JPS60144346A - 医薬品用ゴム栓 - Google Patents

医薬品用ゴム栓

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JPS60144346A
JPS60144346A JP58251841A JP25184183A JPS60144346A JP S60144346 A JPS60144346 A JP S60144346A JP 58251841 A JP58251841 A JP 58251841A JP 25184183 A JP25184183 A JP 25184183A JP S60144346 A JPS60144346 A JP S60144346A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は物理的並びに化学的に優れた性質を右する11
7生ゴム製品に関する。
衛生ゴム製品とは食品に接するゴム製品、医療器具につ
けるゴム製品、医薬容器のゴム栓等を指し、直接或いは
間接的に人体又は動物に影響を与えるゴム製品であり、
■業用ゴム製品、タイ17類とは、物理的、化学的性質
が異なつCい□るものである。したがって、ゴムの種類
、配合剤の種類及び徴、ゴム製造工程、製品検査、雪に
顕茗な違いを示し゛(いる。特に重要なる点(よ加硫成
形の後の製品検査であり、ゴムエ集会、食品医療品部会
に1指定”リ−る試h 11i目又は「1水薬局法(第
10改正)に記載されている規格伯に合格りることであ
る。近年、上記試験In目以外に、製品表面からの微粒
子の剥離、注射11刺しの際のゴムL1の落下、薬液の
)a出等のJfi口がある。これら試験項目を数えると
約20項目になり、これら全−Cの□項目について満足
し111る二」ム製品でな番ノればならない。又、特に
医薬容器のゴム栓に於いては、容器との密1.”2’気
、湿度の耐透過性に関して優れた性質を要求される。
発明物は長年の鋭意研究の結果、イソプレン・イソブチ
レン類のへ手合体(以F l l R類と称する)を主
成分どりるゴムに平均分子が自ノノ〜拾億の微粉末ポリ
エチレン(以下HMWPEと称づる)を配合量ることに
より、以上各試験項目の全てにJ3い″c満足されるゴ
ム製品を得たものである。
本発明を達成する基本的な構成は、IIR類にl−I 
M W P Eを5〜50重量部配合し且つ無血系補強
・充填剤をO〜20重聞部の配合量に調整して加硫成型
したことを特徴とするものである。
さらに詳しくはIIR類とは、イソブチレンにイソプレ
ン(1〜5%)の共用体をIIRと云い、不飽和110
.1〜2.5モル%、ムーニー粘爪40〜89で、平均
分子量は30〜64万である。又、IIR類のなかには
ハト1ゲン化ブヂルゴム、臭素化ブチルゴム、イソプレ
ン、イソブチレン、ジビニルベンゼン共重合物4にどか
あり、これらのゴムは気体透過性が小さい。
例えば、酸素ガスでは天然ゴムの1/8、吹酸ガスでは
天然ゴムの1/65、窒素ガスで(よ天然ゴムの1/4
である。そして、水、ケトン、エステル系及びアル」−
ル極性溶媒に強い。以上の性質を有して衛生ゴムの素材
としC)@するので、本発明ではI I R類に限定し
、ジ」ン系ゴムは含まない。そしIIR類を主成分ど7
るゴムの組成は、IIR類を60川ノσ%以」:どじ、
その外に」ニチレンブDピレンゴム(E l) fvl
、EPDMど略1)、塩素化ポリエチレン(CMと略す
)、りLJロスルホン化ボリエ升レし(C3Mと略り)
、エビクロロじトリンゴム(Go、ECOと略−1)を
混合して、III又力”1の加1竹、加硫物の性質望ま
しく安える。
1−I M W P Eと(,1、工f−レン15:を
料ガスを、トリエヂルアルミニームど四塩化ブタンどを
組合わせたデーグラ−触媒で圧力0−7気圧で重合した
もので、平均分子用は粘度法で百り以−1、光散乱法で
300万以」二のものである。因みに一般の汎用ポリエ
チレンは粘度法で2〜10万、光散乱法で6〜30fJ
ひある。
このl−I M W I) Eは耐摩耗性、衝撃強度、
耐だ1変形性、耐薬品性、無毒性などの点で一般のil
+用ボリエチレンとは異なった好ましい性質を示してい
る。微粉末のl−I M W P EとJる方法として
は高分子ポリエチレンを空気中、又は水中にて機械的に
粉砕刃るか又は熱溶媒(四塩化炭素、トリクUルエチレ
ン等)に溶解して急冷するか、又は不溶性溶媒(アルコ
ール、水など)を混合しC微粒子状に析出Jるなどの方
法があるが、これらの方法に限定しない。本発明ではゴ
ムに補強性を付与するように篩105μ(100メツシ
コ)の通過量、りfましくは711(200メツシユ)
の通過量がよい。ポリエチレンの微粉末品は帯電りるの
で分散剤を添加して、他の物品との分散性及び篩通過性
を改善したものを含む。尚、粒子径が10μ以下のもの
が多量に存在すると凝集してゴムの分散を防げるので、
好ましくない。
又、l−I M W l) Eは111(類を補強り−
る効果を承りものであり、ゴムを加硫リ−る効果との双
方の相乗効果によって、衛生ゴム製品としての物理的、
化学的な面に於いて充分なる性質を示し、故に珪酸マグ
ネシウム類、クレー類、酸化珪素類、lIiIIMバリ
ウムを配合りることによって1する溶出する微粒子の欠
点はなくなる。
I−IMWPE(7)] I rくMに対’tJる配合
m kL 5 ・”50重量部であり、5重塔部以)で
は軟らかくなって物理的性質が劣り、又は50 m f
n (iff以上では硬くて伸びが少なく樹脂的性質(
結晶化度、歪m)および高温時の弾性がなくなり、衛生
ゴム製品として不適当である。
無1幾系補強・充1眞剤どしては14殊酸化珪素が好ま
しく、その配合理由は耐重ゴム製品どしての種類が多く
、要求される物理的性質も広く、それに約20項目に及
ぶ特性規格によっては11M W l) Eに加え−(
イj1川することにJ、り尚一層間れた性質を承り衛生
ゴム製品となることがル1「認された。口の無1幾系?
tli強・充填剤の511合ff1.LL1〜20重M
部である。
11R類を加lit ′TJる加硫剤どしては、硫黄、
有機硫黄供与加硫剤、アミン系加硫剤、4:ノイド加硫
、レジン加硫、シラン系加Ill剤ぐ、その配合量は0
.1〜2m邑部である。なお加硫促進剤には、チアゾー
ル系、チウラム系、ジチオカルバミン酸塩系、スルフェ
ンアミド系、キサントゲン酸系、チオウレア系、グアニ
ジン系、があり、配合量は0.1〜2重聞部ぐある。
加硫活性剤には亜鉛華類、酸化マグネシウム、スデアリ
ン酸などがあり、配合mは0.1〜5重量%である。以
上の効果的な分類はジエン系ゴムに硫黄加硫する場合で
あり、本発明のIllく類の加硫機構は複雑で上記分類
の効果とは異なる。即ち、塩素、及び臭秦化ブヂルゴム
には亜鉛華類、酸化マグネシウムは加硫剤の効果を示J
ことで証明される。その他の配合剤には分散剤(加工助
剤)0.1〜1重供部、着色材0.1〜3重量部を配合
1−る。なJ3、合成ゴムの安定のために酸化防止剤は
少聞含まれている。
+1R類にl−I M W P Eを配合する操作はゴ
ム用2本[1−ル、インタープールミキザーの何れの装
置で6使用でき、即ちJISK6383.5RIS36
02.3603.3604に準拠して混合する。
本発明の衛生ゴム製品としては炊飯器具用ゴム、水筒、
缶などのシール材、医薬品又は化学品の瓶栓、医療機具
(人■腎臓の部品、H割部のシリンダなど)などが掲げ
られるが、これに限定されず各種のtり1牛用品に採用
できる。
以−F本発明の実施例について、汎用ポリ1ヂレンを用
いたものと比較しながら説明1゛る。
尚、各実施例にJ3りる成型法および試験は次の通りに
行なった。
11R(JSR365(LJ本合成ゴム(株)製)不飽
和度2.0モル% M L 1.+ 45 )にHMW
PE(ハイUツクスミリAン240 M(三井石油化学
十業(株)製)分子句−粘度法200万、粉末度・篩1
05μ通過品、融点136℃〕を表1に示J通りの各配
合比に卯月型ニーダ−((株)食出製r[前装)で渇爪
乏)0・・・120℃にて混合し、イの後にゴ111]
−ルに(加硫剤系を人工に承り通りに5RIS(+−J
本コム協会標準規格)3603に準拠して操作した。
次いでAシレイテイング拳ディスク・レオメータ(以下
0.D、F<と略す)〔(株)東洋精機製作前装〕の試
験機でゴム協会誌vo140(19(37) P、 8
74、A S ’l−M I) −2705、−67王
に準拠して行ない、その結果を5RI33102にした
がい記号を用い解説し、それを表且に示す。
加には5RIS−3603に準拠してIJない、□その
結果を表1−1並びに1[[’−2に示す。
試験方法はJISK6301−75に;M拠して行なっ
ている。 ′ 衛生試験の蒸発残留物及び過マンガン酸カリウムJi!
i黄量はJISI−9010に準1処して行ないその結
果を表■に示J0 (次頁に続く) □ 表■ 配合例 ■ノローレンU17:製鉄化学土業(株)製、篩62μ
通過品、融点ASI−M ’+2/1℃、It(’1−
1法、^密疫法 ■三井金属工業(株)製 ■コロイド(4黄:fllJt化学工業(株)製■デト
ラメチルチウシムジスルハfド:川[1化学1業(株)
製 ■ジ1チルジヂAカルバミン酸亜鉛: 用L1化学二1業(株)製 表no、l)、tで試験(温度160℃、振[IJ3°
)配合例1は11[くにHM W P Eを43重量部
配合した例を示している。この場合試験時の初期1−ル
ク値が32.0と高いが、配合Mを減mりるど初期トル
ク伯も低くなる。しかしポリ1チレン(以下P[と称す
る)を配合した比較例1では、その初期I−ルクは38
゜3ど烏く、加11(するブレスを破壊しやすく且つ製
品に気孔を生ずる原因になる。そのうえ、押出成形加硫
Cは高い初期トルクは大きな欠点になる。
(C)および(b)はゴムの加硫剤による加硫網目濃度
を示してJ′3つ、配合例1.2.3は11Rのみの比
較例4よりも高く、l−1fvl w r〕Eを減mす
ると加IM[網目濃度も若干低くなる。これに対しP 
Eは比較例3,2.1とその配合量を増−1’)ずと、
7J[I fIi!を綱目が減小りる。即らI) Eは
11Rの加硫阻害1/1…用を小していることを示?i
従ってHM″’WPLとI)EとはIIR加(φ(効宋
に於いて全く異なる性質を示づちのであることか確認さ
れる。
加硫時間に於いては1工MWI−’ヒど1〕にとしに、
I 10 、 t どもに同等である。
表111−1物理性試験(加硫温度IGO℃X 305
) )この点PEは配合量を増や1と、蒸発残留物過マ
ンガン消費量ともに増し、HM W P Eとは全く違
った性質を示し”Cいる。
次に具体的な衛生ゴム製品の実施例を承り。
実施例 医療用瓶栓 配合比を表Vに示し、加硫条件及び加硫物の物理性試験
結果を表■に示し、溶出物試験結果を表■に示し、且つ
特殊試験を表■に承り。
表V 配合例 塩素化フ−F−)L、 コム(CL(L OROB L
J ”l−Y Ll 066 :エツソ クミカル> 
100部HMWPL(ハイファックス 340M:ハー
キュレス■) 18部 亜鉛華(三11金属(株)製) 1部 酸化マグネシウム(4−ヨーワマグ100:協和化学製
) 2部 ステアリン酸素(花王り鹸製) 0.3部テトラメナル
ヂウラムジスルフイド (アクセルrMr:用ロ化学工業製)’1.0部ジ1チ
ル ジヂAカルバミン酸亜鉛 (アクセルE Z : III O化学二1業製)1.
0部硫黄(コロイド硫黄:細11化学]二業製)0.5
部■粘疫法平均分子ff1300万、密度0.94加硫
条件 160℃ 30分 −lレス加硫表■ 物理的試
験 硬 IJt (l−1s) 38 引張応力(kg/α2) 32 引張強さくkV/cu”> 122 伸 び (%) 760 永久伸び(%)3.8 表■ 溶出物試験■ ■ 日本薬局法(第10改正)の輸液用ゴム栓試験法:
試料10倍量の水で121℃で1時間加熱。
□上記表の試験結果、輸液ゴム栓として充分な規値合格
している。
表■ 特殊試験 ■ 硬質ガラス瓶にゴム栓を入れ、無塵水10011加
え、20秒Ial振り、その後に1時間静置し、光遮蔽
型自動微粒子h1測器(米国のHIAC製)で測定した
■ 1.3ritisl+ 5tandard 3 2
65 (1930)に準ILL Lで水をいれた瓶にゴ
ム栓をしアルミキレツブ締め中央針入部のアルミ部を取
り除き標準試験針22G(TOP製)で101=!1貫
通し、瓶を数回振動し水中のゴム片を見い出J0■ 3
ritish 3tandard 32(35(193
0)により7j−1〜グラフ〈下部)島津製作所製で標
11(試験側(1’ 01)製)でゴムを通過りる力。
Q 500ν! )llj $j水を入れ、ゴム栓を1
」栓し、アルミキャップを巻しめし120℃で30分間
加熱し、冷ム1し、ゴム栓の0UI一部に標+41−1
1を刺し、瓶を倒立状態に1115 li!I b!L
 iil’j L/、次に」ノ′−釦を刺し、水を40
0 x1抜いlこ時点に1試験11を引き抜く、イの峙
に水の流出mを見る°。
上記表の試験結果から、瓶栓は微粒子試験、ゴム落ち、
&1刺し試験、水洩れ、型・」法どしに、優れた性質を
イj1Jるb(1)C゛あることが確認され1こ 。
これらの試験項[」は[1木桑1.i法の標’V’ L
L l19f法にないが、111生ゴムシ1品とし°(
要望されCいる項目である。
実施例 パツキン 配合化を表IXに示し、物理試験の結果を表Xに示し、
溶出物試験を表1xに示J0 表!X配合表 臭素化ブヂルゴム (1)OIYSAI犬 B RON OB U 1’ 
Y 1−X−2) 0 1oo部 HM、W l) E (バイレックス・ミリメ三重三月
石油化学工業(株)製) 23部 IEPDM(JSRlヨl−’33:日本合成ゴム(株
)製 0 15部 亜鉛華(1号:三重金属工業製) 1部酸化マグネシウ
ム(キヨーワマグ100:協和化学工業製) 3部 充填材にブシールE R:日本シリカニ業(株)製 0
 8部 硫黄(コロイジ硫黄二m井化学工業〈株)製)0.5部 デトラエヂルヂウラムジスルフイド (アクレリT E 1’ :川]」化学工業(株)製)
1.0部 1゛−メ′ルカブト ブ1」ピル トリメ1−)I 1
−ジシラン+(K13M803:信越化学社製)0.3
部 0tvl L +−t’+2′I 25℃ 5〕こう 
ボリリー製(カプツ) Q IVII−+十4 1 00 ℃ 4 ;〕 二1
 ・ン 素1曲(l下N 13 ) 26 0 pH7,o〜8.5〕 5io294へ・9巳〕% ◎ Ii紺125)% 70℃X 2211&間L[縮
(医員にaCt < > OJIS T90′10 ゴム製品の衛生試験O酢酸濃
度 4% 90℃X30分間 18エタノール 20% 90℃×30分間表X1表 
の試験結果、食品製造用ゴム製晶即ら食料製造用釜パツ
キンに使用するに適するゴム製品である。
以上のように本発明品は、医薬用ゴム栓、注射筒のシリ
ンダ、食品製造用ゴム製品、その他各種の衛生ゴム製品
に適−りる。
特 rl 出 願 人 株式会礼東立]二業手続有11
iik−糊 昭和59年 1月18L1 昭イl158i1〜12月291]提出の!l乳’l 
Mi2、光11の名称 衛生ゴム製品 3、補正をづる考 事イ′1との関係 特許出願人 氏名(名称) 株式会社東・−立 工 業4、代理人 住 所 東京都文5;ミ区白山5丁目14番7号里川ビ
ル電話東京94G−+1!i31番(代表)6、補正の
対象 補 正 明 Ill 内 1、発明の名称 衛生ゴム製品 特許請求の範囲 ■ イソブチレン・イソプレン類共重合体を主成分とす
るゴムに平均分子量百方〜拾億の微粉末ボリエチレンを
5〜50重量部配合し、無機系補強・充填剤を無配合に
して加硫成型して成る衛生ゴム製品。
■ イソブチレン・イソプレン類共重合体を主成分とJ
るゴムに、平均分子量百方〜拾億の微粉末ポリ1ヂレン
を5〜50重量部、無機系補強・充填剤を′1〜201
〜20重量合し加硫成型して成る1「1生ゴム製品。
3、発明の詳細な説明 本発明は物理的並びに化学的に優れた性質を有する衛生
ゴム製品に関づる。
衛生ゴム製品とは食品に接するゴム製品、医療器具につ
けるゴム製品、医薬容器のゴム栓等を指し、直接或いは
間接的に人体又は動物に影響を与えるゴム製品であり、
工業用ゴム製品、タイヤ類とは、物理的、化学的性質が
異なっているものである。したがって、ゴムの種類、配
合剤の種類及び量、ゴム製造工程、製品検査、等に顕著
な違いを示している。特に重要なる点は加硫成形の後の
製品検査であり、ゴム二【集会、食品医療品部会に゛〔
指定する試験項目又は日本桑局法(第10改正)に記載
され−(いる規格1aに合格することである。近汀、上
記試験J11目以外に、製品表面からの微粒子の剥離、
注射4刺しの際のゴム片の落下、桑液の流出等のjJ’
i l]がある。これら試験項目を数えると約201頁
11になり、これら全゛(のlri LI Gmつい゛
(満犀しく一〕る−1ム製品でな番ノればならむい。又
、Biに医薬容器のゴム栓に於いでは、容器との密着性
、空気、湿度の耐透過性にIヌl L、−U優れIこ性
質を請求される。
発明者は長年の鋭意(−1究の結果、イソプレン・イソ
ブチレン類の共重合体(以下1■[<類と称する)を主
成分とりるゴムに平均ヅ)子「1白/j〜拾億の微粉末
ポリエチレン(以下HMWP[Eと称する)を配合づる
ことにより、以上各試験項目の全てにおいて満足される
ゴム製品を得たものである。
本発明を達成する基本的な構成は、Ill類にHM W
 P Eを5〜50重量、部配合し且つ無機系補強・充
填剤を0〜20重量部の配合量に調整して加硫成型した
ことを特徴とするものである。
さらに詳しくはIll類とは、イソブチレンにイソブチ
レン(1〜5%)の共重体を目Rと云い、不飽和度0.
1〜2.5モル%、ムーニー粘度40〜89で、平均分
子量は30〜64万である。又、IIR類9なかにはハ
ロゲン化ブヂルゴム、臭素化ブチルゴム、イソプレン、
イソブチレン、ジビニル外?ゼン共重合物などがあり、
これらのゴムは気体透過性が小さい。
例えば、酸素ガスでは天竺ゴムの1/8、炭酸ガスでは
天然ゴムの1/65、窒素ガスでは天然ゴムの174で
ある。そして、水、ケトン、エステル系及びアルコール
極性溶媒に強い。以上の性質を有して衛生ゴムの素材と
して適するので、本発明ではIll類に限定し、ジエン
系ゴムは含まない。そしてIll類を主成分とするゴム
の組成は、Ill類を60重量部以上とし、その外にエ
チレンプロピレン系ゴム(113M、EPDMと略す)
、塩素化ポリエチレン(CMと略す)、りiコロスルホ
ン化ポリエチレン(C8Mと略J)、エビク[10ヒド
リンゴム(Go、ECOと略づ)を混合して、Ill類
の加工性、加硫物の牲賀望ましく変える。
トI M W l) Eとは、エチレン原料ガスを、ト
リエチルアルミニームど1!!塩化J−タンとを組合オ
〕せたデーグラ−触媒で圧力O〜7気几で重合したもの
で、平均分子mは粘度法で白り以上、光散乱法で300
73以上のものである。因みに一般の汎用ポリ1ヂレン
は粘瓜法で2〜10万、光散乱法で6〜30万である。
このHMWPEは耐摩耗性、衝撃側り耐熱変形性、耐薬
品性、無毒性などの点で一般の汎用ポリエチレンとは異
なった好ましい性質を示している。微粉末のHMWPE
とする方法としては高分子ポリエチレンを空気中、又は
水中にて機械的に粉砕するか又は熱溶媒(四塩化炭素、
トリクロルエチレン等)に溶解して急冷するか、又は不
溶性溶VX<アルコール、水など)を混合して微粒子状
に析出するなどの方法があるが、これらの方法に限定し
ない。本発明ではゴムに補強性を付与するように篩10
5μ(100メツシコ)の通過量、好ましくは74μ(
200メツシユ)の通過量がよい。ポリエチレンの微粉
末品は帯電づるので分散剤を添加して、他の物品との分
散性及び篩通過性を改善したしのを含む。尚、粒子径が
10μ以下のものが多昂に存在す゛ると凝集してゴムの
分散を防げるので、好ましくない。
又、HM W I) EはIIR類を補強覆る効果を示
すものであり、ゴムを加硫する効果との双方の相乗効果
によって、衛生ゴム製品としての物理的、化学的な面に
於いて充分なる性質を示し、故に珪酸マグネシウム類、
クレー類、酸化珪詣類、硫酸バリウムを配合することに
よって9する溶出する微粒子の欠点はなくなる。
1」M W P EのIIR類に対りる配合量は5〜5
0重量部であり、5重量部以下では軟らかくなって物理
的fl質が劣り、又は50重苗量以上では硬くて伸びが
少なく樹脂的性質(結晶化度、歪量)および畠温藺の弾
性がなくなり、t!Ii ’−L −、rム製品として
不適当である。
無機系補強・充填剤としては特殊酸化工]素がりTまし
く、その配合理由は衛生ゴム製品としての種類が多く、
要求される物]!目的竹買も広く、それに約20項目に
及、5; ’15性規格によっては1−11−1vに補
強・充填剤を4JI用りることにより尚一層優れた性質
を承り衛生ゴム製品となることがi認されlc、、この
無機系補強・充填剤の配合量は1〜20ffiω部であ
る。
11R類を加硫する加硫剤としくは、硫黄、有機硫黄供
与加硫剤、アミン系加は1剤、4ノイド加硫、レジン加
硫、シラン系加硫剤で、その配合量は0.1〜2重量部
である。なお加硫促進剤には、チアゾール系、チウラム
系、ジヂオカルバミン酸塩系、スルフェンアミド系、キ
サントゲン酸系、チオウレア系、グアニジン系、があり
、配合量は0.1〜2重量部である。
加硫活性剤にはill鉛華類、酸化マグネシウム、ステ
アリンW1などがあり、配合mは0.1〜5重量部ぐあ
る。以上の効果的な分類はジエン系ゴムに硫黄加硫゛り
る場合であり、本発明のIIR類の加硫1N横は複雑で
上記分類の効果と(よ異なる。、即ち、塩素、及び臭素
化ブヂルゴムには亜鉛華類、酸化マグネシウムは加硫剤
の効果を示づことで証明される。その他の配合剤には分
散剤(加工助剤)0.1〜1重間部、着色材0.1〜3
重f、7部を配合゛りる。なお、合成ゴムの安定のため
に酸化防止剤は少量含まれている。
111<類にトIMWP[を配合する操作はゴム用2本
ロール、インターナルミキナ−の何れの装置でも使用で
き、即ちJISK6383、S1?l5nRrl’;’
、3603− flRn、iに1IIiItIJて混合
りる。
本発明の衛生ゴム製品とし゛(は炊飯器具用ゴム、水筒
、缶などのシール材、凶桑品又し1化学品の瓶栓、医療
機具(人工腎臓の部品、汗用簡のシリンダなど)などが
掲げられるが、これに限定されず各種の鮪牛用品に採用
できる。
以下本発明の実施例につい゛C1汎川ポリ土ヂレンを用
いたものと比較しながら説111Jする1゜尚、各実施
例におりる成型法および試験は次の通りに行なった。
11R(JSR365(日本合成」ム(株)製)不飽和
度2.0モル% ML+ヤ445〕に(」〜IWPE(
ハイゼックスミリA〕240 M(三井石油化学工業(
株)製)分子(U・・粘曵法200万、わ)末度・篩1
05μ通過品、8うば、ビ136℃〕を表1に示ず通り
の各配合比に加JJ型ニーダ−((株)庶出製作所製)
rfん1痕80〜120℃に(混合し、−その後にゴム
+1−ルに゛(加硫剤系を表■に示り一通りにSR[S
(日本ゴム協会標準規格) 3603に準拠して操伯し
た。
次いでオシレイティング・ティスフ・レオメータ(以下
0.D、Rと略づ)〔(株)東洋精機製作前装〕の試験
機でゴム協会誌vo140(1967)P874、AS
I−M D−2705、−67王に準拠して行ない、そ
の結果をSRI S 3102にしたがい記号を用い解
説し、それを表五に示1゜ 加硫は5RIS−3603に準拠して行ないその結果を
表I−1並びにI−2に示づ。
試験方法はJ l5K6301−75にt9;拠して行
なっている。
衛生試験の蒸発残留物及び過マンガン酸カリウム消費屯
はJISr90′IOに準拠して行ないその結果を表■
に示J0 (次頁に続く) 表■ 配合例 ■フローセンu r: :製鉄化学工業(株)製、篩6
2μ通過品、融点ΔS1’M 124℃、低汁法、高密
度法 ■三重金属工業(株)!FJ ■コロイド硫黄:細月化学工業(株)製■テ]−ラメチ
ルチウラムジスルフィド:川口化学工業(4X)製 ■ジエチルジヂAカルバミン酸亜鉛: 川L」化学工業(株)製 表no、o、+<試験(温度160℃、振III 3°
)配合例1はIIRにl−I M W P Eを43重
量部。
配合した例を示している。こ□の場合試験時の初Ill
 t−ルク値が32.0と高いが、配合量を減量。
りると初ID1..1フルク餡も4B、 < IJる・
、しかしボリエ 。
ヂレン(以1・PEと称り゛る)を配、合した比較例1
では、その初期1〜ルクは38.3と高く、加硫するプ
レスを破壊しやづく□■つ製品に気孔を′生fる原因に
かる。そのうえ、fJml出成形加硫で□は高い初期ト
ルクは大きな欠点にqる。 。
(C)および(b)はゴムの!1−剤による加硫網目1
1痕を示しており、配合例1.2.3はt■t<のみの
比較例4よりも高く、l−I M W l) [を減量
すると加硫絹目f!麿も若干低くなる。これに対しPE
は比較例3.2.1とその配合量を増やづと、加硫網目
が減小する。即ちPEは[IRの加硫阻害作用を示しC
いることを示り。
従、つてHM W P 、E、と1〕[どは11[く加
硫効果に於いて全く異なる性質を承りものであることが
i認される。
加硫時間に於い−(はl−I M W I) EとlJ
 Eどもに、t+o、t+ともに同等である。
表1−1物理性試験(加硫温石160℃×30分)■ 
日本薬局法(第10改正)の輸液用ゴム栓試験法:試F
11018mの水で121℃で1時間加熱。
上記表の試験も一東、輸液ゴム栓として規格値に合格し
ている。
表■ 特殊試験 ■ 硬質ガラス瓶にゴム栓を入れ、無卯水10011加
え、20秒間振り、その後に1時間静置し、光遮蔽型自
動微粒子R1測器(米国の141 A C製)で測定し
た。
■ Br1tisl+ 5tandard 3265 
(1930)に準拠して水をいれた瓶にゴム栓をしアル
ミキレツブ締め中央針人部のアルミ部を取り除き標準試
験針22G(1−OI)製)で10回貫通し、瓶を数回
振動し水中のゴム片を見い出り。
@113riLisb SLa++darcl 326
5 (1930)によりオードグラフ(下部)島津製作
所製で標準試験針(TOPIでゴムを通過りる力□。
Q 500yl瓶に水を入れ、ゴム栓を(」栓し、アル
ミキャップを巻しめし120℃で3SO分間加熱し、冷
却し、ゴム栓のOUT部に標準針を刺し、瓶を倒立状態
にi Ik1間放置し、次に17−針を刺し、水を40
0 *R扱いた時点に℃試験側を引き抜く、その時に水
の)仝出量を見る。
上記表の試験結果から、瓶栓は微粒子試験、ゴム落ち、
ε、1刺し試験、水洩れ、型用法ともに、優れた性質を
イjりるらのであることが確認された。
これらの試験項目は1」本桑局法のI5準試験法にない
が、衛生ゴム製品として要望されている項目である。
実−例 パツキン 配合比を表IXに示し、物□理試験の結果を表Xに示し
;溶出物試験を表IXに示□す。
表■配合表 臭素化ブチルゴム X−2) @ 1oo部 1−IMWPE(ハイセックス・ミリオン:三井石油化
学工業(株)製) EPI)M LJSREl)33 :日本合成ゴム(株
)製 ■ 15部 亜鉛華(1号:三井金属ニー製) 1部協和化学工業製
) 3部 充填材にブシールE1<:日本シリカ]二業(a)製 
■ 8部 0.5部 デトラエチルチウラムジスルフイド (アクセリ−1°E1:川口化学工業(株)製)1.0
部 シラン: (KBM803 :信越化学社製)@ ”M
 L I++2 12.5℃ 53 ポリ4ノ°−製(
カプタ′) Q ML++4 100℃ 45 ヨウ素価oPH2,
、。〜8.5゛゛゛”′°゛5io2 94〜95% 0圧縮25% 70℃x 22115聞1〔縮(次頁に
続く) (iJ JIS 1’9010 ゴム製品の衛生試験0
酢mWJ度 4 % 90 ”Cx 30 分間0エタ
ノール 20% 90℃×30分間表X2表亘の試験結
果、食品製造用ゴム製品部ら食判製造用釜パツキンに使
用JるにNりるゴム製品である。
以上のように本発明品は、医薬用ゴム栓、注91薗のシ
リンダ、食品製造用ゴム製品、その他各種の顕生ゴム製
品に適り“る。
特 Wl 出 願 人 株式会礼東立工業代 理 人 
早 川 改 名 手続摺1正摺 昭和59年 5月2211 1、事訃の表示 昭和 58 年 特 M’r 頽 第 251841 
シシ2、発明の名称 西生ゴム製品 4、代裡人 11jノ和 年 月 11 6、7+li正の対象 明細用全文 7、補正の内容 別紙の通り 補 正 明 細 書 1、発明の名称 衛生ゴム製品 特許請求の範凹 ■ イソブチレン・イソプレン類共重合体を主成分とす
るゴムに平均分子聞白万〜拾億の微粉末ポリエチレンを
5〜50重量部配合し、無機系補強・充填剤を無配合に
して加硫成型して成るIffj生ゴム製品。
■ イソブチレン・イソプレン類共重合体を主成分とづ
るゴムに、平均分子最百万〜拾億の微粉末ポリエチレン
を5〜50重量部、無1幾系補強・充填剤を1〜20重
量部夫々配合し加硫成型して成る1!h生ゴム製品。
3、発明の詳細な説明 本発明は物理的並びに化学的に優れた性質を右Jる衛生
ゴム製品に関する。
衛生ゴム製品とは食品に接り゛るゴム製品、医療器具に
つけるゴム製品、医薬容器のゴム栓等を指し、直接或い
は間接的に人体又は動物に影響を与えるゴ11製品であ
り、工業用ゴム製品、タイヤ類とは、物理的、化学的性
質が異なっているものである。したがって、=1ムの種
類、配合剤の種類及び間、ゴム製造工程、製品検査、等
に顕著な違いを示している。特に重要なる点は加硫成形
の後の製品検査であり、ゴム工業会、食品医療品部会に
て指定りる試験JfJ口又はI]小木薬局法第10改正
)に記載されている規格11r1に合格Jることである
。近年、上記試験jI′目」以外に、製品表面からの微
粒子の剥離、注射1刺しの際のゴム片の落下、薬液の流
出等の項目がある。これら試験Jfi目を数えると約2
20項目になり、これら全ての項目について満足し11
7る二1ム製品でなければならない。又、特に医薬容器
のゴム栓に於い−(は、容器との密?311I、空気、
湿度の耐透過性に関して優れた性質を要求される。
発明者は長年の鋭意?t!l究の結果、イソ1レン・イ
ソブチレン類の共重合体(以−1・IIR類ど称゛りる
)を主成分とJるゴムに平均分子m白ノj〜拾億の微粉
末ポリエチレン(以下1−I M W P Eと称する
)を配合することにより、以上各試験項目の全てにおい
て満足されるゴム製品を得たものである。
本発明を達成する基本的な構成は、IIR類にHMWP
Eを5〜50重量部配合し且つ無機系補強・充填剤をO
〜20重同部の配合量に調整して加硫成型したことを特
徴とするものである。
さらに詳しくはIIR類とは、イソブチレンにイソプレ
ン(1〜5%)の共重体をIIRと云い、不飽和痕0.
l〜2.5モル%、ムーニー粘度40〜89で、平均分
子量は30〜64万である。又、IIR類のなかには塩
素化ブチルゴム、臭素化ブチルゴム、イソプレン・イソ
ブチレン・ジビニルベンゼン共重合物などがあり、これ
らのゴムは気体透過性み小さい。
例えば、酸素ガスでは天然ゴムの1/8、炭酸ガスでは
天然ゴムの1/65、窒素ガスでは天然ゴムの1/4で
ある。そして、水、ゲ1−ン、エステル系及びアルコー
ル極性溶媒に強い。以上の性質を有して衛生ゴムの累月
として適するので、本発明ではl l l’<類に限定
し、ジエン系ゴムは含まない。そしT’ I I R類
を主成分とするゴムの組成は、IIR類を60重1部以
上とし、その外にエチレンプロピレン系ゴム(113M
、EPDMと略す)、塩素化ポリエチレン(CMと略り
)、クロロスルホン化ポリ上ヂレン(C8Mと略り“)
、コーピク1コロヒドリンゴム(Co、ECOと略ず)
を混合しC1I11く類の加1性、加硫物のtl 買を
望ましく変える。
HM W P Eとは、エチレン原料ガスを、1−リエ
チルアルミニームと四塩化チタンどを組合わせたチーグ
ラー触媒で圧力O〜7気圧(゛重合したちのe1平均分
子mは粘度法で白り以−19、光散乱法で300万以上
のものぐある。因みに一般の汎用ポリエチレンは粘1a
法で2〜10万。
光散乱法で6〜30万である。
このl−I M W l) IEは*41’i耗11、
m撃強庶、耐熱変形性、耐薬品性、無iIi性などの点
で一般の汎用ポリエチレンとは異なった好ましい性質を
示している。微粉末のl−I M W P Eとする方
法としては高分子ポリエチレンを空気中、又は水中にて
機械的に粉砕するか又は熱溶媒(四塩化炭素、1−リク
ロルエチレン等)に溶解して急冷するか、又は不溶性溶
媒(アルコール、水など)を混合して微粒子状に析出す
るなど力方法があるが、これらの方法に限定しない。本
発明ではゴムに補強性を付与Jるように篩149μ(1
00メツシユ)の通過量、好ましくは74μ(200メ
ツシユ)の通過量がよい。ボ、リエチレンの微粉末品は
帯電づるので分散剤を添加して、他の物品との分散性及
び篩通、過性を改善したものを含む・兜・粒子径が10
μ以下のものが多聞に存在すると凝集してゴムの分散を
防げるので、好ましくない。
又、l−I M W P EはIIR類を補強する効果
を示すものであり、ゴムを加硫する効果との双方の温泉
効果によって、衛生ゴム製品としての物理的、化学的な
面に於いて充分なる性質を示し、故に珪酸マグネシウム
類、クレー類1M化珪素類、硫酸バリウムを配合するこ
とによって生ずる溶出する微粒子の欠点はなくなる。
トIMWPEのIIR類に対する配合mは5〜50重量
部であり、5ル吊部以下では軟らかくなって物理的性質
が劣り、又は50重l 53以上では硬くて伸びが少な
く樹脂的性質(結晶化庶、歪(2りi13よび高温11
5の弾性がなくなり、1ilj牛ゴム製品として不適当
である。
無機系補強・充填剤どしては特殊酸化珪糸が好ましく、
その配合理由は衛生ゴム製品どしくの種類が多く、要求
される物理的11質も広く、それに約20項目に及ぶ特
性規格によって【;目−IM W l) Eに補強・充
填剤を併用することにより尚一層優れた性質を承り衛生
ゴム製品となることが確認された。この無(幾系補強・
充填剤の配合量は1〜20重量部である。
11R類を加Mt ”lる加硫剤どしては、硫黄、有機
硫黄供与加硫剤、アミン系加硫剤、キノイド加硫、レジ
ン加硫、シラン系加硫hすで、ぞの配合量は0.1〜2
重量部ぐある。なお加硫促進剤には、チアゾール系、チ
ウラム系、ジヂオカルバミン[a系、スルフェンアミド
系、キサン(・ゲン酸系、ヂAウレア系、グアニジン系
、があり、配合mは0.1〜2重聞部である。
加硫活性剤には亜鉛華類、酸化マグネシウム、スアノ1
リン酸などがあり、配合量は0.1〜5重団部である。
以上の効果的な分類はジエン系ゴムに硫黄−加硫4る場
合であり、本発明のIIR類の加硫機構は複雑で上記分
類の効果とは異なる。1lIJち、塩素、及び臭素化ブ
チルゴムには亜鉛華類、酸化マグネシウムは加硫剤の効
果を示すことで証明される。その他の配合剤として分散
剤(加工助剤)0.1〜1重司部、着色材0.1〜31
1i1部を配合する。なお、合成ゴムの安定のために酸
化防止剤は少量含まれている。
Illく類にl−IMWPEを配合づる操作はゴム用2
本[I−ル、インターナルミキサーの何れの装置でも使
用でき、ゴム試験法(日本ゴム協会編)P108〜11
8に準拠して混合する。
本発明の両生ゴム製品としては炊飯器具用ゴム、水筒、
缶などのシール材、医薬品又は化学品の瓶栓、医療機具
(人工腎臓の部品、注射間のシリンダなど)などが掲げ
られるが、これに限定されず各種の衛生用品に採用でき
る。
以下本発明の実施例について、)トシ用ポリエチレンを
用いたものと比較しながら説明ηる。
尚、各実施例にお(プる成型法J3よび試験は次の通り
に行なった。
11R(JSR365(E1本合成ゴム(株)製)不飽
和度2.0Tニル% ML−1f4 45)にトIMW
PE (ハイげツクスミリオン2/lO〜1(三井石油
化学工業(株)製)分子量−粘度法200万、粉末度・
篩105μ通過品、融点136℃〕を表1に示づ通りの
各配合比に加圧型ニーター((株)食出製f1所製〕で
温度80〜120℃にて)U合し、その後にゴムロール
にて加硫剤系を表1に承り通りに5RIS(lc4−ゴ
ム協会標準規格)3603にIP=拠して操作した。
次いでAシレイティング・ティスフ・しAメ−期トルク
値が32.0と高いが、配合量を減量すると初期トルク
値も低くなる。しかしポリエチレン(以下PEと称する
)を配合した比較例1では、その初期トルクは38.3
と高く、加硫するプレスを破壊しやづく且つ製品に気孔
を、生ずる原因になる。そのうえ、押出成形加硫では高
い初期トルクは大きな欠点になる。
(c)−(b)はゴムの加硫剤による加硫綱目1B11
を示しており、配合例1.2.3は11Rのみの比較例
4よりも高く、HMWPEを鏝ff1−!Jると加硫網
目濃度も若干低くなる。これに対しPEは比較例3.2
.1とその配合量を増やづ−と、加硫網目が減小する。
即ちPEはIIRの加硫阻害作用を示していることを示
す。従っ°τl−IMWPI:とP[とはIIR加硫効
果に於いて全く異なる性質を承りものであることが確認
される。
加硫時間に於いてはHM W l) EとPEともにL
 10 、Lqo ともに同等である。
上記表の結果から、配合例1は比較例、1゜2.3.よ
りも永久伸びに於いて改善効果を示づ。そしてl−IM
WPEはIIRゴムを補強ηる効果を示し、タイA7に
使用し得るカーボンフラッグと類似した性質を承り。こ
れに対してPEは比較例1.2.3に示1如く永久伸び
が人さく、ゴムに軟化剤・充填剤を配合した場合と同様
に一般的な樹脂の性質ぐ特性がない。
すなわち、原料樹脂の性質を承りと 引張り強さ 仲U (KQ / cm ) (%) HM W P E 236 、 690PE 206 
880 であり、このことはl−IMWPEとPEに於いては物
理的性質に大きな差は認められないが、しかしIIR類
に混合すると全く違う衛生上値れた性質を示ずことが確
認された。
較例 上記表の結果、HM W P Eは蒸発残留物及び過マ
ンガン酸カリウム消費のが比較例1.2゜3.4よりも
少なく、衛生ゴム製品として優れでいることを、示すも
のである。
この点PEは配合■を増やすと、蒸発残留物、過マンガ
ン消12量ともに増し、l−I M W P Eとは全
く違った性質を示している。
次に具体的な衛生ゴム製品の実施例を示J0実施例 医
療用瓶栓 配合比を表■に示し、加硫条件及び加硫物の物理性試験
結果を表■1に示し、溶出物試験結果を表Vlに示し、
且つ特殊試験を表■に示り。
表V 配合例 塩素化ブチルゴム(CHL ORO[3U T Y L
1066:エツソ ケミカル) 100部1−IMWP
E(ハイファックス 340M:ハーキュレス■) 1
8部 亜鉛華(三井金属(株)製) 1部 酸化マグネシウム(ギョーワマグ100:協和化学製)
 2部 ステアリン酸(花王石鹸製) 0.3部テトラメチルチ
ウラムジスルノイド (アクセル−「M丁=用ロ化学工業¥J) ′1.0R
1sジエチル ジチAカルバミンM!ll!鉛(アクセ
ルEZ:用ロ化学工業製)’1.0部硫黄(コロイド硫
黄:細材化学二[業製)0.5部■粘瓜法平均分子ff
1300万、密1哀0.94加硫条件 160℃ 30
分 プレス加硫表IV ¥fJ理的試験 硬 度 (1−1s) 38 引張応力(ka/cTIり 32 引張強さく kQ / cゴ) 122伸 び (%)
 760 永久伸び(%)3.8 ■ 日本薬局法く第10改正)の輸液用ゴムIi RE
験d1:試わ110倍量の水0121℃で1 uY間間
熱熱 上記表の試験結果、輸液ゴム栓として規格値に合格して
いる。
■ 硬質ガラス瓶にゴム栓を入れ、無塵水10011加
え、20秒間振り、その後に1時間静置し、光遮蔽型自
動微粒子ii1測器(米国のlllAc製)で測定した
■ 13ritisb 3ta++dard 3263
 (1960)に準拠して水をいれた瓶にゴム栓をしア
ルミル11ツブ締め中央(1人部のアルミ部を取り除き
標準nitM針22G(1−01D製) r 1011
jl ljl i L/、瓶を数回振動し水中のゴムl
iを見い出り。
[株]Br1tisb 5tandard 3263(
1960)によりA−1−グラフ(下部)島汁製作所製
で標準試験1t(TOP製)でゴムを通過りる力。
(リ 500 xi瓶に水を入れ、ゴム栓を]]栓し、
アルミキ17ツプを巻しめし121℃で30分間加熱し
、冷却し、ゴム栓の001部に標準針を刺し、瓶を倒立
状態に1時間放置し、次にエアー針を刺し、水を400
 xf 11いた時点にて試験針を引き抜く、その時に
水の流出量を見る。
上記表の試験結果から、瓶栓は微粒子試験、ゴム落ち、
!1刺し試験、水洩れ、型寸法ともに、優れた性質を有
Jるものであることが確認されl〔。
これらの試験項目は日本薬局法の標準試験法にないが、
衛生ゴム製品として要望されているIJ4目である。
実施例 パツキン 配合比を表IXに示し、物理試験の結果を表Xに示し、
溶出物試験を表IXに示す。
表IX配合表 臭素化ブチルゴム (P OL Y S A RB RON OB U T
 Y LX−2) ■ 100部 HMWI)E(バイレックス・ミリオン:三井石油化学
工業(株)製) 23部 EPDM(JSREP33:日本合成ゴム(株)製 ■
 15部 亜鉛華(1号:三重金属」二業製) 1部酸化マグネシ
ウム(キョーツマグ100 :協和化学工業製) 3部 充填材にブシールER:ロ本シリカニ業(株)製 ■ 
8部 硫黄(コロイド硫黄:軸弁化学工業(株)製)0.5部 テトラエチルチウラムジスルワイド (アクけり−1−E −r : +++ t:+化学工
業(株)製)1.0部 r−メルカプト プロピル I−リメI・Aキシシラン
: (K[3M803 :信越化学社!1I81)o 
、 a tat o ML++4 125 ℃ 53 ホ1.J (J 
−M臭東含有化 1.9重量% (カナタ)■ MLI
+4 100℃ 45 ヨウ素価(LE N 13 )
 2 C5 @) P8 7.0〜8.5 Si02 94〜95% ■ 圧縮25% 70℃×22時間圧縮O6JIS T
9010 ゴム製品の衛生試験0酢酸濃度 4% 90
℃X30分間 ■エタノール 20% 90’CX30分間表X9表X
Iの試験結果、食品製造用ゴム製品即ち食料製造用釜パ
ツキンに使用するに適するゴム製品である。
以上のように本発明品は、医薬用ゴム栓、注各種の衛生
ゴム製品に適する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ イソプヂレン・イソプレン類共重合体を主成分とづ
    るゴムに平均分子但百万□〜拾僚の微粉末ポリ1ヂレン
    を5〜50重量部配合し、無機系補強・充填剤を無配合
    にして加硫成型して成る亀生ゴム製品。 ■ イソブヂレン・イソプレン類共重合体を主成分とづ
    るコムに、平均分子の百方〜拾億の微粉末ポリ1チレ・
    ンを5〜50重量部、無機系補強・充填剤を1〜20重
    ω部夫々配合し加硫成型して成る衛生ゴム製品。 □
JP58251841A 1983-12-29 1983-12-29 医薬品用ゴム栓 Granted JPS60144346A (ja)

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