JPS602173A - コ−ルドス−プの素 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 だけで飲用に供することができる粉末あるいは顆粒状の
コールドスープの素に関するものである。

従来から市販されている粉末あるいは顆粒状のスープの
素は、熱湯を加えるかあるいは水を加えたのちに加熱調
理して温かい状態で飲用する商品である。ところが、夏
季においては温かいスープよシも冷たいいわゆるコール
ドスープがめら扛る場合がある。

コールドスープの代表的なものとしてヴイシソワーズが
あるが、このものはスライスしたポテト、白ねぎ及びオ
ニオンを油で炒め、スープストックでよく煮た後にうら
ごしを行ない、冷却してから牛乳や生クリームを加えて
調製されるが、スープストックをとったシ、煮た野菜を
うらごししたシするにはかなシ手間がかかるため一般家
庭で調理さ扛ることは少ない。

本発明者らは、コールドスープを一般家庭で簡単に調製
できる方法を開発すべく種々検討の結果、冷水又は冷た
い牛乳を加えて溶解するだけで即席的にコールドスープ
を調製しうる粉末ないし顆粒状のコールドスープの素を
つくシだすことに成功し、本発明をなすに至った。

すなわち本発明は、油脂を蛋白質又は乳化剤を含む水溶
液と混合、乳化せしめた後に乾燥して得た粉末油脂と、
マツシュポテト粉末とを含有せしめたことを特徴とする
粉末状又は顆粒状のコールドスープの素に関するもので
ある。

油脂にはラード、ヘッド、乳脂肪などの動物性油脂ある
いは・ぐ−ム油、ナタネ油、大豆油、米油などの植物性
油脂が用いら扛る。粉末油脂はこｔらの油脂を蛋白質又
は乳化剤を含む水溶液と混合、乳化せしめた後に乾燥し
て得たものである。蛋白質にはカゼイン、卵白、大豆蛋
白などを用い、乳化剤にはシーガーエステル、脂肪酸モ
ノグリセライド、大豆レシチン等を用いることができる
。蛋白質と乳化剤は併用してもよいことはいうまでもな
い。水溶液にはそのほか必要により、デキストリン、乳
糖などの糖類を適宜添加する。乾燥方法は、通常は噴霧
乾燥によって行なわれる。粉末油脂における油脂の含有
率は３０〜８０％程度であ扛ばよいが、飲用時にコクの
あるクリーミーな風味を発揮させるために５０〜８０％
程度にするとさが望ましい。このような粉末；油脂は調
製してもよいが、以上の要件を満たす市販品を購入して
用いてもよい。コールドスープの素における粉末油脂の
含有率は、油脂の含有率として５〜４０％程度がコク及
びクリルミーさの点で適当である。本発明のコールドス
ープの素においては、油脂として一旦乳化したものを使
う必要があり、仮に油脂をそのままマツシーポテトその
他の粉末原料と混合した場合には、飲用状態において油
脂が分離して表面に油膜を生じたりあるいは固型脂の大
きな粒子が浮遊してスープとして不適当になってしまう
Ｏ 本発明においては粉末油脂とマツシーポテト粉末の組合
せによって、分散性、溶解性、官能性にすぐ汎だコール
ドスープの素を完成させているが、このマツシーポテト
粉末はマツシーポテトを粉砕して用いる。マツシーポテ
ト粉末は粒径に特徴がちシ、１０〜２００メツシ一程度
が適当である。

と扛よシ粒径が大きくなると得られるスープの舌触シか
悪くなシ、逆に小さい場合には分散性が悪くなってダマ
を生じやすくなる。粒径は３０〜８０メ、シュ程度が特
例好適である。コールドスープの素におけるマツシュポ
テト粉末の含有率は１０〜８０％程度が適当である。

粉末油脂及びマツシーポテト以外の成分は、粉乳、賦形
剤、調味料、香辛料などであシ、需要者の嗜好、スープ
の種類などに応じて適宜選択される。

粉乳は乳脂含量１〜５０％程度であ扛ばよく、粉乳を前
述の粉末油脂と併用することによシコールドスープとし
て好ましい風味を得ることができる。粉乳を添加する場
合には１〜１０％程度が適当である。

賦形剤には乳糖、デキストリンなどが用いられる。添加
する場合には、乳糖は１〜１０％程度、そしてデキスト
リンは１〜２０％程度が適当である。

調味料、香辛料には、食塩、グルタミン酸ソーダ、肉エ
キス、蛋白加水分解物、オニオンパウダー、リークパウ
ダー、コショ・つなどが用いら扛る。

本発明のコールドスープの素はこれらの粉末を混合する
だけで調製することができるが、この混合粉末を流動層
造粒機等を用いて顆粒化することにより調理時の分散溶
解性を向上させることができる。造粒のためには特に賦
形剤を用いなくてもよいが、前述の賦形剤を予め添加し
ておくことによって造粒時の流動特性や顆粒の物性を向
上させることができる。

本発明のコールドスープの素は冷水又は冷たい牛乳を加
えて攪拌す名だけで飲用に供することができるが、水又
は熱水を加えて鍋で一旦煮立ちさせてから冷却して飲用
に供してもよい。　。

コールドスープの種類はマツシーポテト及び油脂を含有
するものであわば特に限定さｎないが、−例としてヴイ
シソワーズを挙げることができる。

本発明のコールドスープの素は冷水又は冷たい牛乳を加
えるだけで飲用に供しうるはじめてのものであシ、舌触
シ感がクリーミーでざらついた感じがなく、コク味があ
って、分散溶解性にすぐれている。

以下、実施例を示す。なお、本明細書における％は特に
記載のないかぎシ重量％を表わしている。

実施例１ ６０〜８０メツシユのマツシュポテト粉末３４％、パー
ム油含ｉ７０％でカゼインナトリウム、デキストリン及
び脂肪酸モノグリセライドを含む粉末油脂３４％、脱脂
粉乳６％、乳糖５％、デキストリン９％、食塩５％、グ
ルタミン酸ソーダ０．４％、肉エキス０．７％、オニオ
ンノぐウダー０．７％、植物蛋白加水分解物０．７％、
コシヨー０．５％、リークパウダー２％、及びナタネ油
２％を粉体混合機で攪拌混合した後、流動層造粒機で造
粒し、さらに乾燥して水分２〜５％とした。この乾燥顆
粒を１０メツシーの篩を用いて篩分し、粒度１６〜４０
メツシーのコールドスープの素を調製した。

このコールドスープの素１５！ｙ−を１５０ｙ−の冷た
い牛乳に溶解して飲用に供した。

実施例２ ４０〜６０メツシユのマツシーポテト粉末３０％、脱脂
粉乳、デキストリン及びシュガーエステルを含む動物性
粉末油脂３０％及び植物性粉末油脂５％、全脂粉乳５％
、乳糖５％、デキストリン７％、食塩５％、グルタミン
酸ソーダ１％、肉エキス５％、オニオンパウダー４．８
％、コシヨウ０．２％、ナタネ油２％ならびにリークパ
ウダー２％を粉体混合機で攪拌混合した後、流動層造粒
機で造粒し、さらに乾燥して水分２〜５％とした。

この乾燥顆粒を１０メツシーの篩を用いて篩分し、粒度
１６〜５０メツシユのコールドスープの素を調製した。

このコールドスープの素１８ｙ−を１５０ｙ−の水に溶
解し、一旦煮立ちさせた後１０℃迄冷却して飲用に供し
た。

特許出願人　クノール食品株式会社 代理人　弁理士　１）　中　政　浩

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 油脂を蛋白質又は乳化剤を含む水溶液と混合、乳化せし
   めた後に乾燥して得た粉末油脂と、マツシーポテト粉末
   とを含有せしめたことを特徴とする粉末状又は顆粒状の
   コールドスープの素