JPS60231578A - スポツト溶接機の電極チツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、スポット溶接機に使用する電極チップに関す
るものである。

（従来の技術） 従来のスポット溶接機の電極チップとしては、例えば、
第６図から第８図に示す特開昭５３−６２７５４号に記
載されているようなものが知られている。

この従来のスポット溶接機の電極チップは、チップ本体
１と、該チップ本体１に着脱可能なチップ部４と、前記
チップ本体１の内部に形成され冷却水が供給及びリター
ンされる冷却水孔９と、前記チップ本体ｌの先端部に開
孔され前記チップ部４が嵌込まれるチップ部取付孔５と
、を備えたもので、チップ部４が着脱可能であることと
、電極チップの高さくｈ）が低いために狭い個所にも挿
込んで溶接することができる、という特徴を有するもの
であった。

尚、前記冷却水孔９内には冷却水供給チューブ１１が設
けられ該チューブ１１内を冷却水が供給され、チューブ
１１と冷却水孔９の間を冷却を終えた水がリターンされ
るものである。

従って、被溶接物Ａをこの電極チップともう一方の電極
チップＢとで挾んだ後に加圧通電ｙせ溶接を行い、かつ
、その際に加熱されたチップ部４を冷却水孔９に循環さ
れる冷却水でもって冷却させるものであった。

尚、この従来例は、ガンアーム２，２ｏの形状がＣの形
をしたＣカンと呼ばれるスポット溶接機を例にとった。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、このような従来のスポット溶接機の電極
チップにあっては、冷却水孔９がチップ部４まで達して
いない構造となっていたために、連続で多くのスポット
溶接を行う場合には、冷却が不充分となって過熱され、
チップ本体１とチ。

ブ部４との嵌込部が変形したり、また、チップ部４の先
端の摩耗も早く、先端形状も崩れてしまうという問題点
を有するものであった。

（問題点を解決するための手段） そこで、上述のような問題点を解決するために本発明は
、チップ本体と、該チップ本体に着脱可能なチップ部と
、前記チップ本体の内部に形成され冷却水が供給及びリ
ターンされる冷却水孔と、前記チップ本体の先端部に開
孔され前記チップ部が嵌込まれるチップ部取付孔と、を
備えたスポット溶接機の電極チップにおいて、前記チッ
プ本体に冷却水孔とチップ部取付孔とを連通させる冷却
水供給通路と、該冷却水供給通路に略並行して形成され
、該冷却水供給通路と前記チップ部取付孔とを連通ξせ
る冷却水リターン通路とを形成させたこととした。

（作　用） 従って、チップ部を冷却する冷却水は冷却水孔から冷却
水供給通路を通ってチップ取付孔に至りチップ部に直接
触れてチップ部を冷却した後に、冷却水リターン通路を
通って冷却水孔にリターンされるものである。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。

尚、この実施例を述べるにあたって、従来の構成と同一
部分には同一符号を付して説明する。

まず、第１図及び第２図に示す第１実施例について構成
を説明する。

ｌはチップ本体であって、ガンアーム２の先端にナツト
３によって取付けられている。

４はチップ部であって、前記チップ本体１の先端部に傾
斜させて開孔されたチップ部取付孔５に着脱可能に嵌込
まれているもので、半球状の頭部６と下端を面取りした
中空の円柱部７とから形成されており、該円柱部７には
冷却孔８が形成されている。

９は冷却水孔であって、冷却水が供給及びリターンされ
るもので、この冷却水孔９は前記チップ本体１の一端か
らチップ本体１の軸心に穿設されている。

１０は冷却水供給通路であって、前記冷却水孔９の先端
から軸心を共通にして前記チップ部取付孔５まで穿設さ
れている。

１１は冷却水供給チューブであって、スポット溶接機本
体（図示せず）より前記チップ部取付孔５まで冷却水を
供給するもので、この冷却水供給チューブ１１は、前記
冷却水供給通路１０に先端が嵌合されている。

１２は冷却水リターン通路であって、前記冷却水孔９と
チップ部取付孔５とを連通させて、該チップ部取付孔５
に供給された冷却水を冷却水孔９に送り返すもので、こ
の冷却水リターン通路１２は、前記チップ本体１の一端
よりチップ部取付孔５と冷却水孔９とに僅かに触れるよ
うに穿設されており、外部への開口は真ちゅうをろうづ
けさせたろうづけ部１３を設けて閉ざされている。

尚、１４はフランジであって、前記ナツト３に係止され
るもので、また、１５はガンアーム２に形成された冷却
水孔である。

次に、第１実施例の作用を説明する。

冷却水孔９の内部に設けられた冷却水供給チューブ１１
から供給される冷却水は、まず、冷却水供給通路１０に
送られ、その後、チップ部取付孔５及びチップ部４の冷
却孔８に送られる。

そして、冷却孔８でチップ部４の熱を吸収した冷却水は
、冷却水リターン通路１２を通って冷却水孔９にリター
ンされ、冷却水供給チューブ１１と冷却水孔９の間を通
ってスポット溶接機本体（図示せず）ヘリターンされる
。

次に、第３図に示す第２実施例について説明する。

この実施例は、チップ部として、円柱部７の外周に沿っ
て冷却溝７１が形成されているチップ部４１を用いた例
である。

次に、第４図に示す第３実施例につりＸて説明する。

この実施例は、チップ部として、円柱部７に縦方向の細
隙部７２が形成されているチ・ンプ部４２を用いた例で
ある。

次に、第５図に示す第４実施例について説明する。

この実施例は、チップ部として、円柱部７に縦方向の冷
却溝７３を複数設けたチップ部４３を用し）た例である
。

尚、第２実施例〜第４実施例に関し、他の構成及び作用
効果については第１実施例と同様であるので説明を省略
する。

以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、具
体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲における設計変更等があって
も本発明に含まれる。

例えば、チップ部取付孔５は、チ・ンプ本体ｌの軸線に
対して垂直から少し傾けているが、垂直であってもよい
し、また傾斜角度は自由である。

また、冷却水供給通路１０及び冷却水リターン通路１２
は、それぞれ−木づつ形成したが複数であってもよい。

また、冷却水供給チューブ１１の先端は、冷却水供給通
路１０に嵌合させているが冷却水供給チューブ１１の方
が細くてもよいし、あるいは、冷却水供給通路１０の直
前に配設してもよい。

また、チップ部４，４１，４２．４３の頭部６の形状は
半球状に限られず、あるいは、円柱部７は冷却孔８や冷
却溝７１．７３等を形成させることなく中実に形成して
もよい。

また、冷却水リターン通路１２のろうづけ部１３は、ネ
ジ止め等信の手段でもよい。

上述のように本発明によれば、電極チップのチップ本体
に冷却水孔とチップ部取付孔とを連通させる冷却水供給
通路と冷却水リターン通路とを形成させたので、チップ
部の冷却効率が非常に向上され連続して多くの溶接を行
なってもチップ部が過熱されることがなくなるために、
チップ本体とチップ部との嵌込部が変形したり、また、
チップ部の先端の摩耗が早くなったり、先端形状が崩れ
てしまうといったことがなくなるという効果が得られる
。

また、第１実施例にあっては、上述の効果に加えて、チ
ップ部４をチップ本体１に対して傾斜させて嵌込んでい
るので、両者の接触面積が増し、チップ部４とチップ本
体ｌとの嵌込部の強度がより増すものであり、しかも、
チップ部４に冷却孔８を形成させているので、よりチッ
プ部４を冷却させることができる。

また、冷却水供給チューブ１１を冷却水供給通路１０に
嵌合させているので、冷却水の循環がスムーズであり、
チップ部４の冷却をより効率よくさせることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明第１実施例のスポット溶接機の電極チッ
プを示す断面図、第２図は第１実施例のＩ−Ｉ断面図、
第３図は本発明第２実施例のチップ部を示す側面図、第
４図は本発明第３実施例のチップ部を示す側面図、第５
図は本発明第４実施例のチップ部を示す側面図、第６図
及び第７図は従来例の電極チップを示す断面図、第８図
は従来例の電極チップの使用例を示す側面図である。 ｌ・・・チップ本体 ４・・・チップ部 ５・・・チップ部取付孔 ９・・・冷却水孔 ｌＯ・・・冷却水供給通路 １１・・・冷却水リターン通路 特　許　出　願　人 日産車体株式会社 第３図　第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）チップ本体と、該チップ本体に着脱可能なチンプ部
   と、前記チップ本体の内部に形成され冷却水が供給及び
   リターンされる冷却水孔と、前記チップ本体の先端部に
   開孔され前記チップ部が嵌込まれるチップ部取付孔と、
   を備えたスポット溶接機の電極チンプにおいて、前記チ
   ップ本体に冷却水孔とチンプ部数句孔とを連通させる冷
   却水供給通路と、該冷却水供給通路に略並行して形成さ
   れ、該冷却水供給通路と前記チップ部取付孔とを連通さ
   せる冷却水リターン通路とを形成させたことを特徴とす
   るスポット溶接機の電極チップ。