1976-02-24 JP JP1976020847U patent/JPS6023517Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52112512U (ja) | 1977-08-26 |
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