JPS6021082B2 - 車両用室温制御装置 - Google Patents

車両用室温制御装置

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JPS6021082B2
JPS6021082B2 JP53058106A JP5810678A JPS6021082B2 JP S6021082 B2 JPS6021082 B2 JP S6021082B2 JP 53058106 A JP53058106 A JP 53058106A JP 5810678 A JP5810678 A JP 5810678A JP S6021082 B2 JPS6021082 B2 JP S6021082B2
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blower
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room temperature
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康宏 岩田
政則 永の間
貞一 鍋田
康史 小島
潔 宇佐美
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NipponDenso Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00314Arrangements permitting a rapid heating of the heating liquid

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  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車等の車両オートエアコン等における車室
内温度の制御を効率的に行う車両用室温制御装置にする
ものである。
従来、自動車のオートエアコンでは、車室内の空気また
は取入れられた新鮮な外気を加熱して暖房、或いは除湿
暖房するヒータ機能と、車室内の空気または外気を冷却
、或いは除湿するクーラ機能とを組合せ、クーラを通し
て除湿した空気の一部をヒータに通すようにした車室内
の空気調和を制御している。
そして、ヒータの熱源媒体としてエンジン冷却水を利用
しているので、運転開始時にエンジン冷却水の温度上昇
が遅くなる冬期などでは、エンジン冷却水の熱をヒータ
にて吸熱することによって冷却水温の所定値までの上昇
に長時間を要すことになり、エアコンにおける特にヒー
タ機能を早期に発揮することができなくなってしまう。
本発明は上記の問題に鑑みたもので、暖房するための熱
源媒体の温度が所定値に達するまでその温度の上昇に応
じてそれより吸熱する空気流量を多くし、この媒体温度
が所定値に達した後は、制御目標の設定温度に対する車
室内温度の偏差に基き、その偏差の減少に応じて前記空
気流量を少なくすることによって、エンジン始動後など
の制御開始時における過渡状態での前記媒体の温度を効
率的に上昇させ、しかも車室内温度を前記設定温度に向
けて滑らかに制御することができる車両用室温制御装置
を提供することを目的とするものである。
この目的を達成するため、本発明の装置は、第4図に表
わすように、室温制御対象の車室内を暖房するための熱
交換器と、この熱交換器により加熱される空気の量を調
節しつつ車室内に加熱空気を供給する送風機と、この送
風機の送風能力を制御信号に応答して調節する送風量調
節手段と、を備えた車両用室温制御装置において、前記
熱交換器の熱源媒体の温度を検出する媒体温度検出手段
と、前記車室内の温度を検出する室温検出手段と、前記
車室内の設定温度を得る温度設定手段と、前記検出され
た車室内温度と前記設定温度との偏差を抽出する偏差抽
出手段と、前記検出された媒体温度が所定値に達するか
否かを判定する判定手段と、前記判定結果が所定値に達
しないことを示すとき前記検出された媒体温度に応じて
前記送風機の送風能力を変えるように前記送風量調節手
段に制御信号を付与する第1の制御手段と、前記判定結
果が判定値に達することを示すとき前記抽出された偏差
に応じて前記送風機の送風能力を変えるように前記送風
量調節手段に制御信号を付与する第2の制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
後述する実施例を参照すると、かかる横成を実現するに
際して、送風機はブロワモータ3、熱交換器はエンジン
冷却水を利用するとヒータコア5がそれぞれ適用され、
送風量調節手段としてはブロワモータの回転速度を変え
得るモー夕駆動回路15が適用される。
また、偏差抽出手段、判定手段、第1の制御手段、およ
び第2の制御手段は、予め設定した制御プログラムの実
行により予め設定した機能を実現するマイクロコンピュ
ータ13のそれぞれの機能として説明される。
マイクロコンピュータには、媒体温度検出手段してのエ
ンジン冷却水温センサ9、室温検出手段としての室温セ
ンサ8、温度設定手段としての温度設定器10が入力側
に接続され、出力側には先のモータ駆動回路15が接続
される。上記に構成における偏差抽出手段、判定手段、
第1および第2の制御手段と、以下に述べる実施例での
マイクロコンピューター3における制御プログラムとの
関わりについての理解を助けるため、これらの手段と第
2図に例示されたフ。。グラムステップとの対応関係に
ついて説明する。なおプログラムステップ102は各手
段に必要な信号を与えるためのものであり、ここでは他
のプログラムステップとの関係についての説明を省略す
る。本発明の構成において、偏差抽出手段は符号110
に示される偏差計算ステップに主として関係しており、
判定手段は第3水温判定ステップ108に主に関係し、
第1の制徴手段は符号104なし、し107と109で
示す一連のステップに対応し、第2の制御手段は符号1
11なし、し115で示す一連のステップに対応してい
る。
以下本発明を図に示す実施例について説明する。第1図
はその全体構成を示す構成図である。この第1図におい
て、1はエアコンのダクトで、外気取入口laから外気
を導入し、また内気取入口lbから内気を循環させるも
のである。2は内外気切換ダンパで、外気導入と内気循
環を手動操作にて切換えるものであり、外気導入状態を
実線にて示している。
3はブロモータで、外気取入口la或いは内気取入口l
bから空気を空気を吸込んで送風するものであり、その
回転速度を制御して空気流量を変化させている。
4は前記ブロモータ3による送風空気を冷却通過させる
ェバポレータで、ダクト1内に横断配設している。
5はダクト1内に配設したヒータコアで、エンジン冷却
水を導入してその熱により送風空気を加熱通過させるも
のである。
6はエアミツクスダンパで、ェバポレータ4の通過空気
に対し、ヒータコア5側に導入する割合を調整し、冷却
空気の冷風と加熱空気の腰風の混合にて温度調節して車
室7内に吹出している。
このェアミックスダンパ6の開度は、内、外気温度およ
びダンパ関度などの各種情報を検出して制御目標の設定
温度に室温を保持するよう自動制御されているが、その
ダンパー制御回路6aの詳細構成は周知のためその図示
は省略している。8は車室7内の温度を検出して室温信
号を発生する室温センサで、温度検出手段を構成してい
る。
9はエンジン冷却水の温度を検出して水温信号を発生す
る冷却水温センサで、暖房のための媒体の温度を検出す
る媒体温検出手段を構成している。
1川ま制御目標の設定温度を定める温度設定器で、運転
者がマニュアルにて希望の室温を定めている。
1 1はモード設定器で、オートエアコンにおけるヒー
タモード、デフロスタモードなどの各種モードをマニュ
アルにて定めるものであり、ヒータモードのときヒータ
モード信号を発生している。
12はアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D
変換器で、室温センサ8よりの室温信号、冷却水温セン
サ9よりの水温信用、温度設定器10よりの設定信号を
順次ディジタル信号に変換している。
13は予め定めた室温制御プログラムに従ってソフトウ
ェアのディジタル演算処理を実行するシングルチップの
マイクロコンピュータで、演算処理手段を構成しており
、数MHZの水晶振動子14を接続するとともに、車教
バッテリより電源供給を受けて5Vの安定化電圧を発生
する電源回路(図示せず)よりの安定化電圧の供給を受
けて作動状態になるものである。
そして、このマイクロコンピュータ13の演算処理によ
って自動車のエンジン始動後の冷却水の温度が低い間は
その水温に応じてブロワモータ3の回転速度を段階的に
切換制御するための指令信号を発生し、水温が所定値に
達した後においては車室内温度と設定温度の偏差に応じ
てブロワモ−夕3の回転速度を段階的に切操制御するた
めの指令信号を発生している。このマイクロコンピュー
ター3は、上記の指令信号を発生するための演算手順を
定めた室温制御プログラムを記憶している読出専用メモ
リ(ReadOnlyMemory;ROM)と、この
ROMの室温制御プログラムを順次読出してそれに対応
する演算処理を実行する中央処理部(CentralP
rocessingUnit;CPU)と、このCPU
の演算処理に関連する各種データを一時記憶するととも
にそのデータのCPUによる議出しが可能なメモリ(R
an舷mAccessMemory:RAM)と、水晶
振動子14を伴って上記各種演算のための基準クロック
パルスを発生するクロック発生部と、各種信号の入出力
を調整する入出力回路(1/0回路)とを主要部に構成
した1チップの大規模集積回路製のものである。15は
モータ駆動回路で、マィクロコンピュータ13よりの指
令信号を受けてブロワモー夕3の停止、回転作動を制御
するとともに、回転作動時にはその回転速度を低速、中
遠、高速の3段階に切換えて車室7内へ送風する空気流
量を調整している。
このモータ駆動回路15およびブロヮモータ3にて調整
手段を構成している。次に、上記横成においてその作動
を第2図の演算流れ図とともに説明する。
この第2図は室温制御プログラムによるマイクロコンピ
ュータ13の演算処理を示す演算流れ図である。
まず、このマイクロコンピュータ13の演算処理につい
て説明する。今、この装置を備えた自動車においてその
運転開始によりマイクロコンピュータ13に図示してな
い電源回路より安定化電圧の供給を受けて作動状態にな
り、数百msec程度の周期にて数msec程度の室温
制御プログラムの演算処理を実行する。すなわち、第2
図のスタートステップ101より室温制御プログラムの
演算処理を開始して信号入力ステップ102に進む。
この信号入力ステップ102では、モード設定器1 1
よりのモード信号、温度設定器10よりA/D変換器1
2を通したディジタルの温度設定値TM、室温センサ8
よりA/D変換器12を通したディジタルの室温信号T
R、冷却水温センサ9よりA/D変換器1 2を通して
ディジタルの水晶信号TWをRAMに入力記憶し、ヒー
タモード判定ステップ103に進む。このヒータモード
判定ステップ103では、信号入力ステップ102にて
入力記憶したモード信号がヒータモードであるか否かを
判定し、その判定がイエス(YES)のとき第1水温判
定ステップ104に進む。この第1水温判定ステップ1
04では、信号入力ステップ102にて入力記憶した水
温信号TWの示す冷却水温が40℃以下か否かを判定し
、その判定がYESのときブロヮオフステツプ105に
進んでブロワモータ3を停止させるための停止指令信号
をモータ駆動回路15に加えるが、冷却水温が4ぴ○よ
り高くなるとその判定がノー(NO)になり、第2水温
判定ステップ106に進む。この第2水温判定ステップ
106では、40℃より高くなっている前記水温信号T
Wの示す冷却水温が50℃以下か否かを判定し、その判
定がYESのときブロワ低速ステップ107に進んで低
速指令信号をモータ駆動回路15に加えてブロワモータ
3を低速回転させるが、冷却水温が5000より高くな
るとその判定もNOになり、第3水温判定ステップ10
8に進む。この第3水温判定ステップ108では500
0より高くなっている前記水温信号TWの示す冷却水温
が6000以下か否かを判定し、その判定がYESのと
きプロワ中遠ステップ109に進んで中遠指令信号をモ
ータ駆動回路15に加えてブロワモータ3を中遠回転さ
せるが、冷却水温が60qoより高くなるとその判定も
NOになり、偏差計算ステップ110‘こ進む。また、
前記ヒータモード判定ステップ103の判定がNOのと
きにも同様に偏差計算ステップ1101こ到来する。こ
の偏差計算ステップ110では、信号入力ステップ10
2にて入力記憶した温度設定値打Mと室温信号TRとの
差の絶対値となる偏差○をD=ITM−TRIの式の計
算にて求め、第1偏差判定ステップ111に進む。
この第1偏差判定ステップ111では、前記偏差Dが1
℃以下か否かを判定し、その判定がYESのときブロワ
低速ステップ112に進んで低速指令信号をモー夕駆動
回路15に加えてブロワモータ3を低速回転させるが、
前記偏差Dが1℃より大きいときにはその判定がNOに
なり、第2偏差判定ステップ113に進む。この第2偏
差判定ステップ113では、前記偏差Dが3℃以下か否
かを判定し、その判定がYESのときブロワ中遠ステッ
プ114に進んで中遠指令信号をモータ駆動回路15に
加えてブロワモータ3を中遠回転させるが、前記偏差D
が3℃より大きいときにはその判定がNOになり、ブロ
ワ高速ステップ115に進んで高速指令信号をモータ駆
動回路15に加えてブロワモータ3を高速回転させ、エ
ンドステップ116に進む。また、ブロワオフステップ
105、プロワ低速ステップ107、ブロワ中速ステッ
プ109、およびブロヮ低速ステップ112、ブロワ中
遠ステップ114の演算処理後も同様にエンドステップ
116に進み、1回の演算処理を完了する。そして、ス
タートステップ101からエンドステップ116に至る
演算処理は、数msec程度の時間を費しており、数百
msec程度の周期にてその演算処理を他の車戦の各種
制御装置のための演算処理とともに繰返している。これ
により、ダクト1から車室7内への空気流量を調整して
効率的な室温制御を行なっている。次に、冬期における
エンジン始動時から徐々に変化する各種状態に対応した
全体作動を説明する。
まず、自動車の運転開始のためにキースィッチを投入す
ると、図示しない電源回路より安定化電圧が供給される
マイクロコンピュータ13が作動状態になる。
このとき、冬期の運転開始のためヒータモード‘こ設定
したモード設定器11よりヒータモード信号を発生し、
温度設定器10より暖房の希望温度を示す温度設定値T
Mを発生している。従って、マイクロコンピューター3
は第2図のスタートステップ101より信号入力ステッ
プ102に進み、モード設定器11よりのヒータモード
信号、温度設定器10よりA/D変換器12を通したデ
ィジタルの温度設定値打M、室温センサ8よりA/D変
換器12を通したディジタルの室温信号TR、冷却水温
センサ9よりA/D変換器12を通したディジタルの水
温信号TWを入力してRAMに一時記憶し、次のヒータ
モード判定ステップ103に進む。このヒータモード判
定ステップ103の判定は前記ヒータモード信号によっ
てYESとなり、第1水温判定ステップ104に進むが
、エンジン始動前で冷却水温が4000よりはるかに低
くなっているため、その判定がYESとなってブロワオ
フステツプ105に進み、停止指令信号をモータ駆動回
路15に加えてプロワモータ3を停止させ、エンドステ
ップ116に進む。
これにより、室温制御のための1回の演算処理を完了し
、以後数百msec程度の周期にて上記のスタートステ
ップ101から信号入力ステップ102、ヒータモード
判定ステップ103、第1水温ステップ104、ブロワ
オフステツプ105を通してエンドステップ116に至
る演算処理を繰返す。この操返演算はエンジン始動し、
冷却水温が徐々に上昇して40つ0より高くなるまで継
続して実行される。
0 そして、冷却水温が40こ○より高くなると、第
1水温判定ステップ104の判定がYESからNOに反
転し、ブロワオフステップ105に進まず、第2水温ス
テップ106に進んで冷却水温が50ご0以下か否かを
判定する。
このとき、冷却水温が40qoを越えた直後のため、5
0午0以下になっておりその発定がYESとなってブロ
ワ低速ステップ107に進み、低速指令信号をモータ駆
動回路15に加えてブロワモータ3を低速回転させ、エ
ンドステップ1 16に進む。そして、冷却水温が50
午Cを越えるまでは、数百msecの周期にてスタート
ステップ101から信号入力ステップ102、ヒータモ
ード判定ステップ103、第1水温判定ステップ104
、第2水温判定ステップ106、ブロワ低速ステップ1
07を通してエンドステップ116に至る演算処理を繰
返す。その後冷却水温が徐々に上昇して50qoより高
くなると、第2水温判定ステップ106の判定がYES
からNOに反転し、ブロワ低速ステップ107に進まず
、第3水温判定ステップ108に進んで冷却水温が60
oC以下か否かを判定する。
このとき、冷却水温が5000を越えた直後のため、6
0oC以下になつおりその判定がYESとなってブロワ
中遠ステップ109に進み、中途指令信号をモータ駆動
回路15に加えてブロワモータ3を中遠回転させ、エン
ドステップ116に進む。そして、冷却水温が6000
を越えるまでは、数百msecの周期にてスタートステ
ップ101から信号入力ステップ102、ヒータモード
判定ステップ103、第1水温判定ステップ104、第
2水温判定ステップ106、第3水温判定ステップ10
8、ブロワ中速ステップ109を通してエンドステップ
116に至る演算処理を繰返す。その後、冷却水温がさ
らに上昇して6000より高くなると、第3水温判定ス
テップ108の判定がYESからNOに反転し、ブロワ
中遠ステップ109に進まず、偏差計算ステップ11川
こ進んで温度設定値TMと室温信号TRとの差の絶対値
よりなる偏差Dを求める。このときの偏差は、それまで
に冷却水温の上昇に応じてブロワモー夕3の回転をオフ
から低速、中速へと段階的に切換制御して車室7内へ送
る空気流量を段階的に増加させるのみであるため、通常
300より大きくなる。従って、偏差Dが1℃以下か否
かを判定する第1偏差判定ステップ111の判定がNO
になり、その後に進む第2偏差判定ステップ113にお
ける偏差Dが3℃以下か否かの判定もNOとなり、ブロ
ワ高速ステップ115に進んで高速指令信号をモ−タ駆
動回路15に加え、ブロワモータ3を高速回転させてエ
ンドステップ116に進む。そして、前記偏差Dが3℃
以下になるまでは、上記のスタートステップ101から
信号入力ステップ102、ヒータモード判定ステップ1
03、第1水温判定ステップ104、第2水温判定ステ
ップ106、第3水温判定ステップ108、偏差計算ス
テップ110、第1偏差判定ステッ111、第2偏差判
定ステップ113、プロワ高速ステップ115を通して
エンドステップ116に至る演算処理を繰返し、車室7
内への空気流量を多くして車室7内の温度上昇を速め、
温度設定値びMに早く近付ける。これにより、室温が温
度設定値TMに近づき、前記偏差Dが3℃以下になると
、上記の操返演算における第2偏差判定ステップ113
の判定がNOからYESに反転し、ブロワ高速ステップ
115に進まず、ブロワ中途ステップ114に進んで中
速指令信号をモータ駆動回路15に加え、フロワモータ
3の回転速度を高速から中速に切換えてエンドステップ
116に進む。そして、次に偏差Dが1℃以下に達する
までは、スタートステップ101から信号入力ステップ
102、ヒータモード判定ステップ103、第1水温判
定ステップ104、第2水温判定ステップ106、第3
水温判定ステップ108、偏差計算ステップ110、第
1偏差判定ステップ111、第2偏差判定ステップ11
3、ブロワ中遠ステップ114を通ってエンドステップ
116に至る演算処理を繰返すことによって、ブロワモ
ータ3の回転速度を中速に制御する。これにより、室温
が温度設定値nMにさらに近づき、偏差Dが1℃以下に
なると、上記の繰返演算における第1偏差判定ステップ
111の判定がNOからYESに反転し、第2偏差判定
ステップ113に進まず、ブロワ低速ステップ1 12
に進ん,で低速指令信号をモータ駆動回路15に加え、
フロワモー夕3の回転速度を中遠から低速に切換えてエ
ンドステップ116に進む。
そして、偏差Dが1℃以下になっている間は、スタート
ステップ101から信号入力ステップ102、ヒータモ
ード判定ステップ103、第1水温判定ステップ104
、第2水温判定ステップ106、第3水温判定ステップ
108、偏差計算ステップ110、第1偏差判定ステッ
プ1 1 1、ブロワ低速ステップ112を通ってエン
ドステップ116に至る演算処理を繰返すことによって
、ブロワモータ3の回転速度を低速に抑制する。他方、
モード設定器1 1のモードがヒータモード以外のモー
ドになっている場合には、マイクロコンピュータ13は
スタートステップ101から信号入力ステップ102を
通って進むヒータモード判定ステップ103の判定がN
Oになり、第1水温判定ステップ104に進まず偏差計
算ステップ1 1川こ進む。
以後、上記した冷却水温が60qCより高くなったとき
と同様の演算処理を実行し、温度設定値TMに対する室
温の偏差Dが300より大きい場合にブロワモータ3の
回転速度を高速に制御し、偏差Dが3℃と1℃の間にな
った場合にブロワモー夕3の回転速度を中遠に制御し、
さらに偏差Dが1℃になった場合にブロワモータ3の回
転速度を低速に減速する。従って、ヒータモードになっ
ているときには、冷却水の温度に応じてブロワモータ3
の回転速度を自動調節し、冬期などにおけるエンジン始
動後の冷却水温の立上りを早くし、早期に暖房感を得る
ことを可能とし、また冷却水の温度が充分に上昇した時
点以後、或はヒータモード以外のモード時においては、
温度設定値と室温の差に応じてブロワモータ3の変速を
制御し、室温が温度設定値に近くなるに従ってブロワモ
ータ3の回転速度を下げ、効率的で静かな制御を行うと
ともに電力消費の節約を計ることができる。
次に、第3図は本発明の他の実施例を示す演算流れ図で
あり、室温制御プログラムによる演算処理を効率化した
ものである。
すなわち、エンジン始動にて冷却水温が60ooに達す
るまでの過渡状態の時間に比して冷却水温が6000を
越えた安定状態の時間の方が長い点に着目し、その安定
状態における演算処理のステップ数を減少させている。
そのために、第2図の演算流れ図における第1水温判定
ステップ104、フロワオフステップ105、第2水温
判定ステップ106、プロワ中速ステップ107、第3
水温判定ステップ108、およびブロワ中遠ステップ1
09の代わりに、水温信号TWの示す冷却水温が60℃
より高いか否かを判定する高水温判定ステップ201、
冷却水温が50qoより高いか否かを判定する中水温判
定ステップ202、ブロワ中途ステツプ203、冷却水
溢が4ぴ0より高いか否かを判定する低水温判定ステッ
プ204、ブロワ低速ステップ205、およびプロワオ
フステツブ206を用いている。その他は第2図の各種
ステップと同様にしている。これにより、ヒータモード
でのエンジン始動直後の冷却水温が40午C以下のとき
には、スタートステップ101から信号入力ステップ1
02を通して到来するヒータモード判定ステップ103
のの判定がYESになり、高水温判定ステップ201の
判定がNOになり、中水温判定ステップ202の判定も
NOになってブロワ中遠ステップ203に進まず低水温
判定ステップ204に進み、その判定もNOになってブ
ロワ低速ステップ205に進まずブロワオフステップ2
06に進み、停止信号をモータ駆動回路15に加えてブ
ロワモータ3を停止させ、エンドステップ116に至る
演算処理を繰返す。
その後、エンジン作動の継続により冷却水温が上昇して
40午0を越えると、上記の操返演算における低水温判
定ステップ204の判定がNOからYESに反転し、ブ
ロワオフステップ205に進まずブロワ低速ステップ2
05に進み、低速指令信号をモータ駆動回路15に加え
てブロワモータ3を低速回転させ、エンドステップ11
6に至る演算処理を繰返す。
その後、冷却水温がさらに上昇して50q0を越えると
、上記の操返演算における中水温判定ステップ202の
判定がNOからYESに反転し、低水温判定ステップ2
04に進まずブロワ中速ステップ203に進み、中遠指
令信号をモータ駆動回路15に加えてブロワモータ3を
中速回転させ、エンドステップ116に至る演算処理を
繰返す。
その後、冷却水温がさらに上昇して6000を越えて安
定状態になると、上記の操返演算における高水温判定ス
テップ201の判定がNOからYESに反転し、中水温
判定ステップ202に進まず偏差計算ステップ110‘
こ進み、温度設定値と室温の偏差Dを求め、その偏差D
の大きさ‘こ応じて第2図に実施例と同様にブロワモー
タ3の変速を制御する。このように、安定状態になった
ときに冷却水の温度を判定するステップとして高水温判
定ステップ201のみとなり、この安定状態における演
算ステップ数を減少させ、効率的な演算処理にてブロワ
モータ3の変速を制御して室温制御を行うことができる
なお、上述の実施例ではプロワモータ3の回転速度につ
いてマイクロコンピュータ13のソフトウェアの演算処
理にて制御し、ェアミックスダンパ6の開度について専
用の周知のダンパ−制御回路6aで制御するものを示し
たが、双方の制御をマイクロコンピュータ13にて統合
して演算処理してもよい。
以上述べたように本発明においては、制御対象の車室内
を暖房するための熱源媒体の温度を検出し、この媒体温
度の上昇に応じて前記媒体より吸熱して前記車室内へ送
風する空気流量を多くし、この媒体温度が所定値に達し
た後は前記空気流量の調整条件を前記車室内の温度に切
換え、この車室内温度と設定温度の偏差の減少に応じて
前記空気流量を少くしているから、エンジン始動後など
の制御開始の過渡状態での前記媒体よりの吸熱を少なく
してその温度上昇を効率的に行うようにし、充分な温度
に上昇したときには車室内温度を設定温度に向けて滑ら
かに制御することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になる車両用室温制御方法および装置の
一実施例を示す全体構成図、第2図は第1図中のマイク
ロコンピュータの演算処理を示す演算流れ図、第3図は
本発明の他の実施例を示す演算流れ図、第4図は本発明
の構成を概念的に表わした構成図である。 符号の説明(かっこ内は特許請求の範囲中の用語を表わ
す)3・・・ブロワモータ(送風機)、5・・・ヒータ
コァ(熱交換器)、T・・・車室、8・・・室温センサ
(室温検出手段)、9・・・冷却水温センサ(媒体温度
検出手段)、10・・・温度設定器(温度設定手段)、
13・・・マイクロコンピュータ、15・・・モータ駆
動回路(送風量調節手段)。 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 室温制御対象の車室内を暖房するための熱交換器と
    、この熱交換器により加熱される空気の量を調節しつつ
    車室内に加熱空気を供給する送風機と、この送風機の送
    風能力を制御信号に応答して調節する送風量調節手段と
    、を備えた車両用室温制御装置において、 前記熱交換
    器の熱源媒体の温度を検出する媒体温度検出手段と、
    前記車室内の温度を検出する室温検出手段と、 前記車
    室内の設定温度を得る温度設定手段と、 前記検出され
    た車室内温度と前記設定温度との偏差を抽出する偏差抽
    出手段と、 前記検出された媒体温度が所定値に達する
    か否かを判定する判定手段と、 前記判定結果が所定値
    に達しないことを示すとき前記検出された媒体温度に応
    じて前記送風機の送風能力を変えるように前記送風量調
    節手段に制御信号を付与する第1の制御手段と、 前記
    判定結果が所定値に達することを示すとき前記抽出され
    た偏差に応じて前記送風機の送風能力を変えるように前
    記送風量調節手段に制御信号を付与する第2の制御手段
    と、を備えてなる車両用室温制御装置。
JP53058106A 1978-05-16 1978-05-16 車両用室温制御装置 Expired JPS6021082B2 (ja)

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