JPS60223542A

JPS60223542A - 蛇口等における凍結防止装置付きコマ

Info

Publication number: JPS60223542A
Application number: JP7998184A
Authority: JP
Inventors: 岡田　真雄; 児玉　真臣
Original assignee: EKO KK; EKOO KK
Current assignee: EKO KK; EKOO KK
Priority date: 1984-04-19
Filing date: 1984-04-19
Publication date: 1985-11-08
Also published as: JPS6329054B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、蛇口等における凍結防止装置付きコマに関す
るものである。

寒冷地では、冬期に水道′ｇが凍結して破損することが
あり、これを未然に防ぐため、低温時（（小量の水道水
を自動的に流出させて、地上水道管内の水道水に流動を
与え、且つ、地中埋設水道管内の、温度の高い水道水を
誘導することにより、凍結を防止する第９図、第１０図
の凍結防止装置Ａが開発されている０この第９図、第１０図の凍結防止装置Ａは、栓棒りを有
し、該栓棒の下端にパツキンＣを備えたコマＢを装着し
て成る蛇口等において、そのコマＢの上部に装備させて
おり、これを栓棒の下部に切欠のある大きな空所Ｄａを
設けて収納し、ビスＤｂで支持、している。

而して、凍結防止装置ＪｉＡは１、コマＢ本体の上部に
ハウジングＡａを設け、コマＢ本体の下方からコマ本体
の中央部、ハウジングＡａ内を経て７％ウジング上方へ
開通する排水路Ａｄｉ設け、〕・ウジングＡａ内上部に
その排水路Ａｄを開閉する常閉の微量排水弁Ａｂを設け
ると共に、ハウジング内下部にその微量排水弁Ａ　ｂを
作動するワックス式サーモエレメントＡＣを設けて１．
核サーモエレメントの感温部をコマＢ本体の中央に貫通
させて下方へ突出させており、止水状態において、水道
水が０℃内外以下に降下すると、これをサーモエレメン
）　Ａ　ｃが検知して、微量排水弁Ａｂを開弁させ、水
道水を少量（秒単位のタイミングで滴下する程度）放水
するものである。

しかし、この場合は、サーモニレメン）Ａｃが、感温部
にワックスを封入して、該ワックスの周囲温度による体
積変化を機械力に変換するものであるから、複雑なもの
となり、全体としてもコスト高となっている。

そこで、本発明（ハ、構成を簡素化し、且つ、製作を容
易にして、コストダウンを図ろうとするものであシ、栓
棒の下端へ装着するコマの内部に空室を形成し、該コマ
の下部から上部へその空室を経て開通する排水路を形成
し、また、その空室内に排水路を開閉する常閉の微量排
水弁を設けると共に、０℃内外で変態する形状記憶合金
によるスプリングを内装して、該スプリングと微量排水
弁とを、スプリングの変態により微量排水弁を０°Ｇ内
外以下にて開弁させるよう機械的に連係したものである
。

以下、第１図乃至第８図に示す実施例について詳・細に
説明する。

第１図、第２図は、第１例であり、蛇口等における凍結
防止装置付きのコマを示しており、図において、■は、
コマ、２は、該コマの中央部に装備した凍結防止装置、
３は、コマの下面に装着したパツキンである。

コマｌは、コマ本体１１の上にカッＣ−１２を水密に螺
合して成り、コマ本体１１は、中央に有底筒１１１を設
け、該有底筒の中途部外周にフランジ１１２を周設する
と共に、該フランジの下に係止突条１１３を周設し、下
端部に適数の透孔１１４・・・を穿設している。また、
カバー１２は、キャップ状に形成して、コマ本体１１の
上端に螺着し、周壁１２１の下端面と上記フランジ１１
２の上面との間に）くツキフグ１３ヲ介在させ、頂壁１
２１の外周上端に係正縁１２４を設けて分り、而して、
上記有底間１１１乃至力′＜　−１２内に受室１ａを形
成すると同時に、コマ下方から上記透孔１１４・・・、
空室１ａ及び弁孔１２３を経て、コマ上方へ開通する排
水路１ｂｋ形成している０凍結防止装置２は、上記空室
ｌａ内上部に、周面に切欠２１１・・・金層する摺動子
２１を可動に内装し、該摺動子の上面中央に弁・ｌ：Ｌ
２ｉｚを突設して、核弁棒の先端を上記弁孔１２３へ着
座させることによりＱ１排水弁ＩＣを構成し、その空室
ｌａ内下部に、０℃内外で変傅する形状記憶合金による
圧縮スブリ：’り（以下メモリースプリングと云う）２
２を内装して、該メモリースプリングにより上記摺動子
２１を上方へ従って微量排水弁１ｃが常閉となるよう付
勢し、また、その空室ｌａ内上部に、その摺動子２１を
下方へ軽く付勢するリターンスプリング乙を内装してい
る。

上記メモリースプリング２２は、二方向タイプまたは全
方位タイプのものとし、可逆形状の温度サイクルを、低
温相（マルテンサイト変態）がＯ〜−ｌ　’Ｃで収縮形
状、高温相（オーステナイト変態）が２〜３°Ｃで伸長
形状となるよう設定するとよい０また、弾発力を、リタ
ーンスプリングｎの弾発力が０．６〜０゜９　Ｋｙ・ｆ
とすれば、これと水道水の水圧（通常１．５〜６　Ｋｙ
ｌｃｒ＆　）との和以上の１直となるよう設定するとよ
い。

パツキン３は、従来通り、ゴム等により環状に形成して
、上記有底筒Ｉｌｌの外１１！ｌに下方から嵌着し、上
記フランジ１１２の下面に当接させると共に、上記係止
突条１１３で係止させている。

如上の構成であり、第９図、第１０図に示す従来の場合
と同様に、その栓棒りの下端に、空所Ｄａへ収納し且つ
ビスＤｂで支持して装着し、使用するが、止水状態にお
いて、気温が下がり、水道水　□が０°Ｃ〜−１′Ｃ以
下（Ｃ降下すると、この水温によってメモリースプリン
グ２２が収縮し、これに伴い微量排水弁ＩＣがリターン
スプリング２３による摺動子２１従って弁棒２１２の下
降で開弁する。この開弁で排水路１ｂが開路し、蛇口等
の内部に停留していた水道水が、第２図に矢示するよう
に、該排水路を通って上方へと流出し、栓４ＩＤ同の空
所Ｄａ　ｋ　＋経て外部へと放出さ九る０この放水量は
、微量排水弁１ｃの設定流量（・てより秒単位のタイミ
ングで滴下する少量のものである○なお、微量排水弁Ｉ
Ｃの流量は、所定水圧に対応する弁孔１２３の大きさと
弁棒２１２の動作量で決定さｊ”Ｌる。

このように滴下放出されると、地上水道管内の水道水に
流動が与えられて、該水道水の凍結温度が物理的に下降
することになり、また、地中埋設水道管内の温度の高い
水道水が誘導されるので、凍結が防止される。なお、水
温がより低下する地域では、放出量を多くシ、流動を大
きくすればよい０次に、気温が上がり、蛇口等の内部の水温が２〜３℃ま
で上昇すると、メモリースプリング２２が伸長して、再
び第１図の元の状態に戻り、微量排水弁１’ｃが閉弁し
て、流出が止まる。

第３図、第４図（は、第２１ノリであり、この場合は、
実質的に第１例のものと同じであるが、特に、微量排水
弁１ｃにおいて派遣調整手段ケ設け−Ｃいる。

この微量排水弁１ｃＪｊ：、カバー１２を上方へ伸長さ
せて背高く形成し、弁孔１２３の上端で一１ｄｌｌに切
欠１２５を設け、弁棒に代えて摺動子２１の上面にＯリ
ング２１３を設けて摺動子２１を弁体に兼用し、摺動子
２１の上面中央から４棒２１４を起立して、該蝶棒を弁
孔１２３に貫通遊挿し、蝶棒先端にナツト２・１５を螺
合している。従って、ナツト２１５を螺動調整すること
により弁体の動作量を調整でき、流量を調整できる。

第５図、第６図は、第３例であり、微量排水弁１ｃに流
量調整手段を設けた他の例である。

この微量排水弁１ｃは、第１例のものにおいて、カバー
１２を上方へ伸長させて背高く形成し、弁棒に代えて摺
動子２１の上面にＯリング２１３を設けて摺動子２１を
弁体に兼用し、摺動子２１の中央にボルト２１６を貫通
螺装し、また、該摺動子の下に切欠２４１・・・のある
遊動子２４を内装して、と汎の上下面にボルト２１６の
先端とメモリースプリング２２の上端とを当接させてい
る。従って、ボルト２１６の螺動調整により弁体の動作
量を調整でき、流量を調整できる。

第７図、第８図は、第４例であり、この場合は、微量排
水弁１ｃをカバー１２の外側に設けると共に、流量調整
手段を設け、メモリースプリング２５ヲ引張スプリング
としている。

この場合の微量排水弁１ｃは、第１１）ｌのものにおい
て、カバー１２を上方へ伸長させて背高く形成し、弁棒
に代えて摺動子２１の上面中央から蝶棒２１７を突設し
て弁孔１２３に貫通遊挿させ、該蝶棒２１７の先端に、
下面に０１Ｊング２１９を有する弁体２１８を螺合し、
摺動子２１を弾発するリターンスプリング２３ｆ：、摺
動子２１の下方をで配してこ′ｎを上方へ付勢するよう
にしている。また、摺動子２１の下面とＭ底筒Ｉｌｌの
下端内面とにそれぞれ掛環２１０　。

１１５′？ｉ−設けて、該掛環にメモリースプリング５
の両端を係合している。なお、この場合は、メモリース
プリング５が引張スプリングであるから、第１例のメモ
リースプリングと逆に記憶させる。

従って、この場合も、第１例と実質的に同じ動作が得ら
れ、弁体２１Ｂを螺動調整することによりこれの動作量
を調整でさ、流量を調整できる。

以上の実施１９すは、限定的なものでＶｉなく、他の各
種の変形もあり１３ることを付言する。

本発明によれば、微量排水弁を０℃内外で変態する形状
記憶合金によるスプリングで作動させるので、構成を著
しく簡素化でき、製作が容易となり、コストダウンでき
る。しかも、耐久性を大幅に増大できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は、本発明の実施例で、第１図は、第
１例の裁断倶］面図、第２図は、同例の動作状態を示す
裁断−１１而図、第３図は、第２例の裁断側面図、第４
図１は、同例の動作状態を示す銭断１ｉｔ１１面図、第
５図は、第３例の裁断側面図、第６図は、同例の動作状
態を示す裁断側面図、第７図（は、第４例の裁断側面図
、第８図は、同例の動作状態を示す裁断側面図、第９図
は、従来例の側面図、第１０図は、従来例の拡大裁断側
面図である。ｌ・・・コ　マ　２・・・凍結防止装置３・・・パツキ
ン　ｌａ・・・空室１ｂ・・排水路　１ｃ・・・微量排水弁１１・・・コマ
本体１２・・カバー２２．２５　・・・メモリースプリング　ｎ・・・リタ
ーンスプリング第２図１Ｃ１１１１１４第６図第１０図

Claims

【特許請求の範囲】

栓棒の下端へ装着するコマの内部に空室を形成し、該コ
マの下部から上部へその空室を経て開通する排水路を形
成し、また、その空室内に排水路を開閉する常閉の微量
排水弁を設けると共に、０℃内外で変態する形状記憶合
金によるスプリングを内装して、該スプリングと微量排
水弁とを、スプリングの変態により微量排水弁を０℃内
外以下にて開弁させるよう機械的に連係したことを特徴
とする蛇口等における凍結防止装置付きコマ０