JPS60225866A

JPS60225866A - 多段現像装置

Info

Publication number: JPS60225866A
Application number: JP59083299A
Authority: JP
Inventors: Mutsuo Watanabe; 渡辺　睦夫
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1984-04-25
Filing date: 1984-04-25
Publication date: 1985-11-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（技術分野）本発明は、現像ローラを複・数本を備えた、複写機等に
使用される多段現像装置に関する。

（従来技術）感光体に形成された静電潜像を、現像剤を用いて顕像化
する複写機等においては、現像器などから現像剤が飛散
し、この飛散現像剤が周囲の機器に付着して、これを汚
損させたり、コピー品質を低下させたシする。

か＼る不具合を解消した技術として、例えば、特公昭５
８−９０６６６号公報によるものが提案されている。こ
の例は、現像装置の出口部に磁石を配置し、この磁石で
飛散磁性現像剤を捕集するようにしたものとなっていて
、この例は、磁性現像剤を用いる１成分現像方式には有
効的に適用され得るものの、非磁性トナーを用いる２成
分現像方式には、トナーを捕集することに困難性があり
、適用しにくいものとなっている。

ところで、静電潜像を顕像化する他の現像装置として、
感光体の移動方向に対し、上流側から下流側に向けて複
数本の現像ローラを配列した多段の現像装置が提案され
ているが、この種の現像装置においても、現像剤の飛散
を１ぬかれ得ない状況となっている。

（目　的）本発明は、斜上の点に鑑みなされたものであって、現像
剤の種類にか＼わらず、現像剤の飛散を軽減化し、現像
能力の向上化も併せて図９得るようにした多段現像装置
を提供することを目的とする。

（構　成）本発明の構成について、以下、実施例に基づき説明する
。

図は、本発明の１実施例である多段現像装置の概略断面
図を示している。

か５る現像装置は、現像部１と、トナー補給部２とから
構成されている。現像部１は、現像ローラとしての非磁
性スリーブ３，４．５を備えている。３本の非磁性スリ
ーブ３，４．５は、ベルトラ状の感光体６の矢印の向きの回転方向に対して、上流側
から下流側に向けてベルトの傾斜方向に沿つて順次、配
列されている。

非磁性スリーブ（以下、スリーブと言う）３゜４．５は
、これらの内部において回転不能に固定された磁石７に
対して、矢印の向きにそれぞれ回転駆動されるようにな
っている。

スリーブ３，４．５は、内部の磁石７の作用によシ、磁
性キャリアおよびトナーとから成る２成分現像剤８を吸
着して担持しつつ、回転し、感光体６と対向する領域で
マグネットブラシ１０．　１１゜１２をそれぞれ形成し
て、感光体６の静電潜像を現像する。

感光体６０回転方向に対し、スリーブ３の上流側には、
ブラシ状の現像剤飛散防止部材１３が設けられていて、
この部材１３は、現像剤の運動に伴なって発生するトナ
ーの飛散を防止する。

また、スリーブ５の下流側には、回収スリーブ１４が設
けられていて、この回収スリーブ１４は感光体６に付着
した磁性キャリアを回収する。

ここで、本発明実施例装置の特徴とするところは、図に
示すスリーブ３，４．５のうち、最下流のスリーブ５の
直径を、他のスリーブのそれよシも大とし、かつ、各ス
リーブの周速を等しくすることにある。

今、最下流のスリーブ５の直径をＤｂ、他のスリーブの
直径をＤｕ　（Ｄｏ（ＤＩ、　）　、磁性キャリアの質
量をｍ。、トナーの質量をｍＴ、スリーブの周速をＶと
するものとして、各スリーブの周速（ｖ）が同一である
場合、各スリーブの外周上を部分的に等連日運動する磁
性キャリアならびにトナーの受ける遠心力は次の式で示
される。こ＼で、か＼る遠心力に関し、最下流スリーブ
上での磁性キャリアならびにトナーが受ける遠心力をＦ
’ｉｃ　、　ＦＩＴとし、その他のスリーブ上での磁性
キャリアならびにトナーが受ける遠心力をＦ２０　＋　
Ｆ２Ｔとしておく。

（α）最下流スリーブ上での遠心力Ｃｂ）　その他のスリーブ上での遠心力上記式よシ、Ｄ
ＬはＤｕより犬であるから、遠心力の大小関係は次の如
くになる。

Ｆｌｃ　＜　Ｆ２０　＋　ＦＩＴ　＜　Ｆ２Ｔか＼る条
件を満足させることによって、最下流スリーブ上での遠
心力は弱められ、このスリーブからのキャリアやトナー
の飛散の程度が軽減化されることになる。一方、他のス
リーブの側については遠心力が高められるために、トナ
ーが積極的に飛散し、現像能力の向上化を図ることがで
きる。

ところで、図において、現像装置の入口側には、ブラシ
状の現像剤飛散防止部材１３が設けられていることは既
に述べたところであるが、かような部材１３をスリーブ
５の下流側に感光体６に接するように設けた場合、スリ
ーブ５がらの現像剤の飛散防止機能を達成することがで
きるものの、がメる部材によって感光体６の顕像を乱し
てしまうことになる。

この点に鑑みて、かような位置に現像剤飛散防止部材を
設けることは不適であシ、これに代って、少なくとも、
最下流のスリーブ５上での遠心力を小さくする構成は、
より有効的なものである。

また、スリーブ５の直径を他のスリーブのそれよりも大
きくする一方、各スリーブの周速を相等しくすると、各
スリーブ上のマグネットブラシの回転速度は等しくなり
、現像条件を一定にすることにも寄与する。

なお、前述した式からも明らかなように、最下流のスリ
ーブの直径を、他のスリーブの直径よシも大きくする一
方、最下流のスリーブの周速を、他のスリーブのそれよ
りも低くすることによっても、他のスリーブと、最下流
のスリーブとの遠心力の大小関係を定めることができる
。

また、３本以上のスリーブを用いる現像方式とした場合
、最上流および最下流のスリーブの直径を犬とし、中間
部のスリーブのそれを小とすることで、現像装置の各出
入口におけるトナーならびにキャリアの飛散、キャリア
の感光体への付着等１　を軽減化できる一方、中間部で
の現像能力の向上化を図ることが可能である。この場合
にも、勿論、各スリーブの周速を相等しくするか、若し
くは、最上流および最下流のスリーブの周速を、中間部
のスリーブのそれよりも低くする。

このように、最上流および最下流のスリーブ上における
遠心力を弱める一方、中間部のスリーブ上における遠心
力を高めるような構成を採用することにより、現像剤の
発生源を、あたかも、密閉空間に閉じ込めるが如き機能
が達成せられ、この機能をもって、外部への現像剤の飛
散が軽減化され、同時に、密閉空間内での現像剤の積極
的な飛散をもって、その空間内での現像能力を高める機
能をも達成することができるのである。

また、本発明装置においては、非磁性のトナーの飛散を
軽減化できる効果を有することも、その特徴の一つであ
る。これに対し、磁石を用いたトナー捕集による飛散防
止方式では、非磁性トナーの吸着捕集が困難である。ま
た、本発明においては、このような非磁性トナーを含む
２成分現像剤のみならず、磁性トナーよシ成る１成分現
像剤を用いるものにも適用が可能である。

（効　果）以上、本発明によれば、少なくとも、現像装置の出口側
の現像剤の飛散を、現像剤の種類にか＼わらず、軽減で
きる一方、現像能力の向上をも満足させ得るようにした
、特別な現像剤飛散防止手段を不要とする多段現像装置
を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明の１実施例の多段現像装置の概略断面図で
ある。３．４．５・現像ローラとしての非磁性スリーブ、　６
・・・感光体。

Claims

【特許請求の範囲】１、　感光体の移動方向に対し、上流側から下流側に向
けて感光体に沿って順次配列され、表面に現像剤を担持
して回転する、複数本の現像ローラを備え、この現像ロ
ーラのうちの少なくとも最下流の現像ローラの直径を、
他の現像ローラのそれよりも犬とし、かつ、各現像ロー
ラの周速度を等しくするか、若しくは、最下流の現像ロ
ーラ・の周速を他の現像ローラのそれよりも低くするよ
うにしたことを特徴とする多段現像装置。２、現像ローラの数を３本以上として、最上流および最
下流の現像ローラの直径を、他の現像ローラのそれよシ
も犬とした特許請求の範囲第１項記載の多段現像装置。