JPS60234111A - 機械の取付固定のセンタ−リング調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は、産業機械、例えば、遠心圧縮機などの流体
機械を取付は固定するときの該機械の脚部と基礎架台と
のセンターリング調整装置に関する。

〔発明の背景〕

（１） 従来公知の産業機械に於いて、基礎架台上に、例えば、
遠心形圧縮機を取付けるときは、圧縮機自体が複数段と
なり複数の圧縮機を組合せて行うようになっている。特
に、取付けるときは、駆動装置と圧縮機とは共に一体形
架台上に載置させる構造となっている。

そして、その取付けは、前記形式の遠心形圧縮機の場合
には、駆動装置と圧縮機間の軸間距離、そして圧縮機間
の軸間距離を適正な値に調整できるものとする必要があ
る。そこで従来は各装置と機械を実際に載置した後、該
各部材を相対的に移動させて位置を決定するようにして
いた。

この作業は大重量物の搬送作業となるため多くの時間と
手間がかかる。また、複数台の機械が同−架台上で連結
設置するので調整量が重複して、困難な作業であった。

一方、架台上での機械類は稼動中の熱変形等があるため
固定すると同時に変形量を逃がす必要がある。このため
例えば機械の脚部４個所中軸対称の２個所に切欠インロ
一部を設け２このインロー（２） 部に位置決め用材としてのスライドキーを介して機械位
置の固定をしている。（第千図参照）スライドキー５の
位置だけは確実に架台ｌの座面に固定する。この固定構
造としては、従来は通常のノックピン９を使用していた
。

このノックピンは機械の稼動中の振動、スラスト力等の
外力に耐える必要があることから相当大径のものを使用
しなければならず、したがって、ノックピンを挿入する
ためのノック穴加工はスライドキー５と架台ｌとの合わ
せ同時加工であって、中大型の工作機械で行なわねばな
らなかった。

更に、上記穴加工の前に予め架台上に機械を設置し、位
置決め後、スライドキーを架台上に設置し仮固定してお
く必要もあった。

又上記のノック穴加工時の段取りとして、架台の大きさ
にもよるが、架台工作機械のところへ運ぶか、工作機械
を架台のある場所へ運ぶかする必要があった。

ところが、工作機械のところへ運ぶ場合、大規模かつ大
重量であるものの場合にはこの漉がしば（３） しば問題になっていた。また、工作機械を基礎架台のと
ころへ運ぶ場合は、加工するための作業場が必要であっ
て、箱形の欽定盤を積み−Ｌげて作業場を確保する等が
必要がであった。そこで作業環境面での問題をなくすた
めに準備段階に多くの時間と費用、期間を必要としてい
た。

〔発明の目的〕

この発明は、上記部々の問題を解消することを目的とす
るもので、機械の設置後に直ちにその設置位置に於いて
位置固定できる機構を備えたセンターリング調整装置を
提供することにある。

〔発明の概要〕

この発明は、基礎架台−りに機械を取付けるセンターリ
ング装置に於いて、基礎架台−ヒの架台脚部と機械部と
を偏芯段付ノックピンを用いて調整可能にスライドキー
を取付固定するものである。

ノックピンが偏芯部分を持つ為に多少スライドキーが変
位することは容易な構造となっている。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説（４） 明する。

基礎架台１上には、機械２Ａ、２Ｂ及び駆動装置３が基
礎架台上から延出する架台脚部ＩＡ。

ＩＢ上に取付けられる（第１図及び第２図参照）。

架台脚部ＩＡ、ＩＢには前記機械２Ａ、２Ｂの機械脚部
６が対応して載置し取付けられる。

この架台脚部ＩＡ、ＩＢと機械脚部６との関係を詳述す
ると、第３図及び第４図に示されるように、機械脚部６
には、切欠インロ一部７が設けてあり、スライドキー５
が適当なスキマ公差をもって嵌合される。

該スライドキー５には、また、偏芯段付ノックピン４の
挿入用のノック穴５ａ及び固着ボルトの径より大なる穴
５ｂが設けられている。（第５図及び第６図参照）。

一方架台脚部ＩＡ、ＩＢには、スライドキー５の前記ノ
ック穴５ａに対応する円孔８ａ及び前記固着ボルト穴５
ｂに対応するネジ穴８ｂが設けられている。（第７図及
び第８図番・照）。

本発明に使用される偏芯段付ノックピン４は、（５） 第９図から第１１図に示されるように、基部４ａ、挿入
部４ｂ及び半円の止めネジ穴４ｃを設ける。

上方には適宜の回動用の角形部４ｄなネジ部４ｅを設け
るが、自動できる形状のものであれば円形部であっても
よく特に限定されない。

次に、二の発明の一実施について作用を説明する。

機械２Ａ、２Ｂ及び駆動装置３を基礎架台１上に載置し
て取付けるために、架台脚部ＩＡ、ＩＢ　’上に機械脚
部６を合致させ載置′する。

この実施例では、機械脚部６は４個所′あるので　□実
際に取付固定するのは、その内２個所を位置決めして行
う。これは、機械の稼動中の温度上昇及び内圧上昇によ
る機械全体の熱膨張等があり、脚部全てを位置決めして
固定することはない。

全体の芯出しを完了したところで、偏芯段付ノックピン
４をスライドキー５及び架台脚部ＩＡ。

１Ｂへ挿入する。

該ノックピン４の挿入部４ｂは、架台脚部ＩＡ。

１Ｂの円孔へ挿入され、基部４ａは、スライドキ（６） −５のノック穴５ａへ挿入される。

これで、スライドキー５は、機械脚部６ａの切欠インロ
一部７と固着取付は準備が完了する。

次いで、該位置でスライドキー５が、切欠インロ一部７
内で合致するように調整して、偏芯段付ノックピン４を
適宜回動させて挿入する。

第３図に示すように、その際スライドキー５は切欠イン
ロ一部７を多少摺動しえるように隙間部が通常設けられ
ているので、適宜の位置で移動して止まる。

スライドキー５の位置が定まると偏芯段付ノックピン４
が回動しないように半円の止めネジ穴４ｃに対応するネ
ジ穴をスライドキー５にも対応して設ける。

いわゆるキー止めを施すのであるが、予め止めネジ穴４
Ｃに対応してスライドキー５側にも複数の半円の穴を設
けておいて、適宜回動して合致させるようにしておいて
も構わない。そして止めネジ８を該ネジ穴へ螺着する。

このようにして位置固定が簡易になされると、（７） 固着ボルト９が固着ボルト穴５ｂに螺着されてスライド
キー５が固着取付けられる。

ノック穴５ａ及び固着ボルト穴５ｂは、固着ボルト９の
径に比べ大径であるので多少のスライドキー５の移動分
は補償できる。

なお、この実施例では、二台の機械の取付目について説
明したが、それ以下又は以上の台数についても適用でき
ること勿論のことである。

〔発明の効果〕

本発明は以上のことから、基礎架台上への機械位置決め
後の固定のための仮設置、仮心出し位置決め作業と機械
の脚部、または位置決め用材等と架台とのノック通しあ
け機械加工を省略することが可能となる。又直接現地に
て心出し設置、固定も直ちに可能となる。

更に、機械や駆動装置を架台」二に設置する場所で位置
決め後、即固定できるから、ノック穴通しあけのための
品物、または工作機械の移動、さらに作業場の構設等の
段取準備作業をなくすことができる。

（８） そして、上記作業がなくなることから製品の製作期間を
短縮させることができる。

又熱膨張したときも、スライドキーが膨張に対しては許
容しえる構造となっており対応ができる等幾多の優れた
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を説明するための機械の平面配置、第２
図は第１図の正面図、第３図は本発明の一実施例を示す
機構平面図、第４図は第３図の要部断面図、第５図はス
ライドキーの平面図、第６図は第５図の正面図、第７図
は架台の穴加工平面図、第８図は第７図の要部断面図、
第９図は偏心段付ノックピンの正面図、第１０図は第９
図の平面図、第１１図は第１０図のＡ−Ａ方向の側面図
である。 ｌ・・・基礎架台、２Ａ、２Ｂ・・・機械、４・・・偏
心段付ピン、５・・・スライドキー、６・・・機械脚部
、７・・・切欠インロ一部、８・・・止めネジ、９・・
・固着ボルト。 代理人　弁理士　高橋明夫 （９） 竿Ｉ囚 子３０ 茅　４目 ８与　６０Ｌ 牛５固 等４囚 牛ｑ　図 ′４３呂 穿　９　目 茅、ｔｏ口 、ｒｒ 某ｌ１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、機械を基礎架台上に取付けるものに於いて、機械の
   機械脚部を基礎架台の架台脚部上へ載置し、両脚を位置
   決め用の偏芯段付ノックピン及びスライドキーとの組合
   せにより取付は固定することを特徴とする機械の取付固
   定のセンターリング調整装置。 ２、特許請求の範囲第１項記載のセンターリング調整装
   置に於いて、偏芯段付ノックピンは、基部及び挿入部よ
   り成る構造。