JPS60187007A - 超電導核磁気共鳴装置 - Google Patents

超電導核磁気共鳴装置

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JPS60187007A
JPS60187007A JP59042074A JP4207484A JPS60187007A JP S60187007 A JPS60187007 A JP S60187007A JP 59042074 A JP59042074 A JP 59042074A JP 4207484 A JP4207484 A JP 4207484A JP S60187007 A JPS60187007 A JP S60187007A
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    • G01R33/381Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は新規な断層写真法のための超電導核磁気共鳴装
置に係わシ、特に4.2°にでの磁界強さ0.5T以上
で透磁率1.01以下のオーステナイト系ステンレス鋼
からなる金属部材を溶接によって製造してなる超電導コ
イル用ボビン、前記超電導コイルおよび前記ボビンを冷
却保持する液体He谷器に関する。
〔発明の背景〕
断層写真法のための核磁気共鳴装置は特開昭58−14
37にて知られている。この装置におけるコイル巻枠材
としてAt又は真ちゅうのような非磁性材が使用される
ことが記載されている。これらの材料に代え、発明者ら
はステンレス鋼の適用を検討した。
従来、4.2°にで使用する金属材料としてオーステナ
イト系ステンレス鋼がアシ、その溶接における溶接材料
としてJ ISK規定されるD308゜D308L、D
316.D316L系の溶接棒あるいは溶接ワイヤがめ
る。これらの溶接材料は溶接部の高温割れを防止するた
めに、通常、溶着金属にデルタ・フェライトが数%以上
晶出するように成分調整されている。
デルタ・フェライトは強磁性体でアシ、高精度の磁場を
必要とする超電導核磁気共鳴装置における超電導コイル
用ボビンおよび超電導コイルとボビンを冷却保持する液
体)(e容器の溶接部に、デルタ・フェライトが存在す
ることは好ましくない。
さらに、前記超電導コイル用ボビンおよび前記液体)1
e容器を構成するオースブナイトボステンレス1II4
金属部材と七の浴接材料による溶着金属がいずれも完全
オーステナイト組織でろっでも、これらの金属に含まれ
るNi含有量によってこれらの透磁率が高くなるという
問題があることを見い出した。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、4.2°にでの磁界強さが0.5T以
上で均一な磁界を形成する超電導核磁気共鳴装置を提供
するにある。
〔発明の概要〕
本発明は、巻枠に巻回された超電導コイルを収納する容
器を備え、該容器内に極低温の液体を貯蔵する構造を有
する超電導核磁気共鳴装置において、前記巻枠及び容器
はオーステナイト系ステンレス鋼からなる母材が溶着金
属によって接合された溶接構造を有し、前記母材及び溶
着金属が4.2r4Gで0.5テスラ(以下Tと略記す
る)の磁界強さにおける透磁率が1.01以丁である化
学組成に調整されていることを特徴とする超電導核磁気
共鳴装置にあろう 母材は、重量でc:o、os以下、St;o、1〜1.
5%、Mn:1〜10%、Ni:9〜17%、Cr:1
7〜25%と、MO:0.5〜3%及びN:0.2%以
下の1種以上を含み、残部が実質的に1.1 eからな
り、全オーステナイト組織を有するものが好ましい。溶
着金属は母材からの希釈のない部分の化学組成を示すも
ので、重量でc:o、i%以下、S 1 : 0.1〜
0.5%、Mn:5〜10%、Ni:12〜17%、C
r:17〜19%、M。
二0.5〜3%を含み、残部がFeからなシ、以下の式
から導かれるNi当量(1)とCr当量(2)との関係
が(3)式を満足するものが好ましい。
Ni当量=Ni(重着%)+30XC(重量%)+0.
5XMn(電量%) ・・・・・・・・・(1)Cr当
量=Cr(電量%) + 1.5 X S i (mi
t% )+MO(重量%) ・・・・・・・・・(2)
Nt当量≧34−(0,8txCr当量) −(3)前
記溶着金属の組織は完全オーステナイト組織からなるも
のが好ましい。
即ち、本発明者らは、オーステナイト系ステンレス鋼が
完全オーステナイト組織であっても、Ni含有量の多い
ものでは、4.2°にでの透磁率が高くなることを見出
した。通常、透磁率は低温となる程高い値となるが、N
lはもともと強磁性体でめるので、そのき青電が多くな
ると、完全オーステナイト組織のものでも4,2にでの
透磁率が高くなるのである。超電導核磁気共鳴装置にあ
っては、置精度の均一磁場を必要とするものでろり、4
.20Kに保持される母材及び溶接部には、この温度で
磁界強さ0.5T以上における透磁率が1.01以下で
おることが必要である。これは母材及び溶接部としてオ
ーステナイト系ステンレス鋼のNi含有量が17%以下
のとき達成されることを見出した。
さらに、窒素を固溶させることによシ低温における降伏
強さを高めたオーステナイト系ステンレス鋼を母材とし
て適用すると、構造物の薄板化による軽量化を図ること
ができるが、浴着金属の低温における降伏強さを前記構
造部材よシ高めるのは困難である。降伏強さの高い母材
tこれより降伏強さの低い溶層金属を用いて溶接によシ
製造された溶接構造慄においては、その浴着金属に選択
的に塑性変形が発生することがある。低温でこのような
塑性変形を発生すると、製造時に完全オーステナイト組
織の浴眉雀属でめっても加工誘起変態によシマルチンサ
イト組織を生じ、溶層金属の透磁率が高くなる結果とな
る。そこで、本発明者は、完全オーステナイト組織の溶
層金属に選択的に、4.2にで塑性変形が発生したとし
てもマルテンサイト組織を発生しない溶層金属の化学組
成を見い出したものである。
Cはオーステナイト組織形成元素であシ、オーステナイ
ト組織の安定化にも効果があるが、0.1%r越えると
4.2にでの靭性を屓うので、0.1%以下が好ましい
。特に、母材においては溶接熱影響部の結晶粒界に炭化
物を析出し、この部分の耐食性が低下するのを防止する
ために、0.08%以下とするのが好兼しい。
3iは脱酸ノじ素として0.1%以上の添加により効果
を示すが、フェライト組織形成元素であり、完全オース
テナイト組織の溶層金属を作為ために0.1〜0.5%
が好ましい。特に、溶層金属では0.25〜0.35%
とするのが好ましい。母材ではオーステナイト系ステン
レス鋼板としての製造時に溶体化処理が6J能でめるの
で、脱酸元素として0.1〜1.5%象加してもよいが
、金属間化学物の析出を促進する性Xkもつので、特に
0.3〜1%とするのが好−ましい。
Mnは本発明において重要なオーステナイト組哄形成元
素である。溶層金属では浴接高温割れを抑制する元素と
して5%以上の征加が効果があるが、10%を越えると
462にでの靭性を損うので、5〜10%とするのが好
ましい。金属部材においては熱間〃ロエ性を促進し、溶
接熱影響部における高温割れを抑制するために1〜10
%とする。特に好ましくは、母材の孔食特性を劣化させ
ないために、1〜2%とするのがよい。
Ni1ll:mにオーステナイト組織を形成させる主I
L’ Wry加元素でめるが、17%を越えて麻加する
と、4.2にでの透磁率が高くなる。母材においては、
オーステナイト系ステンレス鋼としての製造時に溶体化
処理が口■罷でめるので、9〜17%が好ましい。特に
好ましくは10〜14%でめる。溶層金属においては、
前述し7ヒエうに4.2にで浴冶釡属に選択的に塑性変
形が発生してもマルテンサイト変態を誘起することなく
、低い透磁率を保持させるために、Niの含有量は他の
舶加元累と関連して前述の(3)式を満建するように選
ぶことが好ましいが、その範囲は12〜17%である。
Crは鋼に耐食性を与える主要添加元系であシ、17%
以上の添〃口で効果があるが、オーステナイト組織の安
定化にも効果があるが、一方、フェライト組織を形成さ
せる添加元素である。
母材においては、オーステナイト系ステンレス鋼として
の製造時に溶体化処理が可能であるので、17〜25%
が好ましいが、特に好ましくは17〜20%である。溶
層金属においては、19%を越えるとデルタ・フエライ
)tl−Q生じ、4.2にでの透磁率が高くなるので、
17〜19%とするのが好ましい。
Moは耐孔食性を尚め、溶接高温割れず抑制するのに効
果がわる。0.5%以上の添加で効果があるが、一方、
フェライト組織音形成させる元素でめるので、母材およ
び浴盾釡属のいずれにおいても0.5〜3%とするのが
好ましい。
Nはオーステナイト組織tW定化させ、4.2°にでの
オーステナイト系ステンレス鋼の降伏強さを著しく向上
させる。しかし、0.2%を越えると、溶着金属にブロ
ーホールを生じ易くなるので、母材では0,2%以下と
するのが好ましい。6層金属には、ブローホールの原因
となるので、故意に添加するのは避けるのが好ましい。
第1図は本発明の一例を示す超電導核磁気共鳴装置シス
テムの斜視図である。人間を載せた患者テーブル1は超
電導磁石2の中に入れられ、コンソール3によって操作
され、画像処理用コンビュ−タ4によってテレビ画面5
に写し出される。
超電導磁石2は一例として第2図に示す断面構成を示す
第2図に示した電磁石装置は、円筒型の界磁コイル11
およびでの端部に配設された補正コイル12および13
に有している。該補正コイル12および13は、界磁コ
イル11を同心的に囲むように設けられている。コイル
fizzいり、13ハ、円筒状外殻14によシ間隔rり
けて囲まれている。
円筒状外殻の長さLは円筒状コイル11の長さよりも若
干大きい。コイ/1−11ないし13は巻枠体16およ
び17に巻回されている。巻枠体はスペーサ円板8によ
り保持されておシ、かつ同時に円筒状外殻14に対して
心出しされている。必要に応じ、環状円板15も保持お
よび心出し機能を行なうようVこすることができる。コ
イル部材16お工び17ならびにスペーサ円板18は非
磁性材料から造られている。環状円板15の開口内には
、さらに管状支持部材19が挿入されている。この管状
支持部材の直径は円筒状コイル11の直径よりも若干小
ざい。円筒状外殻14の長さLおよび・コ状支持部材1
9の内径dは本質的に被検体の外寸ならびに磁界の所要
の均質性に工って定まゐ。
人体の横歪の礒什には、上記のような寸法関係からして
、第2図に示した電磁石装置の占有見間需要は比較的小
姑<、いずれにしても公知の双対へルムホルツ・コイル
構造の占有空間f4要よりも相当に小さい。
円筒状外殻14はスペーサ円板18と協同してコイル1
1ないし13t−非常にat爽にかつ正確に心出しして
保持する。しfcがりてこれらコイル11ないし13は
、温度変動に際して寸法が変動してもその位置関係を維
持される。この組立体は完全に対称性であるからである
。その結果として、磁界の均質性も維持され、補償手段
は必要とされない。円筒状外殻14および環状円板15
によシ外部磁界の帰還路が形成されているために、電力
裔要は著しく低減さnる。これは運転費用ならびに電磁
石装置の安定性に対して有好である。同時に環状円板1
5および管状支持部材・19の上記のような寸法関係に
よって補正コイル12および13の作用を補児し、付加
的に磁界の均質性を高めることができる。さらに、非常
に厚膜の外殻は、磁界および電磁放射の外部漏洩ならひ
にNM几断層写真派影に際して外殻内部で発生されるH
F磁場の外部放射r阻止するのに非常に良好な逃へい作
用をなす。さらに、電磁石装置の構造は非膚に単純であ
シ、最小の公差を維持しつつれん価に裏作することがo
I’舵でおる。また、所要の冷却は液体He寺で、巻枠
体16お工び17と連結された帝却裟直により供給さn
る冷却媒体により行なうこともできるし、また、コイル
の巻回に際して用いられた中空型材に直接冷媒音υ1し
すことにょシ行なうことができる。
〔発明の実施例〕
(果流例1λ 第1表に示す化学組成(重量%)の溶着金属全形成する
溶接ワイヤおよび溶接棒を用いて、第2表に示す化学組
成を有する5US316LN鋼板(12X150X20
0m)にTIG溶接および被覆アーク浴接した。化学組
成の残部はpeである。T I G浴接では、シールド
ガスとして純度99.999%のアルボ’に8t/rm
s流し、電流120A% ’t[EEioVXd接速度
15cm/lutの条件で、60匿の■開先に7層によ
る突合せ浴接とした。
4&覆アーク溶接では、#径4mの溶接棒を用い、11
LUtt 140 A 1電圧24V、浴接速K l 
4 cm/min、他性棒プラスの条件で、60にのV
開先に4ノーによる突合せ溶接とした。
第2表に実施例の突合せ溶接部に関し、金属部材による
稀釈のない溶接部の表面側中心部の溶着金属におけるデ
ルタ・フェライト量、室温および4.2にでの各透磁率
、並びに母材による稀釈の著しい溶接境界近傍の溶着金
属における4、2°にでの透磁率を示す。デルタ・フェ
ライトの測定は電気計測式のフェライトスコープを用い
、比較用ワイヤと比較用溶接棒を用いた突合せ溶接部の
溶着金属における室温での透磁率の測定では磁石式のパ
ーマビリティ・インジケーター金柑いた。本発用ワイヤ
止本発明用溶接棒を適用した突合せ溶接部の溶着金属に
おける室温での透磁率は、極めて低く、1層ネ式のパー
マビリティ・インジケーターでは測定できないので、試
料振m型磁力計を用いて測定した。4.2°にでの透磁
率の測定にも試料振動型磁力計を用いた。この磁力計に
よる測定値は磁界強さ0.5Tのものでるるか、0.5
Tを超える磁界強さでは山化の飽刈によ、0.0.5T
での直と同程度かあるいはそれ以下でめった。
第 2 表 第3表によれば、比較用ワイヤと比較用溶接ワイヤを用
いた突合せ溶接部の溶着金属には、デルタ・フェライト
が1%以上含まれており、室温での透磁率も1.01よ
シ高(,4,2°にでの透磁率はさらに高くなることは
明白であるから、特に4.20にでの透磁率は測定しな
かった。本発明用ワイヤと本発明用ワイヤを用いた突合
せ溶接部では、金属部材による稀釈の著しい部分の溶層
金属でも、稀釈のない部分の浴着蛍属より若干4.2°
にでの透(a率が高くなるが、いずれも1.01以下で
あり優れfc特性を示している。
第3図は、第1表の溶接ワイヤおよび溶接棒による浴着
金属のNi当量とCr当量を用いて、7エフラーの組織
図に表わしたものであるが、本発明用ワイヤと本発明用
ワイヤによる浴着金属が完全オーステナイト組織金呈す
ることは明白である。
図中()内の数値は4.2°にでの磁界強さ0.5Tに
おける透磁率の測定値ケ示す。■はオーステナイト組織
、[F]はフェライト組織、■はマルテンサイト組織で
ある。
さらに、本実鵬列に適用した5US316LN鋼板は溶
接前に1100tll”で1時間保持した後急冷して溶
体化処理τ実施して完全オーステナイト組織としたもの
であるが、その素材部と溶接熱形#部における透磁率を
、室温および4.2°にで試料振動型磁力計を用いて測
定した。その結果、素材部と溶接熱影響部の透磁率は同
等であり、磁界強さ0.5T以上で、室温のとき1.0
033および4.2のとき1.0043でおることが確
認された。
第4表は、Ni含有量の異なるオーステナイト系ステン
レス鋼を俗解して製作した後、1100Cで1時間保持
したのち急冷することによシ溶体化処理し、完全オース
テナイト組織とした鋼材の化学組成(重重%)と4.2
°にでの磁界強さ0.5Tにおける透磁率の測定値を示
す。透磁率の測定は試料振動型磁力針によったが、いず
れの鋼材の透磁率も0.5Tを超える磁界強さでは、磁
化の飽和によp、0.5Tでの値と同程度かあるいはそ
れ以下であった。
第4図は第4表に示した実験結果を用いて、鋼材に含有
されるNi量(重量%)と4.2°にでの透磁率の関係
を示す。第2図によれば、4.2にでの0.5T以上に
おける透磁率t−1,01以下とするには、Niを17
%以下としなければならない。本実施例に適用した5U
S316LN鋼板および本発明用ワイヤと本発明用溶接
棒による溶着金属のNi量はいずnも17%以下でロシ
、上述の条件を満足するものである。
第5表は、完全オーステナイト系ステンレス鋼の溶接棒
を用いて、被覆アーク浴接して得られた溶着金属におけ
る化学組成、前述した式によるNi当量とCr当量およ
び4.2にで引張破断後のマルテンサイト量金示す。引
張試験は、4.2にで行ない、直径4.5閣で平行部長
さ20IlIIIの試験片を用いたが、いずれも30〜
40%の伸びを呈したマルテンサイト量は引張破断後の
試験片の一様伸び部において、電気計測式のフェライト
スコープを用いて測定したものである。
第5図は第5表の溶着金属のNi当量とCr当量を用い
て、シエフラーの組織図に表わしたものでおる。()内
の数値は4.2にで引張破断後のマルテンサイト量の測
定値を示す。tは4.2°に引張試験でのマルテンサイ
ト発生限界を示す線である。
オーステナイト系ステンレス鋼は、通常、低温で塑性変
形させると加工誘起変態によるマルテンサイト組織を生
ずる。しかし、4.2にでの引張破断によって30〜4
0%の伸びを生じても、マルテンサイト組織を発生しな
い限界線として、直線tが見出された。金属部材におい
ては、4.2にでの降伏強さを窒素の添加によって容易
に向上させることができるが、溶層金属ではプローポー
ルの発生が問題となり窒素飽加による上述の如き降伏強
さの向上を図ることができない。従って、窒素添〃口に
よシ強化された霊鳥部材を用いて軽量化を図り、溶接構
造物を製作すると、過大な応力が作用した)ijlJ会
、溶層金属に選択的に塑性変形金主ずることがるる。こ
の塑性変形によってマルテンサイト組織を発生すると、
これはフェライト組織と同様に強凪性金示す。そこで、
溶層金属は、上述の如き塑性変形を生じたとしてもマル
テンサイト組織を誘発しないようにすべきであるが、こ
れ全達成−rるには、第3図の直atより上方の完全オ
ーステナイト組織を有するようにしなくてはならない。
そこで、溶層金属の化学組成は、Ni当量=Ni(重t
 % ) +30 X C(重量%) 十〇、 S X
Mn(重量%)およびCr当量=Cr(重量%)+L5
XSi(重量%)+Mo(重量%)とするとき、次式を
満足しなければならない。
Ni当当量−(0,81XCr当量)+34本実施例に
適用した第1表の本発明用ワイヤと本発明用溶接棒によ
る溶着金属の化学組成はいずれも上述の条件を満足する
ものである。
(実施例2) 第6図は超電導核磁気共鳴装置の超電導コイル用ボビン
における本発明の実施例を示す。胴体用金属部材21に
は、第6衣に示す化学組成を有する5tJ8316LN
鋼板を用い、第1表の本発明用溶接棒Eを用い、電流1
4 OA、直圧24v1溶接速度14 cm / IM
L 、極性棒プラスの条件で、60度のX開先に肢覆ア
ーク溶接によ911層の突会せ浴接2行なって溶盾雀属
22を形成した。
第6表 先ず、板厚25間の前記8U8316LN鋼板を室温で
の塑性加工により、直径約1mで長さ約2mの管上にロ
ール加工し、継目部分に管内面27、管外面側23の開
先比で60度のX開先を機械加工した。
次に、管内面側の開先に6層の被覆アーク溶接した後、
管外面側から溶接開先に沿ってアークエアガウジングを
用いて晟はつシし、さらに裏はクシ面をグラインダで仕
上げて、管外面側の開先に5層の被覆アーク溶接した。
本実施例の超電導コイル用ボビンには、超電導核磁気共
鳴装置として制梢度の均一磁場が要求されるので、その
断面形状が一様な内外径を持ち真円となるように、室温
で管内外面を機1戒加工によシ削シ出し、肉厚約10簡
とした。
その結果、浴接扁温割れ等の欠陥も’ix<、金属部材
と溶*雀tt4の4.2にでの磁界強さ0.5T以上に
おける透磁率がいずれも1.01以下の愛れたボビンを
製作できた。
(実施例3) 第7〜10図は超電導核磁気共鳴装置における超電導コ
イルとボビンを冷却保持する液体)1e容器における本
発明の実施例とその製作状況を示す。
外径寸法は直径約1m長さ約2mである。胴体用金属部
材21′と21“およびフランジ23と24には、第6
表に示す化学組成を有する5US316LN鋼板を用い
た。胴体用金属材部材21′と21“それぞれの突会せ
溶接には、第1表の本発明用溶接#Eを用い、電流14
0A、亀流24v1溶接速度14 cm/IIIM、極
性棒プラスの条件で、60度のX開先に、被覆アーク溶
接にょシ突合せ溶接して浴層金^22’、22“を形成
した。胴体用金属部材21’ 、22“とフランジ23
゜25のすみ肉浴接には、第1表の本発明用溶接ワイヤ
Bt用い、シールドカスとして純[99,999%のア
ルゴンt″st/IRin流し、電流120A、電圧1
0■、浴接速度15cm/1mの条件で溶接し、溶着金
M4,6を形成した。以下に製造工程の詳細を示す。
本実應例の液体He容器は、内筒と外筒を有する。先ず
、内向においては板厚25mの5UB316 LN@板
を用いて胴体用金属部材21′を実施例1と同様の方法
でロールリロエし半円筒上のものを2棒刀ロエし、両者
を突台せて管状にしたときの継目部分に管内面側27、
管外面側23の開先比で60度のX開先を機械加工した
。その後、管内面側の開先に6ノーの被覆アーク溶接を
実施して、管外面側からアークエアガウジングによシ裏
はクシし、襄はつシ1lfitグラインダで仕上げて、
′g外外側側開先に5膚の横機アーク浴接を実施して第
7図の形状の内筒とした。
次に、外面においては板厚8mの5Us316LN鋼板
を用いて、胴体用金属部材1“を実施列1と同様の方法
でロール力ロエし、実施例1のボビンを外側に隙間はめ
した上述の内向と冷却用の液体Heを収納できるような
形状となるような寸法の半円筒上のものを2体加工し、
両者を突合せて管状にしたときの継目部分の管内面側に
60度のV開先を加工した。その後、管内面側よシ3ノ
ーの被覆アーク溶接を実施、前述と同僚の裏はつシと仕
上げを行なった後で、管外面側よi)1層の被覆アーク
溶接を実施して、第7図の形状の外向とした。
第8図は、内筒の胴体用金属部材1′にフランジ3τT
IG溶接によシ円周溶接した状態を示す。
円周溶接はフランジの両側から2層ずつ施工した。
第9図は、外向の胴体用金属部材21“にフランジ25
(f−TIG浴接によシ円周溶接した状態を示す。円周
溶接は、上述の内向の場合に同じく、IIfIl側から
2ノーずつ施工した。
さらに、第8図の内筒においては、フランジを溶接した
後で、超電導コイルを管外面側に巻いた実施列1のボビ
ン會、その管外面側にpA間はめで置屋できるように、
自1J記内筒の外面−を室温で機械加工し溶その肉厚を
約10闘とした。
第10図は、外面側に上述の如く超電導コイル用ボビン
τ固冗した内筒を、第9図の外筒に挿入して、フランジ
25と胴体用金属部材1′及びフランジ23と胴体用金
属材21”k外側から各2)−のTIG溶接(11−実
施して、溶着金属7と8を形成し、俗体He容器r完成
したものである。
この結果、溶厳高温割れ等の欠陥もなく、金属部材と溶
后釜属の4.2にでの磁界強さ0.5 T以上における
透磁率がいずれも1.01以下の優れた液体)(e容器
ケ製作できた。
〔発明の効果j 本発明によれば、超電導核磁気共鳴装置のコイル巻枠及
び容器における母材と七の浴4金鵬のいずれにおいても
、4.2にでの磁界強さ0.5T以上における透磁率を
1.01以下とすることができ、均一な磁界を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は超電導核磁気共鳴装置システムを示す斜視図、
第2図は超′成導磁石の断面構成図、第3図は溶着金属
の組織と4.2°にでの透磁率の関係を示す線図、第4
図はオーステナイト系ステンレス鋼のNi含有量と4.
2にでの透磁率の関係を示す線図、第5図は溶S金属の
組織と4.2に引張試験での加工誘起マルテンサイトj
tヲ示す線図、第6図は本発明の一実施例を示す超電導
コイル用巻枠(ボビン)、第7〜10図は本発明の他の
実施例の例を示す液体1(e容器の製作状況を示す斜視
図でおる。 2・・・超電導磁石、11・・・磁界コイル、12.1
3・・・補正コイル、14・・・円筒状外殻、16.1
7・・・巻枠体(ボビン)、19・・・管状支持部材、
21゜21’、21”・・・胴体用金属部材、22.2
2’。 22“・・・胴体の突曾せ浴接tてよる溶着金属、23
゜不 1 讃 も 2 % 1乙− 沼 3 口 Crち量(別 不 4 図 Ni(γ・) 篤 54 策 GIN 策 ′V 目

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、巻枠に巻回された超電導コイルを収納する容器を備
    え、該容器内に極低温の液体を貯蔵する構造を有する超
    電導核磁気共鳴装置において、前記巻枠及び容器はオー
    ステナイト系ステンレス鋼からなる母材が溶層金属によ
    って接合された溶接構造を有し、前記母材及び溶層金属
    が4.2″にでの0.5テスラの磁界強さにおける透磁
    率が1.01以下である化学組成に調整されていること
    を特徴とする超電導核磁気共鳴装置。 2、前記溶着金属は前記母材からの稀釈のない部分の溶
    着金属のNi含有量は■鷺で17%以下であり、さらに
    その化学組成が、Ni当量=Ni’(重量%)+30X
    C(重量%) + 0.5 X M n(重量%)およ
    びCr当量=cr(重量%)+1.5XSi([量%)
    +Mo([量%)とするとき、Ni当当量−(0,81
    xCr当量)+34を満足し、前記溶着金属の組織は完
    全オーステナイト組織である特許請求の範囲#J1項に
    記載の超電導核磁気共鳴装置。 3、前記母材は、重量でc:o、os%以下、Si:0
    .1〜1.5%、Mn:1〜10%、Ni:9〜17%
    、Cr:17〜25%と、MO=0.5〜3%およびN
    :0.2%以下の1s以上を含み、残部はFeかL:)
    なるものであり、さらに前記溶接材料による浴看蓋属は
    、前記金属部材からの稀釈のない部分において、重量で
    c:o、i%以y、si:0、1〜0.5%、Mn:5
    〜lO%、Ni:12〜17%、Cr:17〜19%、
    Mo:0.5〜1%を含み、残部はFeからなるもので
    るる特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の超電導核
    磁気共鳴装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05228563A (ja) * 1992-02-04 1993-09-07 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd ケースの製造方法
US7000408B2 (en) 2003-10-15 2006-02-21 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Superconducting magnet apparatus and maintenance method of refrigerator for the same
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CN103737921A (zh) * 2014-01-24 2014-04-23 奥泰医疗***有限责任公司 超导线圈承压壳体焊接方法

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