JPS60176914A - β型炭化珪素微粉末の製造方法 - Google Patents

β型炭化珪素微粉末の製造方法

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JPS60176914A
JPS60176914A JP59032457A JP3245784A JPS60176914A JP S60176914 A JPS60176914 A JP S60176914A JP 59032457 A JP59032457 A JP 59032457A JP 3245784 A JP3245784 A JP 3245784A JP S60176914 A JPS60176914 A JP S60176914A
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silicon
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silicon nitride
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Tetsuo Kato
加藤 哲郎
Atsushi Asano
淳 浅野
Nobumichi Onishi
大西 宣道
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TOKAI KOUNETSU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はβ型炭化珪素粉末、特に高純度微粉末の製造方
法に関する。
従来よりβ型炭化珪素粉末の製造方法は、数多く、のも
のがあるが特に珪素源として酸化物(St□+)を用い
るものが一般的にしられている。即ち、上記の方法は、
下の0式1ど示す化学反応によるものであるが長所とし
て、原料のSiO2が安価に入手できる事、■式の反応
が吸熱反応であるため温度管理が容易である事が挙げら
れる。
SiO2+3C= SiC+ 2GO−■反面、上記方
法は生成した炭化珪素中に未反応のSiO2が残留し、
高純度の粉末が得られにくいという大きな問題を有して
いる。そのため、残留3iQ2の除去の必要があり後処
理例えば酸処理をよぎなくされていた。また、反応時発
生する一酸化炭素ガスが有害ガスであるため、上記−酸
化炭素ガスの処理にも大きな問題となっていた。上述の
ように珪素源としてSiO2を採用する方法は最終的に
は生産コストが高くなるため、工業的に極めて不利なも
のであった。
また、他の方法において、珪素源として金属珪素粉末を
用いる方法もよくしられたものである。
即ち下記0式の反応によるものであるが、SiO2を原
料とする製法でみられた前述の欠点がなく工業的に有利
といえる。反面、金属珪素粉末を原料とした場合の大き
な欠点としては得られた炭化珪素粉末中に粗大粒子が混
在し、微粉の収率が悪いことが挙げられる。即ち、上記
粗大粒子は、0式に示される反応の反応熱により原料珪
素が局部的に融解することにより炭化珪素粒の粗大化を
ひきおこす。
△H 8i 十C= SiC(= −16,5Kcat)−■
この炭化珪素粒の粗大化を防ぐ目的で、特開昭54−6
9598号で、金属珪素粉末にSiO2を添加する方法
が示されている。上記方法は、炭化珪素の生成(0式)
により発生する熱が局部的に蓄積されるのを、5in2
 の分解反応である吸熱反応(0式)により緩和せしむ
る。即ち、吸熱反応と発熱反応とをバランスよくとるこ
とにより、局部的な熱の蓄積が緩和され、原料の金属珪
素の融解が妨げられることから生成する炭化珪素粒の粗
大化を防いでいる。しかし、SiO2の添加により生成
炭化珪素粉末中に未反応のSiO2が残留するため、前
述の5iOzを珪素源とした方法と同様に高品位の炭化
珪素粉末を得ることが困難であった。
本発明はかかる問題に対処したものであり、微細かつ高
品位のβ型炭化珪素粉末を低コスト、高収率で製造する
方法を提供することが目的である。
本発明者らは、β型炭化珪素微粉末の製造方法について
鋭意研究の結果、珪素源として金属珪素粉末と窒化珪素
粉末の混合粉末を採用することにより上記の目的が達成
されることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、金属珪素粉末及び窒化珪素粉末の混合物
と、炭素粉末からなる原料粉末を、非酸化性雰囲気中で
1400〜1900℃に加熱焼成することを特徴とする
β型炭化珪素微粉末の製造 。
方法である。
前述の特開昭54−69598号の方法において、珪素
源として5I02と、金属珪素粉末を用いることにより
吸熱反応と発熱反応をバランスよ(とるものであったの
に対し、本発明では局部的な熱の蓄積を緩和するものと
して窒化珪素の分解反応を利用している。つまり、窒化
珪素の分解により吸熱されるため、生成した炭化珪素粉
末が粗大化されず、また、珪素源として5in2が混入
していないため、高品位の炭化珪素粉末が生成されるの
である。
本発明の反応は、非酸化性雰囲気によって行なわれるが
、特に窒素ガスは、本発明の場合最も好ましい雰囲気と
いえる。なぜならば、窒素ガスは原料中の金属珪素と反
応し、該金属珪素表面に窒化珪素膜を形成するため、金
属珪素の局所的な融解を防ぐという窒化珪素を原料中に
混入した場合と同様な役割を相乗的に期待できるからで
ある。
もちろん、アルゴンガス、ヘリウムガス、COガス等の
非酸化性雰囲気においても本発明の目的は十分達成でき
るのはいうまでもない。
また、窒化珪素と金属珪素との混合比は重量比で90/
−10≧Si / 3iaN4≧20/80の範囲内で
あることが望まれる。上記範囲内にあれば、安定してβ
型炭化珪素の微粉末が収率よく得られるが、Si / 
5iaN4> 90/ 10の場合、炭化珪素粒の粗大
化がみられることが多(、また、Si /Si3N4 
< 20 / 80の場合、微細な炭化珪素粉末中にウ
ィスカ状の結晶が混入してくるため、収率がわるくなり
、コスト高となることより製造上有利とはいえない。ま
た、珪素源としての金属珪素粉末及び窒化珪素粉末の粒
径は小さい方がよく、数ミクロンからサブミクロンのも
のがより好ましい。
次に炭素については基本的には炭化珪素を合成するのに
必要な理論量以上であればよい。好ましくは、炭素は外
側で理論量より1〜1096程度過剰な程度がよい。つ
まり、雰囲気中に含まれる微量の02と反応しCOガス
として消費されることもあり、また炭素の場合は未反応
のものが残留しても後処理が容易であるために若干多め
に配合する。
炭素の種類としては、特に限定されないが、窒化珪素と
同様、炭化珪素粒の粗大化を防止する働きを有すること
から、吸油量の高いアセチレンブラックのようなものが
良好である。また、製造する炭化珪素の純度は原料の純
度により強く影響をうけるため、高純度の粉末を得るに
は、炭素に限らず珪素源原料、即ち金属珪素や窒化珪素
も高純度であることが望ましい。
次に焼成温度においては、1400℃〜1900℃の範
囲で反応が行なわれる。上限1900℃を超えた場合、
炭化珪素のβ→α転移がおこり、粒成長が生じるため、
微細なサブミクロンの炭化珪素粉末が得られなくなる。
また、下限温度は、熱力学的計算によれば1327℃と
なるが、実際には、1400℃以上の温度でないと有効
な炭化珪素生成量が得られないことより、上述の140
0℃〜1900℃の焼成温度が必要となる。
また、本発明の反応圧力は特に制限されない。
一般に常圧で十分に反応が進行するため、生産コスト面
で有利といえる。
上述のように本発明による製造方法は、微粉末でかつ不
純物の少ない高品質のβ型炭化珪素を、低コスト、高収
率で製造することができる画期的な方法といえる。
以下実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1) 40ミクロン以下の金属珪素112fと、α及びβを含
む40ミクロン以下の窒化珪素粉末2801を珪素源原
料とし、該原料に市販のカーボンブラック(アセチレン
ブラック)168Fを混ぜた混合原料56oyを黒鉛製
容器内に充填した。
該容器を黒鉛発熱体を使った抵抗炉内に挿入した。
上記黒鉛抵抗炉内を窒素雰囲気、1800℃に加熱冷却
後、上記黒鉛製容器から焼成物をとり出し、空気中70
0℃に加熱し過剰炭素を燃焼除去し、粉砕分級すること
により炭化珪素粉末を得た。該炭化珪素粉末の粒径は脱
炭直後で平均2〜3u、mであるが、粉砕は容易で、ポ
ットミル30分間程度の粉砕により平均粒径07μmと
なった。得られた粉末はX線回折によれば大部分β相で
あり、極微量の2Hタイプと思われるd相が含まれてい
た。また、5iOz相および他の酸化物相は殆んど認め
られなかった。湿式分析法での純度は97.0重量%で
あり、高純度の微粉のβ型炭化珪素発熱体を得た。
(実施例2) 250〜800ミクロン、純度99.9996の金属珪
素を粉砕したもの2521と、10ミクロン以下、純度
99.9%の窒化珪素472及びアセチレンブラック1
502の混合物449tを黒鉛製容器内に充填し、炭化
珪素発熱体を用いた雰囲気抵抗炉に挿入した。該雰囲気
抵抗炉を窒素雰囲気、1450℃で操炉し、金属珪素の
表面を窒化処理した。窒化処理した前記混合物の入った
黒鉛製容器を黒鉛発熱体を用いた黒鉛抵抗炉にて、窒素
雰囲気中1800℃に加熱焼成した。粉砕後、得られた
粉末は平均粒径0.3μmと極めて細かい炭化珪素粉末
であり、純度は99.5重量%であった。
以上に示される如く、本発明により非常に微細な不純物
の少ない高品質の炭化珪素粉末を低コスト、高収率で製
造することができるようになった。
本発明により得られた炭化珪素の微粉末は研磨材料、微
粉原料として有用であるばかりでなく、高温構造材、高
温機械材料の焼結用原料としてもまた複合材料の充填材
としても有用であり、その工業的応用は広範にわたり、
優れた発明といえる。
特許出願人 東海高熱工業株式会社

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、金属珪素粉末及び窒化珪素粉末の混合物と、炭
    素粉末からなる原料粉末を、非酸化性雰囲気中で140
    0〜1900℃に加熱焼成することを特徴とするβ型炭
    化珪素微粉末の製造方法。
  2. (2)、金属珪素粉末と窒化珪素粉末の混合比は重量比
    で90/10≧Si / 5iaN4≧20/80の間
    にある特許請求範囲第(1)項記載のβ型炭化珪素微粉
    末の製造方法。
  3. (3)、非酸化性雰囲気ガスが窒素ガスである特許請求
    範囲第(1)項記載のβ型炭化珪素微粉末の製造方法。
JP59032457A 1984-02-24 1984-02-24 β型炭化珪素微粉末の製造方法 Granted JPS60176914A (ja)

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