JPS6019149A - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JPS6019149A
JPS6019149A JP12619283A JP12619283A JPS6019149A JP S6019149 A JPS6019149 A JP S6019149A JP 12619283 A JP12619283 A JP 12619283A JP 12619283 A JP12619283 A JP 12619283A JP S6019149 A JPS6019149 A JP S6019149A
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石川 鉄雄
Ryuichi Funada
舟田 隆一
Takashi Onishi
隆 大西
Masaji Ogata
正次 尾形
Hiroyoshi Kokado
小角 博義
Shigeo Suzuki
重雄 鈴木
Shigemasa Takano
高野 繁正
Manabu Sawada
学 澤田
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    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/05Organic bonding materials; Methods for coating a substrate with a photoconductive layer; Inert supplements for use in photoconductive layers
    • G03G5/0528Macromolecular bonding materials
    • G03G5/0557Macromolecular bonding materials obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsatured bonds
    • G03G5/0578Polycondensates comprising silicon atoms in the main chain

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は電子写真による画隊作成に有効な複合型電子写
真板に関し、特に耐久性(耐摩耗性)、解像寿命に曖れ
だ電荷搬送層を有する複合型電子写真板に関する。
〔発明の背景〕
電子写真複写、静電記録などは、コロナ放電による潜像
、トナー現像、トナー画像の転写、転写面のクリーニン
グプロセスがくり返されるので電子写真板表面の1ll
l]摩性にすぐれていること、電子写真特性の針時変化
が少ないことが要求される。
耐摩耗性に関しては、従来から、/リコーンオイル離型
層、セルロース系樹脂層、ビニル系樹脂層、シリコーン
系樹脂層、フッ素系樹脂層などの保護層あるいは(およ
び)絶縁層が提案されている。しかしこれらは、できる
だけ電子写真特性を損わない配慮から極力薄膜とするた
め、機械的摩耗や損傷を受け易く、かつコロナ電場での
化学劣化も起きやすい。さらに画質をはじめ電子写真特
性の低下があり満足出来る耐久性が得られていない。ま
た、電荷搬送層上に保護層あるいは絶縁層を形成するこ
と自体常に摩滅や界面剥離の問題を包含しており多層に
なる程コスト高になる欠点がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記従来技術の欠点を克服し、実用可能
な複合型電子写真板を提供することにある。それは、保
護層や絶縁層を設けることなく、電荷搬送層自体に特定
のボリア0キサンを添加することによって、表面摩擦係
数を下げ、耐摩耗性を大巾に向上させるとともに耐薬品
性、向t 湿性、クリーニング性も改善される。さらに
、くり返し使用に対する画質特性特にM像度が向上する
ことを見い出し本発明に至ったものである。
〔発明の概要〕
本発明は、導電性支持体上に電荷発生層及び電荷搬送層
を積層してなる複合型電子写真板において、電荷搬送t
ltを1114成する材料に一般式〔I〕及びCIDで
表わされる基本単位の重合物質を単独もしくは併用して
添加したことを傷徴とするものである。
一般式〔1〕 〔式中、几1は炭素数4以−ドのアルキル基、R2はフ
ェニル基、ビニル基をボす。〕 一般式〔J〕 〔式中、R1は炭素数4以下のアルキル基、几2はフェ
ニル基、ビニル基を示す。〕 複合型電子写真板において、電荷発生層と電荷搬送層の
二層で構成されるのがもつともソノグルな形であり、そ
の表面層となる電荷搬送層の酊j久性が電子写真板の寿
命を決定する重要な因子となる。
電荷搬送層は主として、電荷搬送機と結着剤樹脂および
添加剤から構成されるが、本発明のポイントは添加剤と
して上記特定のボリア0キザ/を添加することにある。
発明者等の添加剤による電子写真特性の改善、耐摩性等
の耐久性向上、層形成のだめの作業性改善等に関する実
験結果、多くのポリノロキザ/は耐摩耗性など表面潤滑
性に効果は認められるが、電子写真特性の特に感度低下
、残留電位を増大させるものが多い。ポリンロキザンの
中でもアミノ変性、カルボキン変性、エポキシ変性、エ
ポキシポリエーテル変性、エステル変性、アルギッド変
性、スチレン変性ボリア0キサンなどは感度低下が大き
く、また感光体としてくり返し使用した場合、経時とと
もに感光体の残留電位が増加する傾向がある。これに対
し、本発明の請求範囲に記載のポリ/ロキザンは電子写
真特性および面j人件が大11]に向上する。さらに、
好都合なことは、学制化した1tI;荷搬送材料を電導
支持体に塗工作業する場合、塗面の7・ジキを防止し、
塗面を平滑にするレベリング効果も極めて犬である。
本発明における前記一般式〔1〕および/または[41
)で表わされるポリ10キサンの象加割合I′i特に限
定されるものではないが電荷搬送層を構成する全固形分
に対しo、 o o i〜5重量係、望ましくは0.0
1〜2重111%が使用される。添加量がこの範囲よシ
少なくなると1制摩耗性、111II薬品性、側温性、
塗膜成膜性等の効果が低下する。一方添加量がこの範囲
ケ越えると電荷発生層との界面の接着性が低下する1唄
向にあり、また、電子写真特性の感度が低下しやすい。
次に、本発明に用いるスチリル系色素としては特に次式
で表わされる化合物が望ましい。
および から選ばれた1種のへテロi基(但し、ZはO−1:た
はSを示し、ヘテロ環基は置換されていてもよい)を示
し、nは、0,1または2を示しており、R4とR5は
炭素数が3以下のアルキル基である。
このようなヘテロ環基の置換基としては、−CI−1a
 。
C21−I5 、 ’ C3H7lどの低級7 /l/
 キ/l/基、−ct。
−Rrなどのハロゲン基、−N (CH3)2. N(
C2II5)z。
−N (C3H7)2などのジアルキルアミノ基、−0
CI−13。
−0C2H5などのアルコキシ基、更にフェニル基等を
挙げることができるが、これらに限定されるものではな
い。このような化合物め一部を構造式により、下記に列
挙する。
尚、上記化合物の合成法は、特公昭35−11218号
公報、特公昭35−11219号公報等に詳細に記載さ
れており、これら化合物の大部分は、日本感光色素研究
所(株)からNK色素として市販されている。
この例の如き電荷発物質と電荷搬送物質との組合せが好
適な理由は、明確でないが、既知の電荷搬送物質、例え
ば、ピラゾリ/誘導体、ヒドラゾン系化合物、トリフェ
ニルメタ/系化合物、トリフェニルアミン、2,4.7
−ドリニトロンルオレノン等に比べ、比較的イオン化ボ
テンシャルが小さいこと及び結晶化し難く、他の結着剤
樹脂との配合が容易で強固かつ均一な塗膜が得られ易い
こと等が4けられる。特に、負の帯電時において高感朋
を示すことから、電荷発生物質から電荷搬送物質への正
孔注入が、効率良く行われていると予想する。
電荷搬送q//J質にはスチリル系色素の他に、光導電
性を示すボl)’−N−ビニルカルバゾール、ポリ−9
−p−ビニルフェニルアントラセン等ノカルバゾール猿
、アットラセン猿を側鎖に有する高分子、ピラゾリン環
、ジベニゾモオフエン墳等の他のへテロ環、芳香族環を
り1す鎖に有する高分子を併用し得る。壕だ、史にはン
アニ/色素ベース、オキサゾール誘導体、オキサジアゾ
ール誘導体、ピラゾリ/誘導体、ヒドラゾン系化合物、
ポリーN二トロンルオレノン等のニトロフルオレノン類
等の既知の光導電性低分子を併用して汎用樹脂中に混合
して電荷輸送層とすることも可能である。オキサゾール
誘導体の代表的な例として、( (C 等が挙げられる。本発明に用い得る7アニン色素ペース
の例としては が挙げられる。オキザジアゾール誘導体は例えばである
。ピラゾリ/誘導体は例えば (但しXはH,OC’H3である)である。
なお、これらの化合物はそれ自体単独で電荷搬送層を形
成して効果を発揮することができるが、塗膜の強度、柔
軟性及び接着性等を向上させるだめ他の高分子化合物と
混合した系を用いて効果を増大させることができる。
このような高分子化合物の種類は特に限定されず、既知
の電子写真板用結着剤樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、ボリスチレ7樹脂、エポキシ樹脂、/リ
コン樹脂、ポリカーボネート樹脂およびポリエステルカ
ーボネート樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミ
ン樹脂、フラノ樹脂、ウレタン樹脂、繊維素誘導体等が
適宜選択して用いられる。
本発明における電荷発生物質としては、フタロシアニン
を用いることができる。特にτ型、τ′型、η型、η′
型などの無金属フタロンアニンが望ましい。
τ型金金属フタロソアニンは次のように定義される。即
ち、ブラッグ角度(2θ±0,2度)が7、i、9.2
,16.8.17.4.zo、4及び20.9に強いX
線回折図形を有するものである。特に、赤外線吸収スペ
クトルが700〜760 cm−”の間に751±2c
n層が最も強い4本の吸収帯を、1320〜1340 
tlrI−’の間に2本のほぼ同じ強さの吸収帯を、3
288±3 or1″″に特徴的な吸収を有するものが
望ましい。
τ′型型金金属フタロシアニン次のように定義される。
即ち、Cu K47 N 1の!、541人のX線に対
して、ブラッグ角度(2θ=l: o、 2度)が7.
5゜9.1,16.8,17.3,20.3.20.8
,21.4及び27.4に強いX線回折図形を有する新
規の無金属フタロンアニン結晶多形である。特に、赤外
線吸収スペクトルが700〜760 twr−’の間に
754−±2(1)−夏が最も強い4本の吸収帯を、1
320〜13’40 Cn+−’の間に2本のほぼ同じ
強さの吸収帯を、32971:3m’″′に特徴的な吸
収を有するものが望ましい。
η型金金践フタロ7アニンは次のように定義される。即
ち、無金属フタロシアニン100重量部と、ベンゼン核
に置換基を有する無金属フタロ/アニン、ベンゼン核に
置換基を有しても良いフタロシアニン窒素同構体若しく
は金属フタロンアニンの1種若しくは2種以上の混合物
50重量部以下との混合物結晶であシ、赤外線吸収スペ
クトルが700〜760cm−’の間に753±1a+
−’が最も強い4本の吸収帯を、1320〜134 Q
 cnn−sの間に2本のほぼ同じ強さの吸収帯を、3
285±51771 ”’に特徴的な吸収を有するもの
である。本発明者の検討によれば、η型金金属フタロシ
アニンは特にブラッグ角度(26±0.2度)が7.6
,9.2゜16.8,17.4及び28.5に強いピー
クを示すX線回折図形を有するものと、7.6.9.2
.16.8゜17.4,21.5及び275に強いピー
クを示すX線回折図形を有するものとが挙げられる。
η′型型金金属フタロ/アニン次のように定義される。
即ち、無金属フタロシアニン100重量部と、ベンゼン
杉に置換基を有する無金属フタロンアニン、ベンゼン核
に置換基を有しても良いフタロシアニン窒素同構体若し
くは金属フタロシア二ンの1種若しくは2種以上の混合
物50重量部以下との混合物結晶であり、赤外線吸収ス
ペクトルが700〜7(30an−’の間に753±1
crn−”が最も強い4本の吸収帯を、1320〜13
40>−”の間に2本のほぼ同じ強さの吸収帯を、32
97±5ffi ””に特徴的な吸収を有する新規の無
金属フタロンアニン結晶多形である。本発明者の検討に
よれば、η′型型金金属フタロシアニン判にブラッグ角
度(2θ±0.2度)が7.5,9.1,16.8゜1
7.3,20.3,26.8,21.4及び27.4に
強いピークを示すX物回折図形を有するものと、7.5
,9.1,16.8,17.’3,20.3,20.8
゜21.4,22.1,27.4及び285に強いピー
クを示すX線回折図形を有するものが望ましい。
尚、τ型、τ′型、η型、η′型のいずれの無金属フタ
ロシアニンも、感光波長域の極太値が790〜810 
n mの1[11囲にある。
本発明に用い得るτ型及びτ′型能無金属フタロシアニ
ン下記要領で作製される。すなわち、α型無金属フタロ
/アニンを50〜180Us好ましくは60〜130C
の温度において結晶変換するのに十分な時間攪拌もしく
は機械的歪力をもってミリングすることによって雲形τ
′型結晶形を有する無金属フタロンアニンが作製される
α型フタロシアニンはモーザーおよヒト−マスの「フタ
ロ/アニン化合物」(Moser 2ndThomes
 ” Phthalocyanine Compoun
ds”)等の公知方法および他の適当な方法によって得
られるものを使用する。例えば、無金属フタロンアニン
は硫酸等の酸によって脱金属ができる金属フタロシアニ
ン、例えばリチウムフタロシアニン、ナトリウムフタロ
ンアニ7、カルシウムフタロンアニン、マグネシウムフ
タロンアニンなどを含んだ金属フタロシアニンの酸処理
によって、まだ、フタロジニトリル、アミノイミノイソ
インドレニンもしくはアルコキンイミノイソインドレニ
ンなどから直接的に作られるものが用いられる。このよ
うに既によく知られた方法によって得られる無金属フタ
ロシアニンを望ましくは5C以下で硫酸に一度溶解もし
くは硫酸塩にしたものを水まだは氷水中に注ぎ再析出も
しくは加水分解し、α型無金属フタロ7アニンが得られ
る。
この際無機顔料を硫酸中もしくは再析出溶液中に溶解又
は分散したものを用いると、無機顔料を含むα型無金属
フタロシアニンが得られる。この無機顔料としては、非
水溶性の粉末であれば良く色相充填剤として用いられる
もの、例えばチタン白、亜鉛羅ホワイ;・カーボン、炭
酸カルシウム等の他、粉体として多方面で用いられる、
例えば金属粉、アルミナ、酸化鉄粉、カオリンなどが挙
げられる。
この無機顔料を含むα型無金属フタロシアニンは、含ま
ないものと比べて顔料化に際し、きわめて磨砕され易く
、微粒子化が容易であシ、省力化、省エネルギー化に効
果的である。
このような処理をしたαベリ無金属フタロシアニンは、
乾燥状態で用いることが好ましいが、水ペースト状のも
のを用いることもできる。攪拌、混練の分散メディアと
しては通常顔料の分散や乳化混合等に用いられるもので
よく、例えばガラスピーズ、スチールビーズ、アルミナ
ボール、フリント石が挙げられる。しかし分”散メディ
アは必ずしも必要としない。磨砕助剤としては通常顔料
の磨砕助剤として用いられているものでよく、例えば、
食塩、重炭酸ソーダ、はう硝等が挙げられる。しかし、
この磨砕助剤も必ずしも必要としない。
攪拌、混練、磨砕時に溶媒を必要とする場合には攪拌、
混練時の温度において液状のものでよく、例えば、アル
コール系溶媒すなわちグリセリン、エチレングリコール
、ジエチレングリコールもしくはポリエチレングリコー
ル系浴剤、エチレングリコールモノメチルエーテル、エ
チレンクリコールモノエチルエーテル等のセロノルブ系
溶剤、ケトン系溶剤、エステルケトン系溶剤等の群から
1種類以上選択することが好ましい。
結晶転移工程において使用される装置として代表的なも
のを挙げると一般品な攪拌装置例えば、ホモミキサー、
ディスパーザ−、アジター、スターラーあるいはニーダ
−、バンバリーミキサ−、ボールミル、サンドミル、ア
トライター等がある。
結晶転移工程における温度範囲は50〜180C1好ま
しくは60〜130Cの温度範囲内に行なう。まだ、通
常の結晶転移工程におけると同様に結晶核を用いるのも
有効なfI塙マ゛+5・本発明に用い得るη型及びη′
型型金金属フタロシアニン製造する際使用されるα型フ
タロンアニンおよびベンゼン核にW(IA基を有する無
金属フタロ/アニン、寸だけベンゼン核に置換基を有し
てもよりフタロソアニン窒素同構体もしくは金属フタロ
シアニンは、前述したモーザーおよびトーツスの[フタ
ロンアニン化合物J (Maser andThome
s ” PItLhalocyanine Compo
unds”)等の公知方法および他の適当な方法によっ
て得られるものを使用する。例えば、α型態金属フタロ
ンア他の 二ンも前述と同様の処方により得られ、これは声機顔料
を含むものであってもよい。また、フタロシアニン窒素
同構体としては、各種のポルフィン類、例えばフタロシ
アニンのベンゼン核の一つ以上をキノリン核に置き換え
た銅テトラピリジノポルフィラジンなどがあり、また金
属フタロシアニンとしては、銅、ニッケル、コバルト、
亜鉛、錫、アルミニウムなどの各種のものを挙げること
ができる。
また、置換基としては、アミン基、ニトロ基、アルキル
基、アルキレ基、ンアノ基、メルカプト基、ハロゲン原
子などがあり、さらにスルホン酸基、カルボン酸基また
はその金属塩、アンモニウム塩、アミン塩などを比較的
簡単なものとして例示することができる。更にベンゼン
核にアルキレン基、スルホニル基、カルボニル基、イミ
ノ基などを介して種々の置換基を導入することができ、
これらは従来フタロ/アニン顔料の技術的分野において
凝集防止剤あるいは結晶変換防止剤として公知のもの(
例えば、USI)3973981号公報、同40885
07号公報参照)、もしくは未知のものが挙げられる。
各置換基の導入法は、公知のものについては省略する。
また、公知でないものについては実施例中に参考例とし
て記載する。
α型無金属フタロシアニンとベンゼン核に置換基を有す
る無金属フタロ/アニン、またはベンゼン核に置換基を
有してもよいフタロ7アニン窒素同構体もしくは金属フ
タロシアニンとの混合割合1d100150(重量比)
以上であればよいが、望ましくは100/30〜100
10.1(重量比)とする。この比以上では得られたη
型及びη′型アフタロンアニンブリードし易くなり顔料
としての適性が低下する。
上述のような割合で混合するには、単に混合してもよい
し、α型金金机フタロシアニンを77ツドベーステイン
グする前に混合してもよい。このようにして混合された
混合物の攪拌あるいはミリングの方法は通常順tIの分
散、乳化、混合等に用いられるものでよく、攪拌、混練
の分散メディアとしては例えばガラスピーズ、スチール
ビーズ、アルミナボール、フ゛リント石が挙げられるが
、分散メディアは必ずしも必要としない。
磨砕助剤、混練時の溶媒、結晶転移工程において使用す
る行別、装置は、前述のτ型及びτ′型型金金属フタロ
シアニン場合と同様である。
η型及びη′型型金机フタロシアニンの結晶転移工程に
おける温度範囲は30〜22 Or、好ましくは60〜
130Cの温度範囲内に行なう。より高温ではβ型に転
移し易く、またより低温ではη型及びη′型への転移に
時間がかかる。また、通常の結晶転移工程におけると同
様に結晶核を用いるのも有効な方法である。
上記τ型、τ′型、η型或いはη′型の無金属フタロシ
アニンの他に更に他の電荷発生物質を併用することも含
まれる。このような電荷発生物質としては、例えばα型
、β型、r型或いはX型の無金楓フタロシアニンが挙げ
られる。勿論τ型無金属フタロンアニンとη型金金属フ
タロシアニンとの併用も有効である。また電荷発生物質
として知られる上記以外のフタロ/アニン顔料、アゾ顔
料、アントラキノン顔料、インジゴイド顔料、キナクリ
パン顔料、ベリレノ顔料、多環キノノ顔料、スクアリッ
ク酸メチン顔料等との併用も有効である。アゾ顔料の例
として、 (式中、Xは、OC山、父はCtを示す。)の安D(式
中)MはCン+、Mg又はBaを示す。)の安りきモノ
アゾ顔料が挙げられる。
〔発明の実施例〕
実施例1 τ壓フタロ7アニン顔料(東洋インキ製造(−製)1重
量部とシリコーン樹脂(信越化学工業膜、K’R,52
40) 3重量部をテトラヒドロ7ラン溶剤で255重
量部溶液になるようにして超音波で2時間分散混合して
、電荷発生物質とし、この塗液を膜厚100μmのアル
ミ箔上浸漬塗工した。浸漬塗工時の引上速度は15mm
/secである。これを乾燥して電荷発生物質の層(電
荷発生層)を形成した。この層の膜厚は約07μmであ
る。
次に、下記構造式を有する電荷搬送物質と結着剤樹脂と
してポリカーボネート樹脂(音大化成:■ぐ1285)
を重量比で1:3の割合で混合し、塩化メチレン/1,
1,2)リクロルエタ/=6/4(容量比)で100重
量部溶液を作成した。またこのとき本発明におけるメチ
ルフェニルボリア0キサンを電荷搬送物質と結着剤樹脂
に対して、0〜7重量%なるよう添加した各塗液を得た
この塗液を、浸漬塗工法によシ、上記電荷発生物質層上
に塗工し100Cで2時間乾燥して電子写真板を得だ、
全層を含めた塗工膜厚は15μmである。
この実施例より 44rj成された複合型の電子写真用
感光体は、静+17’、記録厭試験装置(川口電機社製
、5P−428)を用いて、電子写真特性の評価を行っ
た。この場合、負5kVのコロナ放電を10秒間行って
帯電させ(10秒間帯電直後の表面電位■。(V)を初
期電位とする)、30秒間暗所に放置後(この時の電位
をV2O(V)で表わし、(v3゜/Vo)xloo(
%)を暗減授とする)タングステンランプで表面熱1褪
が2tUXになるように露光し、この時の表面電位の減
衰及び時間を記録し、v3゜が172になるまでに要し
た時間t(秒)と照度の積で白色光感度(半減露光量、
E5o(tux−8))を表わした。
また、同時に表面の外収仕土シおよび耐jダ耗性につい
て評価した。耐摩耗性の評1i11i方法は、厚み5肺
×巾30酪×長さ201厨のウレタンブレードのエツジ
部を電子写真板の表面に対して45°になるように接地
させ、接地部に60gの荷重を加え、ストローク60咽
往復運動させることによって表面の摩耗を評価した。摩
耗率は、50,000往復回走行したときの摩耗率で表
示した。
結果を表1に示す。
この結果、電子写真特性はメチルフェニルポリシロキサ
ンの添加量が5係以上になると初期電位、暗減衰、感度
が悪くなる傾向があった。一方、酬摩耗性は添加量が多
い程良好な結果を得た。
実施例2 実施例1と同様にして得られた電荷発生層に、下記構造
式の電荷搬送物質1重量部、飽和ポリエステル樹脂(東
洋紡績社製、バイロン200)3重量部をテトラヒドロ
フラン20重量部に溶解させた塗液とし、さらに実施例
1と同様に、メチルフェニルビニルボリア0キサンを0
〜5重量弼するよう添加した塗液を塗工して成子写真板
を得た。
これらの電子写真板について、電子写真特性、耐摩耗性
を調べた。その結果を表2に示す。
実施例3 実施例1と同様にして得られた電荷発生層に、下記構造
式の電荷搬送物質1重量部、ポリカーボネート樹脂(米
国GE、レキサン141−111)3重量部を1.1.
2)リクロルエタン20皿[一部に溶解し、さらにメチ
ルフェニルポリシロキサンをO〜5重量係なるよう添加
した塗液を塗工して電子写真板を得た。全層を含めた塗
工膜厚は15μmである。
このようにして得られた電子写真板について、実施例1
で述べた静電記録紙試験装置で帯電−露光のくり返し試
験を行い試験前後の画質の訂価を行った。
帯電−露光の条件は負帯電5kV、10秒、暗減衰10
秒、露光はタングステンラングで表面照度2tux、露
光時間を5秒とした。これを1サイクルとして1000
ザイクル試験した。このときの試験前後の電子写真板に
ついて、手動現像により電子写真学会発行のテストチャ
ートAI R。
1975の解像度を評価した。結果を図に示す。
この結果、メチルフェニルポリシロキサン無添加のもの
に比較し2.0チまでは解像度が良好になり3襲で無添
加のものと同じ結果となった。しかる解像度を重視する
場合は0.05〜2.0%が最適である。
尚、τ型無金属フタロシアニンに代えてτ′型。
η型、η′型の各無金属フタロンアニンを用いた他は実
施例3と同様にして電子写真用感光体を得たが、夫々の
電子写真特性は実施例3と同様、良好であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば表面1制摩耗性に優れた電子写真用感光
体が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係る電子写真用感光体0 /、
0 2.Oty、θ 4.o 、r、。 メチ′L7x = /L yK’り、>aキかり4さl
a量 cit%ノ第1頁の続き 0発 明 者 高野緊圧 東京都中央区京橋二丁目3番13 号東洋インキ製造株式会社内 0発 明 者 澤田学 東京都中央区京橋二丁目3番13 号東洋インキ製造株式会社内 の出 願 人 東洋インキ製造株式会社東京都中央区京
橋二丁目3番13 号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、導電性支持体上に電荷発生層及び電荷搬送層を積層
    してなる電子写真用感光体において、電荷搬送層を構成
    する拐料に一般式〔I〕及び〔■〕で表わされる基本単
    位の重合物質を単独もしくは併用して添加したことを特
    徴とする電子写真用感光体。 一般式〔I〕 〔式中、■(lは炭素数4以下のアルキル基、R2は炭
    素数4以下のアルキル基、フェニル基、ビニル基を示す
    。〕 〔式中、ItIは炭素数4以下のアルキル基、R2はフ
    ェニル基、ビニル基を示t。〕 2 電荷搬送層中に前記一般式〔I〕および/または(
    n)で表わされる基本単位の重合物質が電荷搬送層を構
    成する材料の全固形分に対して、10″3〜5.0重量
    %添加したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の電子写真用感光体。 3、電荷搬送層中の電荷搬送物質がスチルリル系色素で
    あり一般式 から選ばれた1種のへテロ環基(但しZは、0またはS
    を示し、ヘテーロ環基は置換されていても良い)を示し
    、nは、0,1または2を示しておシ、又、几4.■t
    5は炭素数3以下のアルキル基を示す。)で表わされる
    化合物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の電子写真用感光体。 4、 電荷発生層中の電荷発生物質がτ型、τ′型、τ
    型及び/又はη′型型金金属フタロ/アニン含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    に記載の電子写真用感光体。
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JP2011027940A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 電子写真感光体

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