JPS6016884Y2 - 光フアイバ融着接続装置 - Google Patents

光フアイバ融着接続装置

Info

Publication number
JPS6016884Y2
JPS6016884Y2 JP52781U JP52781U JPS6016884Y2 JP S6016884 Y2 JPS6016884 Y2 JP S6016884Y2 JP 52781 U JP52781 U JP 52781U JP 52781 U JP52781 U JP 52781U JP S6016884 Y2 JPS6016884 Y2 JP S6016884Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
optical fibers
groove
optical
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52781U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56104705U (ja
Inventor
巌 畠山
治彦 土屋
Original Assignee
日本電信電話株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電信電話株式会社 filed Critical 日本電信電話株式会社
Priority to JP52781U priority Critical patent/JPS6016884Y2/ja
Publication of JPS56104705U publication Critical patent/JPS56104705U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6016884Y2 publication Critical patent/JPS6016884Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、操作性にすぐれ、かつ信頼性の高い光フア
イバ融着接続装置に関するものである。
一般に光ファイバは、光を伝ばんさせるコア部と、その
周囲のコア部よりわずかに屈折率が低いクラッド部より
なっている。
またこの光ファイバは一般にガラスからなり、これを接
続する場合、光ファイバ軸を一致させて2本の光フアイ
バ端面をつき合せ、接触部を融かすいわゆる融着接続方
法はよく知られている事実である。
ところで、光ファイバの軸合せ機構としては微動台で確
実に行うことができるが、これは装置が大がかりになる
と共に操作が複雑である。
また軸合せを簡便に行う方法としては、第1図に示すよ
うにあらかじめ直線性を出した光ファイバ軸合せ用案内
溝1に光ファイバ2,3を載置し、両端面2’、3’を
つき合せて融着する方法も周知の事実である。
このように従来の融着接続装置は上述の光ファイバ軸合
せ用案内溝1を用いて光ファイバ2,3の軸合せを行い
、光ファイバ2,3は軸合せ機構内に固定した状態で接
触部を融かし、融着接続を行っている。
しかし、この方法では次のような欠点がある。
すなわち、接続しようとする光ファイバ2,3の端面2
’、 3’を常に光ファイバ軸に対して完全に直角にし
なければならず、これは困難であり、端面2’、3’は
多少の傾きや凹凸あるいはうねり等を有する。
従って、光ファイバ2,3の端面2’、3’同志を接触
させると、端面2′。
3′の傾き、凹凸、うねり等により接触部分に不均一な
隙間が生じる。
この状態で両光ファイバ2,3を固定したまま接触部を
加熱溶融すると、最初から接触していた部分のみは融け
て互いに接続されるが、隙間のため接触していなかった
部分は溶融ガラスの表面張力のため互いに離れてしまい
、うまく接続することができず、従って低損失及び損失
のバラツキが少ない融着接続を行うことができなかった
この考案は、これらの欠点を除去するためになされたも
ので、融着時に光フアイバ自体を軸方向に動かし不均一
な隙間を埋めるようにしたことを特徴とし、低損失でし
かも損失のバラツキの少ない融着接続装置を提供するこ
とを目的とするものである。
以下この考案について詳細に説明する。第2図〜第4図
はこの考案の一実施例を示すもので、第2図は光フアイ
バ融着接続装置の全体構成を示す斜視図、第3図は第2
図の正面図で、第2図では開いているクランプを閉じた
状態を示す。
第4図は同じく第3図のA−A線による断面図である。
これらの図において、11.12は接続される光ファイ
バ、13は前記光ファイバ11.12が装填される直線
性を有する例えばV字形の軸合せ用溝、14は前記装填
された光ファイバがはずれないように吸引しておくため
の真空吸引用スリット、15は前記真空吸引用スリット
14が連通している真空キャビティ、16は前記真空キ
ャビティに接続された真空パイプ、17は例えばU字形
の凹部、18は前記一方の光ファイバ12を固定支持す
るクランプ、19は前記他方の光ファイバ11を軸方向
に移動させるためのレバー、20は前記レバー19の上
部に形威された溝に光ファイバ11を固定支持するクラ
ンプ、21は支点、22はスプリング、23.24はマ
イクロメータである。
以上でこの考案の光フアイバ融着接続装置が構成される
次にこの装置の動作について説明する。
まず、接続しようとする2本の光ファイバ11.12を
あらかじめ直線性を出した軸合せ用@13に装填する。
軸合せ用溝13の下部には第4図に示すように、光ファ
イバ11.12が入り込まない程度の幅を持つ真空吸引
用スリット14が形威されている。
この真空吸引用スリット14の幅は軸合せ用溝13の角
度によるが、例えば90度の時には光フアイバ直径の1
/1i以下である。
真空吸引用スリット14は真空キャビティ15に通じて
いる。
真空キャビティ15は真空パイプ16によって真空ポン
プ(図示せず)につながっている。
この真空ポンプにより真空キャビティ15内が減圧され
ることにより、光ファイバ11.12は軸合せ用溝13
内に引きつけられる。
軸合せ用溝13は第2図に示すように光ファイバ11.
12のファイバ端面が接する場所では軸合せ用溝13と
光ファイバ11.12とが接触しないようにするために
、例えばU字形の凹部17を形威しである。
これは光ファイバ11.12の接触部を加熱するため、
その熱によって軸合せ用溝13が変形したり、この軸合
せ用溝13の構成物質が融けて、光ファイバ11.12
の融着の際に不純物として入り込むことを防ぐためであ
る。
なお、上記凹部17はU字形に限らず適宜な形状でよい
ことはいうまでもない。
さて、第2図において、左側の一方の光ファイバ12の
みをクランプ18によって軸合せ用溝13に完全に固定
する。
また他方の光ファイバ11は、1字形になっているレバ
ー19上にクランプ20によって固定する。
ただし、レバー19は支点21を中心にして回動できる
ようになっている。
このレバー19が回動することにより、レバー19上に
固定された光ファイバ11は光フアイバ軸方向に直線運
動できる。
光ファイバ11の運動は厳密には支点21から光ファイ
バ11までの距離を半径とする円運動であるが、移動量
が極めて微小であるためほぼ直線運動とみなすことがで
きる。
ここで、特に注意すべきことは、真空キャビティ15内
が真空パイプ16を介して減圧されることにより、軸合
せ用溝13内の光ファイバ11.12を吸引するいわゆ
る真空チャックは、光ファイバ11.12が軸合せ用溝
13外にはずれることに対しては、これを引き戻す力が
大きく容易にはずれないが、軸合せ用溝13内での軸方
向には容易に移動できる特徴があることである。
従って、光ファイバ11はレバー19によって軸合せ用
溝13内を容易に軸方向に移動可能である。
レバー19はスプリング22により常にある大きさの力
によって光ファイバ11が他方の光フアイバ12方向に
動くように押しつけられている。
この押しつける力は、マイクロメータ24を動かすこと
により、スプリング22の長さを変えて適当に調整する
また光ファイバ11の動きはマイクロメータ23を上下
することによって制御することができる。
上記のように光ファイバ11と12を装填した後、レバ
ー19をマイクロメータ23によって動かす二とにより
、レバー19上の光ファイバ11を他方の光ファイバ1
2に接するように移動させる。
両光ファイバ11.12の端面が接触すると、レバー1
9はそれ以上動かなくなるが、更にマイクロメータ23
を同方向にレバー19上の光ファイバ11が数10μm
動けるように固定しておく。
これは光ファイバ11.12の接触端面が加熱され軟化
した場合、前述のように光フアイバ端面の傾斜角による
不均一な隙間をうめるように光ファイバ11が光フアイ
バ12方向に動けるようにするためである。
しかし、この動きが大きすぎるとその接続部が太くなり
、コアが変形し損失の原因となるため、ある適当な移動
量で止める必要があるが、それはマイクロメータ23の
位置を適当にセットしておき、レバー19の動きのスト
ッパとすることによって遠戚できる。
このように直線性を出した軸合せ用溝13内に装填され
た光ファイバ11.12は、軸ずれなく互いに接触し、
接触部が加熱され軟化しある長さだけ互いに引き合う方
向に動作して停止することによって接触時の不均一な隙
間が埋まり、光ファイバ11.12は完全に融着接続さ
れる。
第5図はこの考案の光ファイバ軸合せ用溝の他の実施例
を示すもので、軸合せ用溝としてL字形の角の直線13
′を利用する機構を示したものである。
この場合の光ファイバ11(12)を軸合せ用角の直線
13′内に引きつける真空チャック構造としては、図示
のようにL字形の角に真空吸引用穴14′の列を形成し
たものである。
勿論、この真空吸引用穴14′に代えて第2図の実施例
のような真空吸引用スリット14を用いてもよい。
ただし、これら真空吸引用スリット14の幅及び真空吸
引用穴14′の直径等はL字形の角度によるが、例えば
90度の時には光ファイバ11゜12の半径以下にする
必要がある。
これは光ファイバ11.12が真空吸引用スリット14
又は真空吸引用穴14′に引き込まれ、第6図に示すよ
うに光フアイバ接触部での折れ曲がりが生じることを防
ぐためである。
なお、上述したような光ファイバ軸合せ機構は、光ファ
イバ11.12の軸ずれが生じないようなものであると
共に、光フアイバ軸方向には円滑に移動できるようなも
のであればどのような構造でもよい。
またこの考案による融着接続装置の加熱手段は、主とし
て光フアイバ接触部に対向して設けた電極間の気体放電
によることとしているが、その他、ニクロムヒータ、ガ
スレーザ、高周波加熱等いずれでも使用することができ
る。
また光ファイバ11.12の材質としては石英、多成分
系いずれでもよい。
更に、前記実施例では光ファイバ11を移動させたが、
光ファイバ11を固定して光ファイバ12を移動させて
も、あるいは光ファイバ11と12の両方を互に反対方
向に移動させるようにしてもよい。
以上説明したようにこの考案によれば、光ファイバを融
着して接続する場合、接続しようとする光ファイバの各
端面が光ファイバ軸に対して直角から傾いていたり、多
少平滑でなくても互いに押しつけられるように動作する
ため、それらの端面の不完全性が吸収され良好に接続さ
れるので、低損失及び損失のバラツキが小さく、かつ融
着部の外形が光フアイバ素線の径と同じにでき、更に融
着部の機構的強度が強い等の利点がある。
また光ファイバはあらかじめ設定された軸合せ用溝に装
填しておくだけであるため、その軸合せを行う必要がな
く接続時の作業性がよい。
更にこの考案の融着接続装置を用いれば、光通信、光情
報処理及び光フアイバ作製時等での融着接続に大きく寄
与することができる等の幾多の利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光ファイバ軸合せ機構の斜視図、第2図
〜第4図はこの考案の一実施例を示すもので、第2図は
光フアイバ融着接続装置の全体構成を示す斜視図、第3
図は第2図の正面図、第4図は第3図のA−A線による
拡大断面図であり、第5図a、 bはこの考案の光ファ
イバ軸合せ用溝部分の他の実施例を示す斜視図及びB−
B線による断面図、第6図a、 bは真空吸引用スリッ
ト幅及び真空吸引用穴の大きさと、光ファイバとの関係
を説明するための正断面図及びC−C線による断面図で
ある。 図中、11,12は光ファイバ、13は軸合せ用溝、1
4は真空吸引用スリット、14′は真空吸引用穴、15
は真空キャビティ、16は真空パイプ、17は凹部、1
8.20はクランプ、19はレバー、21は支点、22
はスプリング、23.24はマイクロメータである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. あらかじめ2本の光ファイバが対向して装填できるよう
    な軸合せ用溝と、該溝に設けられた真空吸引用スリット
    と該スリットに連通し、前記溝上に装填された光ファイ
    バがはずれないように吸引するための真空キャビティと
    を具備した固定台と、前記溝上に対向して装置された2
    本の光ファイバの接触部に対向して設けられた光フアイ
    バ接続部を溶融するための放電用電極対と、前記光ファ
    イバのうちいずれか一方の光ファイバを前記溝内で軸ず
    れすることなく軸方向に移動させることができる可動部
    とからなることを特徴とする光フアイバ融着接続装置。
JP52781U 1981-01-08 1981-01-08 光フアイバ融着接続装置 Expired JPS6016884Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52781U JPS6016884Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 光フアイバ融着接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52781U JPS6016884Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 光フアイバ融着接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56104705U JPS56104705U (ja) 1981-08-15
JPS6016884Y2 true JPS6016884Y2 (ja) 1985-05-25

Family

ID=29597373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52781U Expired JPS6016884Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 光フアイバ融着接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6016884Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56104705U (ja) 1981-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4049414A (en) Method and apparatus for splicing optical fibers
US3960531A (en) Method and apparatus for splicing optical fibers
EP0144136B1 (en) Method for fabricating an optical attenuator by fusion splicing of optical fibres
EP0213856B1 (en) Optical fiber-device interconnection and method
US4647150A (en) Mechanical splice for optical fibers
US4152190A (en) Thermal fusion splicers for optical fibers
CA1323226C (en) Optical coupler and process for preparation thereof
US20020009271A1 (en) Method and apparatus for splicing optical fibers
US4820321A (en) Method and apparatus for fabricating an expanded beam cylindrically terminated optical fiber taper
JP2000249864A (ja) 光ファイバ融着接続装置
JPS6016884Y2 (ja) 光フアイバ融着接続装置
US7168864B2 (en) Fusion splicing method and fusion splicer for different-diameter optical fibers
JPS62253105A (ja) 単一モ−ド光フアイバ−結合器及びその製造方法
WO1991003751A1 (en) Optical fibre fusion splicing
JP3609172B2 (ja) 光ファイバの切断機および接続機
JP5416721B2 (ja) 光ファイバ端部加工方法および光ファイバ端部加工装置
CN115097571B (zh) 一种光纤熔接机整体推进调芯机构
JP3237728B2 (ja) 多心光ファイバ心線接続装置
JPH07140344A (ja) プラスチック光ファイバの融着接続装置
JPH02251916A (ja) 石英系光導波回路と光ファイバの接続方法
JP2539953B2 (ja) 光ファイバ用クランプ
JP2577136B2 (ja) 光ファイバカプラ製造装置用クランプ
JP2957214B2 (ja) 光ファイバカプラの製造装置
JP2866502B2 (ja) 光ファイバカプラの製造方法
JPH0750211B2 (ja) 偏波保持光ファイバカップラ製造装置