JPS60180902A - 安定化二酸化塩素の製造法及びこれによる消臭，殺菌剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 二酸化塩素は、酸化剤として古くから知られており、も
っとも顕著に工業的に使用されたのは、バルブ工業であ
る。

古くから、バルブ繊維の酸化漂白は塩素が使用されて来
たが、さらに上質のバルブか要求されるに至り、二酸化
塩素が用に供される様になり、大規模施設によって発生
消費されている。

この方法は、塩素酸ソーダ又は塩素酸カルシウムを原料
として、マチ−ノン法、新マヂーノノ法、ポルスト法、
ＣＩＰ法、ノルベー法及びそれ等の改良法がある。

これ等の方法での還元剤としては塩化水素、亜硫酸ガス
、金属イオン、炭素、メタノール、ンユウ酸を用い、又
は電解還元法が用いられ、バルブ工場において実用化さ
れている。

二酸化塩素は、上記バルブ漂白のほか、繊維、小麦の漂
白、その他、殺菌剤、脱臭説法剤としての用途がある。

そのガスは、赤黄色、比重３．０　ｇ／Ｌ融点−５，９
℃、沸点５．９℃、１００℃で場発分解する。

このため取扱いは容易でないし、危険が伴う。しかし水
にはよく溶解し、温水ではＣ１よ、　ｏ、、ＨＣｌ０に
分解する。

これを安定化するために水溶液をアルカリ側に、即ち、
炭酸ナトリウムの過酸化物を加えて安定化し、酸性化操
作によって二酸化塩素を発生する方法が、米国特許３．
１２３．５２１号によって提案され、さらにアルカリ金
属、およびアルカリ土類金属の亜塩素酸の酸性溶液が二
酸化塩素ガスを発生することは米国特許２，０７１．０
９１号に記載されている。

これ等は、いづれも液体組成物を取扱うものであるため
不便であり、危険である。

このため、米国特許２，０７１，０９４　、及び３，２
７１，２４２において、粉末状態の二酸化塩素発生剤組
成物を提案している。これ等は二酸化塩素発生を開始さ
せるため、水と接触させることを必須条件としている。

さらに、周知のアルカリ金属の過酸素化合物によって安
定化された、亜塩素酸塩水溶液を吸着容量の大きい塩基
性吸着剤として、合成珪酸カルシウム類、微細ンリカ、
タルク等を提案し、ジョンスマンビール社の（マイクロ
セルＥ）をあげているが、これとて、すでに、古くはニ
トロセルローズの安定取扱いに用いられた珪藻土等にお
ていも、容易に類推しうる公知の技術である。

本発明は、アルカリ金属又はアルカリ金属の過酸素化合
物によって安定された亜塩素酸水溶液、さらに好ましく
は亜塩素酸ソーダ溶液を、ソヂウム・モンモリロナイト
を加えることによって安定化され、ゾル、ゲル、又は粉
末状においても６０〜７０℃においても二酸化塩素ガス
は発生せず、きわめて安定化することを新しく知見した
。

本発明において採用するソヂウム・モンモリロナイトの
化学成分は、５ｉｎＬ４４〜５５、八１，０３１６−３
２．Ｆｅ、（４，０，０６〜８　、ＭｇＯＯ，１、Ｃａ
Ｏｎｏｎｅ　〜３．７２．に、ｌ０ｎｏｎｅ　〜２．２
５．　Ｎａ、Ｏｎｏｎｅ　−３，８０，Ｈ，Ｏ°’　５
．４〜１２　、　ｌ（，０’−’　４〜１８（須藤俊男
氏）を示している。

さらに、ソヂウム・モンモリロナイトは粘土鉱物のうち
でもつとも水膨潤性にとみ、他の粘土にみられない現象
であり、原体積の７−８−１０−　倍に膨潤する。交換
性陽イオンにとみ、Ｎａの格子膨張は無限に行なわれる
。　−このソヂウム・モンモリロナイトが二酸化塩素溶
液、及び亜塩素酸ソーダ水溶液をどの様なメカニズムに
よって安定化するかは定かに解析はされないが、その効
果はすでに述べｔ：先行技術にくらべ抜群の安定性をし
めす。

かくして得られた、二酸化塩素溶液、又は亜塩素酸ソー
ダ溶液とソヂウム・モンモリロナイトをもってゾル、又
はゲル、又は多表面積粉末状の珪藻土、シリカ等を加え
て稀釈し、そして、又は粉状物に、先行技術は、酸性物
質を加えることを示唆しているが、本発明は特許請求範
囲の（３）に述べるように粘土鉱物のうちのアクパルジ
ャイト、ゼオライトを適宜混合することによって容易に
二酸化塩素を発生することが出来る。さらに特許請求範
囲４において述べるように二酸化塩素の初期発生濃度を
大として、その所要容積を急激に充満し、殺菌又は消臭
のために継続して発生するようにコントロールすること
が出来る。即ち使用初期濃度を大にするために限度内の
酸性物質を加え、この酸性物質との反応が完了したあと
は、アクパルジャイト、又はゼオライト等によって緩徐
に二酸化塩素を発生するようにコントロールが可能であ
る。

本発明による、新知見は、陽イオン交換能をもつ。ソヂ
ウム　モンモリロナイトにおいてのみ安定出来るのであ
ってゼオライト、セピオライト、アクパルジャイトは、
前記、先行技術において提案されている酸性化操作に用
いられる固体粉末（ｐＨ６より低い少（とも２〜６のｐ
ｌ（を有する）即ちシリカ、タルク粉末に酸性の水溶液
、さらには、合成珪酸塩（ζ代って安価であって安定な
二酸化塩素ガスの誘発剤として使用される新規発明であ
る。

即ち、ここに、安定した、取扱い容易な二酸化塩素を含
む、亜塩素酸・ソーダ溶液のソヂウム・モンモリ吋イト
のゾル、ゲル、及び粉末を得ること及びこれに対してア
ルカリ側であっても容易に二酸化塩素ガスを発生させる
こと力畷出来る。ゼオライト、セビオライト、アクパル
ジャイトに関する。

ノヂウム・モンモリロナイトによる亜塩素酸ノーダシｊ
しζま安定した１大態をしめし、これを水泳プールの水
に添加することにより、次亜塩素酸・］−タ゛ｉ容液を
加えるより安全な殺菌剤として供給することが出来る。

実　施　例　（重量比） （Ａｌ　（Ｂｌ　（Ｃ１ １、亜塩素酸ソーダ２５％溶液　２７　２７　２７２、
フチ５ウム・モンモリロナイト　２８１４水膨潤ゲル（
２〜ｌＯ％実質分） ３、珪酸ソーダ溶液　２８１４ （２〜１０％濃度） ４、マイクロセル（Ｅタイプ）　４５　４５　４５安定
化二酸塩素粉末：　１０（１１００’　＋００（有効Ｃ
Ｉ０．５０．０００ｐｐｍ） 本実施例によれば真空下及び加熱６０〜７０℃において
も安定することが出来る。

（１１＋２１ 成分＋Ａ＋　、＋８＋　、（Ｃ）　５０　５０アタパル
ジヤイト　５０４０〜４８ 酸性白土　２〜１０ ＋００　１００ 本配合によって粉状体より二酸化塩素を用にのぞんで保
有し発生させることが出来る。

特許出願人　手　塚　胛

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、亜塩素酸ソーダ溶液に適量のノヂウム　モンモリロ
   ナイトを加えることによって、６０℃〜７０℃において
   も二酸化塩素を発生することなく、安定する方法及びノ
   ヂウム・モンモリロナイトと亜塩素酸ソーダ溶液の混合
   物に関する。 ざらに亜塩素酸ソーダ溶液にアルカリ性物質、を二とえ
   ば珪酸ソーダ、カセイノーダ等によって、アルカリ性塩
   類としての安定化溶液に関する。 ２．１においてノヂウム・モンモリロナイトと亜塩素酸
   ソーダ溶液との混合物はその濃度によりｊル、ゲル、及
   び粉末状態をつくることが出来、さらに適宜の粉状物質
   、例えば、すでに、公知の多孔質又は、多表面積をもつ
   無機物資をもって稀釈、そして又は粉状化することが出
   来る。 ３．２において二酸化塩素ガスを発生ずる方法は酸性物
   質を吸着した粉末及び、酸性を有する塩、又は水素イオ
   ン発生酸の水溶液を吸着させた粉末等を使用すること、
   及び、アルカリ性を示すが、アタパルジャイト粉末、セ
   ビオライト粉末、ゼ詞うイト粉末を混合することにより
   容易に二酸化塩素を発生させる方法。 ４０．ノヂウム・モンモリロナイトによって安定化され
   た、粉末化された亜塩素酸ソーダ溶液より二酸化塩素ガ
   スを初期濃度を高く漸次その雰囲気の殺菌又は消臭効果
   を維持するに足るよう発生をコレトロールするために、
   一部を酸性白土又は活性白土と、残部をアタパルジャイ
   ト、セピオライト、ゼオライト等を使用する方５．２．
   ３．４において適宜な仕切りによって分離された容器に
   夫々を収容して必要時に仕切りをのぞいて両者を混合し
   て反応させ、容器の壁ζＣ設けられｔ二層孔より二酸化
   塩素ガスを逸出させる方法。 即ち、不ｎｉ布をもって上記の容器にかえること力咄来
   る。 ６．１において、界面活性剤と混用して、クリーニング
   （ドライクリーニングを含むン用洗剤の効果を増大せし
   める。即ち、被洗濯物の汚垢を酸化分解して、洗濯効果
   を増大せしめろ方法に関する。