JPS6021670Y2 - 浸漬コイル型熱交換器 - Google Patents

浸漬コイル型熱交換器

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JPS6021670Y2
JPS6021670Y2 JP12213983U JP12213983U JPS6021670Y2 JP S6021670 Y2 JPS6021670 Y2 JP S6021670Y2 JP 12213983 U JP12213983 U JP 12213983U JP 12213983 U JP12213983 U JP 12213983U JP S6021670 Y2 JPS6021670 Y2 JP S6021670Y2
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JP
Japan
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coil
cylinder
outer cylinder
heat exchange
heat exchanger
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啓二 井内
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は、有効伝熱面積の大きい浸漬コイル型熱交換器
に関する。
B 従来技術 第1図に、従来の浸漬コイル型熱交換器の断面を示す。
この構造の熱交換器は、製作が簡単で小容量の熱交換器
として多用される。
ところが、この構造の熱交換器は、熱交換器として最も
重要な、熱交換効率が悪い欠点がある。
というのは従来のものは、第1図および第2図に示すよ
うに、コイル1が縦に揃えて並べられる為、実際には、
コイル1の全周で効率よく熱交換されず、外筒2あるい
は内筒3に対向する面、即ち第2図において左右両側で
しか効率よく熱交換されず、コイル1の上下面での熱交
換が悪い欠点があった。
コイル1の上下面の熱交換が悪いのは、例えば上から下
に向かってコイル外流体が流下する場合、コイル1とコ
イル1との間で渦流を生じ、この部分にコイル外流体が
停滞する為である。
この欠点をできるだけ少なくする為に、従来のものは、
各コイル間隔を可能な限り設計するが、この間隔をいか
に広くしても、コイルの裏面、第2図においてコイルの
下面に生ずるコイル外流体の停滞は充分解決されず、全
体が大きくなる割りには熱交換量が増大でない欠点があ
った。
ところで、コイルが渦巻状に巻かれた熱交換器は公知で
ある。
(米国特許第3212571号)この熱交換器は、直径
が異なる二重の筒が同軸上に配設されて、両筒間に、筒
状の熱交換室が形成されており、この熱交換室内に、多
少軸方向に延長されたコイルが内蔵された構造を有する
この構造の熱交換器は、構造上、コイル外流体がコイル
の表面を流れたときに生ずる渦流による効率の低下を阻
止する作用がない。
これはコイルの間隔が相当に広い為、構造上、渦流によ
る実質熱交換面積の低下が起らない為である。
コイル外流体の渦流による実効熱交換面積の減少効果は
、コイル間隔を狭くして、熱交換量に対する全体の大き
さを小さくしたときに生ずる弊害である。
小型で高能率なという特性は、どこでも安価に便利に使
用できる特長を実現する為、いかなる場所に使用される
熱交換器であっても特に重要な特性である。
又、コイル外流体が流動されないタンク内に、一部は太
く、他の一部は細く巻かれた熱交換用のコイルが内蔵さ
れた熱交換器も公知である。
(米国特許3411574号)しかしながら、コイル外
流体を流動させない熱交換器は、コイルの近傍でコイル
外流体が渦流を生ずることがなく、このことによる実効
熱交換面積の減少効果は生じない。
ただ、この構造になると、熱交換器全体が相当に大きく
なる欠点を解消できない。
、更に又、螺旋状に巻かれた熱交換管の間を、流体がジ
グザグ状に曲って流動するように、上下に隣接する熱交
換管1ターンの曲率半径が異なる熱交換器は開発されて
いる。
(特開昭52−98246号公報、実公昭44−136
83号公報、特開昭48−22801号公報、実公昭3
5−20001号侯報、号公報39−27144号公報
) 上下に隣接するコイル間にジグザグ状の通路が形成され
た熱交換器は、コイル間をジグザグ状に流体が高速流動
できるならば、上下に位置ずれなく並べられたコイルに
比べて熱交換効率を向上できる。
かじながら、従来のこの種の熱交換器は、ジグザグ状に
形成されたコイル間に流体を高速流動させる為の構造が
充分でなく、実質熱交換面積がそれ捏上しない欠点があ
った。
即ち、渦流による実質熱交換面積の低下を阻止する目的
でコイルをジグザグ状に配列しているが、コイル間に比
べて、コイル間をバイパスして流れるコイル外流路が極
めて広いため、狭いコイルとコイルとの間に強制的にコ
イル外流体を流動さけることができず、コイル間隔を狭
くして、熱交換量に対する全体の大きさを小さくしたと
きに、渦流によ実質熱交換面積が減少する欠点があった
この為、コイルがジグザグ状に配列されているが、全体
の形状を小型化すると、渦流によって実質熱交換面積が
低下する欠点があった。
Cこの考案の目的 この考案の重要な目的は、コイル間隔を狭くして、熱交
換量に対する装置の容積を小型化できるにもかかわらず
、渦流による実質的な熱交換面積の減少を防止でき、小
型にして有効伝熱面積が大きい熱交換器を提供するにあ
る。
D 従来の問題点を解決する為の手段 内筒3と外筒2との間に円筒状の熱交換室6が形成され
ている。
熱交換室6には、螺旋状のコイル1が配設されている。
コイル1は、コイル外流体がジグザグ状に流れるように
、上下に隣接する1ターンの曲率半径が相違する。
即ち、上下に隣接するコイル1の1ターンは、半周以上
が交互に、内筒3の外表面と外筒2の内表面のいずれか
一方に接近する。
上下に接するコイル1の間隔は、コイル1の外径よりも
狭く、かつ、この間隔は、内筒3の外表面に接近するコ
イル1と内筒3外表面との間隔、並びに、外筒2の内面
に接近するコイル1と外筒3内面との間隔にほぼ等しく
形成される。
E 作用、効果 上下に隣接するコイル1が、交互に、外筒2と内筒3に
接近し、かつ、上下のコイル間隔が、コイル1が接近す
る外筒2との間隔、並びにコイル1が接近する内筒3と
の間隔にほぼ等しく形成されたこの考案の浸漬コイル型
熱交換器は、第10図に示すように、熱交換器に下から
流入される流体が、■コイルIAと内筒3との間、■上
下のコイルIAとコイルIBとの間、■コイルIBと外
筒2との間の3路に分流されてコイルIBを通過する。
コイル1Aの両側を通過したコイル外流体は、■、■に
分流されてコイルIB、ICを通過する。
このとき、コイルIA、IB間の間隔と、コイルIAと
内筒3との間隔、並びにコイルIBと外筒2の間隔がほ
ぼ等しいので、コイル外流体は、■、■、■にほぼ等し
い流量で分流される。
コイル1Aの両側を上昇した■、■のコイル外流体の和
は、好都合なことにコイルIBと外筒2との間を上昇し
た■のコイル外流体の2倍となり、これが■、■に2分
流されてコイル1Cを通過する為、■、■、■の流量は
ほぼ等しくなる。
同様に、■、■、■もほぼ等しくなり、結局■、■・・
・・・・■、■全ての流量がほぼ等しくできる。
コイル1の間に、外筒2や内筒3面に対して傾斜した強
制的に流動されるコイル外流体■、■。
■は、コイル1の裏面(第10図に於てコイルの上側)
に発生する渦流を防止し、コイル1表面に広い面積に渡
ってコイル外流体を高速流動させ、渦流による実質熱交
換面積の低下を防止する。
この為、全体をコンパクトにする目的で、コイル間隔と
コイル1と内外筒3,2との間隔を狭くすると、コイル
間を流れるコイル外流体の流速、並びにコイル1と内内
筒3,2との間を流れる流速を速くでき、実質熱交換面
積を減少するのでなく、むしろ反対に増大できる。
即ち、小型化して有効伝熱面積を増大できるという、熱
交換器にとって理想的な特性を実現する。
F 好ましい実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第4図に示す浸漬コイル型熱交換器は、円筒状で、上下
にコイル外流体の流入口4と流出口5とが設けられた密
閉構造の外筒2と、この外筒2内に配設された密閉構造
の内筒3と、この内筒3と外筒2との間に形成される熱
交換室6内に配設れ、両端が外筒外に貫通された一本の
コイル1とを備えている。
フィル1は第4図ないし第6図に示す如く、上下に隣接
するlターンが外側と内側とに位置ずれして、ある部分
は外筒に接近し、他のある部分が内筒に接近するように
相対向する個所の曲率半径が相違する状態で湾曲されて
いる。
第5図および第6図に示すコイル1は、A点からB点ま
でに同一の曲率半径で湾曲され、B点から0点までは、
次第に曲率半径が小さくなる状態に湾曲され、0点から
D点までは、円弧超よりは小さい同一の曲率半径で湾曲
され、更にD点からA点までは、次第に曲率半径が大き
くなる状態で湾曲されている。
この状態の湾曲を繰り返し、即ち、この形状のコイルが
縦に直列に連結された形状に湾曲すれば、第6図におい
て円弧油とCBとの交点を除く他の全ての個所は、上下
のコイルが内外に位置ずれされてコイル間にジグザグ状
のコイル外流体通路が形成される。
第7図および第8図に示すコイル1は、コイルを平面的
に見たときの交点が、第6図に示す如く同一個所に重な
らないように、交点を180度ずらせたもので、この構
造によると、交点での熱交換量を、第6図に示すものに
比べて多少向上できる。
第5図ないし第8図に示すコイル1は、半円周で、次第
に曲率半径が大きく、あるいは小さくなるように形成さ
れたものを示すが、曲率半径を次第に大きく、あるいは
小さくする部分は、180度以下でもよいのは言うまで
もない。
第5図ないし第8図に示すコイルは、直線状のパイプを
、予め表面に溝が刻設された折曲型に巻き付けるのがよ
い。
この折曲型の溝は、この溝に沿ってコイルを巻き付ける
だけで、第5図なし第8図に示すようにコイルが湾曲さ
れる形状に形成され、かつ巻かれたコイルが簡単に外せ
るように、例えば第9図に示す如く、外枠7と内筒8と
からなり、外枠7の内側に内枠8が挿入されており、外
枠7は第9図において最下部の部材7aが下方に引き抜
かれるように組み合わされており、外枠7に内枠8を挿
入して、その表面にコイルを巻いた後、内枠8を引き抜
いて、外枠7の最大部の部材7aを下方に外し、その他
の全ての外枠7をコイルから抜き出せばよい。
上下に隣接するコイル間隔は、熱交換器の全体形状を小
さくして実効熱交換面積を広くするように、第10図に
示す如く、コイルの直径より狭く形成される。
上下に隣接するコイル間隔が狭く、コイル1と内外筒3
,2との間隔が広いと、コイル外流体は、コイル間を高
速流動せずに、コイル1と、内外筒3,2との間を流動
して熱交換効率は向上しない。
従って、コイル1とこれが接近する内筒3又は外筒2と
の間隔も、第10図に示すように、コイル1の外径より
も狭<、シかもコイル1の間隔にほぼ等しく形成される
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の浸漬コイル型熱交換器の断面図、第2図
および第3図はその要部拡大断面図、第4図はこの考案
の一実施例を示す浸漬コイル型熱交換器の断面図、第5
図および第6図はコイルの一実施例を示す側面図および
平面図、第7図および第8図は他の実施例を示すコイル
の側面図および平面図、第9図は内外筒の水平断面図、
第10図は熱交換室の拡大断面図である。 1・・・・・・コイル、2・・・・・・外筒、3・・・
・・・内筒、4・・・・・・流入口、5・・・・・・流
出口、6・・・・・・熱交換室、7・・・・・・外枠、
8・・・・・・内枠。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)外筒2内部に内筒が配設されて、内筒3と外筒2
    との間に円筒状の熱交換室6が形成され、この熱交換室
    6の内に、螺旋状に巻かれた熱交換用のコイル1が配設
    されており、熱交換室6にコイル外流体が流され、コイ
    ル1内にコイル内流体が流されることによって、コイル
    1を介して両流体に、熱交換されるように構成された浸
    漬コイル型熱交換器において、該コイル1は1本で、熱
    交換室6内にコイル外流体がジグザグ状に流れる通路を
    形成するように、上下に隣接する1ターンの曲率半径が
    相違し、上下に隣接スるコイル1の1ターンは、交互に
    内筒3の表面と外筒2の内面に接近されており、更に、
    lターンの半周以上は内筒3の外表面と外筒2の内面の
    いずれか片方に、コイル外型よりも狭い間隔に接近され
    ており、更に、ジグザグ状のコイル外流体通路を形成す
    る上下に接近するコイル間隔は、コイルの外径よりも狭
    く形成され、更に、上下に接近するコイル1間隔と、内
    筒3の外表面に接近するフィル1と内筒3外表面との間
    隔と、外筒2の内表面に接近するコイル1と外筒2内表
    面との間隔がほぼ等しく形成されたことを特徴とする浸
    漬コイル型熱交換器。
  2. (2)コイルの全体形状がほぼ円筒状に巻かれると共に
    、内筒3の外表面に接近するコイル1の1ターンよりも
    短かい円弧は内筒3の外表に沿って同一の曲率半径で湾
    曲され、これに連結される円弧は曲率半径が次第に大き
    くなる形状に湾曲されて外筒2の内面に接近しており、
    更にこれに連結される円弧はlターンよりも短かい長さ
    に渡って同一の曲率半径で湾曲されて外筒2の内面に接
    近しており、更にこの部分に連結される円弧は、曲率半
    径が次第に小さくなる状態に湾曲されて内筒3の外表に
    接近するように構成された実用新案登録請求の範囲第(
    1)項記載の浸漬コイル型熱交換器。
JP12213983U 1983-08-03 1983-08-03 浸漬コイル型熱交換器 Expired JPS6021670Y2 (ja)

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JPS5948479U JPS5948479U (ja) 1984-03-30
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JP6149203B1 (ja) * 2016-01-15 2017-06-21 オリオン機械株式会社 熱交換器および水素ガス冷却装置
JP6182803B1 (ja) * 2016-02-24 2017-08-23 オリオン機械株式会社 熱交換器および水素ガス冷却装置

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