JPS6014803A

JPS6014803A - 洗濯場等用ブ−ツの製造方法

Info

Publication number: JPS6014803A
Application number: JP58124151A
Authority: JP
Inventors: 重男森本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-07-07
Filing date: 1983-07-07
Publication date: 1985-01-25
Also published as: JPS6128322B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、洗濯場等において水や汚水等で足が濡れるこ
と或いは冷えを防ぐ目的で使用式れる合成樹脂製ブーツ
の製造方法に関し、底からの冷えを解消するとともに渭
シを生じることのない安全な洗ａ場用ブーツを極めて能
率的且つ安価に製造できるところの製造方法を提供する
ことを目的としている。

従来から使用されている洗ａ場等で使用されているブー
ツは、単にブーツ形状の成形室を備えた二つ割シ金型を
用いてプロー成形して製造されているが、ブーツ底がブ
ーツ本体側と同一材料で形成された薄いものであり、し
かも、ブーツ底は外面に凹凸を形成したものであるため
、冬期等においてこ社を榎〈と非常に底冷えがするだけ
でなく、洗濯場等の床面はタイル張シであったクホーロ
ー面であるのが一般的であるから、非常に滑シ易く危険
なものであった。このため、ブーツ底外面に弾性底を接
着して前述の欠陥を解消するようにしている。ところが
、成形されたブーツ底の外面に弾性底を一々接着するこ
とは、接着作業のみでなく接着後の密着状態を維持しな
がら乾燥しなければならないので、その製造能率が極め
て悪いものである。しがも゛、接着圧力の不足、或いは
塵埃等の介在によって製造過程での不良品の頻発を生起
し、極めて歩留シが悪い欠陥がある。

これに対して、ブーツ本体を底のない形状１ζ成形し、
このブーツ本体に発泡材から成る底部材を合着したもの
が提案されているが、実際の製造に当たってかなうの難
しさがあるばかりでなく、底部材の周縁でのみ該底部材
とブーツ本体とが結合されているだけであるから、両者
の結合が充分でなく、製品の水密性が悪く長持ちしない
欠点がある。

本発明は、斯る従来の欠点に鑑みなされたものであって
、ブーツ本体とは別個に予め準備された弾性底部材を、
成形金型の一方の割型に形成された成用凹部に嵌め込ん
だ後、ブーツ本体をブロー成形して、ブーツ本体の底部
に弾性底部材を一体的に溶着する工程から成る。

上記方法の実施に使用するブーツ成形金型は、第１図の
横断平面図に示す通シであって、ブーツの足挿入開口部
５の上方が閉塞された形状の成形室１の左右各半部をそ
れぞれ構成する一対の割型２，２′のうち、一方の割型
２に、成用凹部３が形成された底型４を張出し状に一体
に設けるとともに、他方の割型２′を底型のない形状と
する。との両割型２，２′は踵がわ部分が下方に位置す
る向きでブロー成形機に取シ付けらｎ１足挿入開口部５
を覆う部分の踵がわからエアーを吹き込むようになって
いる。成形上シ品は、第２図に示す如く中空の足形で、
足挿入開口部５の上方が閉塞された形のものとなシ、ブ
ロー噴出部１１を有する閉塞部１０を切断除去すること
により、第３図に示すように、足挿入開口部５の周縁に
水滴跳ね上シ防止縁６を備えた完成品が得られる。

以上のように本発明方法は、底型４の成用凹部３に予め
準備された底部材７、例えば酢酸ビニールを主成分とす
る熱可遡性の発泡材から成る底部材７を嵌めると、この
底部材７は自体の弾性によって成用凹部３にへば９付い
た状態で維持される。斯る状態において底部材７と同質
の溶融樹脂の供給口を開口して溶融樹脂を筒形状態で垂
下させ、この筒形の溶融樹脂の末端部内にブロー噴出口
を挿入させ、然る後に、両割型２，２′　をそれぞれ溶
融樹脂がわに可動させて閉じ、両割型２，２′　と底型
４とによって形成される成形室１内に溶融樹脂を封じ込
める。

そして、ブロー噴出口からエアーを吹き込むと、溶融樹
脂が成形室１内で膨みブーツ本体８が形成をれる。この
時、底型４に嵌め込まれた底部材７は、金型温度近くに
熱せられていること及び高温の溶融樹脂が接触すること
とによシ、その表面が僅かに溶融状態となるから、吹き
込まれたエアー圧力によって、底部材７とブーツ本体底
９とが強固に一体溶着される。従って、成形型を開いた
時点で底部材７を成用凹部３に嵌め込む僅かな手間を加
えるだけで、通常のプロー成形手段でもって、底部材７
がブーツ底９に接着された洗濯場等用ブーツを極めて能
率的に製造することができる。

そして、エアー圧力によってブーツ底９が溶融状態の底
部材７面に押圧されるから、両者は強固に完全密着され
、従来のような接着不良等による不良品を生じることな
く極めて効率的且つ経済的にブーツの製造を為し得る。

しかも、両割型２，２′のうち、他方の割型２′は底型
４のない形状であるから、型開きの際に成形品が他方の
割型２′　に追随することがなく、一方の割型２に確実
に残シ、成形品の取シ出し等の後処理に便利であるだけ
でなく、他方の割！！！！２’　を成形品から迅速に引
き離すことができるため、成形作業を高ピツチで進めて
能率の向上を図シ得る。

また、底部材７は金型の成用凹部３に嵌め込まれて、こ
の嵌め込みで金型の所定位置に定着されるから、仁の底
部材７の脱落を気にすることなく金型の向きを自由に設
定できる。従って、金型を実施例とは逆に爪先がわを下
方となる向きにも設置でき、また、ブロー噴出部１１を
閉塞部１０の爪先がわに設けても良いことは勿論である
。

この他、ブロー噴出口を実施例のようにブーツ成形品の
踵がわに設けた場合、成形品はブロー噴出口１１に近い
踵部がわが若干厚めで且つブロー噴出口から遠い爪先部
がわが薄い形状となり、使用時に頻繁に屈曲される爪先
部が曲がシやすい構造となるので、履き心地が極めて良
好である。

更に、成形品においてブロー噴出部１１が足挿入開口部
５を覆う閉塞部１０にあシ、この閉塞部１０は成形後に
切除されるものであるから、ブロー噴出部１１の処理を
簡単に済ませることができ、この点からも作業能率を高
められる。

４、追加の関係ブーツの足挿入開口部の上方が閉塞された形状の成形室
の左右各半部をそれぞれ構成する割型のうち、一方の割
型に成用凹部が形成された底型を張出し状に一体に設け
るとともに、他方の割型を底型のない形状とし、成用凹
部に予め用意した弾性底部材を嵌め込んだ後、ブーツの
足挿入開口部を覆う閉塞部の踵がわからのエアー吹き込
みでブーツ本体をプロー成形して、ブーツ本体の底に底
部材を一体化し、型開き後に成形上シ品からブロー噴出
部を有する閉塞部を切断除去する点は、原発間の方法に
欠くことのできない主要部であるが、本発明は上述の点
を主要部としていて、固定がわの割型をも可動形態に取
シ付けるようにして、原発間と同一目的を達成するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明製造方法に使用する金型の断面構成略図
、第２図は成形上シ品のブーツ所面図、第３図は完成品
ブーツの断面図である。１・・・成形室、２，２’　・・・割　型、　３・・・
成用凹部、　４・・・底　型、　５・・・足挿入開口部
、７・・・底部材、　８・・・ブーツ本体、　１０・・
・閉塞部、１１・・・ブロー噴出部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　ブロー成形によシ二重底のブーツを製造する方
法であって、ブーツの足挿入開口部５の上方が閉塞され
た形状の成形室１の左右各半部をそれぞれ構成する割型
２，２′のうち、一方の割型２に成用凹部３が形成され
た底型４を張出し状番ζ一体に設けるとともに、他方の
割型２′を成型のなり形状としミ該両割型を可動形態に
取り付け、前記成用凹部３に予め用意した弾性底部材を
嵌め込んだ後、ブーツの前記足挿入開口部５を覆う閉塞
部１０の踵部がわもしくは爪先部がわからのエアー吹き
込みでブーツ本体８をプロー成形して、ブーツ本体８の
底に底部材７を一体化し、型開き後に成形上多品からブ
ロー噴出部１１を有する前記閉塞部１０を切断除去する
洗濯場等用ブーツの製造方法。