JPS602202Y2 - 溶接火花受クロス - Google Patents
溶接火花受クロスInfo
- Publication number
- JPS602202Y2 JPS602202Y2 JP10762281U JP10762281U JPS602202Y2 JP S602202 Y2 JPS602202 Y2 JP S602202Y2 JP 10762281 U JP10762281 U JP 10762281U JP 10762281 U JP10762281 U JP 10762281U JP S602202 Y2 JPS602202 Y2 JP S602202Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- yarn
- twisted
- welding
- glass fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
造船所その他の工事現場において溶接、溶断作業を行う
時に溶融した金属が火花となって飛散する。
時に溶融した金属が火花となって飛散する。
この場合火花受がないと人体を損傷したり、下に重要計
器でもあるとこれを損傷する。
器でもあるとこれを損傷する。
そこで従来はこれを防ぐため主としてアスベストクロス
が使用されてきた。
が使用されてきた。
しかしアスベストクロスはその製造過程において、また
特に狭い場所等で取扱った時には粉塵が起り人体に悪影
響を与えるので、所謂公害防止の面からその使用が遠ざ
けられてきた。
特に狭い場所等で取扱った時には粉塵が起り人体に悪影
響を与えるので、所謂公害防止の面からその使用が遠ざ
けられてきた。
そこで最近その代替として炭素繊維クロスが使用される
ようになったが、これは高価であり、しかも溶接火花を
弾き返して飛散させるので火災の原因ともなり、未だ好
適のものとは言い得ない。
ようになったが、これは高価であり、しかも溶接火花を
弾き返して飛散させるので火災の原因ともなり、未だ好
適のものとは言い得ない。
この考案は溶接火花を弾き返すことなく受は止めて火花
を飛散させず、しかも安価であって従来のものの欠点を
排除したのである。
を飛散させず、しかも安価であって従来のものの欠点を
排除したのである。
次に図面に示すこの考案の1実施例によってこの考案を
説明すれば、1は羽毛1′るを有する炭素繊維糸で、2
は羽毛2′を有するガラス繊維糸である。
説明すれば、1は羽毛1′るを有する炭素繊維糸で、2
は羽毛2′を有するガラス繊維糸である。
そしてこの両糸1,2を撚り合せて撚糸3となし、この
撚糸3を経緯両糸A、 Bとして織威しこの考案の溶接
火花受クロスとするのである。
撚糸3を経緯両糸A、 Bとして織威しこの考案の溶接
火花受クロスとするのである。
なお撚糸3の作成に当っては炭素繊維ヤーンとガラスヤ
ーンを同数とし、両糸1,2の太さは同じとし、更に両
糸1,2の全量に対し炭素繊維糸1の重量を40〜80
%とするのが望ましい。
ーンを同数とし、両糸1,2の太さは同じとし、更に両
糸1,2の全量に対し炭素繊維糸1の重量を40〜80
%とするのが望ましい。
この考案は以上のように構成されているからクロスの織
目は両糸1,2と両羽毛1’、2’によって充填された
状態となっている。
目は両糸1,2と両羽毛1’、2’によって充填された
状態となっている。
そこで織目に現われているガラス繊維糸2は撚り合わさ
れたもので細く、またその羽毛2′は更に細いから何れ
も溶融し易く、従ってこれらに火花が接するとその部分
は溶融状となって火花(溶融金属)、ガラス繊維糸2お
よびその羽毛2′が一体化した溶着部分を形成する。
れたもので細く、またその羽毛2′は更に細いから何れ
も溶融し易く、従ってこれらに火花が接するとその部分
は溶融状となって火花(溶融金属)、ガラス繊維糸2お
よびその羽毛2′が一体化した溶着部分を形成する。
しかも炭素繊維糸1は難燃耐火性であるから、その羽毛
1′が上記溶着部分に混入して上記一体化部分を炭素繊
維糸1に連着する。
1′が上記溶着部分に混入して上記一体化部分を炭素繊
維糸1に連着する。
従ってクロスに接した火花は弾き返されることはない。
また溶接火花のもつ全熱量は小さく、またガラス繊維糸
2は撚り合わされた上織戒されているから、溶接火花が
ガラス繊維糸2に接した場合、ガラス繊維糸2は全体的
は勿論として部分的にも高度の溶融状態となることはな
いからクロスに孔があくこともない。
2は撚り合わされた上織戒されているから、溶接火花が
ガラス繊維糸2に接した場合、ガラス繊維糸2は全体的
は勿論として部分的にも高度の溶融状態となることはな
いからクロスに孔があくこともない。
従って、この考案のクロスを用いれば溶接、溶断の際飛
散する溶接火花から受ける損傷を総て排除することがで
きる。
散する溶接火花から受ける損傷を総て排除することがで
きる。
従って飛散する溶接金属によって何等の損傷を受けるこ
とがない。
とがない。
更にガラス繊維糸2を使用することによってクロスの強
度、断熱性を高め、切断加工時のほつれを防止して製作
を容易にし、厚みの増大ならびに軽量化を促す。
度、断熱性を高め、切断加工時のほつれを防止して製作
を容易にし、厚みの増大ならびに軽量化を促す。
なお実験の結果によれば撚糸3の作成に当ってはガラス
繊維糸2は撚りをかけておく方が良好なものが得られ、
織成に当っては緯糸4本/3、経糸3本70以上密なる
ものが良好であった。
繊維糸2は撚りをかけておく方が良好なものが得られ、
織成に当っては緯糸4本/3、経糸3本70以上密なる
ものが良好であった。
図面はこの考案の1実施例を示すものであって、第1図
はこの考案のクロスに用いられる撚糸の正面図、第2図
は織成組織を略示する平面図である。 1・・・・・・炭素繊維糸、1′・・・・・・羽毛、2
・曲・ガラス繊維糸、2′・・・・・・羽毛、3・・・
・・・撚糸。
はこの考案のクロスに用いられる撚糸の正面図、第2図
は織成組織を略示する平面図である。 1・・・・・・炭素繊維糸、1′・・・・・・羽毛、2
・曲・ガラス繊維糸、2′・・・・・・羽毛、3・・・
・・・撚糸。
Claims (1)
- 羽毛のある炭素繊維糸と羽毛のあるガラス繊維糸とを撚
り合わせて撚糸を構成し、該撚糸を経緯両糸として織威
した織布からなることを特徴とする溶接火花受クロス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10762281U JPS602202Y2 (ja) | 1981-07-20 | 1981-07-20 | 溶接火花受クロス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10762281U JPS602202Y2 (ja) | 1981-07-20 | 1981-07-20 | 溶接火花受クロス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5815679U JPS5815679U (ja) | 1983-01-31 |
JPS602202Y2 true JPS602202Y2 (ja) | 1985-01-22 |
Family
ID=29902052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10762281U Expired JPS602202Y2 (ja) | 1981-07-20 | 1981-07-20 | 溶接火花受クロス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602202Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59157342A (ja) * | 1983-02-28 | 1984-09-06 | 三菱レイヨン株式会社 | 複合材料 |
JP6188141B2 (ja) * | 2013-09-13 | 2017-08-30 | 株式会社Subaru | 自動車内装材及び自動車外装材 |
-
1981
- 1981-07-20 JP JP10762281U patent/JPS602202Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5815679U (ja) | 1983-01-31 |
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