JPS60185082A - 断熱体の製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷蔵庫の本体や扉となる断熱体の製法に関する
。

一般に冷蔵庫の本体や扉は金属板や合成樹脂板によって
形成された中空筐体のキャビティに発泡付１脂断熱材の
原料（以下発泡原料と呼ぶ）を注入して発危させて作ら
れている。

しかし、断熱効果を冒めるためには発泡樹脂層の厚みを
増さねはならず、庫内容量に比して外形か大きくなり、
テザイン的な制約や設置スペースの問題が生じる。

発泡樹脂材内に真空層を形成すれは、壁厚が薄《でも充
分な断熱効果が得られ、外形に比して容量の大きな冷蔵
庫を作ることは判っている。しかし、キャビティ内にて
発泡原料を発泡させ尚且つこれによって形成される発泡
樹脂材内に中空真空層を形成する技術は確立されていな
かった。

中空真空層を有する断熱体に一歩近ついたものとして第
４図に示す如く薄肉のバッグ（５）に無機質発泡粉末（
５２１を充填し且、つバッグ（５）内に真空状態に保っ
た断熱部材（晒をキャビティ内に中量りに支持し、キャ
ビティ内で発泡させた断熱発泡材（６）にて該断熱部材
１５３）を包囲した断熱体がある（美開昭５８−１１９
１８７号）。

しかし上記断熱体はバッグに発泡粉末を詰める手間が掛
かり、又バッグの内面と発泡粉末の接触及び発泡粉末ど
うしの接触によって熱伝達があるため、壁内に′中空真
空層を形成する理想からは隔りがあった。

〔目　的〕

本発明は発泡樹脂材内に充填物のない真空層を形成し、
壁厚みが薄くて−も優れた断熱効果を有する断熱体を提
供することを目的とする。

〔構　成〕　゛ 一キャビティ内に配備され圧縮流体を充満させて膨張し
たバッグ（５）の外側にて発泡断熱材の原料を発泡せし
めてバッグの外側を発泡樹脂材（６）にて被覆すると共
に発泡樹脂材（６）をバッグ＋５１の表面にて固化させ
、次し）でバッグ（５）内の流体を排出してバッグ（５
）を真空状態に保ち、発泡樹脂材内に中空真空層を形成
することを特徴とする。

〔°作用及び効果〕

発泡原料を発泡させるときはバッグ内に流体を充満させ
ているため、発泡圧によってバッグが押し潰されること
はない。

又、発泡完了後は発泡材はバッグ表面に接着して固化し
、バッグの形状を支持するから、バッグ内の流体を排出
してバッグ内を真空室とすることが出来、薄くても断熱
効果の極めて優れた断熱体が形成され、断熱体の軽量化
が実現出来る。

′−以下゛図“面に示す実”雄側に基づき本発明を具体
的に説明する。

第１図は本発明の方法によって製造した冷蔵庫の扉（１
）を示しているが、本発明はこれに限らず冷蔵庫の本体
（１２１，建築用断熱パネル等の断熱体の製造に実施出
来る。

冷蔵庫扉（１）は表板（２）、裏板＋３］及び外周端板
（４）にて形成される中空筐体内に発泡樹脂材（６）が
包み込まれ、発泡樹脂材（６）内には扉の板面方向に扁
平な且つ板面よりも少し小さな中空真空層（９）を形成
している。

扉の裏面外周部にはパツキン（１１）が装宿され、裏板
（３）には棚部（３１）が樹脂成形されている。

次に」二記扉の製法を説明する。

先ず、割金型（８）の下型（８１）に裏板（３）を嵌め
、裏板（３）の上から発泡原料鴎を注入する。実施例の
発泡原料はイソシアネートとポリオールの２液を混合し
たものである。

次に表板（２）の外周をこ端板（４）を組み込み、表板
（２）の内面にステー（７）によって中空扁平バッグ（
５）を吊下は支持し、バッグ（５）の下面にステー（７
）を取り付けた部材（１０）を前記裏板（３）の上に被
せ、下方のステー（７）を裏板（３）の内向に当て、裏
板（３）と部材叫との間にキャビティを形成する。

バッグ（５）は厚み３０〜５０μのアルミホイル或はス
テンレス薄板にて表板（２）の面積よりも少し小さく形
成され空間厚み（９１）は約２　ｃｍである。

との接着性に優れた樹脂のコーティング層が施されてい
る。

バッグ（５）の一端には流体の流入管（５１）が突設さ
れており、前述の如くバッグ（５）を含む部材（１０）
を裏板（３）に被せたとき流入管６１）を下型へ８１）
の切欠部（８１ａ）から金型（８）の外部ｌこ臨出させ
、圧力空気供給及び排出用のホースＨに繋ぐ。

前記ステー（７）は短軸ｆｆ１）の両端に円形の当り板
ｑｚ（７２）を突設したもので表板（２）の内面及びバ
ッグ（５）に接着固定されている。

ステー（７）の商さは約１．５印である。

次にホースＨからバッグ（５）内に圧力空気を供給する
。圧力空気の圧力はキャビティ内にて発泡原料田が発泡
する圧力によりバッグ（５）か押し潰されない程度の圧
力でよい。

上記作業の間、発泡原料（９０）はキャビティ内で発泡
を続け、バッグ（５）の外周を発泡材（６）が覆う。バ
ッグ（５）の外面は粗面加工或は樹脂のコーティング層
が施されているため、発泡樹脂材さバッグの接。

Ａ−ｈＩ＋　Ａ：　寸ｌ’１　ｇ８１ｊｌ　、（’Ａ）
　１１９　大オ　Ｊ−／＜　＋７　ゲ１寸　ｔＭ　＋５
−＋　ｓｒ　−イ未化する。

発泡原料を注入後４〜５分にて発泡を完了し、約３０倍
に発泡する。

次に出来」二った扉を型（８）から外す前、或は後にバ
ッグ（５）内の空気を抜いて真空状態にし、％ｔ　（５
１）を余部の長さは切断すると共にバッグ（５）への流
路を閉じる。

前述の如く断熱４．’ｌ’　＋（３）とバッグ（５）は
強固に一体結合しており、又断熱材（６）は表板（２）
及び裏板（３）にも接着状態に接合しているため、バッ
グ（５）の空気を抜いてもバッグ（５）が潰れることは
ない。

上記工程によって断熱樹脂層中に真空中空層を有する断
熱効果の極めて優れた冷蔵庫扉が完成する。

尚、本発明の実施に際し、バッグ（５）に充填する流体
は空気に限ることなく、他の気体或は液体でも可く、本
発明は上記構成に限定されることはな（、特許請求の範
囲に記載の技術範囲内で種々の変形が可能であるのは勿
論である。

【図面の簡単な説明】

第１図は一部を破断した冷蔵庫扉の斜面図、第２図・第
３図は工程順の説明図、第４′図は従来例の断面図であ
る。 （５）・・・バッグ　（６）・・・発泡樹脂材（９）・
・・中空

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ■　キャビティ内に配備され圧縮流体を充満させて膨張
   したバッグ（５）の外側にて発泡断熱材の原料を発泡せ
   しめてバッグの外側を発泡樹脂材（６）にて被覆すると
   共に発泡樹脂材（６）を膨張バッグ（５）の表面にて固
   化させ、次いでバッグ（５）内の流体を排出してバッグ
   （５）を真空状態に保ち、発泡樹脂材内に中空真空層（
   ９）を形成することを特徴とする断熱体の製法。　′１ ■　流体は空気である特許請求の範囲第１項に記載の断
   熱体の製法。 ■　バッグはアルミホイル、ステンレス薄板等の−金属
   薄板にて形成されている特許請求の範囲１項又は第２項
   に記載の断熱体の製法。 ■　断熱体は冷蔵庫の扉である特許請求の範囲第１項乃
   至第３項の何れかに記載の断熱体の製法。 ■　断熱体は冷蔵庫の本体である特許請求の範囲第１項
   乃至第３項の何れかに記載の断熱体の製法。