JPS60154043A - 押罫筋付ヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、紙器製作における押罫節句を行なうための１
例えは、ＣＡＤシステムプロッター（製図機及び紙器製
品試作函作成機）に於ける押罫ヘッドに関するものであ
る。

従来技術 従来、紙器製作に際し、用紙に折り罫を付けるために、
第１図に示すように、筋材突縁を備えたローラ１個を用
いて用紙に折り罫を付していた。

即ち、押罫筋付装置への取付部２を備えた押罫ローラ支
持体３に、ローラ軸４により筋材突縁５を備えた押罫ロ
ーラ６を回転自在に設け、これを紙器用紙７表面Ａに圧
接移動させることにより、押罫・筋８を付していた。

しかし、これを第２図のように押罫筋８に沿って折り曲
げると、折り曲げ部分表面にひび割れが発生する。これ
は、用紙表面を上方より筋材突縁４で抑圧することによ
り筋を付けるだけであるので、用紙の繊維がほぐれずに
、押罫の筋本来のものとなっていないので、そのため、
ひび割れが発生しやすくなっている。

また、このような押罫筋の付は方では、適用用紙の紙厚
及び紙質が限定されるため、多種の材質が使用できない
欠点もある。

１咋 本発明は、上記のように、押罫ヘッドのローラが１個で
は、表面のひび割れや、押罫筋の手直しが必要となるた
め、ローラを２個用いることにより従来の欠点を解消し
ようとするものである。

「 本発明による押罫部付ヘッドは、押罫前付突縁−を備え
た押罫ローラを２個、下方の押罫筋付突縁の間隙が押罫
溝１１となるよう対面させて構成させるもので、以下第
３図（ａ）〜（ｃ）に示す実施例にしたがって説明する
。

第３図（ａ）においては、本発明による押罫前付ヘッド
９は、従来と同様、ヘッド差替式とするための取付軸２
を備えた支持体３に、押罫ローラを回転自在に設けて押
罫筋を用紙７に付けるものであるが、支持体３に真直ロ
ーラ保持部１ｏを設け、その両面に直角に突出するロー
ラ軸１１に、押罫筋材突縁５を備えた押罫ローラ１２．
１２をナツト１３．１３により平行に回転自在に軸支さ
せ、下方の押罫前付突縁間隙１４が押罫溝巾となるよう
構成しである。

第３図（ｂ）は、支持体３に取付軸１６を設け、これに
ローラ保持部１０’　、　１０’を溝１７により左右可
動に門型に、ナツト１８により固定するように構成した
実施例を示すもので、取付軸１６を中心にして左右両ロ
ーラ保持部１０’　、　１０’を可動とすることにより
、押罫筋を任意の巾に可変することができる。

また、第３図（Ｃ）は、真直ローラの場合では、狭い押
罫筋とする必要上、（ａ）図においてローラ保持部が薄
くなって、加重圧強度を大きくとれない場合の加圧向上
を図るもので、図示のように、テーパ面付ローラ保持部
ｌＯ″を挟んで押罫筋材突縁５，５が対面するように押
罫ローラ１２，１２をローラ軸１１に取付けると、下方
の押罫筋材突縁５，５の間隙１４を狭いものとすること
ができる。したがって、細い押罫筋をも付することかで
きるとともに、ローラ保持部自体を加重圧強度に適応す
るよう厚くすることができる。

本発明による押罫前付ヘッド９は、その押罫ローラ１２
．１２の押罫筋材突縁５，５を紙器用紙７の裏面Ｂに圧
接させて、押罫筋ｒｌｌ１４間隔の押溝８，８を形成さ
せるようにして使用するものである。

このようにして加工された紙器用紙７を、第４図に示す
ように、裏面を内側にして押溝８，８により形成された
押罫筋１５に沿って折り曲げると、押罫筋１５部分は、
押罫筋材突縁５，５により左右より押されてその部分の
繊維がほぐれやすくなっていて、折り曲げにより繊維が
ほぐれるので、折り曲げ表面にひび割れを生じない。

なお、用紙に対する押罫筋の巾の設定例を示すと、次の
ように用いられる。

用紙斤量６００ｇ／　ｒｒｅではｄ１３，３ｍｍ、５５
０ｇ／　ｒｒｒでは３ｍｍ、４５０ｇ／　ｒｒｒでは２
，４ｍｍ、４００ｇ／　ｒｄでは２．１ｍｍ、３５０ｇ
／　ｇでは１　、８ｍｍ、３１０ｇ／ｒｒｒではｌ　、
　５ｍｍ、３１０ｇ／ｒｒｒ以外の薄紙では１．２ｍｍ
、　Ｅ段ボールでは６　ｍ　ｍ　ａ盈米 折り曲げ加工される用紙は、その紙厚及び紙質に応じて
適宜ｌ］の押罫筋を付ける必要があるが、従来の一個の
ローラを用いたものでは、適用範囲が限定され、また、
折り曲げに際して折り曲げ表面にひび割れが生じたりす
る欠点があるが、本発明によれば１、用紙裏面より紙厚
に応じた巾の２個のローラで２本筋を入れて押罫筋を構
成すると、打抜機本来の押罫筋ができ、押罫筋の手直し
を必要としないものとなり、表面より折り曲げると、紙
の繊維がほぐれて罫割れが出ることがなく、函本来の押
罫筋に沿ったものができる。

また、従来の押罫前付ヘッドは、用紙面に垂直にローラ
１個が回転しているのに対し、本発明においては、ロー
ラ保持部により２個のローラを対面させ、押罫筋材突縁
間隔、即ち、押罫溝巾を作り出すようになっており、狭
い任意中の押罫筋を形成することができる。

なお、用紙厚等に応じて押罫前付ヘッドを交換しなくて
も、門型のローラ保持部１０″、１０′を左右に移動さ
せたり、テーパ面付ローラ保持部１０″に対するローラ
軸１１の位置を上下させることにより、押罫溝巾を可変
とすることも可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は押罫前付ヘッドの従来例を示す正面図、第２図
は加工された用紙を折り曲げた状態を示す断面図、第３
図（ａ）〜（Ｃ）はそれぞれ本発明による押罫前付ヘッ
ドの実施例を示す正面図、第４図は本発明による押罫前
付ヘッドで加工された用紙を折り曲げた状態を示す断面
図、である。 ■・・・従来例の押罫前付ヘッド、　２・・・取付軸、
３・・・支持体、　５・・・押罫筋材突縁、　６・・・
押罫ローラ、　７・・・用紙、　８・・・押罫筋、　９
・・・本発明による押罫前付ヘッド、　１０．１０’　
、１０’″・・・ローラ保持部、　１１・・・ローラ軸
、　１２・・・押罫ローラ、　１３・・・ナツト、　１
４・・・押罫筋材突縁間隙（押罫筋巾）、　１５・・・
押罫筋、　Ａ・・・用紙表面、Ｂ・・・用紙裏面。 代理人　弁理士　今　誠 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外周に押罫前付突縁を設けた押罫ローラ２本を、その押
   罫前付突縁の間隙が押罫溝巾となるよう対面せしめてな
   る押罫部付ヘッド。