JPS60188710A - 液体燃料燃焼器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は暖房、調理等の用途に用いられる液体燃料燃焼
器の改良に関するものである。

従来例の構成とその問題点 暖房、調理等に用いられる液体燃料燃焼器としては石油
スト−ブ、石油コンロ等が広く実用に供されている。こ
れらの液体燃料燃焼器は、灯芯の先端部を燃焼室下端部
に突出せしめて燃焼し、′この突出部の高さを調節する
ことにより燃焼量を調節し、灯芯を燃焼室外へ引下げて
消火する構成のものが大多数である。

このような液体燃料燃焼器における欠点は次の通りであ
る。先づ、第１の欠点は燃焼量の調節範囲が極めて狭く
、最大燃焼量からその１６％程度までの調節範囲が得ら
れるに過きす、」二記の用途に対して対応し得ない欠点
があつプＣ６まだ、第２の欠点は消火した時に強い臭気
を発生する欠点であり、快適性、清潔性の」−で極めて
不満足なものであった。

発明の目的 本発明の目的は一１＝記のふたつの従来欠点を同時に解
消し／こ液体燃料燃焼器を提供することにある。

発明の構成 本発明は燃焼室から燃焼排ガスを排出するＪＪｌｉ　ｌ
ｉｔ路に排ガスの排出流量を調節することにより燃焼量
を制御するとともに、消火に際して灯芯を降下した時に
排出路をはソ全閉とする気体流量調節器を備えるもので
ある。

実施例の説明 第１図は本発明実施例の縦断面図である。ここに、１は
はＶ平板状の灯芯、２は燃料タンク、３は芯摺動の安内
金具、４は火皿３ａ上に形成した燃焼室、６，６．７は
いづれも燃焼室４の外側に形成した燃焼用の空気室、８
は多数の小孔を有する燃焼室前板、９は多数の小孔を有
する燃焼室後板、１０は燃焼室外筒、１１は燃焼室外筒
の一部に設けたガラス窓、１２は燃焼排ガスを排出する
排出路で、通気孔１４を介して空気室６，７に通じる。

１３は排出路１２の」二面開口面積を調節して燃焼排ガ
スの流量を調節する、一端を支点に開閉する気体流量調
節器である。

次に上記の実施例の動作状況について説明する。

灯芯１は燃焼に際してその先端部が燃焼室４の下端部に
突出する位置に図示しない芯上下装置により上昇せられ
、気体流量調節器１３は開状態に維持される。続いて図
示されない点火装置により点火され、そして燃焼室前板
８および後板９の小孔より空気室５，６．７の空気が燃
焼室４に入ることによって、燃焼が開始される。さらに
燃焼排ガスが開口している排出路１２から燃焼室外筒１
１外に排出されるガラス窓１１は燃焼によって赤熱状態
に加熱された燃焼室前板８から供給される輻射エネルギ
ーを外部に透過供給する／ζめの窓である。

この実施例の燃焼器の燃焼量の調節は従来例の場合に灯
芯突出高さの調節することによって行なわれるのに対し
て、排出路１２に備える気体流量調節器１３の開閉度に
より排ガスのＪｕｌ出流量を調節することによって実施
される。また、消火に際しては灯芯１を降下するととも
に気体流量調節器１３を閉塞状態とすることによって消
火される。

発明の効果 従来の燃焼量の調節方法は灯芯先端部の燃焼室への突出
高さを変化させることによって行なわれて来たが、この
」：うな方法によると灯芯先端部の気化面積の変化によ
り、灯芯から気化する燃料気化量は調節されるが、燃焼
室に導入される空気量は燃料気化量の変化に関わらすは
ソ一定量が導入される。このことは燃焼量を変化せしめ
ることによって燃料と空気の化学量論」二の当量比が崩
れることを示しており、従って広い範囲の燃焼量調節は
困難であり、排出ガス中の一酸化炭素濃度をＣｏ／Ｃｏ
　比で１００Ｘ１０　以下に限定した時の調節範囲は最
大燃焼量の１５％相当の調節中しかなかった。

しかるに本発明の燃焼量調節装置は、燃焼排ガスの排出
流計を調節するものであり、Ｊｌトガス流量の変化に比
例して燃焼室に導入される空気量が変化し、同時に灯芯
の突出高さは固定されたままであるに関わらす灯芯から
気化する燃料気化量も排ガス流量および燃焼室へ導入さ
れる空気量にはソ比例して変化する。このことは燃焼量
の変化に関わらず燃料と空気の化学量論上の当量比はは
’ｙ　一定量を示すことを示している。従って燃焼量を
大きく変化させても一酸化炭素等の不完全燃焼成分が増
大しにくく、ＣＯ／ＣＯ２比で１００Ｘ１０　以下を維
持し得る調節範囲は最大燃焼量の５０％相当の調節［１
］が可能となり、実用上の要求をｌＩ　Ｎ満足し得るに
至った。

また、従来の消火は灯芯を燃焼室外に引下げる　′こと
によっていたが、引下げた灯芯先端部からの燃焼気化は
極く少量ではあるが暫時の間継続し、燃焼室の余熱によ
るドラフトに吸引されて燃焼室に入り、こＸで空気が極
めて多い混合気の状態で加熱されることにより、単なる
燃料蒸気の形から部分酸化反応によるアルデヒド等の臭
気成分の生成が発生し、外部へ排出される。その量は極
めて僅かではあるが、人間の嗅覚は数ＰＰＭのアルデヒ
ドに対しても充分感応し得る感度を有しており、悪臭と
して感じとられることになる。

しかるに本発明では灯芯を引下げるとともに排ガスの排
出路を全閉することによって消火するので、引下された
灯芯から発生する燃料蒸気を燃焼室へ吸引するドラフト
は完全に殺されており、このために燃料蒸気は引下され
た灯芯先端付近に帯溜するに止どまシ、このことが灯芯
先端部の接する空間の燃料蒸気の蒸気圧を高める作用に
より継続する燃料気化を押える役割を果たすことによシ
引下された灯芯からの燃料気化量自体も従来例に比して
格段に少なくなっているものと考えられるさらに燃料蒸
気の臭気成分への変化は過量の空気との混合状態におい
て高温に加熱されることが必要であるが、前述の通シ燃
焼室に吸引されない燃料蒸気は臭気成分に変化すること
はなく、引下された灯芯先端付近で再凝縮して再び灯芯
表面に沈降付着するに至る。この再凝縮は白い霧状の浮
遊液滴として、そして沈降付着状態も本発明と若干異な
るが等価と考えられる方法で視覚的に観察することが可
能である。−」二記の如く本発明による消火時臭気の減
少効果は従来例に比して顕著であり、完全無臭に近い効
果を有するものである。

なお、芯の引下げと排出路の閉塞のタイミングは芯を引
１げ１〜た後１〜３秒後に排出路を閉塞するタイミング
が好適で、排出路の閉塞が先行すると吉は好ましくない
。

上記のように排出路に備える気体流量調節器を二様に使
いわけることにより簡便安価な構成で顕著な効果を土げ
得る本発明の価値は極めて大である０

【図面の簡単な説明】

図面は本発明液体燃料燃焼器の実施例の縦断面図である
。 １・・・・・・灯芯、４・・・・・・燃焼室、５，６．
７・・・・・空気室、１２・・・・・・排出路、１３・
・・・・・気体流量調ｍ器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名０ ａ ３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 液相を吸上げて気化せしめる灯芯と、との灯芯を燃焼時
   は上昇せしめて消火時は降下せしめる芯上下装置と、燃
   焼時灯芯先端部がのぞむ燃焼室と、燃焼排ガスを排出す
   る排出路と、この排出路に備えて燃焼排ガスの排出流量
   を調節することにより燃焼量を制御するとともに消火に
   際して排出路を閉塞する気体流量調節器を備える液体燃
   料燃焼器。