JPS6016055Y2 - 携帯用電気機器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は突出、収納可能なプラグを有する電気かみそり
、電気ハブテンなど携帯用電気機器において単一の操作
部材でプラグの突出、収納およびスイッチの機能を行な
わせるものに関する。

たとえば、従来の突出、収納可能なプラグを有する電気
カミソリでは、プラグ操作部材とスイッチ操作部材が別
々で、電気カミソリ本体構造が複雑になり、部品点数が
多くなり、本体を小型化することを妨げる欠点があった
。

本考案の目的は単一の操作部材にプラグの突出、収納機
能およびスイッチの機能を兼用することにより部品点数
を減らし、本体構造を簡略化して、本体を小型化できる
携帯用電気機器を提供することである。

第１図は本考案の一実施例であり、プラグ刃７を突出し
た状態である。

この実施例においては、プラグ突出、収納およびスイッ
チの機能を兼ね備える外部操作部材を本体側面上部に配
置させ、スライド式にてスイッチのオン、オフ、プラグ
の突出、収納の動作を行う。

すなわち、プラグボタン５が３段階に移動しオフの位置
（２段目位置）ではプラグ刃７は本体ケース２に収納さ
れ、スイッチは切れている状態にある。

プラグボタン５をオンの位置（第３段目位置）にすると
、スイッチが入っている状態となり、プラグボタン５を
チャージの位置（第］１段目位置）にするとスイッチは
切れ、プラグ刃７は本体ケース２より突出し、コンセン
トに差し込み可能となる。

第２図、第３図、第４図は第１図におけるプラグ部断面
図であり、プラグスイッチ５はオフの位置（第２段目位
置）である。

この状態ではロックボタン６はロックボタンバネ１２に
よって押し上げられ、ロックボタン係止部１５が本体ケ
ース２の係止溝８に落ちこむためロックボタン６は固定
される。

ロックボタン６は一方でプラグボタン５に形成される穴
１６に係合し、また一方ではプラグ９に形成される穴１
７に係合しているので、プラグボタン５およびプラグ９
はプラグボタン５がオフの位置ではロックボタン６とと
もに、オン、チャージ方向にスライドしないように固定
され、また、２枚のプラグ刃はプラグ９に固着されてい
るのでプラグ刃７は本体ケース２に収納された状態とな
る。

ここでプラグボタン５がオンの位置（第３段目位置）で
は蓄電池、充電回路等を載置した回路基板１４に一端が
固定され、他端が立ち上がり且つ弾性材よりなる一対の
スイッチ接点１１とプラグ９に固着されたスイッチ短絡
片１０が接触すると、一対のスイッチ接点１１同志が短
絡した状態となり、スイッチは入るのであるが、プラグ
ボタン５がオフの位置（第２段目位置）ではスイッチ接
点１１とスイッチ短絡片１０は接触せずスイッチは切れ
ている。

２本のプラグ足１８は長穴３を貫通し、本体内部でそれ
ぞれ反対方向に突出した係合部１９を有し、係合部１９
は本体内部面に接している。

よってプラグボタン５は本体より脱落することなく本体
溝４にそってスライドすることができる。

また、プラグ９は本体ケース２内側に立つリブ２１と回
路基板１４に立つリブ２２によって案内され、ロックボ
タン６を押えることによりロックボタン係止部１５を係
止溝８から浮かげてロックを解除し、プラグボタン５を
チャージマークの方向にスライドさせると、プラグボタ
ン５、ロックボタン６およびプラグ９はそれぞれ係止さ
れているのでロックボタン６およびプラグ９はプラグボ
タン５とともに動き、プラグ９に固着されたプラグ刃７
がプラグ刃突出穴２０から突出する。

プラグボタン５がチャージの位置（第１段目位置）では
係止溝があるので、オフの位置にある時と同様にロック
ボタン６が固定され且つプラグボタン５およびプラグ９
も固定され、プラグ刃７は突出した状態で固定される。

ここで回路基板１４に一端が固定され、他端が立ち上が
り且つ弾性材よりなる一対のプラグ接点１３は一対のプ
ラグ刃７にそれぞれ接触している。

もちろんスイッチ接点１１とスイッチ短絡片１０は接触
していないのでスイッチは切れた状態である。

ロックを解除し、プラグボタン５を本体溝４にそってオ
フの位置（第２段目位置）を通りオンの位置（第３段目
位置）にすると、プラグボタン５と係合したプラグ９は
プラグボタン５と同様な動きをし、プラグ刃７は本体ケ
ース２に収納され、回路基板１４より立つ２本のスイッ
チ接点１１はプラグ９に固着されたスイッチ短絡片１０
と接触し、一対のスイッチ接点１１同志が短絡してスイ
ッチが入った状態となる。

プラグボタン５をオンからオフの位置に本体溝４にそっ
てスライドさせる時、プラグボタン５をオフの方向に動
かそうとする指は主にプラグボタン５のリブ２３にかか
り、ロックボタン６には押える力が加わらないので、ロ
ックボタン６に押える力が加わり続け、係止部１９が係
止＠８に落ちずにプラグボタン５がオフの位置を通り過
ぎてしまうという危険はない。

逆に、プラグボタン５をオフからオンにする時には、プ
ラグボタンをオンの方向に動かそうとする指はロックボ
タンを完全に押え且つプラグボタン５のリブ２３にかか
るので、プラグボタン５がオフの位置でのロックは解除
することができる。

第５図は本体断面図であり、回路基板１４を中心に片側
にプラグおよびスイッチ部材、片側に蓄電池等、充電回
路部品を配置する。

プラグの突出、収納およびスイッチの兼用外部操作方法
は実施例ではスライド方式であるが、これは例えば回転
式などでも可能であるしプラグ刃の突出方向も実施例の
ように一対のプラグ刃が本体長手方向に対な配列とは限
らず、本体長手方向に垂直の向きでも可能である。

また、器体内部の操作部材および充電回路部品等の配置
もこの実施例に従う限りではない。

なお、トランスや充電回路など電源部は、回路基板１４
に蓄電池と並設して取り付けられる。

この電源部（ブロック）は蓄電池２４とほぼ同じ大きさ
であり、第５図においては蓄電池２４に対し、低面の上
方側又は下方側に位置している。

本考案は以上の実施例によって説明したように突出、収
納可能なプラグを有する携帯用電気機器において、プラ
グ操作部材とスイッチ操作部材を同一の部材で兼用する
ことにより、次のような効果を示す。

まず第１に、突出、収納可能なプラグを有する携帯用電
気機器のプラグをコンセントに差し込んで充電している
間は機器が運転、すなわちスイッチが入っていては因る
わけで、その点、本考案による機器の場合、一つの操作
部材でプラグ操作とスイッチを兼ねているためプラグ刃
を突出してロックの状態にすれば自然とスイッチは切れ
ており、充電中にスイッチが入るということはさけられ
る。

第２に、従来、プラグ操作部材、スイッチ操作部材それ
ぞれ単独であったものを本考案により、一つの操作部材
でプラグ操作およびスイッチを兼用するのであるから、
当然、少なくとも従来のものよりプラグあるいはスイッ
チ操作部材分だけ機器本体を小型化でき、まして構造が
簡略化されることにより、より機器本体を小型化するこ
とが可能となる。

第３に、１つの操作部材でプラグ操作およびスイッチ操
作を兼用することにより、プラグの突出、収納、スイッ
チのオン、オフの一連の動作を機器を持ち変えることな
く容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図、第３図、第４図、第５図は本考案の１
実施例を示す図面であり、第１図は斜視図、第２図、第
３図、第４図は第１図の断面図でプラグ部断面図、第５
図は第１図の断面図である。 １・・・・・・外刃、２・・・・・・本体ケース、３・
曲・長穴、４・・・・・・本体溝、５・・・・・・プラ
グボタン、６・・曲ロックボタン、７・・・・・・プラ
グ刃、訃曲・係止溝、９・・・・・・プラグ、１０・・
・・・・スイッチ短絡片、１１・・曲スイッチ接点、１
２・・・・・田ツクボタンバネ、１３・・・・・・プラ
グ接点、１４・・・・・・回路基板、１５・・・・・田
ツクボタン係止部、１６・・開穴、１７・・・・・・穴
、１８・・・・・・ロックボタン足、１９・・・・・・
係止部、２０・・・・・・プラグ刃穴出代、２１・・・
・・・リブ、２２・・・・・・リブ、２３・・・・・・
リブ、２４・・・・・・蓄電池。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 本体ケースと、前記本体ケース内に設けられ前記本体ケ
   ースとの空間にプラグ支持部が構成される回路基板と、
   前記回路基板に取り付けられ弾性を有し少なくともプラ
   グ刃が前記本体ケースから突出される際前記プラグ刃と
   接触されるプラグ接点と、前記回路基板に取り付けられ
   るスイッチ接点と、一端に一対のプラグ刃と他端に短絡
   片とを有し前記プラグ刃が前記本体ケースに対し突出、
   収納可能に前記プラグ支持部内に配設されたプラグと、
   前記プラグに係合され且つ前記本体ケース外に突出し３
   段階に操作移動可能に設けられた操作摘みとを具備し、
   前記プラグ刃が本体ケースより突出される前記操作摘み
   の第１段目位置及び前記プラグ刃が本体ケースに収納さ
   れる前記操作摘みの第２段目位置では前記短絡片が前記
   スイッチ接点と離れており、且つ前記第２段目位置につ
   づく前記操作摘みの第３段目位置では前記短絡片が前記
   スイッチ接点と接触する位置に、前記短絡片及び前記ス
   イッチ接点が配設されていることを特徴とする携帯用電
   気機器。