JPS6016687B2 - 押出し絶縁ケ−ブル連続冷却装置 - Google Patents

押出し絶縁ケ−ブル連続冷却装置

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JPS6016687B2
JPS6016687B2 JP53061920A JP6192078A JPS6016687B2 JP S6016687 B2 JPS6016687 B2 JP S6016687B2 JP 53061920 A JP53061920 A JP 53061920A JP 6192078 A JP6192078 A JP 6192078A JP S6016687 B2 JPS6016687 B2 JP S6016687B2
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JP
Japan
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cooling
cable
liquid
phase
sealing
Prior art date
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Application number
JP53061920A
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English (en)
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JPS54153291A (en
Inventor
善輔 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Expired legal-status Critical Current

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  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は押出し絶縁ケーブルをその製造工程中において
連続的に冷却する押出し絶縁ケーブル連続冷却装置に関
するものである。
例えば、架橋ポリエチレンケーブルを製造するに際して
は、押出機による押出し工程で得られたポリエチレン絶
縁ケーブルを冷やさないで直ちに架橋装置による架橋工
程に通して加熱架橋を行わせ「その後に冷却装置による
冷却工程に通して室温程度まで冷却している。
しかしながら、従来は冷却装置で冷却水を用い、水の顕
熱を利用して冷却しているので、冷却効率が悪い欠点が
あり、またこの関係で冷却工程が長くなる欠点があった
これを改善するため冷却媒体として沸騰冷却用冷却媒体
を用いて押出し絶縁ケーブルを冷却することにより冷却
工程を短くする押出し絶縁ケーブル連続冷却装置が提案
されている。
しかしながら、沸騰冷却用冷却媒体で押出し絶縁ケーブ
ルを冷却したのでは、加熱架橋された後ゴム、プラスチ
ック絶縁層の外側が急激に冷却されるので、表面に硬に
殻ができ、そのあと内部がゆっくり冷却されることにな
る。
このため、外側に硬い殻の内側にボィドが発生し易く、
その結果内側の層の密度が小さくなり、耐電圧性能が低
下する欠点がある。また、このように急冷すると、ゴム
、プラスチック絶縁層に熱歪が残留し、その影響が使用
中に現われてきて好ましくない。更に、急冷時に表面に
硬い殻ができると、表面にクラックが発生するおそれが
あり好ましくない。また、従来の冷却装置では、沸騰冷
却部の様部のシール部では、その内外で1疎気圧以上の
圧力差があるので、このシール部から液相の冷却媒体が
高圧力で噴出する欠点があった。このため、従釆はシー
ル部の下に受タンクを設け、液を回収しようとしていた
が、高圧であるため液が飛び散り、回収し‘こくいと共
に作業環境が悪化する欠点があつた。本発明の目的は、
沸騰冷却用冷却媒体を用いても、急冷による弊害を防止
でき、且つシール部での液相の冷却媒体の噴出を抑制で
きる押出し絶縁ケーブル連続冷却装置を提供するにある
本発明では、冷却容器内に収容する冷却媒体として沸騰
冷却用気液二相型冷却媒体を用い、移動しつつある押出
し絶縁ケーブルを先ずこの冷却媒体の気相中に導いて徐
冷した後液相中に導いて沸騰冷却させ、且つ移動中の押
出し絶縁ケーブルが冷却容器の多段のシール部を貫通す
るようにし、各段のシール部で液を溜めることにより、
気圧差を徐々に小さくし、液の噴出圧力を低下させると
共に併せて液の回収をするようにしたものである。
沸騰冷却用気液二相型冷却媒体としては、例えばフロン
、フッ素油或はトリフロロェチルアルコール等を用いる
。この中で、例えばフロンのR−11(CC13F)、
R−112(CC12F・CC12F),R−113(
CC12F・CCIF2)等の平衡蒸気圧は第1図の如
くで、温度と圧力が一義的に決る。
従って、被冷却体であるケーブルがフロの容器内に入る
と、その温度が平衡温度より高い場合には、フロンが沸
騰し、ケーブルより蒸発潜熱を奪い気化する。従って、
ケーブルはフロンの潜熱を利用して効率よく冷却される
ことになる。この場合、ケーブルは気化された気相のフ
ロン中を先に通り徐冷された後、沸騰冷却されることに
なる。
フッ素油としては、例えばC8F,60,C8F,6,
C7F,4,Cよは, C,oF,8,C,2F27N
等を用いることができる。
このようなフッ素油中のC8F,60(パーフルオロサ
イクリツクエーテルミツクスチヤ)の物理特性を示すと
次の通りである。C8F,60の物理特性 沸点 102.が○ 流動点 一93℃ 蒸気圧 25C0で3比肋Hgabs比重
260で1.76粘度
2デ0で0.8センチトークス蒸発潜熱 2
1Kcal/g比熱 0.2&al/g℃ 絶縁耐圧 260で21.7KV/肋ねn6
、、 25ooで3×10‐4以上誘電率
1.87次に、トリフロロェチルアルコール
は沸点が75℃であるが、これは単体で用いてもよいが
、水と混合して用いることもできる。
例えば、トリフロロェチルアルコール85重量%に水1
5重量%を混合したものを用いる。第2図は本発明に係
る押出し絶縁ケーブル連続冷却装置を含む絶縁ケーブル
製造装置の一例を示したものである。
図示のように、ケーブル心線1はターンシープ2を経て
押出機のクロスヘッド3に入り、外周に努藷橋剤入り未
努薪喬のゴム、プラスチック絶縁材が押出し被覆され、
押出し絶縁ケーブル4となる。絶縁ケーブル4は、直ち
に架橋装置5の架橋筒6の中に入り架熱努薪喬される。
架橋は、例えば不活性ガスを用いたり、赤外線や超音波
等を用いたりして行なう。架橋済の押出し絶縁ケーブル
4は、次いで本発明に係る絶縁ケーブル連続冷却装置7
に入り、室温程度まで冷却される。
この冷却装置7は、沸騰冷却用気液二相型冷却媒体8の
気相中で押出し絶縁ケーブル4を徐冷し次いで液相中で
沸騰冷却する気液二相型沸騰冷却部9と、この気液二相
型沸騰冷却部9のケーブル貫通部分から沸騰冷却用気液
二相型冷却媒体8が外部に漏れ出さないように多段にシ
ールすると共に漏れ液を回収するシール部10とを含ん
で機成されている。気液二相型沸騰冷却部9は、架橋筒
6に連続して設置された縦長で円筒状をした冷却容器1
1を備え、この冷却容器11内には沸騰冷却用気液二相
型冷却媒体8としてフロン8が充填されている。
架橋された高温の押出し絶縁ケーブル4が冷却容器11
内に入り、フロン8(例えば、R−113))の液にふ
れると、フロン8は沸騰し、押出し絶縁ケーブル4が蒸
発潜熱を奮って気化し、気相となる。従って、冷却容器
11内は下部にフロン8が液相で存在し、上部にフロン
8が気相で存在する気液二相型の冷却媒体8で満たされ
る。押出し絶縁ケーブル4はフロン8の蒸発潜熱により
効率よく冷却されることになる。この際、フロン8の気
相の区間が適当にとられ、押出し絶縁ケーブル4は液相
のフロン8に至るまでに気相のフロン8により徐袷され
、従って押出し絶縁ケーブル4が急激に冷却されるのを
防止できる。これは、気相フロン8とケーブル4間の熱
伝達と、液相のフロン8とケーブル4間の熱伝達と、液
相のフロン8とケーブル4間の熱伝達とを比較した場合
、桁違いに後者の方が熱伝達効果が大きいことによる。
気相での冷却は、液の蒸発の強さが大きくなると、気相
の流速が大きくなり、徐冷効果が大きくなるので、徐冷
が不十分な場合にはこれを改善する方向に作用するメリ
ットがある。気液二相型沸騰冷却部9の冷却容器11に
はバイパス路13を設け、このバイパス路13には凝縮
器14を設け、気相となったフロン8をこの凝縮器14
に導き、再液化し、冷却容器11に戻している。
凝縮器14では、水のような冷却媒体を用い、フロンガ
スと熱交換を行っている。冷却容器11内の圧力は、凝
縮器14の交換熱量とケーブル4の温度で決る冷媒温度
で第1図のような平衡蒸気圧曲線から一義的に決る。
また、冷却容器11内の温度は、気相、液相ともほ)、
同一温度になっている。冷却容器11の底部側に設けら
れたシール部10Gま、冷却容器11内に多段に鞍設さ
れたゴム弾性のシール材15,,152,153,15
4…を備え、これらシール材15,,152…をケーブ
ル4が順次通過して外部に出るようになっている。
各シール材15,,152・・・は、冷却容器11の内
面から張り出した仕切板16,,162,163,16
4…にそれぞれ取付けられている。また、各シール材1
5,,152…はケーブル4に密着されるようにバネ等
の付勢体17,,172,173,174・・・で付勢
されている。各段のシ−ル材上に漏出液を溜めるように
すると、各段のシール部材の内外間の圧力差が徐々に小
さくなり、液の噴出圧力を弱めることができる。上の段
のシール材15,から漏れ出して下の段のシール材の上
に溜った液相のフロン8を回収するため、下の段のシー
ル材152,153の上とその上方の冷却容器11内と
を蓮適する回収パイプ18を設け、シール材152,1
53の上に溜ったフロン8をポンプ19で吸い上げて冷
却容器11内に戻している。従って、高価な沸騰冷却用
気液二相型冷却媒体8が高圧力で外部に噴出して逸出さ
れてしまうのを防止し、再使用することができる。後段
の回収パイプ18を前段の回収パイプ18に蓮通接続す
る部分には逆止弁20を設け、前段の回収パイプ18か
ら後段の回収パイプ18に冷却媒体が流するのを防止し
ている。上記実施例では、架橋後に冷却を行う場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば架橋を行わない場合には押出し後、直ちに冷
却をする押出し絶縁ケーブルの製造にも適用できること
は勿論である。
以上説明したように本発明に係る押出し絶縁ケーブル連
続冷却装置は、冷却器に収容する冷却媒体として沸騰冷
却用気液二相型冷却媒体を用い、ケーブルを先ずこの冷
却媒体の気相中に導いて徐冷するので、ケーブルのゴム
、プラスチック絶縁層が急冷されるのを防止できる。
従って、ゴム、プラスチック絶縁層の外側だけが先に殻
状に硬化されなくなり、ボイドの発生を防止でき、耐電
圧性能の低下を防止することができる。また、コム、プ
ラスチック絶縁層内に熱歪が残るのを防止でき、且つ表
面にクラックが生じるのを防止することができる。更に
、気液二相型の冷却媒体を用い、その気相中で徐冷を行
うと、別な徐冷用冷却媒体を用いる必要がなくなって装
置の構成が簡単になる。かつまた、ケーブルの温度が高
くなって液の蒸発の強さが大きくなると気相の流速が大
きくなって徐冷効果が大きくなるので、沸騰冷却効果に
応じて自動的に徐袷効果を可変できる利点がある。次に
、本発明では、冷却器のシール部が多段構成になってい
て「各段で漏出液を溜めるようにしているので、各シー
ル段の内外の圧力差が徐々に小さくなり、液の噴出圧力
を弱めることができ、液の逸散を防止することができる
。また、シール段で液を回収しているので、閉じた空間
での液の回収となり、空中への噴出がなくなり、回収を
良好に行えると共に作業環境の悪化を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は冷却媒体としてフロンの温度−圧力特性図、第
2図は本発明の冷却装置を用いた押出し絶縁ケ−ブル製
造装置の概略断面図である。 7・・・連続冷却装置、8・・・沸騰冷却用冷却媒体、
9・・。 沸騰冷却部、10…シール部、】1・・・冷却客器、1
5,〜154…シール材、16.〜164…仕切板、1
8・・・回収パイプ、19…ポンプ、20…逆止弁。第
1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 製造された押出し絶縁ケーブルを連続的に通して冷
    却する押出し絶縁ケーブル連続冷却装置において、冷却
    容器の中に沸騰冷却用気液二相型冷却媒体を収容してい
    て先ず前記ケーブルをその気相中に通して徐冷した後、
    その液相中に通して沸騰冷却させる気液二相型沸騰冷却
    部と、前記気液二相型沸騰冷却部の冷却容器におけるケ
    ーブル貫通部から前記冷却媒体が外部に漏れ出さないよ
    うにシールするシール部とを具備し、前記シール部は前
    記ケーブルの通過方向に沿つて多段に配設されていて前
    記ケーブルの貫通部分をシールするシール材と、前段の
    シール材から後段のシール材の前に漏出された前記冷却
    媒体を前記冷却容器に回収パイプ及び回収ポンプとを備
    えていることを特徴とする押出し絶縁ケーブル連続冷却
    装置。 2 前記シール部は、後段の回収パイプを前段の回収パ
    イプに連通接続する部分に接続されている逆止弁を備え
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    押出し絶縁ケーブル連続冷却装置。
JP53061920A 1978-05-24 1978-05-24 押出し絶縁ケ−ブル連続冷却装置 Expired JPS6016687B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP53061920A JPS6016687B2 (ja) 1978-05-24 1978-05-24 押出し絶縁ケ−ブル連続冷却装置

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JP53061920A JPS6016687B2 (ja) 1978-05-24 1978-05-24 押出し絶縁ケ−ブル連続冷却装置

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JPS54153291A JPS54153291A (en) 1979-12-03
JPS6016687B2 true JPS6016687B2 (ja) 1985-04-26

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JP53061920A Expired JPS6016687B2 (ja) 1978-05-24 1978-05-24 押出し絶縁ケ−ブル連続冷却装置

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CN101389342B (zh) 2006-12-05 2012-08-08 株式会社糖质科学研究所 用于变性关节炎的治疗剂

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JPS54153291A (en) 1979-12-03

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