JPS60187315A - 集じん装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、排ガスの通路又は煙道中に設けられる集じん
装置に関する。

°　ガスタービンにコンバインドサイクルまたは廃熱回
収を目的として組合せて設置されている排ガスディラ、
加熱器およびその煙道または煙突等に、未燃カーボンや
スケールが付着するのは、運転を継続すれば当然発生す
ることである。しかしガスタービンとともに通常運転さ
れているときは、時間当りの発生量は少量であり、通常
規制値に適合したばいじん量の放出があるのみで問題に
はなら々い。ところが、ガスタービンおよび廃熱回収装
置が休転状態から起動しようとするときは、休転前の運
転時の未燃カーボンやスケール分が冷却され剥離しやす
い状態となっておるため、プラントの起動によって燃焼
ガス中のばいじん以外に比較的大きい薄片状のスケール
、媒などが一時に多量に放出され、一時的（数時間乃至
１日程度）に環境汚染として問題となる。これに対して
通常運転中の規制値に適合するように、この燃焼ガス中
のばいじん除去用に集じん器が設置される場合もあるが
、通常運転中規制値を満足させられるものに対して集じ
ん器を設けることは、を圧による性能低下、コスト高な
どが発生する問題点がある。しかし上記の一時的なばい
じんの多量放出防止のため、廃熱回収装置や煙道を毎起
動前にクリーニングすることは費用１時間ともに莫大な
ものとなる。

なお従来はこの問題を簡便安価に解決する手段で実用化
されているものがない。

本発明の目的は、前記従来例の問題点を解消し、必要時
のみに集じん構造をもたせ、ばいじんスケールを遠心力
による慣性を利用して除去し、必要時以外は可動式とし
て抵抗などの損失を防止できる簡易で安価な集じん装置
を提供するにある。

以下第１〜８図を参照して、本発明の一実施例について
説明する。

第１図は実施例の概略説明図で第２〜８図によって具体
的に細部について説明する。これらの符号は第１図の場
合と共通であり各図で要部のみを示している。第２図は
ベーン２を作動させた状態の正面断面図を示し、第３図
はその平面図を示している。ペ−ン２は煙道または煙突
１から外部に軸を出し、リンク装置８およびサポート１
０によって支持されるリング装置９に連結され、さらに
リンク装置によって動力装置１１（これは既存の技術で
あるサーボ機構、・ヤワーシリンダあるいはトルクモー
タなどを用いる）と結合され、その作用によってペー７
２を可変させる。第４図はこの発明による集じん作用を
させない場合（通常運転時）のベーン位置を示す。第５
図は排出部３の集じん作用をさせる場合の要部断面図を
示し、第６図はその平面図を示す。排出部３は煙道また
は煙突１０円周上に複数個に分割されたものでリンク装
置１２によって動力装置１４に連結されている。

リンク装置１２はサポート１３によって支持される。動
力装置１４は前述の動力装置１１と同様のものを用いる
ことができる。第７図はこの発明の集じん作用をさせな
ｄ場合の排出部３の位置を示す。第８図は前述の実施例
でペー７２のがわりに動力によって強制的にガス流に回
転作用を与え同□様の効果を得る変形例を示す。即ち煙
道または煙突１の中央に電動ファン１５を設けこれによ
って排ガスに渦流を与えるようにしたものであり実施例
に近い効果かえられる。

次に上述の構造を概括的に述べると、第１図で１は排ガ
スボイラ等の廃熱回収装置または煙道を示す。この中に
可動式の複数のベーン２を設け、プラントの起動時にこ
れを所定の位置にセットし排出ガスに渦流を与え、ガス
中のばいじん、スケールなどを渦流による遠心力によっ
て壁部に集中させ、さらに煙道または煙突の壁部の円周
上に設けた層状の排出部３（これも可動方式として通常
運転中の圧力損失による低下を防止することが好ましい
）からマニホールド４をへて別に設けた吸引装置７より
ばいじん、スケールなどをプラントの煙道から取除く。

この吸引装置７ではマニホールド４から導管５で導かれ
、ダストキャツチャ６をへて除じんするプロアなどによ
って構成されこの吸引装置７によってクリーンガスとし
て大気に放出している。

なお上記のベーン２を可動式としたのは、本設備は主と
してプラントの起動時に用い、通常運転中の圧力損失の
発生を防ぎ、それによる性能低下を防止するためである
。なお本装置は、起動中の特殊な条件下でのばいじん、
スケールの一時的発生放出されるものを除去するもので
、これらのばいしん、スケールは形状も比較的大きくそ
の成分も燃料の未燃分と酸化鉄などの集合体の場合が多
く、通常時の排出ばいじんに比し比重も大きいこ（５） とから上記集じん装置の遠心力による慣性によって十分
集じん除去することができる。

前述のとおり、本発明に係る集じん装置は、排ガスの通
路又は煙道中に必要に応じて設けられ排ガスに渦流を与
える渦流発生手段と、この渦流発生手段の下流に必要に
応じて壁面より内部に突出して壁面近傍を流下するダス
トを捕集するダスト捕集部と、そのダスト捕集部に接続
して設けられだ捕集されたダストの吸引手段とを設けて
おシ極めて簡単な構造で安価に製作でき、必要時のみば
いじんスケールを遠心力による慣性を利用して除去し、
必要時以外は可動式につくられているので、流路外に移
動して抵抗損失を防止できる従来には見られぬ効果的な
装置である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は本発明の実施例で第１図はこの集じ
ん装置の全体説明図、第２図はベーンを作動させた状態
の正面図、第３図は同平面図、第４図は通常運転時のベ
ーン位置を示す平面図、第５図は集じん作用時のダスト
捕集部の要部断面図、（６） 第６図は同平面図、第７図は集じん作用をしていない場
合のダスト捕集部の要部断面図、第８図は本発明に係る
変形例の説明図である。 ■・・・煙道、２　、８，９　、１１　、１５・・・渦
流発生手段、３　、１２　、１．３　、１４・・・ダス
ト捕集部（排出部）、４．５，６．７・・・ダスト吸引
手段。 復代理人　弁理士　長　屋　二　部 （７） 第５図 ２ 第７図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 排ガスの通路又は煙道中に必要に応じて設けられ排ガス
   に渦流を与える渦流発生手段と、この渦流発生手段の下
   流に必要に応じて壁面より内部に突出して壁面近傍を流
   下するダストを捕集するダスト捕集部と、そのダスト捕
   集部に接続して設けられ捕集されたダストを吸引する吸
   引手段を有してなるダスト捕集装置。