JPS60232581A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔本発明の目的〕 本発明は、湿式電子写真において、定着時に、画像の縁
に乱れができるのを防止するようにシた定着装置に関す
る。

〔本発明の背景〕

直接法の湿式電子写真においては、感光紙を帯電させ、
パターン露光した後、トナーを含んだ現像液で現像する
と、マイナス電荷部たる画像部番；、プラス電荷のトナ
ー粒子が吸着する。

ついで、絞りロールによってスクイーズされたのち５紙
ベース等に定着されるが、ν＼＜、＄−ん力＼の現像液
が残っている。

定着手段としては、昇温の早いメリットを主力１して、
ランプ定着が行われるが、この際、散乱光と熱によって
感光紙上のマイナス電荷が失われ、その部分は、トナー
粒子が保持されなくなり、画像部と非画像部とで、トナ
ー粒子による濃度勾配が生じる結果、画像部から非画像
部へのトナー粒子の拡散が起こり、画像に「にじみ」も
しく番よ「崩れ」等を生じて１画質は低下すると＆Ｎう
結果をまねいていたと思われる。

〔従来技術〕

従来は、この画質の低下を無視してランプ定着を行った
り、又は、感光紙を熱板に接触させるという手段が採ら
れていたが、ヒーターの立上がりや、熱板への接触状態
のいかんにより、定着ムラが生じるのを避けることはで
きなかった。

〔本発明の目的〕

本発明は、定着用ランプヒーターを使用しながら、その
発する光の中、感光紙におけるＺｎＯに対する分光感度
域のものを、簡単な手段で、除去することにより、上記
した問題点を解消するようにしたものである。

〔本発明の構成〕

本発明の特徴とするところは、透光性ガイドにより案内
されて送られる現像済みの感光紙を、定着用ランプヒー
ターをもって定着させるようにした湿式電子写真におけ
る定着装置において、前記定着用ヒーターから照射され
る光線を、感光紙し；おけるＺｎＯの分光感光域の波長
のものを除去しつるフィルターを通過させた後、感光波
長域の波長を出さないようにして、又は、ランプヒータ
ーに印加する電圧を下げて、感光紙に照射させるように
構成したことにある。

〔実施例の構成〕

以下、本発明の一実施例を説明する。

図は、ＺｎＯ感光紙を、帯電、露光、湿式現像。

ランプ（ハロゲンランプ）による定着の過程を経て、オ
フセット印刷版を作るための一連の装置における定着装
置に、本発明を適用した例を、湿式現像装置とともに、
略示する縦断側面図である。

なお以下の説明において、感光紙の進行方向を前（逆も
同様）とする。

図において、（１）（２）は、僅小の間隙をもって上下
に対向する現像板で、その後方、すなわち入口側には、
上下対をなす送りローラー（３）（４）が、同じく前方
、すなわち出口側には、上下対をなす絞りローラー（５
）（６）が設けられている。

現像板（１）（２）の下方には現像槽（７）が設けられ
、同槽（７）内の現像液（８）は、モーター（９）駆動
式のポンプ（１０）により汲み上げられ、導管（１１）
を介して、現像板（１）（２）の間へ噴射されるように
なっている。

絞りローラー（５）（６）の直前には、進行方向に対し
て一定角度で傾斜する多数の支杆よりなり、かつ僅小の
間隔をもって上下に対向するガイド（１２）　（１３）
が設けられている。

上側のガイド（１２）の上方前部には、１個の定着用ヒ
ーター（１４）が、また、下側のガイド（１３）の下方
には、前後に並ぶ２個の定着用ヒーター（１４）（１４
）が設けられている。

各ヒーター（１４）は、管状のハロゲンランプヒーター
であり、それと同軸をなす着色石英管フィルター（１５
）により覆われ、かつ各案内板（１２）　（１３）の方
向に開口する断面Ｕ状のアルミニウムまたはステンレス
鋼等よりなる反射板（１６）で囲まれている。

そのため、着色石英管フィルター（１５）によって定着
用ヒーター（１４）の光の中、ＺｎＯの分光感度域の波
長（６００ｎｍ以下）のものは除去され、感光紙に影響
を与えることのないものとなる。

上側のガイド（１２）及び定着用ヒーター（１４）は、
下傾する後端部が、ガイド（１２）の上面後端に近接し
、かつ前端部が、ガイド（１２）の前端部上方に位置す
る覆板（１７）をもって覆われ、覆板（１７）の前端部
下側には、排気ファン（１８）が設けられている。

下側のガイド（１３）及び定着用ヒーター（１４）　（
１４）は、側面形がＵ状をなす覆板（１９）をもって覆
われ、覆板（１９）の底部には、送気ファン（２０）が
設けられている。

下部覆板（１９）の内側における後位の定着用ヒーター
（１４）の直後には、上端が下側ガイド（１３）に近接
し、かつ下端が、送気ファン（２０）の後部上方に位置
する導気板（２１）が設けられている。

この導気板（２１）は、気流が、送気ファン（２０）か
ら送気ファン（１８）へショートカットすることなく、
できるだけ、ガイド（１２）　（１３）の全面を、均一
状態で通過するように案内するためのものである。

ガイド（１２）（１３）の直前には、上下対をなす送り
出しローラー（２２）　（２３）が設けられている。

感光面を下面として、送りローラー（３）（４）により
現像板（１）（２）の間へ送り込まれた感光紙（２４）
上の潜像は、現像板（１）（２）の間において噴射され
る現像液（８）により、顕像化される。

感光紙（２４）に付着している現像液の溶媒分の大部分
は、絞りローラー（５）（６）により絞り取られるが、
若干は、感光紙（２４）に付着したままに残る。

次に、この感光紙（２４）は、ガイド（１２）（１３）
の間へ送られ、送気ファン（２０）からの気流により、
下側ガイド（１３）に接触することなく、浮上状態で前
進する。

この間に、定着用ヒーター（１４）による光照射により
、感光紙（２４）上の画像は定着されて送り出されるが
、前述のように、定着用ヒーター（１４）の光の中、Ｚ
ｎＯの分光感度域の波長のものは除されているので、感
光紙（２４）に影響を与えることはなｔ嵐。

前記説明は、フィルターを挿入する例に関するものであ
るが、別の実施例として、ランプにがける電圧を低く押
えることによっ゛て、感光紙の分光感度域の波長を出さ
ずに、熱線のみ出すようにしてもよい。

〔実施例の効果〕

感光紙（２４）上の画像の縁が乱れるのが防止され、切
れの良い画質を得ることができる。

また、感光紙（２４）の感光面が、下側ガイド（１３）
に接触することのないように、浮上状態で送られること
により、より助長される。

しかも、定着用ヒーターとしてハロゲンランプを使用し
ているので、温度の上昇下降は迅速であり、作業能率は
高い。

さらに、又ランプに印加する電圧を低くすることは、極
めて簡単なことであり、余分なコストは−切かからない
というメリットがある。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の一実施例を、現像装置とともに略示する
縦断側面図である。 （１）（２）現像板　（３）（４）送りローラー（５）
（６）絞りローラー　（７）現像槽（８）現像液　（９
）モーター （１０）ポンプ　（１１）導　管 （１２）　（１３）ガイド　（１４）定着用ヒーター（
１５）着色石英管フィルター （１６）反射板　（１７）覆　板 （１８）排気ファン　（１９）覆　板 （２０）送気ファン　（２１）導気板 （２２）　（２３）送り出しローラー （２４）感光紙 手続補正書翰船 昭和５９年１２月２７日 特許庁長官志賀学殿 １、事件の表示 昭和５９年特許願第　８８４７０号 ２、発明の名称　定　着　装　置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住所 名　称　大日本スクリーン製造株式会社（他１名） ４、代理人 〒１０５　電話５０８−８６８６　（代表）　“５、補
正命令の日付　自　発 ６、補正の対象　明細書の「特許請求の範囲」、［発明
の詳細な説明ｊの欄 ７、補正の内容　別紙の通り （１）明細書第１頁第５行目〜第２頁末行（特許請求の
範囲）を別紙のように訂正する。 （２）同第４頁第１１〜１２行 ｒＺｎｏに対する分光感度域のものを、」を「分光感度
域の波長のものを、」と訂正する。 （３）同第５頁第１行 ｒＺｎｏの」を削除する。 （４）同第９頁第３行の次に、改行して。 「さらに、前記説明においては、感光紙の例として、Ｚ
ｎＯのみをあげて詳述したが、これに限定されるもので
はなく、例えば、Ｔ　ｉ　Ｏ，、ｏｐｃ　（有機物光導
電体）等を使用した感光紙にも適用できる。」を加入す
る。 （５）同第９頁第９行目 「ることにより、」の次に 「画質の向上は」を加入する。 （６）同第９頁第１３行目 「さらに、」の次の「又」を削除する。 （以上） （特許請求の範囲） （１）湿式直接法電子写真の定着装置において、定着用
ヒーターから照射される光線が、感光紙の分光感度域の
波長を除去したものであることを特徴とする定着装置。 （２）定着用ヒーターが、ハロゲンランプヒーターであ
り、かつ分光感度域を除去しうるフィルターを、感光紙
との間に挿入したことを特徴とする特許請求の範囲第（
１）項に記載の定着装置。 （３）フィルターが、着色石英管からなる特許請求の範
囲第（２）項に記載の定着装置。 （４）定着用ヒーターへの印加電圧を下げることにより
、感光紙の分光感度域の波長が出ないようにしたヒータ
ーとした特許請求の範囲第（１）項に記載の定着装置。 （５）定着用ヒーターが、ハロゲンランプである特許請
求の範囲第（４）項に記載の定着装置。 （６）僅小の間隔をもって、上下に対向配置した現像済
みの感光紙を、定着用ヒーターをもって定着させるよう
にした湿式電子写真における定着装置において、前記定
着用ヒーターから照射される光線を、感光紙蜆ｓ　ｉｔ
　ａ分−光感光域の波長のものを除去しうるフィルター
を通過させた後、感光紙に照射させるように構成し、さ
らに、感光紙が＋０下側の透光性ガイドに接触すること
のないように、その下方から上方へ向かって送気する送
気手段を１利だことを特徴とする定着装置。 （７）ガイドが、感光紙の進行方向に対して傾斜する多
数の案内杆よりなることを特徴とする特許請求の範囲第
（６）項に記載の定着装置。 （８）定着用ヒーターが、ハロゲンランプヒーターであ
る特許請求の範囲第（６）項または第（７）項に記載の
定着装置。 （９）フィルターが、着色石英管からなる特許請求の範
囲第（６）項ないし第（８）項のいずれかに記載の定着
装置。

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. （１）湿式直接法電子写真の定着装置において、定着用
   ヒーターから照射される光線が、感光紙の分光感度域の
   波長を除去したものであることを特徴とする定着装置。
2. （２）定着用ヒーターが、ハロゲンランプヒーターであ
   り、かつ分光感度域を除去しうるフィルターを、感光紙
   との間に挿入したことを特徴とする特許請求の範囲第（
   １）項に記載の定着装置。
3. （３）フィルターが、着色石英管からなる特許請求の範
   囲第（２）項に記載の定着装置。
4. （４）定着用ヒーターへの印加電圧を下げることにより
   、感光紙の分光感度域の波長が出ないようにしたヒータ
   ーとした特許請求の範囲第（１）項に記載の定着装置。
5. （５）定着用ヒーターが、ハロゲンランプである特許請
   求の範囲第（４）項に記載の定着装置。
6. （６）僅小の間隔をもって、上下に対向配置した通気可
   能の透光性ガイドにより案内されて送られる現像済みの
   感光紙を、定着用ヒーターをもって定着させるようにし
   た湿式電子写真における定着装置において、前記定着用
   ヒーターから照射される光線を、感光紙におけるＺｎＯ
   の分光感光域の波長のものを除去しうるフィルターを通
   過させた後、感光紙に照射させるように構成し、さらに
   、感光紙が下側の透光性ガイドに接触することのないよ
   うに、その下方から上方へ向かって送気する送気手段を
   備えることを特徴とする定着装置。
7. （７）透光性ガイドが、感光紙の進行方向に対して傾斜
   する多数の案内杆よりなることを特徴とする特許請求の
   範囲第（６）項に記載の定着装置。
8. （８）定着用ヒーターが、ハロゲンランプヒーターであ
   る特許請求の範囲第（６）項または第（７）項に記載の
   定着装置。
9. （９）フィルターが、着色石英管からなる特許請求の範
   囲第（６）項ないし第（８）項のいずれかに記載の定着
   装置。