JPS60158843A - 超音波診断装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の属する技術分野〕 本発明は直線走査型超音波診断装置に関する。

特に、超音波ビームの走査方法に関する。

〔従来技術の説明〕

従来の直線走査型超音波診断装置では、超音波ビームの
偏向角θを、０１＋φ、−φに順次設定してそれぞれ走
査し、これらのデータを合成して台形像を得ようとする
ものがある。しかし、斜め走査をすると、実質的な開口
面積がｃｏｓθ倍に減少して感度が低下し、また、グレ
ーティングサイドローブが出現する欠点がある。したが
って、従来例では、偏向角０のデータに、偏向角＋φお
よび偏向角−φのデータを合成することにより、最も理
想的なデータの得られる、偏向角Ｏのデータによる画質
を低下させる欠点があった。

従来例の台形走査と斜め走査とに関しては、それぞれ、
以下の文献に詳しく述べられている。

＋１１　Ｍ、Ｂｅ５ｏｎ　ＩＡ、Ｒｏｎｃｉｎ　＋　ａ
ｎｄ　Ｌ、ＰｏｕｒｃｅｌｏｔＣＯＦＩＰＯＵＮＤ　５
ＣＡＮＮＩＮＧ　ＴｐＨＴＨＡＮ　ＥＬＥＣＴＲＩＣＡ
ＬＬＹＳＴＢＥＲＥＤβＥ聞 ＵＬＴＲＡＳＯＮＩＣＩＭＡＧＩＮＧ　３．３０３〜３
０８　（１９８１）（２）弁上、万態 斜めリニアスキャン方式の検討 日本超音波医学会講演論文集　４２−Ｃ−５２Ｐ、５２
３．１９８３．年５月 〔発明の目的〕 本発明は、超音波診断装置における画質の改善と視野の
拡大とを目的とする。

〔発明の特徴〕

本発明の超音波診断装置は、偏向角の異なる複数の超音
波ビームについて受信情報を合成する手段を含み、この
合成する手段は、偏向角がＯである受信情報を優先的に
選択して出力情報とするように構成されたことを特徴と
する。

〔実施例による説明〕

第１図は本発明実施例超音波給断装置のブロック構成図
である。

パルサ１は送信偏向・フォーカス回路２に接続され、送
信偏向・フォーカス回路２はセレクタ３に接続され、セ
レクタ３は、受信偏向・フォーカス回路５に接続され、
受信偏向・フォーカス回路５は増幅回路６に接続され、
増幅回路６は記憶装置７に接続され、記憶装置７は表示
装置８に接続される。探触子４はセレクタ３に接続され
る。さらに、送信回路２、セレクタ３、受信回路５およ
び記憶装置７は、制御回路９に接続される。

パルサ１と送信偏向・フォーカス回路２とは送信回路を
構成する。パルサ１は送信パルスを送信偏向・フォーカ
ス回路２に送出する。送信偏向・フォーカス回路２は、
個々の電気音響変換素子に与える送信パルスを制御し、
探触子４が発する超音波ビームを偏向させ、焦点を合わ
せる。

セレクタ３は、送信偏向・フォーカス回路２により与・
えられた送信パルスを、それぞれの電気音響変換素子に
順次与えるように切り換え、さらに、電気音響変換素子
からの電気出力を、受信偏向・フォーカス回路５に与え
るように切り換える。

探触子４には多数の電気音響変換素子が一列に配列され
ている。この電気音響変換素子は、送信偏向・フォーカ
ス回路２により与えられる電気信号の送信パルスを、電
気音響変換して超音波を放出するとともに、被検体内で
反射されて到来する音響信号を、音響電気変換して電気
信号を受信偏向・フォーカス回路５に与える。

受信偏向・フォーカス回路５と増幅回＠６と記憶装置７
とは受信回路を構成する。受信偏向・フォーカス回路５
は、電気音響素子の電気出方を受信する。この受信情報
は、増幅回路６により加算増幅、対数圧縮などの信号処
理が行われ、合成されて記憶装置７に格納される。

表示装置８は、記憶装置７に格納された受信情報を映像
化して表示する。

制御回路９は、送信偏向・フォーカス回路２、セレクタ
３、受信偏向・フォーカス回路５、記憶装置７を制御す
る。

第２図は本実施例による走査方法の説明図である。まず
、探触子４を被検体に当て、超音波ビームの偏向角を一
φだけ偏向させて第１の走査を行い、次に、超音波ビー
ムの偏向角を＋φだけ偏向させて第■の走査を行い、最
後に、偏向角を０にして第■の走査を行う。各走査は、
電気音響変換素子を電気的に走査する、直線走査と同様
の方法により実行される。また、３回の走査の間は、探
触子４を動かさないようにしておく。

第３図は、上述の走査によって得られる合成画像情報の
説明図である。

領域Ａは第■の走査による画像であり、領域Ｂは第■の
走査による画像であり、領域Ｃは第■の走査による画像
である。すなわち、第２図で示した、第１の走査による
斜線部と、第■の走査による斜線部と、第■の走査によ
る画像情報を合成する。

画像情報の合成は、３回の走査による画像を別々に作っ
てから合成することもできるが、１１６回路９により記
憶装置７の番地を切換え、記憶装置内でつなぎ合わせる
方法が有用である。

このようにして得られた画像において、領域Ａと領域Ｂ
とは、斜め走査によるため画質が若干低下する。しかし
、視野拡大という観点からすれば、充分に実用に耐える
ことができる。また、領域Ｃは直線走査による情報その
ものであり、従来の直線走査による画質がそのまま得ら
れる。

第４図は走査方法の他の例である。この例では、斜め走
査時に、全ての電気音響変換素子を走査することなく、
画像再構成上必要最小限の幅だけ走査することにより、
走査時間および画像再構成時間を短縮している。

以上説明したように、本発明による台形走査は、偏向角
がＯのときの画像情報をそのまま維持して、画像を合成
している。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明により、超音波診断装置の
視野拡大を、臨床上重要な部分の画質を劣化させること
なく実現できた。これは、医学的に非常に大きな効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例超音波診断装置のブロック構成図
。 第２図は走査方法の説明図。 第３図は合成画像情報の説明図。 第４図は走査方法の説明図。 １・・・バルサ、２・・・送信偏向・フォーカス回路、
３・・・セレクタ、４・・・探触子、５・・・受信偏向
・フォーカス回路、６・・・増幅回路、７・・・記憶装
置、８・・・−１表示装置、９・・・制御回路。 特許出願人 横河メディカルシステム株式会社 代理人　弁理士　井　出　直　孝 第　１　図 、第　２　ｌ Ｃ８ 児　４　ロ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）多数の電気音響変換素子が配列された探触子と、
   　ゝ この電気音響変換素子に送信パルスを与える送信回路と
   、 上記電気音響変換素子に到来する音響信号による電気出
   力を増幅処理する受信回路と を備え、 上記送信回路には、上記探触子から発する超音波ビーム
   を偏向させる手段を含み、 上記受信回路には、上記偏向させる手段により偏向され
   た偏向角の異なる複数の超音波ビームについて受信情報
   を合成する手段を含む “　超音波診断装置において、 上記合成する手段は、偏向角が０である受信情報を優先
   的に選択して出力情報とするように構成されたことを特
   徴とする超音波診断装置。