JPS60150857A - 洗浄用遠心機 - Google Patents

洗浄用遠心機

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JPS60150857A
JPS60150857A JP59005373A JP537384A JPS60150857A JP S60150857 A JPS60150857 A JP S60150857A JP 59005373 A JP59005373 A JP 59005373A JP 537384 A JP537384 A JP 537384A JP S60150857 A JPS60150857 A JP S60150857A
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centrifuge
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tube holder
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Kiyotaka Takagi
高木 清隆
Akira Sugiyama
昭 杉山
Takeo Makuta
幕田 竹雄
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KOKUSAN ENSHINKI KK
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
EE D S KK
KOKUSAN ENSHINKI KK
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04BCENTRIFUGES
    • B04B5/00Other centrifuges
    • B04B5/04Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers
    • B04B5/0407Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles
    • B04B5/0414Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes
    • B04B5/0421Radial chamber apparatus for separating predominantly liquid mixtures, e.g. butyrometers for liquids contained in receptacles comprising test tubes pivotably mounted

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  • Centrifugal Separators (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、洗浄用遠心機、さらに詳しくは、たとえば
遠沈管(たとえばガラス製試験管、プラスチック製試験
管など)に入れられた赤血球などを生理食塩水などの洗
浄液で自動的に洗浄して上澄を排出する遠心機に関する
このような遠心機として、直接クームス試験または間接
クームス試験において試験管に入れられた赤血球を生理
食塩水で洗浄するサイクルおよび試験管法による直接ク
ームス試験または間接クームス試験において試験管内の
洗浄後の赤血球にクームス血清(抗ヒトグロブリン血清
)を加えて混合したのち遠心沈澱するサイクルを自動的
に行なう自動クームス試験遠心機がある。
クームス試験は血液型免疫抗体のうち非定型抗体を検出
するためのものであり、これには直接クームス試験と間
接クームス試験がある。また、直接クームス試験および
間接クームス試験には、それぞれ、試験管法とのせガラ
ス法がある。
直接クームス試験は、患者の赤血球に非定型抗体が結合
しているかどうかを調べるものであり、患者から採取し
た赤血球をすぐによく洗浄して、これにクームス血清を
加え、赤血球の凝集の有無で判定する。次に、試験管法
による直接クームス試験の操作手順の1例を示す。
A、 被検赤血球の2%生理食塩水浮遊液をつくり、こ
の液の1滴を小試験管に入れる。
B、 この試験管に生理食塩水を満たし、強(遠心して
上澄を捨てる。
C0上記の洗浄をさらに2回繰返し、3回目の洗浄後、
上澄をできるだけ完全に捨てる。
D、 この試験管にクームス血清1滴を加えてよく混合
し、500〜1000rlllllで1分間遠心沈澱す
る。
E、 この試験管を軽く振って肉眼で凝集の有無を観察
し、凝集を認めた場合を陽性、凝集を認めない場合を陰
性とする。
間接クームス試験は、患者の血清中に非定型抗体が発生
しているかどうかを調べるものであり、患者の血清と抗
原因子がわかっている赤血球とを試験管内で反応させ、
この赤血球と非定型抗体とが結合したかどうかを直接ク
ームス試験の場合と同様にして判定する。次に、試験管
法による間接クームス試験の操作手順の1例を示す。
a、 検査に使う赤血球の2%生理食塩水浮遊液をつく
り、この液の1滴を小試験管に入れる。
b、 この試験管に被検血清を1滴加えて、にく混合す
る。
C0この試験管を37℃の油槽で60分間加温する。
d、 この試験管に生理食塩水を満たし、強く遠心して
上澄を捨てる。
e、 上記の洗浄をさらに2回繰返し、3回目の洗浄後
、上澄をできるだけ完全に捨てる。
f、 この試験管にクームス血清1滴を加えてよく混合
し、500〜1000rpI11で1分間遠心沈澱する
0、 この試験管を軽く振って肉眼で凝集の有無を観察
し、凝集を認めた場合を陽性、凝集を認めない場合を陰
性とする。
なお、直接クームス試験および間接クームス試験ののし
ガラス法の場合も、試験管に入れられた赤血球を生理食
塩水で洗浄する作業が必要である。
上記のような赤血球の洗浄およびクームス血清の添加、
混合、遠心沈澱を自動的に行なう遠心機として、第1図
に示すものが知られている。
この遠心機は、上部が開口した筐体(1)と、筐体(1
)内に固定され上部が開口した容器(2)と、容器(2
)の上方を塞ぐN(図示路)と、容器(2)内に配置さ
れ複数本の小試験管(3)を所要姿勢に保持して回転す
る回転部(4)と、回転部(4)を略垂直軸を中心にし
て回転させる駆動部(図示路)と、回転部〈4)に保持
されて移動してくる試験管(3)に生理食塩水またはク
ームス血清を注入する注入部(5)とを備えている。回
転部(4)は、回転部材(6)と、複数本の試験管(3
)が挿入され下部が放射方向に揺動しつるように上部が
回転部材〈6)の外周部に取付けられた複数の磁性材料
製試験管ホルダ(7)とを備えている。
図示は省略したが、駆動部は、試験管ホルダ(7)の下
部を放射方向内側に吸引するために回転部材(6)下方
のホルダ(7)下部より内側に配置された電磁石を備え
ている。注入部(5)の生理食塩水およびクームス血清
の注入ノズル(8)は、容器(2)の間口周縁部に固定
されており、これにクームス血清のびん(9)が直接取
付けられている。
上記の遠心機を使用してたとえば試験管法による直接ク
ームス試験を行なう場合、前記Aのようにして被検赤血
球の2%生理食塩水浮遊液1滴を入れた試験管(3)を
ホルダ(7)に挿入し、このホルダ(7)を回転部材(
6)に取付けたのち、始動ボタン(図示路)を押すこと
により、次のように、赤血球の洗浄およびクームス血清
の添加、混合、遠心沈澱が自動的に行なわれる。すなわ
ち、始動ボタンを押すと、まず、試験管(3)を振盪す
るために、駆動部の電磁石の励磁と励磁の解除が数回繰
返される。
電磁石が非励磁状態のときには、ホルダ(7)は自重に
より垂下して、試験管(3)はほぼ直立した状態にある
。そして、電磁石が励磁されると、ホルダ(7)の下部
はこれに吸引されて垂下状態より放射方向内側に振れ、
この状態で電磁石が非励磁状態になると、ホルダ(7)
の下部は自重により垂下状態より放射方向外側に振れた
のち垂下状態に戻ろうとする。したがって、適当な間隔
で電磁石の励磁と励磁の解除を繰返すことにより、試験
管(3)が放射方向に振盪される。次に、電磁石の励磁
を解除した状態で、回転部材(6)がホルダ(7)に挿
入された試験管(3)1ピッチ分ずつ間欠的に回転し、
注入部(5)のノズル(8)の下に移動してくる試験管
(3)に生理食塩水が順次注入される。全ての試験管(
3)に生理食塩水が注入されたならば、赤血球を遠心沈
澱させるために、回転部材(6)が高速(たとえば25
0Orpm)で一定時間回転する。このとき、電磁石は
非励磁状態であり、ホルダ(7)の下部は遠心力により
放射方向外側に振れる。このため、試験管(3)はその
口が放射方向内側を向くように傾斜した状態で回転し、
生理食塩水より比重の大きい赤血球が遠心力によって試
験管(3)の底に沈yI?iる。次に、試験管(3)内
の生理食塩水の上澄を排出するために、電磁石を励磁し
た状態で、回転部材(6)が低速(たとえば230〜2
70rl)l)で一定時間回転する。このとき、ホルダ
(7)の下部は、電1i?5により吸引されているので
、遠心力によって放射方向外側に振れることがない。こ
のため、試験管(3)はその口がほぼ真上か若干放射方
向外側を向いた状態で回転し、比重の小さい生理食塩水
は遠心力によって試験管(3)の口から容器(2)内に
排出される。これにより、試験管(3)の振盪、生理食
塩水の注入、遠心沈澱および生理食塩水の上澄排出より
なる赤血球の洗浄サイクルが1回終了し、引続き、同様
の洗浄サイクルがさらに2回繰返される。次に、駆動部
の電磁石の励磁と励磁の解除を数回繰返して試験管(3
)を振盪したのち、電磁石の°励磁を解除した状態で、
回転部材(6)がホルダ(7)に挿入された試験管(3
)1ピッチ分ずつ間欠的に回転し、注入部(5)のノズ
ル(8)の下に移動してくる試験管(3)にクームス血
清が順次注入される。全ての試験管(3)にクームス血
清が注入されたならば、再び試験管(3)を振盪したの
ち、赤血球を遠心沈澱させるために、電磁石の励磁を解
除した状態で、回転部材(6)が中速(たとえば130
0rpm>で一定時間回転する。最後に、ホルダ(7)
を回転部材(6)から取外して試験管(3)を取出し、
試験管(3)を手で軽く振って肉眼で凝集の有無を判定
する。
上記の遠心機では、駆動部の電磁石が試験管ホルダ(7
)の下部を遠心力に抗して放射方向内側に吸引するもの
であるから、大きな吸引力が必要であるばかりでなく、
生理食塩水の上澄を排出するときのホルダ(7)すなわ
ち試験管(3)の角度の調整が困難で生理食塩水の残量
が装置によって変動するおそれがあり、しがも電磁石の
吸引力と遠心力の大きさによっては電磁石がホルダ(7
)を確実に吸引できずに作動ミスをおこすおそれがある
この発明の目的は、駆動部の電磁石が比較的小さい吸引
力で確実に作動し、洗浄液の上澄を排出するときの遠沈
管の角度の調整が容易で確実な洗浄用遠心機を提供する
ことにある。
この発明による洗浄用遠心機は、上部が開口した筐体と
、筐体内に固定され上部が開口した容器と、容器の上方
を塞ぐ蓋と、容器内に配置され複数本の遠沈管を所要姿
勢に保持して回転する回転部と、回転部を略垂直軸を中
心にして回転させる駆動部とを備えた洗浄用遠心機にお
いて、回転部が、略垂直軸を中心にして回転する上部回
転部材と、放射方向に揺動しうるように上部が上部回転
部材に回転自在に取付けられた複数の遠沈管ホルダと、
上部回転部材と一体状に回転するとともにこれに対して
上下方向に所要距離移動しうるように遠沈管ホルダの下
方に配置されかつ遠沈管ホルダの放射方向の揺動を規制
する上向きの突起を有する磁性材料製下部回転部材と、
下部回転部材を常時上向きに付勢する弾性体とを備え、
駆動部が、下部回転部材を弾性体による上向きの力に抗
して下方に吸引するために下部回転部材の下方に配置さ
れた電磁石を備えており、遠沈管ホルダが上部回転部材
停止時には自重とこれに保持された遠沈管の重量により
遠沈管の底部が放射方向内側に若干傾斜した状態に垂下
するようになされ、下部回転部材が下端位置にあるとき
には突起が遠沈管ホルダより下方に位置して遠沈管ホル
ダが放射方向に揺動することを可能にし、下部回転部材
が上端位置にあるときには遠沈管の底部が放射方向内側
に若干傾斜した状態の遠沈管ホルダ底部の放射方向外側
または遠沈管がほぼ直立した状態の遠沈管ホルダ底部の
放射方向内側に接触して遠沈管ホルダの放射方向外側へ
の振れJ。
たは放射方向内側への振れを阻止するようになされてい
るものである。
上部回転部材が回転部ると遠沈管ホルダの底部は遠心力
により放射方向外側に振れようとし、上部回転部材が停
止すると遠沈管ホルダの底部は重力により放射方向内側
に振れようとする。
そして、電磁石を励磁して下部回転部材を下端位置に吸
引した状態で上部回転部材が停止すると、遠沈管ホルダ
は、自重とこれに保持された遠沈管の重量により、必ず
遠沈管の底部が放射方向内側に若干傾斜した状態に垂下
して停止Jる。このような状態から電磁石の励磁を解除
すると、下部回転部材が上端位置まで移動して、その突
起が遠沈管ホルダ底部の放射方向外側に位置する。この
とき、突起が遠沈管ホルダの底部に接触してもよいし、
突起と遠沈管ホルダ底部との間に若干の隙間があっても
よい。このような状態で上部回転部材が回転しても、上
端位置にある下部回転部材の突起が遠沈管ホルダ底部の
放射方向外側に接触するため、遠沈管ホルダの底部はそ
れ以上放射方向外側に振れることはないが、上部回転部
材を回転させた状態で下部回転部材を下端位置に吸引す
るかまたは下部回転部材を下端位置に吸引した状態で上
部回転部材を回転させると、遠沈管ホルダの底部は遠心
力により放射方向外側に振れる。そして、遠沈管がほぼ
直立した状態になるかまたはこれより遠沈管の底部が若
干放射方向外側に振れたときに下部回転部材を上端位置
まで移動させると、その突起が遠沈管ホルダ底部の放射
方向内側に位置し、こののちに上部回転部材を停止させ
ると、遠沈管ホルダ底部の放射方向内側が下部回転部材
の突起に接触して遠沈管ホルダが停止し、これにより、
遠沈管はほば直立した状態に保持される。、遠沈管内の
赤血球などの遠心沈澱を行なう場合、上記のように下部
回転部材を上端位置に移動させてその突起を遠沈管ホル
ダ底部の放射方向内側に接触させた状態で上部回転部材
を回転させる。このようにすれば、遠沈管ホルダの底部
が遠心力により放射方向外側に振れ、遠沈管はその口が
放射方向内側を向くように傾斜した状態で回転する。遠
沈管内の生理食塩水などの洗浄液の上澄を排出する場合
、前記のように下部回転部材を下端位置に吸引した状態
で上部回転部材を停止させたのち、下部回転部材を上端
位置まで移動させてその突起を遠沈管ホルダ底部の放射
方向外側に位置させ、このような状態で上部回転部材を
回転させる。このようにすれば、前記のように、上端位
置にある下部回転部材の突起が遠沈管ホルダ底部の放射
方向外側に接触して、遠沈管ホルダの底部が遠心力によ
り放射方向外側に振れることが阻止され、遠沈管はその
口が若干放射方向外側を向くように傾斜した状態で回転
する。遠沈管の振盪を行なう場合、前記のように下部回
転部材を上端位置に移動させてその突起を遠沈管ホルダ
底部の放射方向内側に接触させた状態で、たとえば10
Hz程度のサイクルで電磁石の励磁と励磁の解除を繰返
し、下部回転部材を上端位置付近で上下に微細振動させ
る。このようにすれば、下部回転部材の振動がその突起
に接触している遠沈管ホルダに伝えられ、これにより、
遠沈管の底部が放射方向に振り動かされる。
この発明によれば、駆動部の電磁石が回転部の下部回転
部材を遠心力とほぼ直交する下方に吸引するものであり
、回転によって吸引力と逆方向の力がほとんど作用する
ことがないから、比較的小さい吸引力で確実に作動し、
遠心力によって作動ミスをおこすようなこともない。そ
して、前記のように電磁石の励磁を解除して下部回転部
材を上端位置に移動させた状態で遠心沈澱や洗浄液の上
澄排出ができるので、この点からもさらに作動が確実に
なる。また、洗浄液の上澄排出の場合、上記のように電
磁石の励磁を解除することによって下部回転部材を確実
に上端位置に位置させることができ、しかも遠沈管ホル
ダの底部が、下部回転部材の突起に接触して、遠心力に
より放射方向外側に振れることが阻止されるので、回転
中遠沈管の角度が一定に保たれる。したがって、洗浄液
の残量が装置によって変動するようなおそれもない。
以下第2図〜第21図を参照してこの発明の詳細な説明
する。なお、以下の説明において、第2図の左側を前、
右側を後とし、第3図の下側を左、上側を右とする。
第2図は自動クームス試験遠心機の全体を示しており、
この遠心機は、上部が間口した筐体(10)と、筐体(
10)内に固定され上部が開口した容器(11)と、容
器(11)の上方を塞ぐ蓋(12)と、容器(11)内
に配置され複数本の小試験管(遠沈管)(13)を所要
姿勢に保持して回転する回転部(14)と、回転部(1
4)を略垂直軸を中心にして回転させる駆動部(15)
と、回転部(14)に保持されて移動してくる試験管(
13)に生理食塩水またはクームス血清を注入する注入
部(16)とを備えている。
筐体(10)内後部にプリント配線板支持材(17)が
垂直に固定されており、図示は省略したが、遠心機全体
を制御するマイクロコンピュータその他の部品を含むプ
リント配線板がこの支持材(17)に数句けられている
。また、この支持U(17)の下部に固定された基板支
持材(18)と筐体(10)内の前側底部に固定された
基板支持台(19)の上に、水平基板(20)が防振ゴ
ム(21) (22)を介して取付けられている。
容器(11)は水平断面円形のものであり、その底の外
周部が基板(20)上面に固定されている。容器(11
)の上部開口端には外側に水平に張出したフランジ(2
3)が一体に形成されており、図示は省略したが、容器
(11)の底の外周部に生理食塩水排出口が設けられ、
これに接続されたホースが筐体(10)の外に導き出さ
れている。容器(11)の底は外周部から内側に向って
上方に傾斜しており、容器(11)の底の中心部を貫通
するように駆動部(15)が配置されている。
駆動部(15)は、次のように構成されている(第2図
、第5図〜第7図参照)。
すなわち、基板(20)に円形孔(24)があけられ、
この孔(24)の周縁部上面に円環状の電磁石ケース支
持台(25)が固定されている。この台(25)の内側
上面には短円筒状の内側電磁石ケース(2G)が固定さ
れ、同外側上面にはこれと同心の外側電磁石ケース(2
1)が固定されている。そして、これらのケース(26
) (27)の間に円環状の電磁石(28)が挾み止め
られている。電磁石(28)はボビン(29)およびこ
れに巻かれたコイル(30)よりなる。内側電磁石ケー
ス(26)の上端に内側に水平に張出したフランジ(3
1)が一体に形成され、このフランジ(31)の上面に
、シール用ビニールシート(32)および円環状のハブ
固定台(33〉を介してハブ(34)の下端が固定され
ている。シート(32)は電磁石(28)および両方の
電磁石ケース(26)(27)の上面と外側電磁石ケー
ス(21)の外側面上部とを覆っており、外側電磁石ケ
ース(27)の上部がこのシート(32)を挾んで容器
(11)の底の中心部に密閉状にはめられている。
基板(20)の円形孔〈24)を貫通するように垂直に
配置された主モータ(35)の上端面がハブ(34)の
下面に固定されており、そのモータ軸(36)は、ハブ
(34)の中心部を貫通して」一方に突出し、ハブ(3
4)の上面に固定されたハウジング(37)内の軸受(
38)に回転自在に受けられている。主モータ(35)
のモータ軸(3G)は下方にも突出しており、その下端
部に短円筒状の摩擦車(39)が固定されている。この
摩擦車(39)の下部は若干外側に張出しており、この
部分の外周面に摩擦伝動面(40)が形成されている。
また、摩擦車(39)の上端縁には24個の切欠き(4
1)が円周方向に等間隔をあけて設けられており、主モ
ータ(35)の下端面に固定された水平板(42)の下
面に、摩擦車(39)の切欠き(41)の部分を内外両
側から挾むように配置された透過式光電検出器よりなる
回転速度検出器(43)が取付けられている。
主モータ(35)のすぐ前の基板(20)下面に、左右
1対の支持材(44)の上端が固定され、これらの支持
材(44)の下端相互間に水平な割出しモータ支持板(
45)がわたし1[められている。
この支持板(45)の中央部上面に、垂直に配置された
割出しモータ(46)の下端面が固定され、支持板(4
5)を貫通して下方に突出したモータ軸(47)の下端
部に摩擦車(48)が固定されている。
割出しモータ支持板(45)後縁の左端部およびこれよ
り若干右側の部分にそれぞれ後方に水平に突出した突起
(4り) (50)が一体に形成されており、右側の突
起(50)に、次のように、左右に伸びる角柱状の移動
部材(51)が一定量左右に移動しうるように取付けら
れている。すなわち、移動部材(51)の左側の部分に
は、左右に長くて移動部材(51)を上下に貫通するス
リット(52)とこれより若干左右に長くて移動部材(
51)を前後に貫通するスリット(53)とが互いに交
差するように設けられている。前後のスリット(53)
の左右長さは突起(50)の左右幅より長く、このスリ
ット(53)に突起(50〉が左右移動自在にはめられ
ている。また、この突起(50)にはこれを上下に貫通
するノックビン(54)が固定されており、このピン(
54)が上下のスリット(52)に左右移動自在にはめ
られている。そして、これらの寸法によって決まる一定
量だけ支持板(45)に対して移動部材(51)が左右
に移動しうる。
移動部材(51)の右端部下面には、中間摩擦車(55
)がボルト(56)によりスペーサ(57)および軸受
(58)を介して回転自在に数句けられている。割出し
モータ支持板(45)の右端部にソレノイド(59)が
固定されており、ソレノイド(59)の心棒(60)と
移動部材(51)右端部との間および移動部材(51)
左端部と左端部の突起(49)との間にそれぞれ引張コ
イルばね(61) (62)が設けられている。そして
、第5図および第6図に示すようにソレノイド(59)
が作動状態のときには、移動部材(51)が右側に引張
られて中間摩擦車(55)が主モータ(35)の摩擦車
(39)と割出しモータ(46)の摩擦中(48)の両
方に同時に圧接し、ソレノイド(!i9)が非作動状態
のときには、移動部材(51)がノ[側に引張られて中
間摩擦車(55)が主モータ(35)の摩擦車(39)
から離れる。
回転部(14)は、次のように、駆動部(5)の主モー
タ(35)のモータ軸(36)上部に首脱自在に取付け
られるように構成されている(第2図、第3図、第7図
〜第13図参照)。
すなわち、このモータ軸(36)の上部には、テーパ部
が形成されるとともに、デーパ部を水平方向に貫通して
両側に若干突出したノックビン(63)が固定されてお
り、この部分に、回転部材支持体(64)の中心部が上
からはめられている。モータ軸(36)のテーパ部は支
持体(64)の上下貫通孔(65)のテーパ部にきつく
はまり、モータ軸(36)の上端面は支持体(64)の
上端面の若干下方まで達している。そして、モータ軸(
3G)の上端面にねじ込まれて支持体(64)の下端部
に圧接した固定ねじ(6G)によりモータ軸(36)と
支持体(64)とが固定されている。
なお、支持体(64)上端面と固定ねじ(66)との間
には、0リング(67)が設けられている。
また、支持体(64〉の孔(65)の下部両側に、支持
体(64)をモータ軸(36)に上からはめるときにビ
ン(63)の両端部がはまる幅の狭いみぞ(68)が形
成されており、このビン(63)によってモータ軸(3
6)の回転が支持体(64)に伝えられる。
支持体(64)外面の高さの中間部に、外側に水平に張
出したフランジ(69)が一体に形成されており、この
フランジ(69)の下面には方形断面の環状みぞ(70
)が形成されている。環状みぞ(70)の内側の壁は支
持体(64)の下部外面を上方に延長した円筒面となっ
ており、環状みぞ(70)の外側の壁は支持体(64)
上部の外径とほぼ等しい内径を有する円筒面となってい
る。また、支持体(64)には、上部から環状みぞ(7
0)内に垂直下向きに突出した2本のノックビン(71
)が固定されている。
水平円板状の上部回転部材(72)の中心部にあけられ
た孔の周縁部が回転部材支持体(64)の上部にはめら
れ、両者の上面にまたがる補強リング(73)と支持体
(64)のフランジ(69)との間に挾み止められてい
る。この回転部材(72)の外周寄りの1円周上に、次
のような24個の試験管(遠沈管)ホルダ(200)が
放射方向に揺動しうるように取(=lけられている。
ホルダ(200)は、第10図〜第13図に詳剤に示す
ように、上向きの試験管(遠沈管)挿入穴(201)を
備えた筒状のものであり、この穴(201)の内壁の上
端部に幅の狭い縦みぞ(202)が設けられている。ホ
ルダ(200)の上部にはホルダ(200)の外径と等
しい幅で縦みぞ(202)の上部からざらに外側に突出
した突出部(203)が形成されており、この突出部(
203)の上面に放射方向に伸びて縦みぞ(202)の
上端部と直角につながる横みぞ(204)が設けられ、
この横みぞ(204)の底に短い縦穴(205)が設け
られている。また、突出部(203)の両側面には1つ
の水平直線上に位置する先細テーバ状の短軸部(206
)がそれぞれ形成され、ホルダ(200)底部の縦みぞ
(202)と反対側の壁に、液抜ぎのための幅の狭い開
口(207)が設けられている。なお、ホルダ(200
)は、たとえば、ポリカーボネート樹脂仕どにより一体
に形成される。ホルダ(200)の縦溝(202)と横
みぞ(204)の部分に、幅の狭い縦長の弾性体ストッ
パ(208)が設けられている。ストッパ(208)の
上端部は直角に折曲げられて横みぞ(204)にはめら
れており、この部分の下面に形成された二股状の突起(
209)が縦穴(205)にはめ止められている。また
、ストッパ(200)の上部は縦みぞ(202)にはま
っており、若干彎曲したストッパ(208)の下部が縦
みぞ(202)から試験管挿入穴(201)内に突出し
ている。なお、ストッパ(208)は、たとえば、デバ
リンなどの弾性体により一体に形成される。
上部回転部材(72)の外周寄りの1円周上に、放射方
向に長い24個の長孔(74)が等間隔をおいてあけら
れており、長孔(74)相互間の回転部材(12)上面
に底部断面半円状のホルダ取付みぞ(75)が設けられ
ている。これらのみぞ(75)は、長孔(74)の中心
より若干放射方向内側の1円周上に位置している。また
、上部回転部材(72)の外周部は水平に対して約45
゜傾いた状態で外側かつ下側に向って若干張出したのち
垂直下向きに若干伸びており、長孔(74)の放射方向
外側の壁はこの張出部(76)の放射方向内側の面を斜
め上方に延長した形に形成されている。
ホルダ(200)は突出部(203)が放射方向内側に
なるように上部回転部材(72)の長孔(74)にはめ
られ、突出部(203)両側の短軸部(206)が長孔
(74)両側のみぞ(75)に回転自在にはめられてい
る。そして、上部回転部材(72)の上面に、円環状の
ホルダ固定板(78〉が固定されている。ホルダ固定板
(78)の外周部は長孔(74)の放射方向内側の部分
と一致するように切欠かれており、この部分の放射状突
出部(79)が上部回転部材(72)のみぞ(75)の
上部を塞いでホルダ(200)の短軸部(20G)がみ
ぞ(75)から脱出するのを防止している。
回転部材支持体(64)の環状みぞ(70)の部分に略
円筒状の昇降部材(82)が昇降自在に取付けられ、支
持体(64)の下端面に略円筒状の昇降部材案内部材(
83)が固定されている。この案内部材(83)の外径
は支持体〈64)下部の外径より少し大きく、案内部材
(83)の下端には外側に水平に張出した鍔状ストッパ
(84)が一体に形成されている。昇降部材(82)の
上端に、内側に水平に張出したフランジ(85)が一体
に形成されており、昇降部材(82)の上部が支持体(
64)の環状みぞ(70)に上下摺動自在にはめられ、
同下部が案内部材(83)の外側に上下摺動自在にはめ
られている。また、昇降部材(82)の、上面に2個の
垂直案内穴(8G)が設けられており、支持体(64)
の2本のノックビン(71)がこれらの穴(86)に上
下摺動自在に挿入されている。そして、昇降部材(82
)は、支持体(64)、ノックビン(71)および案内
部材(83)を案内にして、その上端面が環状みぞ(7
0)の底に接する上端位置とその下端面が案内部材(8
3)のストッパ(84)に接する下端位置との間を昇降
でき、昇降部材(82)がどの位置にあるときでも、ノ
ックビン(71)によって支持体(64)の回転が昇降
部材(82)に伝えられる。案内部材(83)の上端面
と昇降部U(82)のフランジ(85)との間の環状空
間に、昇降部材(82)を常時上向きに付勢する圧縮コ
イルばね(弾性体’) (87)が取付けられており、
昇降部材(82)は、通常、上端位置に停止している。
昇降部材(82)の下端部には外側に水平に張出したフ
ランジ(88)が一体に形成され、このフランジ(88
)の下面に水平断面円形の鋼製下部回転部材(89)の
中心部にあけられた孔の周縁部が固定されている。この
回転部材(89)の中心寄りの部分は上方に突出してお
り、外周寄りの部分は駆動部(15)の電磁石(28)
と上部回転部材(72)に取付けられたホルダ(200
)の間に水平に張出している。そして、下部回転部材(
89)の外周縁部には、ホルダ(200)の放射方向の
揺動を規制する上向きの突起(90)が設けられている
。この突起(90)は、下部回転部U(89)の1円周
上の部分を上方に曲げることにより、これと一体に形成
された断面略逆V形の円環状の5のである。
上記のように組立てられた回転部〈14)は、駆動部(
15)のモータ軸(3G)に上からはめられ、固定ねじ
〈66)によってこれに固定される。
また、固定ねじ(66)を取外せば、回転部(14)を
上方に持上げてモータ軸(36)から取外すことができ
る。回転部(14)がモータ軸(36)から取外されて
いる場合、下部回転部材(89)はばね(87)の力に
より上端位置に停止している。
回転部(14)がモータ軸(36)に固定されている場
合、駆動部(15)の電磁石(28)が非励磁状態のと
きは、下部回転部材(89)は、上記同様、ばね(87
)の力によって上端位置に停止しており、電磁石(28
)が励磁状態のとぎは、下部回転部材(89)は、電磁
石(28)に吸引され、ばね(87)による上向きの力
に抗して下端位置まで移動する。
試験管(13)は、回転部(14)のホルダ(200)
の試験管挿入穴(201)に底まで挿入され、その上部
がホルダ(200)の上端より上方に突出す。このとき
、ホルダ(200)のストッパ(208)の下部が、穴
(201)に挿入された試験管(13)に圧接してその
中心軸まわりの回転を阻止する。後述するように上部回
転部材(72)が回転するとホルダ(200)の底部は
遠心力により放射方向外側に振れようとし、上部回転部
材(72)が停止するとホルダ(200)の底部は重力
により放射方向内側に振れようとする。そして、電磁石
(28)を励磁して下部回転部材(89)を下端位置に
吸引した状態で上部回転部材(72)が停止すると、ホ
ルダ(200>は、自重とこれに保持された試験管(1
3)の重量により、第9図に鎖線で示すように必ず試験
管(13)の底部が垂直に対して約24°の角度で放射
方向内側に若干傾斜した状態に垂下して停止する。
このような状態から電磁石(28)の励磁を解除して、
下部回転部材(89)を上端位置まで移動させると、第
9図に示すように、その突起(9o)がホルダ(200
)底部の放射方向外側に位置し、このとき、突起(90
)とホルダ(200)底部との間に若干の隙間がある。
このような状態で上部回転部材(72)が回転しても、
ホルダ(200)の底部が放射方向外側にわずかに振れ
て垂直に対する角度が約22″になったときに上端位置
にある下部回転部材(89)の突起(90)がホルダ(
200)底部の放射方向外側に接触するため、ホルダ(
200)の底部はそれ以上放射方向外側に振れることは
ないが、上部回転部材(12)を回転させた状態で下部
回転部材(89)を下端位置に吸引するかまたは下部回
転部材(89)を下端位置に吸引した状態で上部回転部
材(72)を回転させると、ホルダ(200)の底部は
遠心力により放射方向外側に振れる。そして、試験管(
13)がほぼ直立した状態になるかまたはこれより試験
管(13)の底部が若干放射方向外側に振れたときに下
部回転部材(81,))を上端位置まで移動させると、
その突起(90)がホルダ(200)底部の放射方向内
側に位置し、こののちに上部回転部材(72)を停止さ
せると、第7図に示すようにホルダ(200)底部の放
射方向内側が下部回転部材(89)の突起(90)に接
触してホルダ(200)が停止し、これにより、試験管
(13)はほぼ直立した状態に保持される。
筐体(10)の上部開口端と容器(11)の上部開口端
との間に、上面が間口した直方体状の固定カバー(91
)が配置され、このカバー(91)の上端部が筐体(1
0)の上部間口端に固定されている。また、カバー(9
1)の底板(92)には円形孔があけられており、この
孔の周縁部が容器(11)上部開口端のフランジ(23
)上面にシ−ル(93)を介して密閉状に固定されてい
る。
注入部(1G)は、次のように構成されている(第2図
〜第4図、第7図、第14図〜第18図参照)。
寸なわち、基板(20)上面の後側中央部に左右1対の
垂直支持材(94)が固定されており、これらの支持材
(94)の上端部相互間および中間部相互間に水平な送
りねじ支持板(95)がぞれぞれ固定されている。上下
の支持板(95)の間には、3本の垂直案内棒(96)
が固定されるとともに、これらに沿って昇降する水平昇
降板(97)が配置されている。この昇降板(97)の
中心部を上下に貫通する垂直送りねじ(98)の上端部
と下端寄りの部分が上下の支持板(95)に軸受(99
)を介して回転自在に受けられており、昇降板(97)
の中心部に貫通状に固定されたナツト(100)が送り
ねじ〈98)にねじはめられている。一方の垂直支持材
(94)の外側面に送りねじ駆動モータ(101)の端
面が固定されており、支持U(94)を貫通して内側に
水平に突出したモータ軸(102)の先端部と送りねし
く98)の下端部に互いにかみあうかさ歯車(103>
 (104)が固定されている。そして、モータ(10
1)の回転がかさ歯車(103) (104)を介して
送りねじ(98)に伝えられ、これにより、昇降板(9
7)が案内棒(96)に沿って昇降する。上部支持板(
95)の若干下方と下部支持板(96)の若干上方の一
方の垂直支持材(94)の内面に、透過式光電検出器よ
りなる昇降板上端位置検出器(105)と昇降板下端位
置検出器(106)が固定されており、昇降板(97)
の適当な位置に各検出器(105) (106)の発光
水子と受光素子の間を遮断するための検出器作動板(1
07)が固定されている。
左右の支持0(94)および上下の支持板(95)より
わずかに前方に突出した昇降板(97)の前面に垂直昇
降板(108)の下端部が固定されており、この板(1
08)の上端部には、固定カバー(91)の後部垂直板
(109)に設けられた切欠き(1io)を貫いて前方
に水平に伸びる昇降体(111)の後端部が固定されて
いる。昇降体(111)の前部は下方に突出し、この部
分が上部回転部U(72)の後側にある試験管ホルダ(
200)の上方に位置している。また、昇降体(111
)の前端部には、前方および下方に間口した凹所(11
2)が形成されている。球状の生理食塩水ノズル支持体
(113)が、昇降体(111)の前端部上面に形成さ
れた球状凹面に回転自在にのせられ、昇降体(111)
の前端面にねじ(114)で固定された押え板< 11
5)により押え止められている。この支持体(113)
内にはその上部から下部に至る生理食塩水通路(図示略
)が形成されており、この通路の下端には昇降体(11
1)の上部を貫通して凹所(112)に臨む斜め後下向
きの生理食塩水ノズル(116)が固定され、同上g紺
には生理食塩水チューブ接続金具(117)が固定され
ている。生理食塩水ノズル支持体(113)のすぐ後の
昇降体(111)上面に直方体状のクームス血清ノズル
支持体(iig)が固定されており、この支持体(11
13)内にはその後部から下面に至るクームス血清通路
(119)が形成されている。この通路(119)の下
端には昇降体(1i1)の上部を貫通して凹所(112
)に臨む垂直下向ぎのクームス面清ノズル(120)が
固定され、同後端にはクームス血清チコーブ接続金具(
121)が固定されている。昇降体(1i1)の凹所(
112)の左右の壁に、左右片側の発光素子と反対側の
受光素子より構成される透過式光電検出器よりなるクー
ムス血清検出器(122) (123)が上下に2組設
けられている。上下の検出器(122) (123)は
、クームス血清ノズル(120)の下方に前後にわずか
にずらして配置されている。また、凹所(112)の後
の昇降体(111)下端面に、反射式光電検出器よりな
る試験管検出器(124)が取付けられている。
モータ(101)が回転して昇降板(97)が、1端位
置と下端位置の間を昇降すると、昇降体(111)およ
びノズル(11(3) (120)も上端位置と下端位
置の間を昇降する。そして、上端位置まで移動した昇降
体(111)は、全体が固定カバー(91)の底板(9
2)より若干上方にある。また、昇降体(111)が下
端位置まで下降すると、昇降体(111)の前部下側が
固定カバー底板(92)より若干下方に突出し、クーム
ス血清検出器(122) (123)およびノズル(1
16) (120)が回転部(14)後側の試験管ホル
ダ(200)に挿入されたほぼ直立状態の試験管(13
)のすぐ上まで下降するとともに、試験管検出器(12
4)がこの試験管(13)の上部後側面に対向してこれ
を検出できるようになる。
上端に外向きのフランジ(125)が形成された有底筒
状のびん保持体(126)が、固定カバー(91)の底
板(92)の後部左側にあ蚤jられだ円形孔に上からは
め止められており、これにクームス血清びん(127)
が入れられている。クームス血清チューブ(128)の
一端部がこのびん(127)の底部まで差込まれ、同他
端がクームス血清ノズル支持体(1ia)の接続金具(
121)に接続されている。固定カバー底板(92)の
後端部左側にあけられた開口の−Fに水平なポンプ支持
板(129)が固定され、この板(129)の下面には
、ポンプ駆動モータ(130)の上端面が固定されてい
る。このモータ(130)の軸は支持板(129)を貫
通して上方に突出しており、この部分にクームス血清用
の微量送液ポンプ(クームス血清ポンプ) (131)
が取付けられている。このポンプ(131)は、モータ
(130)により回転させられる上下の水平円板状のロ
ーラ保持体<132 ) (133)の外周部相互間に
複数のローラ(134)が回転自在に取付【プられ、こ
れらのローラ(134)にクームス血清チューブ(12
8)の中間部が引張り状に掛けられているものである。
なお、このポンプ(131)は薬液などを微量ずつ送る
ために一般に使用されているものであるから、詳細な説
明は省略する。このポンプ(131)が一定方向に一定
量ずつ間欠的に回転することにより、クームス血清が、
びん(127)からチューブ(128)およびクームス
血清ノズル支持体(118)内の通路(119)を通っ
てクームス血清ノズル(120)に一定mずつ送られ、
ノズル(120)下端に形成された面取り(135>の
作用によってノズル(120)から1滴ずつ滴下する。
基板(20)上面の1!端部右側に、生理食塩水用のダ
イアフラムポンプ(生理食塩水ポンプ)(136>が固
定されており、このポンプ(136)の吸込側に第1の
生理食塩水チューブ(137)が接続されている。図示
は省略したが、筐体(10)の外には生理食塩水タンク
が置かれており、筐体(10)の外に導き出された第1
のチューブ(137)の先端部がこのタンクの底部まで
差込まれている。また、このチューブ(137)の先端
部には、液面検出器が取付けられている。
第2の生理食塩水チューブ(138)の一端がポンプ(
136)の吐出側に接続され、同他端が生理食塩水ノズ
ル支持体(113)の接続金具(117)に接続されて
いる。ポンプ(13G)が1回ずつ間欠的に作動するこ
とにより、生理食塩水が、タンクから第1のチューブ(
137)を通ってポンプ(13G)に吸込まれ、さらに
第2のチューブ(138)および生理食塩水ノズル支持
体(113’)内の通路を通って生理食塩水ノズル(1
1G)に送られ、ノズル(116)から一定量器(12
)は、第2図および第4図に示すように、上部密閉板(
139)と、これの下側に複数の連結棒(140)を介
して平行に連結された下部密閉板(141)とがらなり
、上部密閉板(139)の後端部が筐体(10)の上部
開口の後端部に蝶番(142)によって回動自在に取付
けられている。上部密閉板(139)の前部上面に取手
(+43)が設けられており、! (12)が閉じたと
きに、上部密閉板(139)が筐体(1o)の上部開口
を密閉するとともに、下部密閉板(141)が固定カバ
ー底板(92)のシール(93)に密接して容器(11
)の上部開口を密閉する。
蓋(12)の下部密閉板(141)の後端部に、注入部
(16)の昇降体(111)の前部が通過しつる前後に
長い方形状の開口(切欠き> (144)が設けられて
いる。この開口(144)の右側の下部密閉板(141
)上面に略逆U形のソレノイド支持材(145)が固定
されており、垂直軸を中心にして約90°の範囲を往復
回動するロータリソレノイド(14B>の上端面がこの
支持材(145)に固定されている。下部密閉板(14
1)の上面に接する略し形の板状シャッタ(147)の
一端部がこのソレノイド< 146)の回転部分に固定
されており、シャッタ(147)が上から見て時計方向
に回動したときには開口(144)が完全にOnき、シ
ャッタ(147)が反対方向に回動したときには開口(
144)が密閉される。
固定カバー底板(92)の前端部右側に、次のように、
蓋固定装置1 (148)が設けられている(第2図、
第4図および第19図参照)。
すなわち、!(12)の下部密閉板(141)の前端面
に下方に直角に突出した固定板(149)が固定されて
おり、固定カバー底板(92)の対応する部分には、M
(12)が閉じたときにこの固定板(149)が進入す
る開口(150)が設けられている。そして、蓋(12
)が閉じたときに底板(92)より下方に突出す固定板
(149)の部分に、ピン挿入孔(151)が設けられ
ている。
開口(150)のすぐ前の底板(92)下面に垂直ブロ
ック(152)の上端面が固定され、このブロック(1
52>の上端面には前方に水平に張出したソレノイド支
持板(153)が固定されている。この板(153)の
上面にソレノイド(154)が固定され、後方に水平に
伸びたソレノイド(154)の心棒(155)の後端に
垂直なビン取付板(15(3)が固定されている。この
板(156)の後面上部には後方に水平に伸びる1本の
固定ピン(157)が固定され、同下部には後方に水平
に伸びる左右2本の案内ピン(158)が固定されてお
り、これらのピン(157) (158”)はブロック
(152)を前後に貫通する孔(159)に前後摺動自
在に挿入されている。ブロック(152)とピン取付板
<156)との間の各ピン(157) (158)の外
周に、ビン取付板(156)を前向きに付勢する圧縮コ
イルばね(160)がそれぞれ取付(プられている。そ
して、ソレノイド(154)が非作動状態のときは、固
定ビン(157)がばね(160)の力により前端位置
まで移動しており、その後端が開口(150)より若干
前方にあるため、蓋(12)は自由に開閉しうる。蓋(
12)が閉じた状態でソレノイド(154)が作動する
と、固定ピン(157)ばばね(160)の力に抗し固
定板(149)の孔(151)を貢いて後端位置まで移
動するため、蓋(12)はロックされて開くことが不可
能になる。このような状態でソレノイド(154)が再
び非作動状態になると、固定ビン(157)が固定板(
149)の孔(151)から抜は出て前端位置まで移動
するため、蓋(12〉は解放されて自由に間開しつるよ
うになる。
筐体(10)の前面−り部に、第20図のような第1の
操作パネル(161)が設けられており、このパネル(
161)には、ランプ付電源スィッチ(162)、始動
スイッチ(163)、リセットスイッチ(164) 、
停止スイッチ(1’65 ) 、停止ランプ(166)
、クームス遠心スイッチ(167)およびランプ(16
8)、洗浄サイクル3回選択スイッチ(169)および
ランプ(170)、洗浄サイクル2回選択スイッヂ(1
71)およびランプ(172)、洗浄サイクル1回選択
スイッチ(173)およびランプ(174)、クームス
遠心サイクル選択スイッチ(175)およびランプ(1
76)、ならびにアラームランプ(177)が設けられ
ている。
筐体(10)前面の下部に、第2図に示すように、筐体
(10)に固定された永久磁石(178)によって格納
状態に保持される格納式操作箱(179)の下端部が回
動自在に取付けられている。この操作箱(179)は前
面の取手(iao)をもって上部を前方に引出した状態
で使用されるものであり、このときに筺体(10)の外
に露出する操作箱(179)の上面に、第21図のよう
な第2の操作パネル(181)が設けられている。そし
て、このパネル(181)には、ポンプ操作スイッチ(
182)、クームス血清性人聞選択スイッチ(183)
 、ノズル操作スイッチ(184)、生理食塩水列間選
択スイッチ(185)、クームス遠心回転速度選択スイ
ッチ(186)、4種類のサイクル表示ランプすなわち
振盪ランプ(187) 、注入ランプ(18g) 、遠
心ランプ(189)および生理食塩水排出ランプ(19
0)、ならびに3種類のアラーム表示ランプすなわち操
作ミス表示ランプ(191)、注入エラー表示ランプ(
192)および生理食塩水不足表示ラン゛ブ(193)
が設けられている。
電源スィッチ(162)を押すと、電源が投入されてこ
のスイッチ(1G2)のランプと停止ランプ(16G)
が点灯し、次のように、手動操作と自動運転が可能にな
る。停止ランプ(16G)は、動作が停止または中断さ
れていることを示すものである。
手動操作には、注入部(16)の生理食塩水ポンプ(1
36)およびクームス血清ポンプ(131)の操作と、
注入部(116)の生理食塩水ノズル(116)および
クームス血清ノズル(120)の昇降操作とがあり、こ
れらは停止ランプ(IO2)が点灯しているときに行な
う。
ポンプ(136> (131)の手動操作は、後述する
自動サイクル運転を始める前などに、ポンプ操作スイッ
チ(182)を使用して行なう。このスイッチ(182
)は、5ALINE側(第21図上側)とC00MB5
側(同図下側)の2個の接点を有する復帰形のものであ
る。そして、ポンプ操作スイッチ(182)の5AII
NF側を1回押すと、生理食塩水ポンプ(136)が1
回作動する。スイッチ(182)の5AlrNF側を1
回押しても生理食塩水ノズル(116)から生理食塩水
が出ない場合は、生理食塩水が出るようになるまでさら
に1回〜数回これを押す。
このあとは、これを1回押すたびにノズル(116)か
ら一定量の生理食塩水が出るようになり、生J里食塩水
の自動注入が可能な状態となる。ポンプ操作スイッチ(
182)のC00MB5側を1回押すと、クームス血清
がノズル(120)から滴下するようになるまでクーム
ス血清ポンプ(131)が作動する。ノズル(120)
からクームス血清が滴下すると、前後にわずかにずれた
上下2相のクームス血清検出器(122) (123)
の少なくとも一方で確実にこれが検出され、ポンプ(1
31)は停止する。これにより、クームス血清の自動注
入が可能な状態となる。
ノズル(116) (i20 >の手動昇降操作は、ノ
ズル操作スイッチ(184)を使用して行なう。
このスイッチ(184)は、ポンプ操作スイッチ(18
2)と同様のものである。ノズル操作ス1′ッチ(18
4)のIJP側(第21図上側)を押すと、昇降体(1
11)およびノズル(116) (120)が上端位置
まで上昇して停止する。なお、スイッチ(184)のU
P側を押し続けていても、ノズル(116) (120
)が上端位置まで上昇すれば、R降体(111)は停止
する。ノズル操作スイッチ(184)のDOWN側(同
図下側)を押すと、昇降体(111)およびノズル(1
1G)(120)が下端位置まで下降して停止する。f
、rお、スイッチ(184)のDOWN側を押し続【プ
ていても、ノズル(116) (120)が下端位置ま
で下降すれば、昇降体(111)は停止する。
自動運転には、自動サイクル運転とクームス遠心運転と
がある。
自動サイクル運転には、生理食塩水の注入、遠心沈澱お
よび生理食塩水の上澄排出よりなる1〜6回の洗浄サイ
クルと、クームス血清の注入、試験管(13)の振盪お
よび遠心沈澱よりなるクームス遠心サイクルとが含まれ
、洗浄サイクルとクームス遠心サイクルを連続して行な
う場合と、いずれか一方だけを行なう場合とがある。
自動サイクル運転は、次のようにして行なわれる。
すなわち、まず、生理食塩水ポンプ(136>およびク
ームス血清ポンプ(131)を手動で操作して、生理食
塩水およびクームス血清の自動注入が可能な状態にする
次に、クームス遠心回転速度選択スイッチ(186)を
操作して、クームス遠心サイクルにおける遠心沈澱時の
回転部(14)の回転速度(クームス遠心回転速度)を
設定する。このスイッチ(186)は、クームス遠心回
転速度が4段階に切換えられるロータリスイッチである
また、生理食塩水外囲選択スイッチ(185)を操作し
て、洗浄サイクルにおける生理食塩水の排出後の残量を
設定する。このスイッチ(185)は、生理食塩水の残
量がWET、MED IUM。
DRYの3段箱に切換えられるロータリスイッチであり
、生理食塩水の残量は、WETに設定されたときに最も
多く、DRYのときに最も少なく、MEDIUMのとき
はこれらの中間である。また、クームス血清注入量選択
スイッチ(183)を操作して、クームス遠心サイクル
におけるクームス血清の注入量を設定する。このスイッ
チ<183)は、DOUBLE側(第21図上側)と5
TANDARD側(同図下側)の2つの接点を有し、い
ずれか片側に倒された状態に保持される切換スイッチで
あり、クームス血清の注入量は、DOUBLE側に倒さ
れたときは2滴、5TANDARD側に倒されたときは
1滴である。
次に、3個の洗浄サイクル選択スイッチ(169) (
171) (173)およびクームス遠心サイクル選択
スイッチ(175)を操作して、洗浄サイクルの有無お
よび回数ならびにクームス遠心サイクルの有無を設定す
る。これらのスイッチ(169) (171) (17
3) (175)は、1回押づたびにオンとオフを繰返
す保持形押しボタンスイッチであり、オンのときには押
し込まれた状態に保持され、オフのときには復帰状態に
保持される。また、洗浄サイクル3回選択スイッチ(1
69)は3回、2回選択スイッチ(171)は2回、1
回選択スイッチ(173)は1回洗浄サイクルを行なう
ことを示しており、これらが2個以上オンになっている
ときには、オンのものが示す回数を合計した回数だけ洗
浄サイクルが行なわれる。したがって、洗浄サイクルを
1回行なうときは1回選択スイッチ(173)だけ、2
回のときは2回選択スイッチ(171)だtプ、3回の
ときは3回選択スイッチ(169)だけまたは2回選択
スイッチ(171)と1回選択スイッチ(173) 、
4回のときは3回選択スイッヂ’(169)と1回選択
スイッチ(173) 、5回のときは3回選択スイッチ
(169)と2回選択スイッチ(171)、6回のとき
は3個の選択スイッチ(169) (171) (17
3)をオンにしてJiく。洗浄サイクルを1回も行なわ
ないときは、3個の選択スイッチ(169) (171
) (173)を全てオフにしておく。また、クームス
遠心サイクルを行なうときはクームス遠心サイクル選択
スイッチ(175)をオンにし、このサイクルを行なわ
ないときはこのスイッチ(175)をオフにしておく。
一方、回転部(14)の試験管ホルダ(200)に、試
験管(13)を上方から挿入して取付ける。
洗浄サイクルを行なう場合、試験管(13)には洗浄前
の赤血球が入っており、洗浄サイクルを行なわずにクー
ムス遠心サイクルだけを行なう場合、試験管(13)に
は洗浄後の赤血球が入っている。また、試験管(13)
は2本を1組として複数本使用し、1相の2本の試験管
(13)を対称位置にくるように配置する。このとき、
第7図に示すように、下部回転部材(89)は上端位置
にあって、そ゛の突起(90)がほぼ直立状態のホルダ
(200)の底部の放射方向内側に接触しており、試験
管(13)はほぼ直立状態になっている。
以−にの単面が終了したならば、始動スイッチ(163
)を押す。
始動スイッチ(163)を押すと、蓋固定装冒(148
)によって蓋(12)がロックされ、停止ランプ(16
8)が消灯する。このように、自動運転が始まると、蓋
(12)がロックされ、運転中は蓋(12)を開くこと
ができなくなり、誤操作による事故が防止される。また
、後述するように自動運転中でも停止スイッチ(165
)を押すことによって動作を中断させることができるが
、この場合には、!!(12>が解放されて開閉が可能
になる。
そして、洗浄サイクル選択スイッチ(169)(171
) (173)が全てオフのときには後述するクームス
遠心サイクルに移り、これらのスイッチ(169) (
171) (173)が1個でもオンになっているとき
には、次のように、1回目の洗浄サイクルの生理食塩水
の注入が行なわれる。
すなわち、まず、1(12)の下部密閉板(141)の
間口(144)のシャッタ(147)が問いたのち、注
入部〈16)のノズル(116) (120)が下端位
置まで下降して停止し、注入ランプ(188)が点灯す
る。
次に、駆動部(15)のソレノイド(59)が作動して
、中間摩擦車(55)が主モータ(35)の19擦車(
39)と割出しモータ(46)の摩擦車(48)の両方
に同時に圧接したのち、割出しモータ(4G)が非常に
低速で回転する。このとき、主モータ(35)のモータ
軸ζ36〉は自由に回転できる状態にあり、割出しモー
タ(46)の回転は3個の摩擦車(48) (55) 
(39)によって主モータ(35)のモータ軸(36)
に伝えられ、回転部(14)の試験管ホルダ(200)
が次々にノズル(116) (120)の下方を通過す
る。
割出しモータ(46)が回転を始めたのちホルダ(20
0)に挿入されたほぼ直立状態の試験管(13)がノズ
ル(116) (120)の下方に移動してくると、試
験管検出器(124)によってこれが検出され、割出し
モータ(46)が停止する。
そして、生理食塩水ポンプ(136)が1回作動して、
生理食塩水ノズル(116)からその下方に停止してい
る試験管(13)の中に一定量の生理食塩水が注入され
る。このとき、生理食塩水ポンプ(136)に設けられ
た検出器(図示略)がポンプ(136)の作動状態をチ
ェックしており、ポンプ(136)が正常に作動しなか
ったときには、アラームランプ(177)と注入エラー
表示ランプ(192)が点灯するとともに、ブザーが警
報を発して、動作が中断される。なお、誤動作の原因を
調べて、その結果、動作を再開するときには、再び始動
スイッチ(163)を押す。
また、割出しモータ(46)が回転している間、回転速
度検出器(43)からの信号により、ノズル(116)
 (120)の下方を通過したホルダ(200)の数が
カウントされ、これらの各ホルダ(200)に試験管(
13)が挿入されていたが否かが記憶される。主モータ
(35)の摩擦車(39)は回転部(14)と同じ速度
で回転し、かつこの摩擦車(39)にはホルダ(200
)と同じ数の切欠き(41)が設けられているので、回
転速度検出器(43)の部分を通過した切欠き(41)
の数をカウントすることにより、ノズル(116)(1
20)の下方を通過したホルダ(200)の数がカウン
トできる。
回転部(14)が180”回転したのちは、試験管検出
器(124)によって試験管(13)が検出されるたび
に、これと対称な位置のホルダ(200)に試験管(1
3)が挿入されていたか否かのチェックが行なわれ、対
称位置のホルダ(200)に試験管(13)が挿入され
てないかったときには、アンバランスな試験管(13)
があったことが記憶される。
回転部(14)が1回転したならば、割出しモータ(4
6)が停止し、ソレノイド(59)が非作動状態になっ
て中間摩擦車(55)が主モータ(35)の摩擦車(3
つ)から離れたのち、注入ランプ(188)が消灯し、
生理食塩水の注入が終了づ′る。
なお、回転部(14)のホルダ(200)に試験管(1
3)を1本も挿入しないで自動サイクル運転を開始した
ときすなわち回転部(14)が1回転しても試験管(1
3〉が1本も検出されなかったとぎは、アラームランプ
(177)および操作ミス表示ランプ(191)が点灯
するとともに、ブザーが警報を発して、動作が中断され
る。また、回転部(14)が1回転したときに、アンバ
ランスな試験管(13)があったか否かのチェック(バ
ランスチェック)が行なわれ、アンバランスな試験管(
13)があったときは、アラームランプ(177)およ
び操作ミス表示ランプ(191〉が点灯するとともに、
ブザーが警報を発して、動作が中断される。そして、試
験管(13)の位置を手で修正して、始動スイッチ(1
63)を押すと、再び上記同様に回転部(14)が1回
転してバランスチェックが行なわれ、アンバランスな試
験管(13)がなければ、生理食塩水の注入を終了する
また、注入部(16)の第1の生理食塩水チューブ(1
37)の先端部に取付(プられた液面検出器によってタ
ンク内の生理食塩水の液面がチェックされており、この
液面が一定以下に下ったときには、アラームランプ(1
77)および生卵食塩水不足表示ランプ(193)が点
灯するとともに、ブザーが警報を発して、動作が中断さ
れる。
生理食塩水の注入が終了すると、次のように、1回目の
高速遠心沈澱が行なわれる。
すなわら、まず、注入部(16)のノズル(116) 
(120)が上端位置まで上昇して停止したのち、蓋(
12)の下部密閉板(141>の開口(144)がシ1
1ツタ(147)によって密閉され、遠心ランプ(18
9)が点灯する。次に、下部回転部材(89)を上端位
置に位置させた状態で、駆動部り15)の主モータ(3
5)が回転し、これにより、回転部(14)が高速(た
とえば2450ppm)で回転する。回転部(14)が
一定時間(たとえば40秒間)回転したならば、主モー
タ(35)の電源が切られてブレーキ(図示路)が作動
し、下部回転部材(89)が下端位置に吸引される。そ
して、回転部(14)の回転速度が一定値以下になると
、ブレーキが解除され、回転部(14)が停止すると、
下部回転部材(89)が再び−[端位冒まで移動し、遠
心ランプ(189)が消灯して、遠心沈澱が終了する。
なお、回転部(14)の回転速度は、回転速度検出器(
43)からの信号を用いて測定される。
また、回転部(14)が高速回転している間も、回転部
(14)の回転速度が測定されて上記の一定値に保持さ
れるが、万一回転速度がこれJ:り大きい一定値(たと
えば3000ppm)以上にイfったときには、主モー
タ(35)の電源が切られる。
上記の高速遠心沈澱時には、下部回転部材(89)は上
端位置にあるが、ホルダ(200)の底部は下部回転部
材(89)の突起(90)より放射方向外側にあるので
、このような状態で回転部(14)が回転すると、ホル
ダ(200)の底部が遠心力により、その短軸部(20
6)を中心に放射方向外側に振れる。このため、試験管
(13)はその口が放射方向内側を向<J:うに傾斜し
た状態で回転し、生理食塩水より比重の大きい赤血球が
遠心力によって試験管(13)の底に沈澱する。試験管
(13)底部の振れの大きさは遠心力の大きさによるが
、遠心力が大きくなっても、第8図に示すようにホルダ
(200)が上部回転部材(72)の張出部(76)に
当って停止し、試験管(13)はそれ以上外側に振れる
ことはない。
そして、このとき、ホルダ(200)の底部が、上部回
転部材(72)の張出部(76)に囲まれて、上部回転
部材(72)から外側に突出すことがないので、回転時
の騒音が小さい。また、回転部(14)の回転fi度が
段々小さくなると、ホルダ(200)の底部は重力によ
り放射方向内側に戻り、このときには下部回転部材(8
9)が下端位置に吸引されているので、回転部〈14)
が停止したときには、ホルダ(200)は、第9図の鎖
線のように試験管(13)の底部が放射方向内側に若干
傾斜した状態に垂下して停止する。そして、このような
状態で、下部回転部材(89)が再び上端位置まで上昇
して、その突起(90)がホルダ(200)底部の放射
方向内側に位置する。
なお、遠心沈澱中に停止スイッチ(165)を押すと、
動作が中断され、再び始動スイッチ(163)を押すと
、動作が再開される。
高速遠心沈澱が終了すると、次のように、1回目の生理
食塩水の上澄排出が行なわれる。
すなわち、まず、生理食塩水排出ランプ(190)が点
灯し、下部回転部材(89)を上端位置に位置させた状
態で、駆動部(15)の主モータ(35)が回転して、
回転部(14)が低速で回転する。回転部(14)が一
定時間(たとえば30秒間)回転したならば、下部回転
部材(89)が−U下端位置に吸引されたのち再び上端
位置に戻り、高速遠心沈澱の場合と同様に回転部(14
)が停止する。そして、生理食塩水排出ランプ(190
)が消灯して、生理食塩水の排出が終了する。
上記の生理食塩水の排出時には、下部回転部材(89)
が上端位置にあってその突起(90)がホルダ(200
)底部の放射方向外側に位置しているので、回転部(1
4)が回転しても、ホルダ(200)の底部は、遠心力
で放射方向外側にわずかに振れたのち、突起(90)に
接触して停止する。このため、試験管(13)はその口
が若干放射方向外側を向いた状態で回転し、比重の小さ
い生理食塩水は遠心力によって試験管(13)の口から
容器(11)内に排出される。なお、回転部(11)の
回転速度は、生理食塩水残量選択スイッチ(185)の
設定に基づいて選択され、たとえば、MEDIUMのと
きは200rpmT”ある。このように回転部(14)
が低速で回転しているときに下部回転部材(89)を下
端位置に吸引すると、ホルダ(200)の底部が若干放
射方向外側に振れ、下部回転部材(89)を再び上端位
置に戻すことにより、その突起(90)がホルダ(20
0)底部の放射方向内側に位置する。
そして、回転部(14)が停止したときには、ホルダ(
200)底部の放射方向内側が突起(90)に接触して
、試験管(13)はほぼ直立状態になっている。
また、生理食塩水の排出中に停止スイッチ(165)を
押すと、動作が中断され、再び始動スイッチ(165)
を押寸と、生理食塩水のJJI titの最初から動作
が再開される。
以上で、生理食塩水の注入、遠心沈澱および生理食塩水
の排出よりなる洗浄サイクルが1回終了する。そして、
洗浄サイクルの設定回数が2回以上の場合は、上記同様
の洗浄りイクルが残りの回数だけ繰返される。
このようにして設定回数の洗浄サイクルが終了すると、
クームス遠心サイクル選択スイッチ(175)の状態が
チェックされ、このスイッチ(175)がオンになって
いれば、次のように、クームス遠心サイクルが行なわれ
る。洗浄サイクル選択スイッチ(169) (171)
 (173)が全てオフでクームス遠心サイクル選択ス
イッチ(175)だけがオンになっているときも同様で
ある。
すなわち、まず、クームス血清の注入が行なねれる。こ
れは、次のように、生理食塩水のがわりにクームス血清
を試験管(13)に注入する点を除いて洗浄サイクルに
おける生理食塩水の注入の場合と同様である。すなわち
、試験管(13)がノズル(116) (120)の下
方に移動してきたことが検出器(124)により検出さ
れて、割出しモータ(46)が停止すると、クー11ス
面清ポンプ(131)が所定量回転して、タームス血清
ノズル(120)からその下方に停止している試験管(
13)の中にクームス血清が1滴または2滴注入される
。このときのクームス血清の滴下酊はクームス血清注入
量選択スイッチ(183)の状態に基づいて決定され、
クームス血清検出器(122) (123)により監視
、カウントされる。クームス血清ポンプ(131)が一
定時間作動してもクームス血清の滴下が検出されないと
きには、アラームランプ(177)と注入エラー表示ラ
ンプ(192)が点灯するとともに、ブザーが警報を発
して、動作が中断される。
なお、誤動作の原因を調べて、その結果、動作を再開す
るときには、再び始動スイッチ(163)を押す。また
、クームス血清の注入の場合も、生理食塩水の注入の場
合と全く同様に、試験管(13)のバランスチェックが
行なわれる。
クームス血清の注入が終了すると、次のように、試験管
(13)の振盪が行なわれる。
すなわち、まず、注入部(16)のノズル(116) 
(120)が上端位置まで上昇して停止したのち、蓋(
12)の下部密閉板(141)の開口(144) カシ
ャッタ(147)によって密閉され、振盪ランプ(18
7)が点灯する。そして、一定時間(たとえば7秒間)
、約101−1zのサイクルで駆動部(15)の電磁石
(28)の励磁と励磁の解除が繰返され、電磁石(28
)を非励磁状態にしたのち、振盪ランプ(187)が消
灯する。
上記のように電磁石(28)の励磁と励磁の解除を繰返
すと、下部回転部材(89)が上端位置(j+近で上下
に2〜5mm程度微細振動し、この振動が突起(90)
に接触しているホルダ(200)に伝えられて、試験管
(13)の底部が放射方向に揺り動かされる。なお、試
験管(13)の振盪中に停止スイッチ(165)を押す
と、動作が中断されて、停止ランプ(166)が点灯し
、再び始動スイッチ(163)を押すと、動作が再開さ
れて、停止ランプ(166)が消灯する。また、停止ス
イッチ(165)を押して動作が中断されたどきには、
ブザーが警報を発する。
試験管(13)の振盪が終了すると、中速遠心沈澱が行
なわれる。これは、回転部(14)の回転速度と最初か
ら最後まで下部回転部材(89)を上端位置に位置させ
ておく点を除いて洗浄サイクルにおける高速遠心沈澱の
場合と同様である。そして、■部回転部材(89)を上
端位置に位置させた状態で回転部(14)が停止するの
で、中速遠心沈澱が終了したときには、ホルダ(200
)および試験管(13)はほぼ直立状態になっている。
なお、中速遠心沈澱時の回転部(14)の回転速度は、
クームス遠心回転速度選択スイッチ(186)の設定に
基いて、たとえば900゜1000.1100および1
300rpmの中から選択される。
中速遠心沈澱が終了すると、一定時間(たとえば10秒
間)待ったのち、停止ランプ(16(3)が点灯すると
ともに、ブザーが警報を発する。
そして、蓋固定装置(148)が蓋(12)を解放して
自由に開閉できる状態にし、自動サイクル運転が終了す
る。なお、洗浄サイクル終了後、クームス遠心サイクル
選択スイッチ(175)がオフであった場合も、同様に
して自動サイクル運転が終了する。
クームス遠心運転は、たとえば赤血球洗浄後の試験管(
13)にクームス血清を手動操作で注入したあとなどに
、中速遠心沈澱だけを行なうものであり、次のように行
なわれる。
すなわち、まず、駆動部(15)のモータ軸(36)に
固定された回転部(14)のほぼ直立状態のホルダ(2
00)にクームス血清注入後の試験管(13)が取付け
られている状態で、蓋(12)を閉じる。そして、自動
サイクル運転の場合と同様にクームス遠心回転速度選択
スイッチ(186)を操作してクームス遠心回転数を設
定し、クームス遠心スイッチ(167)をオンにする。
このスイッチ(167)はクームス遠心サイクル選択ス
イッチ(175)と同様のものであり、これをオンにす
るとクームス遠心ランプ(168)が点灯する。なお、
蓋(12)が開いていると、このランプ(168)は点
灯しない。
以上の準備が終了したならば、始動スイッチ(163)
を押す。
始動スイッチ(163)を押すと、蓋固定装置(14g
)によって蓋(148)がロックされ、停止ランプ(1
6G>が消灯して、遠心ランプ(189)が点灯する。
そして、自動サイクル運転のクームス遠心サイクルにお
ける中速遠心沈澱の場合と同様に、回転部(14)がク
ームス遠心回転速度選択スイッチ(186)により設定
された速度で一定時間回転したのち停止する。回転部(
14)が停止したならば、一定時間(たとえば10秒間
)待ったのち、遠心ランプ(189)が消灯するととも
に、ブザーが警報を発し、停止にランプ(166)が点
灯する。そして、蓋固定装置(148)が蓋(12)を
解放して自由に開閉できる状態にし、クームス遠心運転
が終了する。
なお、クームス遠心運転の場合、試験管(13)のバラ
ンスヂエツクは行なわれない。
洗浄サイクル選択スイッチ<169 ) (171)(
173)およびクームス遠心サイクル選択スイッチ(1
75)の少なくとも1個とクームス遠心スイッチ(16
7)とをオンにした状態で始動スイッチ(163)を押
した場合、クームス遠心スイッチ(167)が優先し、
クームス遠心運転だけが行なわれる。また、洗浄サイク
ル選択スイッチ(169)(171) (173)およ
びクームス遠心サイクル選択スイッチ(175)ならび
にクームス遠心スイッチ(167)を全てオフにした状
態で始動スイッチ(163)を押した場合は、アラーム
ランプ(177)および操作ミス表示ランプ(191)
が点灯するとともに、ブザーが警報を発し、何も動作は
行なわれない。
上記実施例の場合、試験管ホルダ(200)にストッパ
(208)が設けられているので、試験管(13)の外
径が変ってもこれを確実に保持することができ、しかも
試験管(13)が回転することもない。また、生理食塩
水ノズル(11G )およびクームス血清ノズル(12
0)が昇降体(111)に取付けられ、注入時には試験
管(13)のすぐ上まで下降するので、生理食塩水およ
びクームス血清が確実に試験管(13)の中に注入され
る。また、とくにクームス血清が試験管(13)の中に
確実に入ったことを確認するのは一般に困難であるが、
クームス血清検出器(122)(123)も試験管(1
3)のすぐ上まで下降J゛るので、これによってクーム
ス血清の滴下が検出されればこれが確実に試験管(13
)の中に入ったことが保証できる。さらに、′4G浄サ
イクルにおける生理食塩水の上澄排出の場合、容器(1
1)の上部開口が蓋(12)の下部密閉板(141)に
よって密閉され、注入部(16)のノズル(116) 
(120)が下部密閉板(141)より1一方に上昇し
ており、しかも昇降体(11)の通過する下部密閉板(
141)の開口(144)がシt・ツタ(147)によ
って密閉されているので、霧状になって飛散する生理食
塩水がノズル(116)(120)に付着してこれらを
汚染するようなおそれが全くない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す斜視図、第2図〜第21図はこの
発明の実施例を示し、第2図は全体の部分切欠き側面図
、第3図は第2図83−83線の断面図、第4図は第2
図5l−84線の断面図、第5図は第2図85−85線
の拡大矢視図、第6図は第5図36−86線の断面図、
第7図は第2図の部分拡大図、第8図は遠心沈澱時の回
転部の主要部を示す拡大垂直断面図、第9図は生理食塩
水の上澄排出時の第8図相当の図面、第10図は第3図
の試験管ホルダの部分を拡大して示す部分切欠き平面図
、第11図は第10図811−811線の断面図、第1
2図は第10図Sl 2−812線の断面図、第13図
は第12図の試験管ホルダの底面図、第14図は第2図
314.−814線の拡大矢視図、第15図は第4図8
15−815線の拡大断面図、第16図は第15図31
6−816線の矢視図、第17図は第15図の部分拡大
図、第18図は第4図318−81811Aの拡大断面
図、第19図は第4図819−819線の拡大断面図、
第20図は第1の操作パネルの正面図、第21図は第2
の操作パネルの正面図である。 (10)・・・筐体、(11)・・・容器、(12)・
・・蓋、(13)・・・試験管(遠沈管)、(14)・
・・回転部、(15)・・・駆動部、(16)・・・注
入部、(28)・・・電磁石、(72)・・・上部回転
部材、(87)・・・ばね(弾性体)、(89)・・・
下部回転部材、(90)・・・突起、(111)・・・
昇降体、(116)・・・生理食塩水ノズル、(120
)・・・クームス血清ノズル、(139)・・・上部密
閉板、(141)・・・下部密閉板、(144)・・・
開口、(147)・・・シャッタ、(200)・・・試
験管(遠沈管)ホルダ、(201)・・・試験管(遠沈
管)挿入穴、(202)・・・縦みぞ、(208)・・
・ストッパ。 以上 特許出願人 藤沢薬品工業株式会社 同 株式会社ニー・ディー・ニス 外4名 第8図 89 第9図 第12図 zub 第14図 0

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 上部が開口した筐体(10)と、筐体(10)
    内に固定され上部が開口した容器(11)と、容器(1
    1)の上方を塞ぐ蓋(12)と、容器(11)内に配置
    され複数本の遠沈管(13)を所要姿勢に保持して回転
    する回転部(14)と、回転部(14)を略垂直軸を中
    心にして回転させる駆動部(15)とを備えた洗浄用遠
    心機において、回転部(14)が、略垂直軸を中心にし
    て回転する上部回転部材(72)と、放射方向に揺動し
    うるように上部が上部回転部材(72)に回転自在に取
    付けられた複数の遠沈管ホルダ(200)と、上部回転
    部材(72)と−林状に回転するとともにこれに対して
    上下方向に所要距離移動しうるように遠沈管ホルダ(2
    00)の下方に配置されかつ遠沈管ホルダ(200)の
    放射方向の揺動を規制する上向きの突起(90)を有す
    る磁性材料製下部回転部材(89)と、下部回転部材(
    89)を常時上向きに付勢する弾性体(87)とを備え
    、駆動部(15)が、下部回転部材(89)を弾性体(
    87)による上向きの力に抗して下方に吸引するために
    下部回転部材(89)の下方に配置された電磁石(28
    )を備えており、遠沈管ホルダ(200)が上部回転部
    材(72)停止時には自重とこれに保持された遠沈管(
    13)の重量により遠沈管(13)の底部が放射方向内
    側に若干傾斜した状態に垂下するようになされ、下部回
    転部材(89)が下端位置にあるときには突起(90)
    が遠沈管ホルダ(200)より下方に位置して遠沈管ホ
    ルダ(200)が放射方向に揺動することを可能にし、
    下部回転部材(89)が上端位置にあるときには遠沈管
    (13)の底部が放射方向内側に若干傾斜した状態の遠
    沈管ホルダ(200)底部の放射方向外側または遠沈管
    (13)がほぼ直立した状態の遠沈管ボルダ(200)
    底部の放射方向内側に接触して遠沈管ホルダ(200)
    の放射方向外側への振れまたは放射方向内側への振れを
    阻止するようになされている洗浄用遠心機。
  2. (2) 遠沈管ホルダ(200)が上向きの遠沈管挿入
    穴(201)を備えた筒状のものであり、この穴(20
    1)の内壁に設けられたみぞ(202)に、穴(201
    )に挿入された遠沈管(13)に圧接してその回転を阻
    止する弾性体ストッパ(208)が設けられている特許
    請求の範囲第1項に記載の洗浄用遠心機。
  3. (3) 下部回転部材(89)の突起〈90)が下部回
    転部材(89)と一体に形成された断面略逆V形の円環
    状のものである特許請求の範囲第1項または第2項に記
    載の洗浄用遠心機。
  4. (4) 上部が開口した筐体(10)と、筐体(10)
    内に固定され上部が開口した容器(11)と、容器(1
    1)の上方を塞ぐ蓋(12)と、容器(11)内に配置
    され複数本の遠沈管(13)を所要姿勢に保持して回転
    する回転部(14)と、回転部(14)を略垂直軸を中
    心にして回転させる駆動部(15)と、回転部(14)
    に保持されて移動してくる遠沈管(13)に生理食塩水
    またはクームス血清を注入する注入部(16)とを備え
    た洗浄用遠心機において、回転部(14)が、略垂直軸
    を中心にして回転する上部回転部材(72)と、放射方
    向に揺動しうるように上部が上部回転部材(72)に回
    転自在に取付けられた複数の遠沈管ホルダ(200)と
    、上部回転部材(72)と−林状に回転するとともにこ
    れに対して上下方向に所要距離移動しうるように遠沈管
    ホルダ(200)の下方に配置されかつ遠沈管ホルダ(
    200)の放射方向の揺動を規制する上向きの突起(9
    0)を有する磁性材料製下部回転部材(89)と、下部
    回転部材(89)を常時上向きに付勢する弾性体(87
    )とを備え、駆動部(15)が、下部回転部材(89)
    を弾性体(87)による上向きの力に抗して下方に吸引
    するために下部回転部材(89)の下方に配置された電
    磁石(28)を備えており、遠沈管ホルダ(200)が
    上部回転部材(72)停止時には自重とこれに保持され
    た遠沈管(13)の重量により遠沈管(13)の底部が
    放射方向内側に若干傾斜した状態に垂下するようになさ
    れ、下部回転部材(89)が下端位置にあるときには突
    起(90)が遠沈管ホルダ(200>より下方に位置し
    て遠沈管ホルダ(200)が放射方向に揺動することを
    可能にし、下部回転部材(89)が上端位置にあるとき
    には遠沈管(13)の底部が放射方向内側に若干傾斜し
    た状態の遠沈管ホルダ(200)底部の放射方向外側ま
    たは遠沈管〈13)がほぼ直立した状態の遠沈管ホルダ
    (200)底部の放射方向内側に接触して遠沈管ホルダ
    (200)の放射方向外側への振れまたは放射方向内側
    への振れを阻止するようになされている洗浄用遠心機。
  5. (5) 遠沈管ホルダ(200)が上向きの遠沈管挿入
    穴(201)を備えた筒状のものであり、この穴(20
    1)の内壁に設けられたみぞ(202)に、穴(201
    )に挿入された遠沈管(13)に圧接してその回転を阻
    止する弾性体ストッパ(208)が設けられている特許
    請求の範囲第4項に記載の洗浄用遠心m。
  6. (6) 下部回転部材(89)の突起(90)が下部回
    転部材(89)と一体に形成された断面略逆V形の円環
    状のものである特許請求の範囲第4項または第5瑣に記
    載の洗浄用遠心機。
  7. (7) 注入部(16)が、上下移動自在な昇降体(1
    ii) 、昇降体(111)の先端部に設けられた生理
    食塩水ノズル(11G)およびクームス血清ノズル(1
    20)を備えていることを特徴とする特許請求の範囲第
    4項に記載の洗浄(8) 蓋(12)が、筐体(10)
    の上部開口を密閉する上部密閉板(139)と、これの
    下側に連結されて容器(11)の上部開口を密閉する下
    部密閉板(141)とを備え、下部密閉板(141)に
    、注入部(16)の昇降体< 1ii>の先端部が通過
    しうる開口(144)と、この開口(144)を開閉す
    るシャッタ(147)とが設けられていることを特徴と
    する特許請求の範囲第7項に記載の洗浄用遠心機。
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