JPS60183293A - 舶用防振式フイン構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、船尾のスクリュープロペラへ流入する流れに
予めひねセ）を与えたり、あるいは船体に沿う流れの整
流を行なったりするために船体外面に突設されＩこフィ
ンの構造に関し、特に防振式のフィン構造に関する。

第１〜３図は従来のフィン構造の４ａ要を示１もので、
１１１’Ｓｉ図はフィンをそなえた船尾部の側面図、第
２図は第１図のＩＩ　−ＩＩ矢矢視大火断面図第３図は
第２図の■−１１矢視拡に断面図である。

船体１の船尾部外面に取すイ１けられたフィン２は、プ
ロペラ３に流れ込む流体を整流して、推進効率の向」二
をはかるものであり、したがってフィン２はなるべく薄
く細く形成されており、その長さもプロペラ３の直径を
超すものかよいとされているが、そうすると当然の結果
としてフィンの剛性の低下を招くことになるため、推進
効率の向上とフィン２の剛性の向上とは相反することに
なる。特にこのフィン２は、起振源としてのプロペラ３
や図示しない主機に近いところに設けられるため、振動
に対する配慮が重要となる。フィン２の固有振動数か起
振源の固有振動数と一致すると、フィン２１こ大きな振
動が発生するので好ましくないか、起振源との同調を完
全に防止するためには、フィン２を剛性の大きなものと
しなければならず、そうすると」二連したように推進効
率が低下してしまうという問題点かある。

本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、高い推進効率を維持しなが呟フィンの振動を十分に抑
制で外るようにした、舶用防振式フィン構造を提供する
ことを目的とする。

このため、本発明の舶用防振式フィン構造は、船体外面
に突設された翼状フィンの先端部に、翼上下面に貫通す
る多数の防振用小孔か形成されたことを特徴としている
。

以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第４図は本発明の一実施例としての舶用防振式フィン構
造をそなえた船舶の船尾部の概要を示す斜視図、第５図
は第４図の＼ｌ−■矢視断面図である。

一般に、フィン２が流木中で共振し振動するときの先端
の振幅は、次式で゛表わされる。

と ただし　η＝フィン先端の振幅 δ＝滅哀率 ｗ　＝　４辰動有効重敵 ω＝２π［（［は固有振動数） Ｆ−有効起振力 」一式から明らかなように、フィン２の先端の振幅を抑
制するためには、減衰率δを増加さぜることが有効であ
ることがわかる。

そこで、本発明のフィン構造では、この減衰率を増加さ
せるため、第４，５図に示すように、船体に取付けられ
た翼状フィン２の先端部に、翼上下面に貫通する多数の
防振用小孔４が形成されるのである。

本発明の舶用防振式フィン構造は−Ｌ述のように構成さ
れているので、フィン２の先端が振動して、その周囲の
流木か小孔４を通過する際に、小孔４の出入口では小さ
な渦を発生することにより、小孔４内では粘性の作用に
よって、フィン２の減衰率を増加させることができる。

なお、小孔４の位置は、なるべく振幅の大きい位置に多
数設けるのか゛よく、したがって、フィン２の先端部に
おいて翼効率を損ねない程度にできるだけ多数の小孔４
を設けるようにする。

以」二詳述したように、本発明の舶用防振式フィン構造
によれは、船体外面に突設された翼状フィンの先端部に
、翼上下面に貫通する多数の防振用小孔が形成されると
いう極めて簡素な構成で、推進効率の向上をはかりなが
ら、フィンの振動を十分に抑制する効果が得られるので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１〜３図は従来のフィン構造の概要を示すもので、第
１図はフィンをそなえた船尾部の側面図、第２図は第１
図のｎ　−ＩＩ矢視拡大断面図、第３図は第２図の■−
ｍ矢視拡大断面図であり、第４図は本発明の一実施例と
しての舶用防振式フィン構造をそなえた船舶の船尾部の
概要を示す斜視図、第５図は第１１図の＼′−＼゛矢視
断面図である。 ］・・船（Ｌ　２・・フィン、３・・プロペラ、４・・
小孔。 復代理人　弁理士　飯　沼　義　彦 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 船体外面に突設された翼状フィンの先端部に、翼上下面
   に貫通する多数の防振用小孔が形成されたことを特徴と
   する、舶用防振式フィン構造。