JPS6015534B2 - 硬貨計数包装機の枚数選択機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は所定枚数の硬貨の包装ができると共に、任意枚
数の硬貨の袋詰めができる硬貨計数包装機の枚数選択機
構に関するものである。

従釆、例えば米国のように金種によって包装単位枚数が
多様に異なる場合には、金種ダイヤルにより金種を選択
すると共に枚数選択ダイヤルによりその設定金種に合っ
た枚数選択を行っていた硬貨包装機がある。

従って、操作者は金種ダイヤルで金種を選択してから枚
数選択ダイヤルを操作し、あらかじめ決定されていると
ころのその金種に応じた包装枚数を設定するが、この操
作を忘れたり、間違った包装枚数を設定することがあり
、そのために包装紙の幅寸法に対して硬貨の累積高さが
合わなくて良好に包装できなかったり、硬貨が飛散して
紛失したり、飛散した硬貨が機械の作動部分においてジ
ャム現象を超生したりして機械を損傷する事故となり、
また処理金種の変更を頻繁にするような使い方をすると
ころでは操作者の精神的な負担を大きくするといった欠
点があった。

そこで、そのような欠点を解決するために、包装する設
定金種に対して設定枚数が一致しない不良の設定であれ
ば機械が始動しないようにする硬貨包装機が開発された
（侍関昭５０−３７Ｗ紙号公報参照）。

しかしながら、硬貨包装機は、当然のことながら計数機
能を有するものであり、集積筒への送り込みをシュート
を切り換えることにより阻止して袋詰め等をすることが
できるにもかかわらず、前記設定金種に対する設定枚数
の一致をチェックするという機能により、任意の一定枚
数（例えば、１０００，２０００〜５００の女）の硬貨
を計数して袋詰めするという計数工程を探り入れた硬貨
計数包装機を提供することができなかった。

本発明は上記の点を考慮し、更に包装モード時には金種
を選択しさえすれば当該金種に合った包装単位枚数が自
動的にセットされる硬貨計数包装機の枚数選択機構を提
供するものである。

以下、図面に示す実施例に基づいて説明する。

第１図は硬貨計数包装機の外観斜視図を示し、１は硬貨
投入口、２は金種選択手段としての金種ダイヤル、３は
袋詰め単位枚数選択手段としての枚数ダイヤルである。
第２図は本発明の要旨に係わる枚数選択機構を示すもの
で、Ｓは硬貨計数包装機を包装モードで使用するか、計
数モードで使用するかを選択するモード切換手段として
の切換スイッチであると共に、この功換スイッチＳが包
装モード側に選択されると後述する金種選択スイッチ２
側に電源電圧（十５Ｖ）が印加され、計数モード側に選
択されると後述する枚数選択スイッチ３側に電源電圧（
十５Ｖ）が印加される。

前記金種選択スイッチ２は、前記金種ダイヤル２と連動
して選択される複数の金種端子Ｐ，Ｄ，Ｑ，日，Ｎを有
するもので、前記切換スイッチＳが包装モード‘こ選択
されている時、前記電源電圧（十５Ｖ）が前記複数の金
種端子の一つに印加されるよう購成されている。

他方前記枚数切換スイッチ３は、前記枚数ダイヤル３と
連動して選択される複数の枚数端子３ａ，３ｂ，３ｃ，
３ｄ，３ｅを有するもので、前記切換スイッチＳが計数
モード‘こ選択されている時前記電源電圧（十５Ｖ）が
前記複数の枚数端子の一つに印加されるよう購成されて
いる。

前記複数の金種端子Ｐ，Ｄ，Ｑ，日，Ｎは、更に接地抵
抗Ｒの一端が接続された状態で、枚数選択ゲート４の入
力機４Ａ，４Ｂ，４Ｃの一つに直接又はＯＲゲート５又
は６を介して接続されている。

すなわち、枚数選択ゲート４の入力端４Ａには前記金種
端子日が直接接続され、入力端４ＢにはＯＲゲート５を
介して金種端子Ｑ，Ｎと接続され、入力端４ＣにはＯＲ
ゲート６を介して金種端子Ｐ，０と接続されるものであ
る。枚数選択ゲ−ト４にはさらに複数の入力端４Ｄ，４
Ｅ，４Ｆ，４Ｇ，４日があり、これらの入力端４Ｄ〜４
日には前記枚数切換スイッチ３の複数の枚数端子３ａ，
３ｂ，３ｃ，３ｄ，３ｅがそれぞれ接地抵抗Ｒの一端が
接続された状態で、対応して接続されている。

従って、功換スイッチＳによって包装モード側に選択さ
れている場合には枚数選択ゲート４の入力端４Ａ〜４Ｃ
のいずれか一つの入力様のみに電源電圧（十５Ｖ）が供
給され、他方計数モード側に選択されている場合には枚
数選択ゲート４の入力端４Ｄ〜４日のいずれか一つの入
力端のみに電源電圧（十５Ｖ）が供Ｖ給される。

ところで、金種ダイヤル２によって選択された金種の硬
貨のみが公３印の機構によって選別され硬貨検知センサ
ー７によって検出される。

この硬貨検知センサ−７の出力は計数回路８に入力され
て枚数が教えられ、その枚数データが前記枚数選択ゲー
ト４の入力端Ｎより入力される。この枚数選択ゲート４
の前記入力端４Ａ〜４日はそれぞれ２０，４０，５０包
装単位枚数及び１０００，２０００，２５００，４００
０，５０００の袋詰め単位枚数を表わし、前記入力端Ｉ
Ｎより入力される計数回路８の枚数データと、電源電圧
（十５Ｖ）が供給されている前記入力端４Ａ〜４日の枚
数とが一致した場合に、出力端ＯＵＴよりの信号で計数
停止回路９を作動せしめ、この計数停止回路９の作動で
さらに包装回路１０が作動せしめられる。

従って包装モード時には金種ダイヤル２を金種端子日に
設定した場合には２ｑ父で包装を行う入力端４Ａに電源
電圧（十５Ｖ）を供給し、金種端子Ｑ又はＮに設定した
場合にはＯＲゲート５を介して４の女で包装を行う入力
機４Ｂに電源電圧（十Ｗ）を供給し、金種端子Ｐ又はＤ
に設定した場合にはＯＲゲート６を介して５の女で包装
を行う入力力端４Ｃに電源電圧（十５Ｖ）を供給すると
共に、１０００〜５００ｑ女で袋詰め計数を行う入力端
４Ｄ〜４Ｈ‘ますべて接地電位となる。

他方、計数モード時には、金種ダイヤル２で金種を選択
しても前記入力機４Ａ〜４Ｃには接地電位としかならず
、１０００〜５００功父を表わす袋詰め単位枚数用の入
力端４Ｄ〜４日の一つのみに電源電圧（十５Ｖ）が供聯
合される。

また、第３図および第４図は硬貨計数包装機における一
部の平面図とその側面図を示すが、前記説明の第２図に
示す実施例に関連した実施例である。

図中、３は枚数ダイヤル、３Ａはダイヤル軸、１３Ｂは
切換カム、１１は作動アーム、Ｓ′は切襖スイッチ、１
２は計数移動シュート、１３は計数シュート、１４は袋
、１５は包装シュート、１６は計数スターホイル、１７
は選別通路、１８は硬貨、１９は集積筒を示す。すなわ
ち、枚数設定ダイヤル３の設定操作にともなって切換カ
ム３Ｂが作動アーム１１を作動するとともに計数移動シ
ュート１２を移動させることができて、計数シュート１
３と包装シュート１５に硬貨１８を送りこむよう包装と
計数の切換えを行うことができるが、その作動に連動し
て作動アーム１１を介し切換スイッチＳ′を作動し、前
記のように第２図に示す切換スイッチＳの操作をなすこ
とができる。

以上、本発明は包装モードもしくは計数モードのいずれ
か一方を選択することにより包装単位枚数もしくは袋詰
め単位枚数の選択手段を有効とすることができるモード
切操手段を設けたので包装モード時には金種を選択しさ
えすれば当該金種に合った包装単位枚数が自動的にセッ
トされると共に、計数モ−ド‘こ変更した場合には金種
に拘わらず任意の袋詰め単位枚数を選択し得るので、操
作性の良い硬貨計数包装機を提供できるものである。

又、このモード切換手段を、包装モードもしくは計数モ
ードの切換に応じて硬貨の送り込み先が変更されるシュ
ートの移動により操作される切換スイッチにより構成し
たため、モードの切襖とシュートの切換を一つの操作で
同時に行うことができるという効果を有するものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は硬貨計数包装機の概略斜視図、第２図は枚数選
択機構を表わすブロック図、第３図及び第４図は硬貨計
数包装機の一部の平面図及び側面図である。 ２…金種選択手段、２，５，６・・・包装単位枚数選択
手段、３・・・袋詰め単位枚数選択手段、４・・・枚数
選択ゲート、Ｓ，Ｓ′・・・モード切襖手段。 第１図第３図 第２図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 設定金種の硬貨のみが選別計数されると共に、この
   選択計数された硬貨を、包装モード時に前記設定金種に
   応じた包装単位枚数毎に計数集積して包装を行い、他方
   計数モード時には予め複数用意されている袋詰め単位枚
   数の一つを選択して当該袋詰め単位枚数分の計数袋詰め
   を行う硬貨計数包装機であつて、金種の一つを選択する
   金種選択手段と連動して前記包装単位枚数の一つを選択
   する包装単位枚数選択手段と、前記袋詰め単位枚数の一
   つを選択する袋詰め単位枚数選択手段と、包装モードも
   しくは計数モードのいずれか一方を選択することにより
   前記包装単位枚数選択手段もしくは袋詰め単位枚数選択
   手段のいずれか一方の枚数情報を選択するモード切換手
   段とを有することを特徴とする硬貨計数包装機の枚数選
   択機構。 ２ 前記モード切換手段は、包装モードもしくは計数モ
   ードの切換に応じて硬貨の送り込み先が変更されるシユ
   ートの移動により操作される切換スイツチにより構成さ
   れることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の硬貨
   計数包装機の枚数選択機構。