JPS60161729A - 酸化アンチモンの分散剤および組成物 - Google Patents

酸化アンチモンの分散剤および組成物

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JPS60161729A
JPS60161729A JP59017555A JP1755584A JPS60161729A JP S60161729 A JPS60161729 A JP S60161729A JP 59017555 A JP59017555 A JP 59017555A JP 1755584 A JP1755584 A JP 1755584A JP S60161729 A JPS60161729 A JP S60161729A
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antimony oxide
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dispersant
antimony
oil
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JP59017555A
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Shigeru Okada
茂 岡田
Keiichi Akimoto
秋本 啓一
Norikazu Kato
加藤 典一
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、酸化アンチモンの分散剤および組成物に関す
るものである。更に詳しくは疎水性溶剤中に酸化アンチ
モンを安定にかつ高濃度で分散しうる分散剤および分散
液組成物に関するものである。
酸化アンチモンはプラスティック、繊維などの雑然化処
理剤、ガラス、セラミックなどの製造の際の添加剤、ガ
ラス状エナメルの原料などの用途に使用されている。近
年に至って酸化アンチモンを重質石油留分の流動接触分
解の触媒上に沈着させることによって、ニッケルなどの
金属による触媒作用の劣化を防止できることが見出され
ている。
流動接触分解の触媒上に酸化アンチモンを沈着させる方
法としては、流動接触分解の原料である重質石油留分中
にアンチモンを含む有機化合物を溶解させ高温で接触分
解反応に供し、無機アンチモンに変えて触媒上に沈着さ
せる方法がとられている。
しかしこの方法では、有機アンチモン化合物を製造する
必要がある。またアンチモンを石油留分中に溶解させる
には、かなり崇高い(バルキーな)有機基をもったアン
チモン化合物である必要があり、しかも有機基は何ら触
媒活性の劣化防止に効果を示さないという問題がある。
また酸化アンチモンそのものを接触分解反応の系中に加
え触媒上に沈着させる方法がある。
しかしながら酸化アンチモンはすべての石油留分などに
は全く溶解しないため、そのまま添加しても接触分解装
置のパイプラインなどに沈降して有効に反応系内に送り
込むことはできない。
また分解触媒の活性劣化を防止するためには、その原料
である重質石油留分中に10〜2QO1?+1酸化アン
チモンを加えたものを継続的に接触分解反応系に加える
のが最も効果的であるが固状の酸化アンチモンを一定量
継続的に加えて原料中に有効に分散させることは非常に
困難である。
本発明者らは、上記問題点を解決すべく鋭意研究を進め
た結果本発明に到達した。
すなわち本発明は、スルホン酸塩、硫酸エステル塩およ
びカルボン酸塩からなる群より選ばれる油溶性の陰イオ
ン界面活性剤および必要により油溶性の含リン陰イオン
界面活性剤からなることを特徴とする疎水性溶剤への酸
化アンチモンの分散剤(第一発明)ならびにSb+0+
および5bzOsからなる群より選ばれる酸化アンチモ
ン、疎水性溶剤および組成物の重量に基づいて分散剤と
して0.05〜30%のスルホン酸塩、硫酸エステル塩
およびカルボン酸塩からなる群より選ばれる油溶性の陰
イオン界面活性剤および必要により油溶性の含リン陰イ
オン界面活性剤からなる分散剤を含有してなることを特
徴とする安定な酸化アンチモン分散液組成物(第二発明
)である。
本発明における油溶性の陰イオン界面活性剤および必要
により用いられる油溶性の含リン陰イオン界面活性剤に
おいて油溶性とは、室温ないしは加熱した状態で石油類
や油脂類などの油にほぼ透明に溶解するものをいい、従
って室温より低い温度においては上記の油に対して透明
溶解せず白濁、析出ないしは分相することもあり得る。
スルホン酸塩、硫酸エステル塩およびカルボン酸塩から
なる群より選はれる油溶性の陰イオン界面活性剤として
はf記のものがあげられる。
蜀fzbして これらの陰イオン活性剤におヒで屯でアルカリ金属(ナ
トリウム、カリウムなど)、アルカリ土類金属(カルシ
ウム、マグネシウムなど)。
アンモニウム、アミン(アルカノールアミンたとえばモ
ノ、ジまたはトリエタノールアミン。
ジメチルエタノールアミン、イソプロパツールアミンな
ど;低級アルキルアミンたとえばメチルアミン、エチル
アミンなど)およびこれらの二種以上の塩があげられる
。好ましくはアミン塩、アルカリ金属塩およびアルカリ
土類金属塩である。
〔1〕 スルホン酸塩 (イ)スルホコハク酸エステル塩 ジアルキルスルホコハク酸エステル塩 (アルキル基の炭素数は6〜20好ましくは8〜18.
たとえばn−オクチル基、2−エチルヘキシル基、n−
デシルノ;”!”−ドデシル基など)たとえばシー2−
エチルへキシルスルホコハク酸エステルナトリウム酸、
ジ−n−オクチルスルホコハク酸エステルカルシウム塩
など。
(ロ)アルキルベンゼンスルホン酸塩 炭素数が通常8〜20好ましくは12〜18の分岐また
は直鎖の1個および/または複数個ノアルキル基ヲ有す
るアルキルベンセンスルホン酸塩、たとえばドデシルベ
ンゼンスルホン酸すトリウム、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸カルシウムなど3゜ (ハ)アルカンスルホン酸 炭素数が通常8〜20のアルキル基を有するアルカンス
ルホン酸塩、たとえばテトラデシルスルホン酸カルシウ
ムなど。
(ニ)α−オレフィンスルホン酸塩 炭素数が通常15へ18のα−オレフィンのスルホン酸
ナトリウム塩など。
(ホ)リグニンスルホン酸塩(ナトリウム塩。
カルシウム塩などし石油スルホン酸塩(カルシウム塩な
ど)など 〔11〕 硫酸エステル塩 (イ)アルキル硫酸エステル塩 炭素数が通常6〜20好ましくは12〜18の直鎖およ
び/または分岐の飽和および/よたは不飽和アルコール
の硫酸エステル塩、たとえばセチルアルコール硫酸エス
テルカルシウム塩、ステアリルアルコール硫酸エステル
ナトリウム塩、オキソアルコール(C11〜C17,側
鎖率50%以1−. )硫酸エステルジェタノールアミ
ン塩など。
(ロ)ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩炭
素数が通常6〜20好ましくは12〜18の直鎖および
/または分岐の飽和および/または不飽和アルコールの
AO付加物(付加モル数は通常1〜10好ましくは1〜
6)の硫酸エステル塩、たとえばセチルアルコールE、
O+4+硫酸エステルトリエタノールアミン塩、ステア
リルアルコールE(]31 硫酸エステルカルシウム塩
など。(上記および以下についてAOはアルキレンオキ
シド、 EOはエチレンオキシド、POはプロピレンオ
キシドを示す。また0同は付加モル数を示す。AOとし
ては通常炭素数2〜4のものを用いる)。
炭素数8〜12のアルキル基を少なくとも1 個有する
アルキルフェノールまたはアルキルナフトールのAo・
1付加物(付加物モル数は通常1〜10好ましくは1〜
6)硫酸エステル塩、たとえばジノニルフェノールEO
[4)炭素数10〜20の飽和および/または不飽和脂
肪酸モノグリセライド硫酸エステル塩たとえばヤシ油モ
ノグリセライド硫酸エステルナトリウム塩など。
(ホ)硫酸化部、高度硫酸化部硫酸化脂肪酸エノ ステルおよび硫酸化脂肪酸ロート油、オレン イン酸の硫酸ナトリウム塩など (へ)硫酸化オレフィン 炭素数12〜18のαオレフィンの硫酸化ナトリウム塩
など。
(ト)高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩炭
素数10〜20の飽和および/または不飽和脂肪酸アル
キロールアミド硫酸エステル塩、たとえば牛脂脂肪酸モ
ノエタノールアミド硫酸エステルジェタノールアミン塩
など。 ′ [+11] カルボン酸塩 炭素数が通常6〜20好ましくは12〜18の飽和およ
び不飽和脂肪酸およびヒドロキシル基含有脂肪酸の塩、
たとえばラウリン酸トリエタノールアミン塩、オレイン
酸カルシウム塩など。
上記の陰イオン界面活性剤のうち好ましいものは、スル
ホコハク酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩
およびカルボン酸塩であり、特に好ましいものはスルホ
コハク酸エステルおよびアルキルベンゼンスルホン酸塩
である。
本発明の分散剤は、前記油溶性の陰イオン界面活性剤と
、必要により油溶性の含リン陰イオン界面活性剤とから
なるものであってもよい。
油溶性の含リン陰イオン界面活性剤としては、ものでよ
く好ましいものも同様である。
[11リン酸エステル塩またはホスホン酸塩長鎖アルキ
ルリン酸エステル塩、〔炭素数が通常6〜20、好まし
くは12〜18の飽和または不飽和高級アルコール(セ
チルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアル
コールなど)のリン酸モノまたは/およびジエステル塩
、たとえばオレイルアルコールリン酸モノエステルジア
ンモニウム塩など〕;ポリオキシアルキレンアルキルエ
ーテルもしくはポリオキシアルキレンアルキルアリール
エーテルリン酸二″ステル塩、 〔前記飽和または不飽
和アルコールのAO付加物(付加モル数は通常1〜8)
もしくは炭素数8〜12のアルキル基を少なくとも1個
好ましくは1〜2個有するアルキルフェノールまたはア
ルキルナフトール(ノニルフェノール、ドデシルフェノ
ール、ジノニルフェノールなど)のA O付加?1(付
加モル数は通常1〜8)のリン酸モノまたはジエステル
塩たとえばステアリルアルコールE O[51リン酸ジ
エステルモノカリウム塩(ステアリルアルコールのE0
5モル付加物のリン酸ジエステルモノカリウム塩を示す
。以下同様の記載を用いる)、ノニルフェノールEO(
5)リン酸ジエステルモノエタノールアミン塩ナト〕;
長鎖アルキルホスホン酸塩〔長鎖アルキル基(炭素数が
通常6〜24好ましくは12〜20のアルキル基(アル
ケニル基を含む)たとえばセチル基、オレイル4.(な
ど)を有するホスホン酸塩もしくはモノエステル塩たと
えばオレイルホスホン酸ジエチルエタノールアミン塩な
ど〕など。
含リン陰イオン界面活性剤のうち好ましいものは長鎖ア
ルキルリン酸エステル塩およびポリオキシアルキレン長
鎖アルキルリン酸エステル塩である。
油溶性陰イオン界面活性剤と含リン陰イオン界面活性剤
の割合は広範囲に変えることができたとえば100 :
 1〜1:99 好ましくは100 :’0〜20 :
 80である。
本発明における疎水性有機溶剤としては、石油留分(ガ
ソリン、灯油、軽油2重油など)。
n−パラフィン系溶剤(α〜C+5のn−パラフィンた
とえばn−ヘキサン、n−へブタンおよびC6〜C+s
のn−パラフィンよりなる混合n−パラフィン系溶剤)
、イソパラフィン系溶剤(プロピレンテトラマーなど)
、芳香族炭化水素系溶剤(トルエン、キシレン、ナフタ
リン。
メチルナフタリンおよびこれらの二種以−にの混合物な
ど)、ケトン系溶剤(メチルイソグチルケトン、ジター
シャリ−ブチルケトンなど)、エステル系溶剤(酢酸エ
チル、酢酸ブチルなど)、エーテル系溶剤(ジブチル1
−チル、メチルブチルエーテルなど)、アルコール系溶
剤(2−エチルヘキサノール、ノニルアルコール、ドデ
シルアルコールなど)、およびこれらの2種以上の混合
物があげられる。
これらのうち好ましいものは石油留分、 n −パラフ
ィン系溶剤、イソパラフィン系溶剤および芳香族炭化水
素系溶剤である。
本発明における酸化アンチモン(Sb+Ot(四酸化ア
ンチモン)および/または5bzO5(五酸化アンチモ
ン)〕において好ましいものは5bzOsである。
本発明に用いられる酸化アンチモンは、通常粉末状であ
り、その粉子径はたとえは5M以下、好ましくは1履以
Fである。
本発明の組成物において酸化アンチモンの含有J11は
特に限定されるものではなく、組成物の重量に基づいて
通常0.1%〜60%好ましくは10%〜50%である
。酸化アンチモンの含有量が60%を越えると組成物の
粘度が、;6くなり取り扱いが困難となる。
分散剤の含有量も特に限定されるものでなく、組成物の
重量に基づいて通常0.05%〜30%、好ましくは2
〜20%である。分散剤の含有量が0.05%未満では
、安定な分散液組酸物が得難く30%を越えても分散液
組成物の安定性をさらに良くする効果がなく経済的に不
利となる。
分散剤の量は組成物中の酸化アンチモンの量に応じて変
動させることが望ましい。たとえば酸化アンチモンの量
に対して通常、5〜100%、好ましくは20〜50%
である。
疎水性溶剤の含有量も特に限定されるものではなく、組
成物の重量に基づいて通常20〜998%、好ましくは
40〜90%である。
疎水性溶剤の含有量が20%米満では粘度が高く、取り
扱いが困難になる。
を含有させることによって、好ましい結果が得られるこ
ともある。
また分散液組成物の分散安定化のために、親水性溶剤た
とえば1価低級アルコール(メタノール、エタノール、
プロパツール、ブタノールなど)、多価アルコール(エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロパンジ
オール、グリセリン、ペンタエリスリトールなど)、ア
ンモニア、アミン類たとえば、低級アミン(メチルアミ
ン、エチルアミンなト)、アルカノールアミン(モノエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパツ
ールアミンなど)などを組成物中に含有させることによ
り、好ましい結果を得ることもある。その場合の含有量
は組成物の重量に基づいて通常0〜10%好ましくは0
〜6%である。
本発明の組成物を製造する方法は特に限定されず、たと
えばアンチモンの一般的な酸化物である三酸化アンチモ
ンを水中に懸濁させておき過酸化水素水9次亜塩素酸お
よびその塩などの酸化剤の水溶液などを加えて加熱して
酸化反応を行なうことによって5b201および/また
は5b20iを含んだ分散液を得る。このようにして得
られた分散液から水分を除去しく過剰の酸化剤を使用し
た場合は酸化反応終了後締÷〒4適当な方法で酸化、剤
を分解しておくことが望ましい)得られた固体を乾燥し
て粉砕する。このようにして得られた酸化アンチモンに
前記の疎水性溶剤と分散剤を加えて攪拌混合することに
よって目的とする分散液組成物を得ることができる。
上記攪拌混合の方法としてはスピードミル。
ロールミルなどの粉砕機能を兼ね備えたもの。
ホモミキサーなどの高速回転による乱流機能を持つもの
などの特殊機械を利用する方法があげられ好ましい。
また場合によっては、水を溶媒として三酸化アンチモン
と酸化剤を反応させて得られるスラリー状生成物に、水
より沸点の高い溶剤と分散剤を加え、たとえば水の沸点
以上に加熱するなどの適当な方法で水を系外に除去する
ことによっても安定な分散液組成物を得ることができる
−本発明の組成物の性状は、酸化アンチモンの含有量、
溶剤の種類、分散剤の種類および量によって種々変える
ことができるが、通常白色ないし黄色または淡褐色の不
透明な液状であり、酸化アンチモンの含有量が低いもの
はパール状光沢を持った半透明の液状となる。
本発明は組成物は、分散されている酸化アンチモンの粉
子が非常に微細なものである。
たとえば1000倍の倍率をもつ顕微鏡で観察してもそ
の大きさを確認できない場合が多く1μm以下に達して
いるものと推察される。また分散液組成物の安定性も良
好であり、一般に0℃から100℃以上の高温において
も分散状態が破壊されることはなく、室温で長時間静置
した場合でも分散粒子が沈降するような ・ことはほと
んど見られない。さらに石油留分などの疎水性溶剤を加
えて希釈する場合も、分散状態に影響をおよぼすことな
く任意の割合(たとえば酸化アンチモンの含量が通常0
.1〜10重量%になるように)希釈することができる
上記の効果を奏することから、本発明の組酸物は重質石
油留分の流動接触分解用触媒の活性劣化を防止する添加
剤として非常に有用である。すなわち触媒の活性劣化を
防止する添加剤として使用する際には、流動接触分解の
原料である重質石油留分中に添加されて分解反応装置に
導入されるが、重質石油留分に添加された際に分散状態
が保持できない場合は反応装置の配管部分に酸化アンチ
モンが沈降したり、配管部分に設置されたフィルタ一部
分のl」を詰めたり、反応設備に原料油を送り込むノズ
ルの先端部に詰るようなトラブルが発生するが、本発明
の組成物ではこのようなトラブルは発生しない。
なお酸化アンチモンを水や親水性有機溶剤に分散させる
試みは、すでになされており実用化もされているが、疎
水性有機溶剤中に分散する試みは、非常に例が少ない。
本発明においては酸化アンチモンを、一般的に広く使用
されている三酸化アンチモンを用いて疎水性溶剤中に分
散させることは、たとえいかなる分散剤の力をかりても
非常に困難であることが研究の結果から判明し、三酸化
アンチモンをさらに酸化したものが適していることを見
出し、さらに分散剤としてはカチオン系界面活性剤の使
用はすでに試みられているが本発明におけるような油溶
性の含すン陰イオン界面活性剤の方が、はるかにすぐれ
た分散安定性を示すものであることを見出した。
以−ド、実際例により本発明をさらに説明するが、本発
明はこれら実施例によって限定されるものではない。
実施例1゜ 特開昭52 21?28号公報および特開昭52゜4?
4−’?’?号公報に述べられている五酸化アンチモン
の製法に準じて三酸化アンチモンを過酸化水素により酸
化して五酸化アンチモンを製造した。
三酸化アンチモン(SbzO3) lsoogと水48
009を冷却骨付の108コルベン中で加熱還流した。
これに30%過酸化水素水1400fjを滴下終了後2
時間熟成を行なった。これを冷却して得られる酸化アン
チモン(五酸化アンチモンと称する)水懸濁液は白色〜
淡黄白色のコロイド状液であった。
このコロイド状液を120℃で2時間乾燥し粉砕して得
られた五酸化アンチモン粉体は、白色〜微黄白色粉末状
でアンチモンとして672%含有した。
こうして得られた五酸化アンチモン(粉体)100gと
ナフタリン10%を含むキシレン系溶剤3359 、水
155’およびジオクチルスルホコハク酸ナトリウム3
5gを1gビーカーに入れホモミキサー1万rpmで5
分かくはん後、モノエタノールアミン15gを加えさら
に15分間 強制かくはんした。少量残存する未分散物
を遠心分離法で除去して得られた五酸化アンチモン分散
液を本発明の分散液組成物とした。
この組成物は淡黄1色コロイド状で、アンチモンとして
135%含有し、室温で1ケ月間放置してもほとんど沈
降物は認められなかった。ままだキシレン、軽油などの
石油系溶剤に任意の割合で希釈でき、希釈物の分散安定
性も良好であった。
実施例2゜ 実施例1で得られた五酸化アンチモン粉体30 g、 
灯油60 g、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム
10gをホモミキサー1万rpmで10分間激しくかく
はんした。少量残存する未分散物を遠心分離法で除去し
て得られた五酸化アンチモン分散液を本発明の分散液組
成物とした。
この組成物は分散安定性9石油留分油希釈性ともに良好
であった。
灯油330 g、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
35gおよびオイルアルコールリン酸エステルトリエタ
ノールアミン塩(オレイルアルコールと無水リン酸のモ
ル比は2.5:1)25gをよくかくはん混合しコロイ
ドミル(特殊機工KK製TKマイコロイダー)を5回通
過させた。少量残存する未分散物を遠心分離法で除去し
て得られた五酸化アンチモン分散液を本発明の分散液組
成物とした。この組成物は良好な分散安定性を示した。
実施例4゜ 実施例1で得られた五酸化アンチモン水懸濁液6o g
tキシレン175gジオフチルスルホコハク酸ナナトリ
ウム12g5oomeコルベンに入れ、95°C〜14
0°Cで共沸してくる水−キシレンのうち水だけを系外
に除去して得られた五酸化アンチモン分散液を本発明の
分散液組成物とした。
この組成物は淡褐色コロイド状でアンチモンとして10
.0%含有した。また分散安定性、石油留分希釈性とも
に良好であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 スルホン酸塩、硫酸エステル塩およびカルホン酸
    塩からなる群より選ばれる油溶性の陰とする疎水性有機
    溶剤への酸化アンチモンの分散剤。 2、Sb+04および5bzO+からなる群より選ばれ
    る酸化アンチモン、疎水性溶剤および分散剤として組成
    物の重量に基づいて0.05〜30%のスルホン塩酸、
    硫酸エステル塩およびカルボン塩酸からなる群より選ば
    れる油溶性の陰イオン界面活性剤および必要により油溶
    性の含リン陰イオン界面活性剤からなる分散剤を含有し
    てなることを特徴とする安定な酸化アンチモン分散液組
    成物。 3、油溶性のスルホン酸塩がスルホコハク酸エステル塩
    および/またはアルキルベンゼンスルホン酸塩である特
    許請求の範囲第2項記載の組成物。 4、酸化アンチモンの含有量が組成物の重Ji″に基づ
    いて10〜50%である特許請求の範囲第2項または第
    3項記載の組成物。 5、組成物が疎水性溶剤で希釈されている特許請求の範
    囲第2項〜第4項のいずれか記載の組成物。 6 酸化アンチモンの含有量が0.1〜10^になるよ
    うに希釈されている特許請求の範囲第5項記載の組成物
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4770813A (en) * 1985-11-29 1988-09-13 Nissan Chemical Industries, Ltd. Process for preparing stable colloidal sols of antimony pentoxide in organic solvents
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