JPS601897A - 携帯用電子機器の電磁シ−ルド構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、少なくとも受信部、映像信号処理部、液晶画
像表示部を有する携帯用電子機器において機器内各部あ
るいは一部の電磁シールドの構造に関するものであり、
今後市場的に成長が期待される携帯型液晶テレビをその
例として含むものである。

本発明の目的は、受信部、映像信号処理部、液晶画像表
示部等を少なくとも２つ以北のブロックに分離し、これ
ら各部等をプラスチック製の基体に取り付け、本プラス
チック製基体にて、上記ブロックを覆うかあるいは、上
記ブロック間を平面あるいは断面的に隔離し、なおかつ
上記プラスチック製基体にメッキを施す事により、上記
ブロック各部から出るノイズを遮蔽する事である。

本発明の他の目的は、携帯用電子機器を構成する受信部
、映像信号処理部、液晶画像表示部等を金属メッキを施
したプラスチック製基体に取りつける事により、プラス
チック製基体に取りつけた各部の剛性を高め、強度を高
める事である。

昨今、映像文化、映像技術の発展は著しく、放送系にお
いてはキャプテンシステム、ハイオービス、文字多重放
送等が検討され、受信機関係においては、偏平ブラウン
管の開発、ビデオ画像表示液晶パネルの開発等がある。

ビデオ画像表示液晶パネルにおいては、従来の腕時計や
電卓等に用いられている液晶パネルのように能動素子を
パネル内に形成せずにビデオ画像を表示するものと、液
晶パネルに８１基板上に直接ＭＯ８）ランジスタを形成
したものやガラス基或してこれら薄膜Ｓｉ上にトランジ
スタを形成したものにビデオ画像を表示するものの大別
して２種類に区別される。

しかし、液晶パネルの内部に能動素子を形成しないもの
にせよ、形成したものにせよ、液晶パネルにビデオ画像
を表示させる為には、液晶パネルそのものＱ「あるいは
その外周部に多くの信号ラインが必要となる為、上記の
ような液晶パネルをビデオ画像表示として駆動する場合
、液晶パネルそのもの、あるいはその外周部から多数の
ノイズが発生しやすい事となる。

上記したビデオ画像表示の為の液晶パネル、すなわち液
晶画像表示部ばかりでなく、受信部、映像信号処理部等
を有する携帯用電子機器においては、その他の回路系に
おいてもノイズが発生し、各回路の信号品位を低下させ
、ひいては液晶パネルの画像品質を低下させかねない。

本発明は、このような携帯用電子機器において各部から
発生するノイズを遮蔽し、液晶パネルの画−像品質を向
上させ、これらと同時に携帯用電子機器の剛性を高め強
度を高める手段を提供するものである。

第１図は携帯用電子機器のうち、携帯型液晶テレビの回
路ブロック図の一例を示すものである。

第１図において１は液晶パネル、２はＸドライバー、３
はＸドライバー、４は同期制御回路、５は映像増巾回路
、６は映像検波回路、７は音声回路、８はスピーカ、９
はＩＦ増巾回路、１０はＡＧＯ増ＩＪ回路、１１はチュ
ーナー、１２はアンテナを示し、さらに大きなブロック
に分配したものを点線で示せば１３は液晶画像表示部、
１４は映像信号処理部、１５は受信部を示す。

以下第１図を簡単に説明する。電波は図中１２のアンテ
ナにより携帯型液晶テレビ内に取り入れられ、図中１１
のチューナーで希望する電波のみが選択される。さらに
図中９のＩＦ増ｉＪ回路にて希望する電波の周波数は中
間周波数に落され増巾される。図中１０のＡＧＯ回路は
映像検波出力の一定化や各回路の利得を制御する働きを
持つ。さらに図中６の映像検波回路は中間周波の増巾と
音声信号のトラップを行ない、音声信号は図中７の音声
回路で処理されて図中８のスピーカから出力される。図
中１の液晶パネルはＸ軸、ｙ軸をいくつかの画素に分割
したマ）　ＩＪクス状をしており、各部）　ＩＪクスの
行成分１列成分への信号分配を制御するのが図中２．３
のＸドライバー、Ｘドライバーである。図中４の同期制
御回路はＸドライバー及びＸドライバーのタイミングを
制御する。映像信号はＸドライバーに入力され、Ｘドラ
イバーは走査線のシフトを制御する。上記に説明した回
路の他に電源系の回路は当然存在するし、付加的機能の
為の回路等その他の回路も上記携帯用電子機器に含まれ
うる。

携帯型液晶テレビなどの携帯用電子機器は小さなスペー
ス内で多量の信号を処理する為、機器自体あるいはその
他から発生するノイズによる信号品位の低下、あるいは
信号品位の低下による液晶画像、音声等の出力の品質あ
るいは信頼性の低下が問題となる。特に携帯型液晶カラ
・−テレどの場合、ビデオ信号の密度が高い為に上記す
るノイズによる信号品位の低下はより大きな影響を及ぼ
す事となる。

次に主なノイズ発生源とその信号品位への影響について
説明する。最も憂慮すべきノイズは内部にトランジスタ
等の能動素子を有するものをはじめとする液晶画像表示
部からのノイズである。携帯型液晶テレビにおいては上
記液晶画像表示部にてビデオ画像を表示するにもかかわ
らず液晶画像表示部そのものからノイズが発生し、この
ノイズが受信部や映像信号処理部に飛び込むとこれらの
部分の信号品位が低下し、この信号品位低下が液晶画像
表示部に逆影響し液晶画像表示部の画像品質が低下する
事となる。また、電源系の昇圧トランスにおけるスイッ
チング電源も場合によっては悪質なノイズになりかねず
、さらにその他の回路においても充分なノイズ発生源と
なりつる。

第２図は最も憂慮すべきノイズ発生源の１つである液晶
画像表示部における本発明の一例を示すものである。第
２図中１６は液晶パネルの下パネルガラス、１７は同じ
く上パネルガラス、１８は液晶パネル設置用基板、１９
は液晶パネルの上パネルガラスと下パネルガラスを接合
する液晶封止接着層、２０は液晶層、２１は下パネルガ
ラスのトランジスタ等の能動素子が形成される面、２２
は液晶パネルを液晶パネル設置用基板に設置接合する接
着層、２３は液晶パネルの能動素子の配線パターンと液
晶パネル設置用基板との導通を図る為のボンディング線
、２４はモールド材、２５はＩＯチップ、２６はモール
ド材、２７は本発明によるプラスチック製の基体、２８
はプラスチック鎖の基体のメッキ層、上記説明において
第２図中１６〜２６が液晶画像表示部に相当する。さら
に第２図中２９は液晶画像表示部を上から固定する部材
であり第２図においては金属製メッキ３０を施したプラ
スチック製の部材を用いている。

携帯用電子機器においては、その携帯性を重視する為に
回路等の構成部品を密集して構成する事が多く、第２図
に示すような液晶画像表示部に平面的あるいは断面的に
隣接して映像信号処理部や受信部等が置かれる場合が極
めて多い。前述したように液晶画像表示部そのものが最
も大きなノイズの発生源の１つであるばかりか他の回路
部からもノイズが発生する場合があり、反面上記する液
晶画像表示部やその他の回路部は外部からのノイズの侵
入によって信号品位や画像品質が低下しやすい。すなわ
ち、液晶画像表示部から外部へのノイズの放出や液晶画
像表示部への外部からのノイズの侵入は必ず避けなけれ
ばならない。本発明は例えば第２図においては、液晶画
像表示部をプラスチック鎖の基体に支持し、上記プラス
チック製の基体に湿式メッキ、乾式メッキ、溶射、導電
性塗装等の金属メッキを施す事により、液晶画像表示部
から外部へのノイズの漏れや外部からの液晶画像表示部
へのノイズの侵入を遮蔽するものである。

さらに、液晶画像表示部は第２図より明らかなように下
パネルガラス、上パネルガラスといった脆性材料である
ガラスを主素材の１つとしており強度的には極めて脆弱
な部品であるという事ができる。場合によっては、−第
２図に示すような液晶パネル設置用基板を用いない液晶
画像表示部もあり、液晶画像表示部は極めて強度的に弱
い事となる。第２図に示す本発明による携帯用電子機器
の電磁シールド構造は上記のように液晶画像表示部の脆
弱性をカバーすべく、剛体構造のプラスチック製の基体
にて液晶画像表示部を保持しており、携帯用電子機器組
立後の液晶画像表示部の剛性を高めなおかつ強度を高め
るものである。特に携帯用電子機器はその携帯性の故に
折り曲げ強度、落下強度、振動強度といった強度は重要
であり、本発明はこれを克服するものである。

このように第２図に示すような本発明による携帯用電子
機器の電磁シールド構造は、金属メッキを施したプラス
チック製の基体にて液晶画像表示部を保持することによ
り、脆弱な液晶画像表示部を補強しつつ液晶画像表示部
から放出するノイズあるいは液晶画像表示部へ侵入する
７ノイズを遮蔽する特徴を持つ。

第２図に示す携帯用電子様器の電磁シールド構造は液晶
画像表示部分のみの説明であったが、同様な説明は液晶
画像表示部ばかりでなく、受信部映像信号処理部等にも
成り立つものである。第３図は金属メッキを施したプラ
スチック製基体に液晶画像表示部の他に受信部、映像信
号処理部等を載置した本発明による携帯用電子機器の断
面図の一例を示すものである。第３図において図中３１
は液晶画像表示部、５２は受信部を主体とした回路ブロ
ック、３３は映像信号処理部を主体とした回路ブロック
、３４は回路素子類、３５は乾電池、３６はプラスチッ
ク製の基体、５７はプラスチック製基体への金属メッキ
を示すものである。

第３図に示す本発明による携帯用電子機器の電磁シール
ド構造も、第２園に示すものと同様に金属メッキを施し
たプラスチック製基体にて、この上に取り付けた液晶画
像表示部、受信部、映像信号処理部等を補強すると同時
にこれらの部分へのノイズの侵入あるいはこれらの部分
からのノイズの放出を遮蔽する特徴を有するものである
。

以上述べた如く本発明による携帯用電子機器の電磁シー
ルド構造は、携帯用電子機器を構成する液晶画像表示部
、受信部、映像信号処理部等の各部位から放出されるノ
イズあるいはこれらの各部位へ侵入するノイズを遮蔽す
ると同時にこれらの各部位を補強する等種々利点を有す
るものであるなお、本発明は本発明の基本的考え方を逸
脱する事なく本発明を若干修正したものを含む事はもち
ろんである。

【図面の簡単な説明】

第１図・・・・・・携帯用電子機器のうち、携帯型液晶
テレビの回路ブロック図の一例。 第２図（α）Ｃｈ）・・・・・・液晶画像表示部におけ
る本発明の一例。 第３図・・・・・・本発明による携帯用電子機器の電磁
シールド構造の一例。 １・・・・・・・・・液晶パネル ２・・・・・・・・・Ｘドライバー ３・・・・・・・・・Ｘドライバー ４・・・・・・・・・同期制御回路 ５・・・・・・・・・映像増巾回路 ６・・・・・・・・・映像検波回路 ７・・・・・・・・・音声回路 ８・・・・・・・・・スピーカ ９・・・・・・・・・ｌＦ増巾回路 １０・・・・・・ＡＧＯ増１１１回路 １１・・・・・・チ勉−ナー １２・・・・・・アンテナ １３・・・・・・液晶画像表示部 １４・・・・・・映像信号処理部 １５・・・・・・受信部 １６・・・・・・液晶パネルの下パネルガラス１７・・
・・・・液晶パネルの上パネルガラス１Ｂ・・・・・・
液晶パネル設置用基板１９・・・・・・液晶封止接着層 ２０・・・・・・液晶層 ２１・・・・・・下パネルガラスのトランジスタ等の能
動素子が形成される而 ２２・・・・・・液晶パネルを液晶パネル設置用基板に
設置接合する接着層 ２３・・・・・・液晶パネルの能動素子の配線パターン
と液晶パネル設置用基板との導通を図 る為のボンディング線 ２４・・・・・・モールド材 ２５・・・・・・工０チップ ２６・・・・・・モールド材 ２７・・・・・・プラスチック製の基体２８・・・・・
・プラスチック製の基体のメッキ層２９・・・・・・液
晶画像表示部を上から固定する部材３０・・・・・・金
凧メツキ ロ１・・・・・・液晶画像表示部 ３２・・・・・・受信部を主体とした回路ブロック６３
・・・・・・映像信号処理部を主体とした回路ブロック ３４・・・・・・回路素子類 ６５・・・・・・乾電池 ５６・・・・・・プラスチック製基体 ５７・・・・・・金属メッキ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　少なくとも受信部、映像信号処理部、液晶画像表
   示部を有する携帯用電子機器において、上記受信部、映
   像信号処理部、液晶画像表示部等を少なくとも２つ以上
   のブロックに分離し、上記受信部、映像信号処理部、液
   晶画像表示部あるいはその他の、一部あるいは全てをプ
   ラスチック製の基体に取り付ける構造とし、かつ上記プ
   ラスチック製の基体にて、上記ブロックを部分的あるい
   は全面的に覆うかあるいは、上記ブロック間を平面的あ
   るいは断面的に一部あるいは全体を隔離し、なおかつ上
   記プラスチック製の基体の一部あるいは全てに湿式メッ
   キ、乾式メッキ、溶射等の金属メッキを施し、上記各ブ
   ロック間あるいは上記ブロックとその他の間とを電磁シ
   ールドする事を特徴とする携帯用電子機器の電磁シール
   ド構造。 Ｚ　少なくともトランジスタ等の能動素子を有する液晶
   パネルを含む液晶画像表示部において、上記液晶画像表
   示部の周囲あるいは上下あるいはそれらの一部をプラス
   チック製の基体にて支持し、上記プラスチック製の基体
   の一部あるいは全てに湿式メッキ、乾式メッキ、溶射等
   の金属メッキを施した事を特徴とする携帯用電子様器の
   電磁シールド構造。