JPS60148864A - 印刷装置の排紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、印刷装置の排紙装置に係り、特に輪転式印刷
装置に組込まれる排紙装置に係る。

発明の背景 輪転式印刷装置は、一般に、外周面に孔版原紙の如き原
版を装着された版胴を有し、印刷用紙がその一方の面、
即ち上面にて前記原版に接触して前記版胴の回転に同期
して移送されることにより前記印刷用紙の上面に印刷イ
ンキによる印刷画像を形成するようになっており、従来
一般に、この種の印刷装置に於ける排紙、即ち印刷を終
了した印刷用紙を排紙台へ導く作用は前記版胴の回転に
　−よって印刷用紙に与えられる運動力により従動的に
行われるようになっている。

このため上述の如き印刷装置に於ては、印刷用紙の排紙
移動距離は版胴の回転速度により決まり、印刷速度の調
整のために前記版胴の回転速度が変化すると、それに伴
ない印刷用紙の排紙移動距離が変化し、良好な規則正し
い排紙が行われない。

また上述の如き印刷装置に於ては、印刷インキにまり版
胴の外周面に貼付いた印刷用紙をｌｌ１紙のために版胴
より引き剥す作用は、印刷用紙を引掛りるべく版胴の外
周面に接近して設けられた尖った先端部を有する分離爪
により行われている。分離爪は印刷用紙の排紙に際して
その印刷画像面を擦るためにまだ乾燥していない印刷イ
ンキにより前記゛印刷画像面に軌跡を付けて該印刷画像
面を汚す虞れがある。分離爪は、上述の如く印刷用紙の
印刷画像面に印刷インキにＪ：る軌跡を付（プる虞れが
あるから、一般に、分離爪は版胴の軸線方向中央部に一
つしか設けられず、該分離爪は版胴と印刷用紙との間に
割込むようにして印刷用紙を版胴より引き剥すために、
印刷用紙が分離爪により版胴より引き剥される際に、そ
の両測部領域が各々中央部領域へ向けて引張られ、印刷
用紙が版胴に対しその母線方向にずれ動くことがあり、
このために印刷用紙の印刷画像の鮮明度が低下すること
がある。

また上述の如く分離爪によって印刷用紙を引掛【プてこ
れを版胴より引き剥す場合には、印刷用紙が、薄＜、低
剛性で腰の弱いものであると、その引き剥し過程に於て
印刷用紙が折曲ることにより烏好な排紙が行われず、紙
詰りか生じ易い。

発明の目的 本発明は、従来の印刷装置に於ける上述の如き不具合に
鑑み、版胴の回転速度に関係なく印刷用紙の排紙移動距
離を一定に保つことができ、また印刷用紙の版胴よりの
引き刺しを助（プで分離爪により生じる上述の如き不具
合を解消することができる印刷装置の排紙装置を提供す
ることを目的としている。

発明の構成 上述の如き目的は、本発明によれば、少なくとも二つの
プーリ間に掛渡され該二つのブーり間を回転駆動される
無端ベルトを含み該無端ベル１へにより印刷用紙を搬送
するベルト式搬送手段と、空気吸入口を有し負圧により
前記印刷用紙を前記無端ベルトに押付ける方向に吸引す
る吸引手段とを有している如き印刷装置の排紙装置によ
って達成される。

発明の効果 上述の如き構成によれば、印刷を終えた印刷用紙は無端
ベルトにより強制的に搬送されるので、その排紙移動距
離はベルト式ｌｌ１２送手段の搬送距離１により一定に
なり、排紙移動距離が版胴の回転速度の変化によって変
化することがなく、良好な規則正゛しい排紙が行われる
ようになる。

また本発明による排紙装置にあっては、吸引手段によっ
て印刷用紙を無端ベルトに押付ける方向に吸引しつつ該
無端ベルトにより印刷用紙を強制的に搬送するから、ベ
ルト式搬送手段の搬送速度が版胴の周速度より速い速度
に設定されることにより、無端ベルトは印刷用紙を版胴
よりその排紙方向に引張りつつ搬送して印刷用紙の版胴
よりの引き剥しを行うようになり、これにより従来の排
紙型を廃止することが可能になり、またより確実な排紙
のために分離爪が設けられても分離爪によって版胴より
引き剥された印刷用紙の先端部が無端ベルト上に落下す
ると、印刷用紙は該無端ベルトにより排紙方向に引張ら
れることにより印刷用紙は分離爪に接触することなく版
胴より引き斜されるようになり、分離爪によって印刷用
紙の印刷画像面に印刷インキによる軌跡がイ」いたり、
印刷用紙が版胴より引き剥される際に版胴に対しその母
線方向にずれ動くことがなくなり、印刷画像の鮮明度の
低下が回避され、まｌＣＭい印刷用紙の如く、低剛性の
腰が弱い印刷用紙も折曲がることな・く版胴より円滑に
引き剥され、紙詰まりを生じることなく排紙が行われる
ようになる。

また、本発明による排紙装置に於ては、上述の如く印刷
用紙をその排紙方向に引張りながら版胴より引き剥すこ
とができるので、版胴の母線方向に見て片側にのみベタ
画像があって版胴の母線方向に沿った版胴と印刷用紙と
の印刷インキの粘性による接合力が大きく異っていても
印刷用紙が版胴に対しずれ動くことが回避され、これに
伴ない原版、特に孔版印刷用原紙に皺が発生することが
回避される。

実施例の説明 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。

第１図乃至第３図は本発明による印刷装置の一つの実施
例を示している。図に於て、１は円筒状版胴を示してお
り、該円筒状版胴は印刷インキの通過を許す多孔性構造
になっており、外周面に孔版原紙２を貼付は装着され、
自身の中心軸線の周りに図には示されていない駆動ｖｉ
ｃ置により図にて反時計廻り方向に回転駆動されるよう
になっている。円筒状版胴１の下方にはプレスローラ３
が設けられている。プレスローラ３は支持軸４によって
自身の中心軸線の周りに回転可能に支持されており、図
には示されていないばね装置によって円筒状版胴１の外
周面へ向（ブて選択的に押付（プられ、円筒状版胴１と
の間に給紙された印刷用紙Ｐを円筒状版胴１の外周面へ
向けて押付けるようになっている。

円筒状版胴１の外周面に近接した位置には分離爪５が支
持軸６より支持されて設けられている。

分離爪５は尖った先端部５ａにて円筒状版胴１の外周面
に極く接近し、円筒状版ｌ１ｌｉ１１の外周面に印刷イ
ンキによって貼付いた印刷用紙Ｐを引掛けて該印刷用紙
Ｐを円筒状版胴１の回転に伴ない該円筒状版胴より引き
剥すようになっている。

１０は本発明による排紙装置を示している。排紙装置１
０は吸引ボックス１１を有している。吸引ボックス１１
は平な上板１２を有しており、該上板は円筒状版胴１と
プレスローラ３との対向部の近傍より円筒状版胴１の中
心軸線に直交する方向に沿って円筒状版ＷＡ１の外周面
から遠ざかる方向に且下方へ傾斜して延在している。

吸引ボックス１の円筒状版胴１に近接した端部には三個
のブー９１５を軸線方向に互いに隔置して取付けられた
プーリ軸１６が回転可能に設けられており、また吸引ボ
ックス１１の前記端部とは反対側の端部には三つのプー
リ１７を軸線方向に互いに隔置して取付けられたプーリ
軸１８が回転可能に設けられている。プーリ１５と１７
には各々その一対のプーリについて三本の糸状の無端ベ
ルト１９がプーリ軸１６の軸線方向に互いに隔置して且
各々所定の張力を与えられた状態にて掛渡されている。

無端ベル１−１９はゴム或いはゴム類似品の如く比較的
高い摩擦係数を有する材料により構成され、その上側ス
パンは上板１２の正面に近接して該正面に沿って延在し
ており、下側スパンは吸引ボックス１１を貫通して設け
られ１Ｃ１−ンネル部１３を通過して延在している。プ
ーリ軸１６の一端部には駆動プーリ２０が取付けられて
Ｊ５す、該駆動プーリは駆動用無端ベルト２１によって
図には示されていない電動機に駆動連結され、図にて時
計廻り方向に回転駆動され、無端ベルト１９を円筒状版
胴１の周速度より速い速度にて駆動するようになってい
る。

上板１２のプーリ１５に近接した端部には三組の無端ベ
ルト１９の各々の上側スパンに対応する位置に三個の空
気吸入口２２が形成されており、各組の無端ベルト１９
は各々上側スパンの始端部にて空気吸入口２２上を走行
するようになっている。

吸引ボックス１１は底板１４に設けられた連通孔２３に
よって吸引ボックス１１の下底部に取付（プられたファ
ンハウジング２４のファン室２５に連通している。ファ
ン室２５には電動機２６によって回転駆動される遠心フ
ァン２７が取付けられており、該遠心ファンは、連通孔
２３より空気を吸引し、該空気をファンハウジング２４
の底部に設けられた排気孔２８よりロアケース２９内の
り１気室３０に吐出するようになっている。ロアクース
２９の下底部には空気排出口３１が設けられており、又
該下底部にはフィルタ３２が取付番プられている。

上板１２のプーリ１７に近接した端部、即ち排紙台７に
近接した端部には、三組の無端ベルト１つのうち該無端
ベルトの上側スパンの延在方向、換言すれば排紙方向に
沿う両側部に位置する組の無端ベルト１９に対応する位
置に各々***部材３３が取付けられている。***部材３
３は、前記両側部に位置する相の無端ベルト１９の上方
部をその走行を阻止しない態様にて覆い、上板１２の中
央部側より外側部側へ向かうに従い上板１２の上面に対
し上方に傾斜し且上板１２の円筒状版胴１の側より排紙
台７の側へ向かうに従い上板１２の上面に対し上方に傾
斜した上部案内面３４を有しており、上板１２の上面と
共働して排紙方向に沿う両側部が中央部に比して高くな
っている行形の用紙受は面を構成している。

上板１２の二個の***部材３３の間の中央部には三朋の
無端ベルト１９のうち排紙方向に沿う中央部に位置する
組の無端ベルト１９に対応する位置に一個の空気吸入口
３５が形成されており、中央の組の無端ベルト１９は上
側スパンの終端部にて空気吸入口３６の上を走行するよ
うになっている。

円筒状版胴１の図にて反時計廻り方向に回転に伴ない印
刷用紙Ｐは、円筒状版ＩＮ　１とプレスローラ３との間
に送られて該両者により挾まれ、円筒状版胴１の外周面
に装着されている孔版原紙２に接触し、その上面に孔版
原紙２の穿孔画像部より印刷インキを付与され、該上面
に印刷画像を形成される。この印刷用紙Ｐは印刷インキ
の粘性により円筒状版Ｉ４１の外周面に貼付くが、その
先端縁が分離爪５の先端部５ａに接触すると、円筒状版
胴１の回転の伴なって分離爪５による引き剥し作゛用に
よって円筒状版胴１の外周面より引き剥され、その先端
部は自重と空気吸入口２２が外気を吸引することにより
該空気吸入口の付近に生じている負圧によって吸引ボッ
クス１１の上板１２上に落下すると共に無端ベルト１９
の上側スパン上に押付けられる。印刷用紙Ｐが無端ベル
ト１９の上側スパン上に押付けられることにより該印刷
用紙は無端ベルト１つの走行に伴ない円筒状版胴１より
遠ざかって排紙台７に近付く側に引張られつつ上板１２
上を排紙台７へ向【プて強制的に搬送される。

印刷用紙Ｐが空気吸入口２２付近の負圧によって無端ベ
ルト１９に押付けられて該無端ベル１への走行に伴ない
円筒状版胴１より遠ざかる側に引張られると、該印刷用
紙は分離爪５にＪ：る分離作用ではなくてその引張り力
によって円筒状版胴１の外周面より引ぎ剥されるように
なり、該印刷用紙はこれ以降に於ては分離爪５に接触す
ることなくＪｊ１紙される。これにより印刷用紙Ｐの印
刷画像面が分離爪５によって擦られることがなくなり、
印刷画像面に印刷・インキによる分離爪５の軌跡が（＝
Ｊくことがなくなる。

尚、印刷用紙Ｐの先端部に比較的大きい余白部がある場
合には、その印刷用紙Ｐの先端縁部は、円筒状版胴１の
外周面に貼付くことがなく、円筒状版−ＷＡ１とプレス
ローラ３との間を通過した後は分離爪５の先端部５ａに
接触づる以前に自重によって垂れ下がって上板１２上に
落下し、この場合には印刷用紙Ｐは分離爪５による引き
剥し作用を受りることなく排紙装置１ｏによって排紙が
行われる。また上述の如く印刷用紙Ｐの先端部が分離爪
５の先端部５ａに接触して印刷用紙Ｐが分離爪５による
引き剥し作用を受けても多（の印刷物は先端部に少した
けでも余白部を有しているから、分離爪５の先端部５ａ
に印刷インキが付着することがなく、従って印刷用紙に
印刷インキによる分離爪５の軌跡が付くことがない。

また印刷用紙Ｐは上述の如く排紙方向に引張られながら
円筒状版胴１の外周面より引き剥されるから、印刷用紙
Ｐが低剛性の腰の弱いものであっても排紙途中に於て折
れ曲がることがなく、円滑且確実な排紙が行われ、しが
も印刷用紙Ｐは、円筒状版胴１の母線方向に見て波打つ
ことなく、即ち円筒状版胴１に対しその母線方向にずれ
動くことなく排紙されるので、印刷用紙と孔版原紙２と
の擦れによる印刷画像の鮮明度の低下が回避され、また
孔版原紙２に皺が発生することが回避される。

印刷用紙Ｐは、無端ヘルド１９の走行に伴なって上板１
２上を排紙台７へ向けて移動し、***部材３４の配設部
分に差掛ると、印刷用紙Ｐの排紙方向に沿う両側部は隆
起部材３５の上部案内面３４上を滑って移動し、空気吸
入口３３が外気を吸引することにより該空気吸入口近傍
に生じている負圧によって印刷用紙Ｐの排紙方向に沿う
中央部は無端ベルト１９上、換言すれば上板１２上に向
けて吸引され、この結果、印刷用紙Ｐは、第２図にて仮
想線で示されている如く、排紙方向に対し直交する断面
で見て略Ｕ字形の弧状に湾曲し、ＩＪＩ紙方向に沿う見
掛は上の剛性を増大せしめられ、その先端部が上板１２
上より排紙台７上に突き出ても垂れ下がることなくその
全体が上板１２上より離れた後にその先端部が排紙台７
の先端部の衝壁板８に衝突して排紙台７上に実質的に水
平な姿勢を保って落下する。

まｌｃ本発明による排紙装置に於ては、空気吸入口２２
と３５より外気の吸入が行われることにより印刷用紙Ｐ
に付着している紙粉が吸引ボックス１１内に吸引捕集さ
れ、紙粉が装置内を飛遊することが回避され、紙粉によ
って装置内部が汚損されることが回避され、電気接点部
及びセンサ部に於ける紙粉の付着による障害の発生が回
避される付随的な効果が得られる。

以上に於ては、本発明を特定の実施例について詳細に説
明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、
本発明の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当
業者にとって明らかであろう。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による印刷装置の排紙装置の一つの実施
例を示す縦断面図、第２図は第１図に示された排紙装置
を排紙台の側より見た正面図、第３図は本発明による排
紙装置の一つの実施例を一部切欠いて示す斜視図である
。 １・・・円筒状版胴、２・・・孔版原紙、３・・・プレ
スローラ、４・・・支持軸、５・・・分離爪、６・・・
支持軸、７・・・排紙台、８・・・衝壁板、１０・・・
排紙装置、１１・・・吸引ボックス、１２・・・上板、
１３・・・１〜ンネル部。 １４・・・底板、１５・・・プーリ、１６・・・プーリ
軸、１７・・・プーリ、１８・・・プーリ軸、１９・・
・無端ベルト。 ２０・・・駆動プーリ、２１・・・駆動無端ベル１〜，
２２・・・空気吸入０．２３・・・連通孔、２４・・・
ファンハウジング、２５・・・ファン案、２６・・・電
動機、２７・・・遠心ファン、２８・・・排気孔、２９
・・・ロアハウジング、３０・・・排気室、３１・・・
空気排出口、３２・・・フィルタ、３３・・・***部材
、３４・・・上部案内面、３５・・・空気吸入口 特許出願人　理想科学工業株式会社 代　哩　人　弁理士　明石　昌毅 （自　発） １．事件の表示　昭和５９年特許願第００４５２９号２
、発明の名称 印刷装置の排紙装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　東京都港区新橋２丁目２０番１５号名　称　理
想科学工業株式会社 代表者　羽　山　昇 ４、代理人 居　所　〒１０４東京都中央区新川１丁目５番１９シラ
茅場町長岡ビル３階　電話５５１−４１７１６、補正に
より増加する発明の数　０ （１）明細書第８頁第２行の１吸引ボツクス１」を「吸
引ボックス１１」と訂正する。 （２）同第８頁第１４行及び第１５行の「止面」を各々
「上面」と訂正する。 （３）同第１０頁第５行、第７行〜第８行及び第１５行
の「両側部」を各々「両側端部」と泪市する。 （４）同第１０頁第１０行の「外側部側」を１外側端部
側」と訂正づる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも二つのプーリ間にｌｌ）渡され二つのプーリ
   間を回転駆動される無端ベル１〜を含み該無端ベルトに
   より印刷用紙を搬送するベルト式搬送手段と、空気吸入
   口を有し負圧により前記印刷用紙を前記無端ベルトに押
   イ」ける方向に吸引する吸引手段とを有している印刷装
   置の排紙装置。