JPS6022055B2 - 非熱処理型切削用アルミニウム合金及びその製造法 - Google Patents

非熱処理型切削用アルミニウム合金及びその製造法

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JPS6022055B2
JPS6022055B2 JP248179A JP248179A JPS6022055B2 JP S6022055 B2 JPS6022055 B2 JP S6022055B2 JP 248179 A JP248179 A JP 248179A JP 248179 A JP248179 A JP 248179A JP S6022055 B2 JPS6022055 B2 JP S6022055B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、優れた切削性と耐食性を兼備した非熱処理型
アルミニウム合金及びその製造法に関するものである。
被切削加工用(以下切削用という)アルミニウム合金に
要求される最も重要な性質の1つとして切くず処理性(
切くずがピ細に分断する性質)が挙げられるが、近年自
動切削機械の改良が進み超高速切削が一般化するにつれ
て、工具磨耗の問題がクローズアップされてきた。また
、光学機器等を中心に精密切削用や高度の表面仕上り及
び耐食性が要求される様になり、切削用アルミニウム合
金に対する要求は益々高品位のものになる傾向がある。
従ってこれらの要求に応えるために、高度の切削用と耐
食性を兼備したアルミニウム合金の開発が急務になって
いる。ところで従来の切削用アルミニウム合金としては
、アメリカアルミニウム協会AA2011及びAA62
62に代表される熱処理型合金が大半を占めており、こ
れらの合金功くず処理性に関する限り相当優れている。
しかし耐食性の点では不十分で、殊に前記AA2011
の耐食性は極めて劣悪である。しかもこれらの合金は熱
処理型であるから、溶体化処理や時効処理の為に極めて
高精度の熱処理設備を必要とし、また溶体化処理後の水
袷に伴なつて生じる雑留応力が工作時に変形となって寸
法精度を低下させる、等重大な欠点が指摘されている。
他方Sn,Pb,Bi,Cd,ln等の低融点金属がア
ルミニウム合金の切削用を著しく向上させることは知ら
れており、またアルミニウム合金中にMg2SnやMg
2Pbを含有させると、切削性が向上することも特閥昭
53−57111号に開示されている。
即ち、上記の元素はアルミニウム合金中で相互に共晶を
形成して基質中に分散しており、これらは切削時の温度
上昇によって溶融し、切くずの分断を容易にすると考え
られている。ところでMgを含むアルミニウム合金系に
おいては、MgがPb,Sn,Siと強い親和力を有し
ているため、大部分がMg−Si−Pb−Sn系金属間
化合物を形成し、一部M鞍PbやM&Snを形成してい
る。そのためPbやSnの絶対量が少ないとアルミニウ
ム合金系においては、PbとSnとの共晶による切削性
向上効果は期待できず、切削性を高めるためには他の効
果を利用しなければならない。切くずが微細に分断する
ためには、第1に切くずが小さい曲率でカールすること
が不可欠の条件であって、たとえ前記した様な低融点金
属を含んでいたとしてもカールしなければ切削性は向上
しない。
第2に必要な条件は、カールした功くずが工具や被切削
材に衝突した際分断し易いことである。本発明者等は前
述の様な条件を満たすアルミニウム合金の開発に着手し
、殊にAクーMg系合金における切くずのカール特性及
び切くず分断性に及ぼす添加元素の影響及び組織因子の
影響を詳細に研究した。
その結果、■ AクーMg系合金基質中にSiを固溶さ
せることにより、切くずのカール特性が飛躍的に向上し
小さな曲率の切くずになること。
■ Mg−Si−Pb−Sn系金属間化合物は切くずの
分断を容易にするが、その効果を有意に発揮させるため
には、その大きさと数を所定値以上にすべきこと、を確
認した。
そしてかかる要件に合致し得る様、添加元素の配合率及
び合金中におけるMg−Si一Pb−Sn系金属間化合
物の大きさ並びに数等について研究を重ねた結果、つい
に本発明に到達した。即ち本発明に係る非熱処理切削用
アルミニウム合金とは、重量%でMgを2.0〜5.5
%、Siを0.2〜1.5%、Pbを0.3〜1.5%
、Snを0.3〜1.5%、Cuを0.05〜0.8%
含有し、残部がA〆と不純物からなり、2駁2以上の断
面積のMg−Si−Pb−Sn系金属間化合物を、断面
1桝当り10の固以上含んでなるところに要旨が存在す
る。
また本発明の他の構成は、上記発明のアルミニウム合金
を工業的有利に製造するための方法に関するものであっ
て、前記した範囲で合金元素を配合し鋳造したアルミニ
ウム合金銭塊を、特定の条件で均熱処理するところに要
旨が存在する。
更に上記で得た均熱処理物中のMg−Si−Pb−Sn
系金属間化合物の断面積及び数を、その後の押出し加工
や柚伸加工でも適正な範囲に維持するために、押出し条
件及び柚伸加工条件についても限定を加えている。以下
配合元素、金属間化合物の大きさ及び数、並びに製造条
件等を特定した理由を詳細に設明する。
Mgはアルミニウム合金の強度と耐食I性を高めるため
、更にはPb,Si,Snと共に金属間化合物を形成す
るために不可欠の元素であり、そのアルミニウム合金合
量に対する配合率は2.0〜5.5%(重量%:以下同
機)にしなければならない。
しかして2.0%未満では強度が不十分になるほか、M
g−Si−Pb−Sn系金属間化合物の大きさ及び数が
不足して本発明の目的を達成できず、一方5.5%を超
えると押出し加工性が低下するから好ましくない。Si
は切くずのカール特性を改善するのに不可欠で、この効
果を有意に発揮させるためには少なくとも0.2%以上
配合しなければならない。
そしてカール特性はSiの配合量を増加するほど改善さ
れるが、1.5%を越えると、凝固特に巨大なMg2S
iとして晶出し工具寿命を阻害するのでこれ以下に抑え
るべきである。尚これらの効果は、製造工程中殊に均熱
処理条件を調節してSiを基質中に固落させることによ
り一段と高められる。Pb及びSnは、Mg,Siと共
にMg−Si−Pb−Sn系金属間化合物やMg2Sn
,Mg2Pbを形成し、基質中に分散して功〈ずの分断
を容易にする。
これらの効果を有意に発揮させるためにはPb及びSn
共全アルミニウム合金中に夫々0.3%以上配合しなけ
ればならない。しかし夫々が1.5%を越えると、切削
性は向上するものの熱間加工性が低下する傾向があるの
で注意しなければならない。上記Mg,Si,Pb及び
Snは合金基質中で大部分がMg−Si−Pb−Sn系
金属間化合物として存在し、一部はMg2PbやMgぶ
nとして存在するが、本発明では、それらの大きさが断
面積にして2執2以上であることが必須で、且つこれら
が合金の適当部位を横断したときの断面1柵当り10の
固以上存在しなければならない。なぜなら、上記金属間
化合物がアルミニウム合金中に形成されているとしても
、その断面積が2坪2未満の微細なものでは満足な切削
性向上効果を発揮せず、しかもその数が金の断面積1柵
当りION固未満では切削性を有意に改善できないから
である。これらの要件は本発明で最も重要なものの1つ
で、この要件を無視して本発明の目的を達成することは
できない。但し、部分的にION固未満のところがあっ
ても大部分のところがION固以上であればよく、この
大部分としては通常全断面の90%を目安にすればよい
。次にCuは、アルミニウム合金の光輝性を高め商品価
値を一段と高めるのに有効で、これらの効果を確保する
ためには少なくとも0.05%以上必要である。
しかしCuの配合量が多すぎると製品の耐食性が低下す
る傾向があるので、0.8以下に抑えるべきである。こ
のほか本発明のアルミニウム合金中には、切削性を阻害
しない限度においてFe,Mn,Cr,Zr,V,Tj
,Ti−B等が不純物として含まれ、或は積極的に配合
することができる。
即ちFe,Mn,Cr,Zr,Vは合金の機械的強度を
更に高める効果があり、夫々0.4%を限度として含有
させることができる。またTiやTi−Bは結晶粒を微
細化して靭性を高める作用があり、0.2%を限度とし
て含有させることができる。しかしこれらの元素がすぎ
るとアルミニウム合金中で不溶性の金属間化合物を形成
し、工具寿命を阻害するので注意しなければならない。
また0.5%以下のZnが合まれてし、てもよいが、0
.5%を越えると耐食性が劣化する。以上の様に本発明
ではアルミニウム基質中に配合される元素の種類及び配
合率を袴定し、且つそれらの元によって形成されるMn
−Si−Pb−Sn系金属間化合物の大きさと分布数を
特定したところに特徴があるが、後者の如く特異な金属
組織を確保するためには、その製造法についても十分な
注意がなされるべきは当然である。
以下その製造について説明する。アルミニウム基質に対
して前記した種類及び量の元素を配合して鋳造した銭塊
には、ある程度の大きさと数のMg−Si−Pb‐Sn
系金属間化合物が形成されている。
しかしその大きさと数は前記本発明の要件に合致するも
のではなく、本発明の目的を達成するためには鏡塊を何
らかの後処理に付す必要がある。本発明者等はその後処
理について種々研究を重ねた結果、500〜590qo
で2〜2少時間均熱処理することによりその目的が達成
できることを確認した。即ち上記の均熱処理によって、
共晶状態で晶出していたSiを基質中に固溶させること
ができ、またMg−Si−Pb−Sn系金属間化合物を
凝集粗大化させることができ、その大きさと数を前記要
件に合致させ得る。ここで均熱処理温度が低く且つ短か
すぎるとと、熱処理による上記の効果が殆んど発現しな
い。一方灼熱処理温度は高め或は時間を長くすればする
程上記の効果は大きくなるが、均熱処理条件が過度にな
るとMg−Si−Pb−Sn系金属間化合物の結晶粒が
粗大化し過ぎ、且つ局部的溶融を起こして、ION固/
1桝以上という要件を満足し得なくなる。しかし上記範
囲の灼熱処理条件を採用すれば、アルミニウム基質中に
おけるMg−Si−Pb−Sn系金属間化合物の大きさ
と数を確実に前記要件に合致させることができ、卓越し
た切削性のアルミニウム合金鏡塊を得ることができる。
ところでこの銭塊はそのまま切削用母材として使用でき
るが、これを一旦押出し加工して切削加工することも多
い。
ところが押出し加工条件によっては、前記均熱処理によ
って調整されるたMg−Si−Pb−Sn系金属間化合
物が押出し加工工程で微細に破壊され、本発明の要件か
ら外れることがある。従って本発明では押出し条件につ
いても考慮し、Mg−Si−Pb−Sn系金属間化合物
の大ささ及び数が前記要件範囲から外れることのない様
、押出し条件についても一定の限定を付している。即ち
その押世しに際しては、温度:320〜520℃、押出
し比:75以下の各条件を採用すべきである。更に押出
し物を袖伸加工する場合も同機で、柚伸加工工程でのM
g−Si−Pb−Sn系金属間化合物の破壊を防止する
ためには、60%以下の加工率でなければならない。
しかし加工率が60%を越えると、特に製品表層部のM
g−Sj−Pb−Sn系金属間化合物が微細に破壊され
、切削性が極端に劣化するからである。このほか均熱処
理物、押出し物或は柚伸加工物の焼入れ−焼戻し処理や
安定化処理等については、切削性に殆んど悪影響を与え
ないから、必要に応じて実施することは何ら差支えない
が、特に安定化処理を行なう場合は、たとえば120〜
28ぴ○で0.5〜6時間程度の比較的緩和な条件を採
用することが望まれる。
本発明は概略以上の様に構成されており、アルミニウム
基質中に配合する元素の種類と量を特定すると共に、こ
れら元素によって形成されるMg−Si−Pb−Sn系
金属間化合物の大きさ及び数を特定することによって、
切削性及び耐食性の卓越した非熱処理型切削用アルミニ
ウム合金を提供し得ることになった。
しかもその製造に際しては、鋳造後の均熱処理条件、押
出し加工条件及び柚伸加工条件を特定することにより、
前記要件に合致するアルミニウム合金が確実に得られる
様になったもので、アルミニウム合金自体として及びそ
の製造法として極めて有益なものである。次に実施例を
挙げて設明するが、下記はあくまで代表例にすぎず、前
・後記の趣旨に沿って変更実施することはすべて本発明
の範囲に含まれる。
実施例 1第1表に示す元素を含有するアルミニウム合
金銭塊を半連続鋳造法によって鋳造し、(直径200職
)、これを560℃で4時間均熱処理する。
次いでこれを押出し比22.7、温度400午○で押出
し加工し(直径42肌)、更に冷間加工率18.1%で
柚伸加工し(直径38肋)、得られた抽仲加工物の機械
的性質、切削性、耐食性及び2&2以上のMg−Si−
Pb−Sn系金属間化合物の数を測定した。結果を第2
表に示す。また上記で得た抽伸加工物を200℃で1時
間安定化処理し、その機械的性質、切削性等を測定した
結果を第3表に示す。但し試験及び測定の方法は下記の
通りである。
〔1〕 Mg−Si−Pb−Sn系金属間化合物の大き
さ及じ数の測定:抽伸加工物の押出し平行断面を鏡面研
磨し、定量テレビジョン顕微鏡により倍率75併音で任
意の箇所10の堤野を観察し、25仏2 以上の断面積
を有する金属間化合物の数を測定する。
尚本発明の合金には、Mg−Si−Pb−Sn系、M&
Sn系及びMg2Nb系化合物のほか、Mg2SiやA
そ−Feも含まれているが、これらは予めX線マイクロ
アナライザーにより確認しておき、前三者とのコントラ
ストの相違を利用し、定量テレビジョン顕微鏡のコント
ラストコントロールによって計数しない様にした。0〕
切削試験: 切削性速度:3血/分又は30血/分 送り:0.04物/rev又は0.12棚/rev切り
込み:2.物帆切削工具:超硬バイト、すくい角10o 切削油:使用 評価:肉眼判定による。
参考写真A〜Cは合格、同D〜Eは不合格m〕 引張り
試験: JIS4号試験片を用し、引張り速度3.仇舷/分で測
定。
W〕 耐食性試験: 3%NaC夕+日202水溶液に48時間浸潰した後の
状態を観察する。
評価はA(殆んど腐食せず)〜D(全面腐食)の4段階
評価した。第1表 供試合金の化学組成(重量多) 残部はA〃と不純物 第2表 柚伸加工物の性能 第3表 安定化処理物の性能 第2表及び第3表の結果より下記の事実が確認される。
■ Siの含有量が多いほど切削性は良好になる。Mg
と共にPb及びSnを含しでし、ても、Siが少ないと
切削性は低下してくる。■ 2秋2以上の金属間化合物
の数が多いほど切削性は良好になる(M.6は金属化合
物の数は多いが、Si量が少なくこれが金属間化合物に
とられてSi単独量が少なくなり、カール特性が低下す
るため切削性が乏しくなる)。
■ 強度につにてみると、本発明の合金(M.1〜5)
はJIS5052(舷.7)とJIS5056(No.
8)の中間に位置し、規格に合格している。
■ 耐食性についてみると、本発明の合金はJIS50
52及び同5056よりやや劣るが、実用上裕んど差支
えない。
■ Mgの含有量が多いほど切削性は良好になる。
■ 安定化処理により高速送り側の切削性を一段と向上
することができる。
実施例 2 アルミニウム合金の切削性に及ぼす均熱処理条件の影響
を確認するため、第1表におけるM.2組成の綾塊を、
熱処理なし及び熱処理条件400℃×2餌時間で処理し
たものの切削性及び2&2以上の金属間化合物の数を測
定した。
結果を第4表に示す。第4表 第4表の結果からも明らかな様に、均熱処理をせず、或
は熱処理条件が本発明の条件をはずれると、25ム2以
上の断面横を有する金属間化合物の数が少なく、良好な
切削性が得られない。
実施例 3アルミニウム合金の切削性に及ぼす押出し比
の影響を確認するため、第1表におけるM.4の組成の
銭塊(直径40物舷)を実施例1を同一条件で均熱処理
したものについて、温度350℃、押出し比90.2(
直径42肋)で押出し加工し、得られたものの切削性及
び2坪2以上の化合物数を測定した。
結果を第5表に示す。第5表 第5表の結果からも明らかな様に押出し比が75を越え
ると、均熱処理によって生成した所定の大きさと数の金
属間化合物が押出し加工工程で微細に破壊し、切削性の
乏しいものになってしまう。
実施例 4!・ アルミニウム合金の切削性に及ぼす柚
伸条件の影響を確認するため、第1表におけるNo.1
の組成の銭塊を同一の条件で均熱処理した後、温度50
0℃、押出し比82(直径7仇舷)で押出し加工したも
のについて、70.5%(直径38帆)の袷間加工率で
抽伸加工し、得られたものの切削性及び2軌2以上の金
属間化合物の数を測定した。
結果を第6表に示す。第6表 第6表の結果からも明らかな様に、押出し加工工程まで
所定の大きさと数の金属間化合物を保有していても、柚
伸加工時の加工率を高めすぎると柚伸加工工程で金属間
化合物が微細に破壊し、優れた切削性をを維持し得なく
なる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%でMgを2.0〜5.5%、Siを0.2〜
    1.5%、Pbを0.3〜1.5%、Snを0.3〜1
    .5%、Cuを0.05〜0.8%含有し、残部がAl
    と不純物からなる非熱処理切削用アルミニウム合金であ
    つて、25μ^2以上の断面積のMg−Si−Pb−S
    n系金属間化合物を、断面1mm^2当り100個以上
    含むことを特徴とする非熱処理切削用アルミニウム合金
    。 2 重量%で、Mgを20〜5.5%、Siを0.2〜
    1.5%、Pbを0.3〜1.5%Snを0.3〜1.
    5%、Cuを0.05〜0.8%含有し、残部がAlと
    不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を造り、該鋳塊を
    500〜590℃で2〜24時間均熱処理し、25μ^
    2以上の断面積のMg−Si−Pb−Sn系金属間化合
    物を、鋳塊の断面1mm^2当り100個以上形成させ
    ることを特徴とする、非熱処理切削用アルミニウム合金
    の製造法。 3 重量%で、Mgを2.0〜5.5%、Siを0.2
    〜1.5%、Pbを0.3〜1.5%、Snを0.3〜
    1.5%、Cuを0.005〜0.8%含有し、残部が
    Alと不純物からなるアルミニウム合金鋳塊を造り、該
    鋳塊を500〜590℃で2〜25時陥均熱処理した後
    、押出し温度を320〜520℃、押出し比を75以下
    にして押出し、25μ^2以上の断面積のMg−Si−
    Pb−Sn系金属間化合物を、押出し物の断面1mm^
    2当り100個以上形させることを特徴とする、非熱処
    理切削用アルミニウム合金の製造法。 4 重量%でMgを2.0〜5.5%、Siを0.2〜
    1.5%、Pbを0.3〜1.5%、Snを0.3〜1
    .5%、Cuを0.5〜0.8%含有し、残部Alと不
    純物からなるアルミニウム合金鋳塊を造り、該鋳塊を5
    00〜590℃で2〜24時間均熱処理した後、押出し
    温度320〜520℃、押出し比75以下で押出し、該
    押出し物を冷間加工率60%以下で抽伸加工し、25μ
    ^2以上の断面積のMg−Si−Pb−Sn系金属間化
    合物を、抽伸加工物の断面1mm^2当り100個以上
    形成させるこを特徴とする、非熱処理切削用アルミニウ
    ム合金の製造法。
JP248179A 1979-01-13 1979-01-13 非熱処理型切削用アルミニウム合金及びその製造法 Expired JPS6022055B2 (ja)

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