JPS60175401A - 感圧導電素子 - Google Patents

感圧導電素子

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JPS60175401A
JPS60175401A JP59030189A JP3018984A JPS60175401A JP S60175401 A JPS60175401 A JP S60175401A JP 59030189 A JP59030189 A JP 59030189A JP 3018984 A JP3018984 A JP 3018984A JP S60175401 A JPS60175401 A JP S60175401A
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JP
Japan
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pressure
film
membrane
conductive element
sensitive conductive
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JP59030189A
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English (en)
Inventor
重本 ゆかり
征一 真鍋
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Asahi Kasei Corp
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Asahi Kasei Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)技術分野 本発明は高分子の感圧導電素子に関する。
←)従来技術 近年、電子工業が急速な発展をしつつある。電子工業分
野におりて音、応力(ひずみ)、温度(熱も含む)、圧
力、電気、電磁波(光、紫外線。
X線、−電子線)などの物理的な情報(エネルギー)を
入力として、他の物理量に変換して出力する、あるいは
分子種やイオン種などの(jS学量として出力する、あ
るいはそれらの種々の組み合わせの情報変換(検出、変
換、記録、蓄積、出力をすべて総称)することの必要性
が高まっている。これらの分野に利用される材料として
、情報変換能を持った機能性有機制料が特に必要となっ
ている〇本発明でいう「感圧導電素子」とは膜厚方向に
圧力を加えた際、膜を介して表裏面間での膜の抵抗値が
圧力値に対応して変化し、その抵抗値が膜の表面の回路
を通じて外部に出力する素子を意味する。ただし、全く
加圧していない時は膜厚方向における固有抵抗値は1,
06Ω・α以上を示し導電性を持たない。また、加工後
除圧すると膜は再び加圧前の抵抗値を示す。なお、こと
で「導電性を持つ」あるいは「導電性を示す」というこ
とはその物質の固有抵抗値が1060・αよシ小さいこ
とを意味し、「導電性金持たない」ということは固有抵
抗値が106Ω・α以上であることを意味する。
また、本説明の中で「膜面方向」とは添附棲第1図に矢
印Aで示す方向であり、「膜厚方向」とは同図に矢印す
で示す方向を意味する。
「膜内」および「膜内部」とは膜の表裏面からそれぞれ
膜厚10nm内側、の部分より内方部分全指し、第1図
中の厚み断面におけるC部分である。
「膜表裏面」とは膜の表面および裏面からそれぞれ膜厚
10 nm 以内の部分全指し、第1図中の厚み断面に
おけるe部分に相当する。膜内の「各膜面厚さの層」と
は、膜厚方向で膜内部を10等分した時のそれぞれの膜
厚、即ち、第1図中の厚み断面におけるfで示される膜
厚層を意味する。また、本文中で「極大値及び極大を示
す」とは、線点の前後微小部分において、孔径が最大値
をとることを意味する。
感圧導電性を持つ膜としては、ゴム導電膜′が公知であ
る。これはゴム中にカー27粒!rを分散させたもので
、この膜に導電性を持たせるには厚みが1簡以上必要で
あシ、また、この膜は膜面方向にも導電性を有する◎ (ハ)発明の目的 本発明の目的は、圧力の負荷された場所全検出する能力
において従来の膜では達成不可能な優れた分解能を持つ
導電性多孔膜からなる新規な感圧導電素子を提供するに
ある。
に)発明の構成 本発明に係る感圧導電素子は、(1)膜面方向において
同一面内の任意の点を中心とする半径05晴の円形領域
内の2点間にのみ導電性を持ち、且つ(2)膜厚方向に
おいては圧力を負荷させた場合、負荷点と該負荷点を中
心とする周囲の半径0.5WIの円形領域内の点間にの
み導電性を持ち、その膜厚方向における固有抵抗値は圧
力の変化に応じて変化する特徴を持つ多孔膜で構成され
ておシ、この膜の表裏面のうち少なくとも一方に導電物
質で構成された太さ0.5mm以下の線からなる電気回
路を有し、該電気回路に外部の電気回路と接続するだめ
の端子を複数個有することを特徴とする。
(ホ)発明の構成の具体的説明 本発明の感圧導電素子の第一の特徴は、感圧導′FIL
素子を構成する多孔膜がその膜面方向においては、圧力
を負荷した点(以下、[負荷劇と略称する)を中心とす
る半径0.5am9円形領域内の任意の点と負荷点との
間にのみ導電性を持ち゛、他方、膜厚方向においては負
荷点と負荷点を中心とする周囲の半径0.5mmの円形
領域内の点との間にのみ導電性を持つ点にある。負荷点
を中心とした半径0.5順の円形領域内の点という限ら
れた範囲内でのみ導電性を持つことによシ、片面で受け
た圧力を半径0.5m以内の精度で、もう一方の面に伝
えることができる。この半径で表示した精度は小さけれ
ば小さいほど良い。しかし、たとえ多孔膜の精度を小さ
くしても、多孔膜面上の電気回路の分解能がこの精度に
適応していなくては、感圧導電素子としての分解能は向
上しない。したがって、負荷点を中心に導電性を示す範
囲としては、半径0.01馴〜0.3m+の円形領域内
が好適である。なお、ここで「膜面方向で負荷点を中心
とする半径0.5mmの円形領域内にのみ導電性をもつ
」ということは以下に示す2条件を満足していることを
意味する。
すなわち、(1ン感圧導電素子を構成する多孔膜の表裏
面に、それぞれ先端を針状にとがらせた電気抵抗測定用
の端子を2個圧着する。該端子の圧力が100に17c
m”の時の固有抵抗値が、両圧着端子の先端の中心間距
離が0,5鰭以下の場合、1o6Ω・−未満となシ、ま
た、端子先端の中心間距離が0.5閣より大きい場合は
固有抵抗値は106Ω・譚以上となるo(2)先端を針
状にとがらせた電気抵抗測定用の端子を同一膜表面の2
点に圧着した際、両圧着端子間の距離が0,5謔以下の
場合両端子間の固有抵抗値が10Ω・−よυ小さく、ま
た、0.5 +maよυ大きい場合は固有抵抗値は10
6Ω・crn以上を示す。
本発明の第2の特徴は、多孔膜の膜面に垂直方向に加圧
した場合、該多孔膜の膜厚方向の固有抵抗値が変化する
点にある。負荷圧力の変化に応じて膜厚方向の固有抵抗
値が変化することにより、膜面上で受けた圧力の変化を
抵抗値の変化に変換することができる。
本発明の第3の特徴は、上記の多孔膜の表裏面のうち少
なくとも一面に導電物質で構成された太さ0.5 sm
以下の線からなる電気回路を有し、かつ該電気回路と他
の電気回路とを接続するための端子ケ複数個有する点に
ある。多孔膜の表裏面のうち少なくとも一面に目的とす
る圧力検出に最適な電気回路を描くことにより、0.5
+o+の位置検出の分解能を持たすことが可能である。
電気回路としては、例えば、2曽の方眼形式の位置検出
機能をもったものや、スイッチ形式のものなどがあるが
、その形式は格別限定されるものではなく、妬何なる形
式でもよい。負荷点の位置の検出の分解能”k O,5
trmにするには電気回路を構成する導電体太さは0.
5調以下でなくてはならない。電気回路を構成する導電
体は、有機高分子物質と導電性無機物質との混合物から
なることが好ましい。この混合物中においては導電性無
機物質が微粒子状に分散していることが望ましく、また
、その混合比は有機高分子物質に対する無機物質が重量
比で40チ以下であることが望ましい。有機高分子物質
は可撓性にすぐれ圧力を負荷した際の多孔膜の変形に対
応して変形することが出来る。
そのためくり返しの変形に対して安定した電気特性を与
える。有機高分子物質としては、各種のゴム、特にシリ
コン系のゴムが変形の容易さで望ましい。導電物質とし
ては銀、白金、金等の貴金属、グラファイト、銅などの
微粉末(例えば、直径10μm程度の微粉末)が好適で
ある。中でも、グラファイトおよび銅は経済的に有利で
ある。導電物質で構成された電気回路を多千〔膜の表裏
面のそれぞれに描けば、感圧導電素子としての入力、出
力形式に多様性を与えることができる。例えば、圧力ス
イッチとして、グラフィックタブレット用として、また
、圧力センサーとしての機能全付与できる。また、一方
の膜表面が電気回路を有する面でなり、もう一方の面が
導′醒物質で全面覆われている面である場合でも感圧導
電素子にグラフィックタブレフト用としての機能を付与
できる。
端子としては、膜間の抵抗の変化によって生じた電流の
変動を正確に他の電気回路に伝え得る導電性を持つもの
であればどの様なものでもよいが、好ましくは白金線、
銅線などがあげられる。端子の本数は膜の表裏面の抵抗
を測定するため最低2本であればよく、得たい情報量(
例えば、上下左右の差を考慮するとか、回路1本ごとの
差を考慮するなど)に従ってその数を増大することがで
きる。
この感圧導電素子と接続する外部の電気回路としては、
交流電源と万能抵抗測定器を組み合一わせた回路など膜
間の抵抗、電圧、電流の変化を感知し得る回路でおれば
どの様なものでもよい。
本発明の感圧導電素子の膜厚dは要求される力学的性質
に適する様に定められるが、膜中での電圧降下を少なく
するために小さければ小さい程良い。通常、1μm〜5
ms好ましくは10μm〜1咽である。該素子の膜厚d
は、該素子をかみそりで切断しその断面會日本電子製J
SM−U3型により観察し、測定することができる。
多孔膜としては、膜面方向において、同一面内の任意の
点を中心とする半径0.5+nmの円形領域内の2点間
にのみ導電性を持ち、且つ膜厚方向においては圧力を負
荷させた場合負荷点と該負荷点全中心とする周囲の半径
0.5畷の円形領域内の点との間にのみ導電性を持ち、
その膜厚方向における固有抵抗値は圧力の変化に応じて
変化するものであればよい。実用上好ましい一つの膜と
しては、該膜中に表裏両面に達する貫通孔をもち、その
任意の一つの孔に注目した場合この孔と直接連絡する孔
は膜内の各膜面厚さの層において膜面方向でその孔の周
囲半径Q、 5 m以内の円環状領域に位置し、且つ線
孔の孔径の膜厚方向における変化において、膜内部に極
大値が存在し、導電性物質を膜内部の孔径が極大値を示
す部分に封入した高分子多孔膜が挙げられる。このよう
な高分子多孔膜では、その表裏面の平均孔半、径(D/
2)は0.5μm以下で、かつ少なくとも1面のD/2
は0.005μm以上であり、さらに膜内部の孔径は極
大部分で0.5憩未満であることが導電性物質を封入、
保持しておく点で望ましい。
孔半径について膜厚方向で極大値を持つ貫通孔の存在は
以下の方法で確認される。まず内部に何も封入していな
い膜(重1!tW+)k真空中(10−2+mHg以下
)で水銀媒体中に浸漬する。次に、該水銀媒体を300
気圧下に加圧し、次に大気圧で除圧後、線膜を取り出し
、線膜を肉眼観察すると黒色に見えること、また除圧後
線膜の重量(Wz )を測定すると、W、>Wtとなる
ことから孔半径の極大部分に水銀が封入されたまま留ま
っていることが確認できる。また、極大部分の平均孔半
径及び個数はこの部分の多孔膜を薄膜状に切り出し光学
顕微鏡で直接観察することによシ測定できる。
極大部分の個数は、上記薄膜状の試料の光学顕微鏡での
観察図の写真上に、写真の引き伸ばし倍率を換算して、
試料の膜厚方向に沿って100μmに相当する長さを持
つ直線を引き、その直線と極大部分が交わる個数を数え
る。
本発明の感圧導電多孔膜中に封入される導電性物質の量
は負荷される圧力と膜厚に適する様に定められるが、通
常支持体の多孔膜の空孔部を占める体積比で10〜80
チ、好ましくは50〜80チである。この多孔膜の空孔
部を占める導電性物質の体積比は(Wz Wt ) X
 10’/(ρ・■・Pre)(チ)で与えられる。こ
こで、ρは水銀の密度、■は支持体に利用した多孔膜の
体積(crn3)、Preは面内空孔率である。また、
極大部分の平均孔半径は0.005μmより大きく、0
.5面未満であシ、好ましくけ0.01μm以上0.5
fi未満である。また、極大部分′の個数が多い程導電
性は良いが、通常1〜104個/100μm1感圧個所
の分解能を高めるためには好ましくは1〜105個/1
00μmである。
膜の表裏面には平均孔半径5 nm以上、0.5μm以
下の孔が面内の1crn2当たシ1×102/D個(D
の単位はctn)以上で、5×104/D個以下の割合
で存在することが膜の力学的強度を大きくし、また感圧
端子の数が増えて分解能が高まる点から望ましい。
多孔膜の表裏面の孔径比が10以上であれば、線膜へ表
裏力1らの加圧方向に依存して、たとえ同一の負荷圧力
でも異なった抵抗値を顕著に示す。
孔径の小さい膜面から圧力をかけると中の導電性物質は
もう一方の孔径の大きい面へと移動しやすいため導電性
が得られやすい。一方、反対に孔径の大きい面から加圧
すると中の導電性物質は孔径の小さい方向へは移動しに
くい。このため線膜の使用圧力1期待される導電性その
他の条件によって表裏面どちらからかの使用方向が決定
される。
また、導電性物讐とは固有抵抗値が100釧以下の物質
を意味し、常温で固体、液体のいずれでもかまわない。
ただし、導電性物質が液体の場合、高分子多孔膜を構成
する素材と該導電性物質とのなす接触角は90°以上で
なければならない。導電性物質が常温で固体の場合には
、有機溶媒等で溶液状にすることが望ましい。導電性物
質の具体例として、水銀、ウッドメタル、銀ペースト、
銅ペーストあるいはL i cto 4のジメチルホル
ムアミド溶液がある。
多孔膜を形成する素材はセルロース、再生セルロース、
硝酸セルロース、コロジオン、セルロースアセテ′−ト
等の親水性素材あるいはポリエチレン、ポリゾロピレン
、ポリスチレン+ !”)エステル、テフロン、シリコ
ン、ナイロン等の疎水性素材のいずれでもより。特に膜
の強度、孔径の制御のし易さ、対有機溶媒性などから再
生セルロースが最も好ましい。
本発明の感圧導電素子は、ソフトスイッチ用。
電子工業用、グラフィックタブレット用などとして用い
ることができる。
本発明の感圧導電素子は、例えば、以下の方法で作製で
きる。6重量%のセルロース銅アンモニア溶液を30℃
のアセトン蒸気雰囲気のアセトン濃度が飽和蒸気圧の8
0係の雰囲気下でガラス板上に厚さ500μmのアプリ
ケーターで0.2 m /分の速度で流延し、該雰囲気
下に8分間放置し、ミクロ相分離が生起しかつ、希薄相
が膜表面に浸出していないのを確認後、得られた流延フ
ィルムをアセトン/水との比率が33.6重量%でアン
モニア/水との比率がO,S l量チの混合溶液中(2
0℃)に60分間水平状態で浸漬する。その後、20℃
の2重量%硫酸水溶液中に15分間浸漬後水洗し、次い
で、水分’kF紙で吸いとシ、20℃のアセトン(10
0iW量チ)中に15分間浸漬し、膜中の水分全アセト
ンで置換しF紙にはさんで30℃で風乾することによっ
て平膜が得られる。
この平膜を真空中(10wnHg以下)で水銀媒体中に
浸漬し、該水銀媒体を300気圧下に加圧し、次に大気
圧下で除圧して水銀媒体から取シ出すことによって多孔
膜を得る。この多孔膜の表面に導電性シリコンインクで
、2m四方に方眼を描き、裏面には一面に導電性シリコ
ンインクを塗布する。
この表裏面の導電性シリコンインク層中に白金線端子を
それぞれ2本ずつ接続することによって本発明の感圧導
電素子が作製できる〇 (へ)実施例 以下、実施例について本発明をより具体的に説明するが
、実施例に先立ち、発明の詳細な説明中で用いられた各
種物性値の測定方法を以下に示す。
膜の表面、裏面の平均孔半径r3@r4.孔数N、およ
び面内空孔率Pre : 多孔膜1crn2当た夛の孔中径がr−r+drに存在
する孔の数1N(r)drと表示すると(N(r)は孔
半径分布関数)、平均孔半径’Fs t r4 t 1
crn”当たりの孔数N1および面内空孔率Pre L
riそれぞれ(1)式、(2)式、(3)式、および(
4)式で与えられる。
Pre=rcf″’r2N(r)drXloo (匍 
(4)また、平均孔半径D/2はD/2 = (F3・
14合で定義される。走査型電子顕微鏡には日本電子製
JSM −U 3型を用い、表裏面の電子顕微鏡写真を
撮影する。該写真から公知の方法で孔半径分布関数N(
r) k算出し、これを本文中(1)〜(4)式に代入
する。すなわち、孔半径分布関数をめたい部分の走査型
電子顕微鏡写真を適当な大きさく例えば20 cm X
 20 cm ) K拡大、焼付けし、得られた写真上
に等間隔にテストライン(直線)を20本描く。おのお
のの直線は多数の孔を横切る。孔を横切った際の孔内に
存在する直線の長さを測定し、この頻度分布関数をめる
。この頻度分布関数を用いて、例えばステレオロジー(
例えば諏訪紀夫著、定鼠形態学、岩波書店)の方法でN
(r)f:定める。平均孔半径r3+r4はN(r)e
用いて(1)式、(2)式で、孔数NはN(r)を用い
て(3)式で、面内空孔率PreはN(r)f:用いて
(4)式で算出される。
実施例1 セルロースリンター(平均分子量2.33X10” )
を公知の方法で調製した銅アンモニア溶液中に6重量%
濃度で溶解後、その溶液全30℃のアセトン蒸気雰囲気
の濃度が飽和蒸気圧の70チの雰囲気下でガラス板上に
厚さ500μmのアプリケーターで、0.2m/分の速
度で流延した。該雰囲気下に8分間放置し、ミクロ相分
離が生起し、かつ希薄相が膜表面に浸出していないの全
確認し得られた流延フィルムをアセトン/水との比率が
33,6重量%でアンモニア/水との比率が0.8重量
%の混合溶液中(20℃)に60分間水平状態で浸漬し
た。その後、20℃の2重量%硫酸水溶液中に15分間
浸漬し、水洗し、水分’tF紙で吸い取り、20℃のア
セトン(100重量重量中に15分間浸漬し、膜中の水
分をアセトンで置換し、p紙にはさんで30℃で風乾し
た。得られた膜を真空中(10mmHg以下〕でそれぞ
れ水銀を銀ペーストpL1Ct04/DMF媒体中に浸
漬し、該媒体を300気圧下に加圧し、次に大気圧下で
除圧して媒体から多孔膜を取υ出した。この多孔膜の表
面に、第2図(平面図)および第3図(横断面図)に示
すような電気回路を形成した。すなわち、多孔膜1の表
面に導電性シリコンインク(東芝シリコン製導電性イン
クXE14−322)で2咽方眼紙に太さ0、3 yt
aaの方眼(2)ヲ描き、裏面には一面に導電性シリコ
ンインク(3)全塗布する。この表裏面の導電性シリコ
ンインク層中に白金線端子をそれぞれ表面には4本、裏
面には1本接続した。
実施例2 実施例1で作製した平膜を100重量係のトルエンで希
釈した実施例1の導電性シリコンインクの中にV漬し、
該シリコン媒体’1k300気圧下に加圧した。次に1
大気圧下で除圧して媒体中から線膜を取9出した。その
後、乾燥機で150℃、1分間乾燥し、線膜の表裏面に
実施例1と同様に導電性シリコンインクで回路を描き、
シリコンインク層に白金線端子をそれぞれ接続した。
比較例1 市販の感圧導電ゴム(日本合成ゴム(株〕製)の表裏面
に実施例1と同様に導電性シリコンインクで回路を描き
、シリコンインク層に白金線端子をそれぞれ接続した。
この比較例の感圧導電素子と実施例1にあげた感圧導電
素子を用いて、グラフィックタブレット用を想定して、
素子上に4点を入力し、その3点の位置が抵抗値の差に
よりて識別可能である必どうかを検討した〇 第2図は実施例1で作製した感圧導電素子の平面図であ
って、(1)は感圧導電多孔膜、(2)は導電性塗料で
描いた表面の回路、(25は導電性塗料で描いた端子部
を意味する。第3図はこの感圧導電素子の横断面図であ
って、(1) 、 (2) 、 (2m第2図と同じで
あり、(3)は裏面の導電性塗料層である。
第4図は本発明の感圧導電素子を用いたグラフィックタ
ブレット用素子の平面図で、(4)は電流計、(5)は
定電圧電源、(6)け白金線端子を示す。第5図は、第
4図に示すグラフィックタブレット用素子の横断面図で
ある。つまp1該素子の表面の回路(2)端には上下左
右の4方向にそれぞれ同じ導電性シリコンインクで描い
た端子部(2物(あり、そこからそれぞれ1本ずつ白金
線端子(6筋玉でており、電流計(4)と電源(5)を
介して並列に裏面の導電塗料面(3)に接続されている
第6図は、第4,5図に示したグラフィックタブレット
用素子の使用例を示す。第6図において、(7)は入力
の際に用いる定圧ペンを示し、この図はペンで入力して
いる様子を示している。一点を所定のペン7で入力する
と膜間で導電性が生じ電流が流れる。その電流の流れる
様子を模式的に示したものが第7図である。ここで破1
Mは電流の流れを示す。この第7図でA点に入力すると
A点の周囲の半径0.5簡の円形内の点間のみにおいて
膜の表裏で導電性を持ち、この点と接触していた回路(
2月−べてに電流が通じる。この回路全光れる電流値を
図の破線で示される様にXl +X2 +yI tyz
の方向で測定する。次に、A以外の点に入力すると、つ
まり入力する位置が変化すると、xI。
Xl F)’1 tyz k流れる電流値が回路の長さ
の変化に応じて変化する。これは電流が流れ得る回路を
多く持つ場合、一番抵抗の少ない回路、つまりこの回路
では一番距離の短かい回路に優先的に流れることを利用
している。また、同じ位置でも入力の圧力度合によって
電流値が変化することt・ら力の強弱をも検出し得る。
すなわち、入力された位置はxl ・Xl *71 p
Y2の4方向の電流比によって、入力の強弱はxt T
 Xl 1 yl t ’12の電流値によって検出で
きる。
後に掲げる表1は、A、B、C,D各点で負荷圧力10
0 K97cm”の時に示しだXI t Xl + y
l tyzの電流値を実施例1の感圧導電素子と比較例
1の感圧導電素子について測定した代表例を示している
。A、B、C,D各点は4III+11間隔で隣り合っ
ている。表1によると、4点の各電流値は実施例1の感
圧導電素子では顕著に差があるのに対して、比較例1の
感圧導電素子では、4点の電流値の差は明確でない。即
ち、比較例1の素子は4点をはっきり識別できないのに
対して、実施例1の素子は明確に識別できる。これは実
施例1の感圧導電素子に用いられている感圧導電多孔膜
がその膜面方向において、半径0.5図以内の円形内に
おいてのみ導電性を有する、つまり分解能が半径0.5
mRの円形内であるという点に起因する。
以下余白
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の感圧導電素子を説明する際に用いる用
語を示す模式図である。第2図は本発明の感圧導電素子
の膜表面の電気回路の一例を示す模式図(平面図)であ
り、第3図は第2図に示す感圧導電素子の横断面図であ
る。第4図は本発明の感圧導電素子を用いたグラフィッ
クタブレット用素子の平面図であり、第5図は第4図に
示す素子の横断面図である。第6図は第4,5図に示す
グラフィックタブレット用素子に入力している態様を示
す模式図であり、第7図はその時の測定する電流を模式
的に示したものであって、破線の4方向に流れる電流値
全測定する。 各図を通して、a・・・膜面方向、b・・・1換厚方向
、C・・・膜内及び膜内部、d・・・膜厚、e・・・脱
衣裏面、f・・・膜内の各膜面厚さの層、1・・・感圧
導電多孔膜、2・・・導IL性塗料で描いた表面の回路
、2′・・・導電性塗料で描いた端子部、3・・・導電
性塗料層、4・・・電流1i1.5・・・定電圧電源、
6・・・白金線端子、7・・・入力の際に用いる定圧ペ
ン、A、B、C,D・・・入力点を示す。 特許出願人 旭化成工業株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木 朗 弁理士 西舘和之 弁理士 内田幸男 弁理士 山 口 昭 之 弁理士 西山雅也 吊1回 第2回 第4し1 箒5看j1 .7同

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記(1ンおよび(2)の要件を満足する多孔膜か
    ら構成され、線膜の表裏面のうち少なくとも一方には導
    電物質で構成された太さQ、 5 +a以下の線からな
    る電気回路を有し、かつ該電気回路と外部の電気回路と
    を接続するための端子を複数個有することを特徴とする
    感圧導電素子。 (1) 線膜の膜面方向において、同一面内の任意の点
    を中心とする半径0.5+mnの円形領域内の2点間に
    のみ導電性を持つ。 (2)線膜の膜厚方向に圧力を負荷させた場合、負荷点
    と、該負荷点を中心とする周囲の半&0.5 mmの円
    形領域内の点との間にのみ導電性を持ち、その膜厚方向
    における固有抵抗値は圧力の変化に応じて変化する。 2、該導電物質が有機高分子物質と導電性無機物質との
    混合物で構成されることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の感圧導電素子。 3、特許請求の範囲第1項記載の多孔膜の両面に導電物
    質で構成された回路を有することを特徴とする特許請求
    の範囲第1項又は第2項記載の感圧導電素子。 4、多孔膜の素材が再生セルローステアルコトを特徴と
    する特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の感
    圧導電素子。
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