JPS60139397A - 加圧ボイラー中のスケール制御方法 - Google Patents

加圧ボイラー中のスケール制御方法

Info

Publication number
JPS60139397A
JPS60139397A JP59257766A JP25776684A JPS60139397A JP S60139397 A JPS60139397 A JP S60139397A JP 59257766 A JP59257766 A JP 59257766A JP 25776684 A JP25776684 A JP 25776684A JP S60139397 A JPS60139397 A JP S60139397A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
copolymer
scale
soluble
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59257766A
Other languages
English (en)
Inventor
デイオニシオ・ジー・クイシア
チー・ミン・フワ
ブライアン・グリーブズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dearborn Chemical Co
Original Assignee
Dearborn Chemical Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dearborn Chemical Co filed Critical Dearborn Chemical Co
Publication of JPS60139397A publication Critical patent/JPS60139397A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F5/00Softening water; Preventing scale; Adding scale preventatives or scale removers to water, e.g. adding sequestering agents
    • C02F5/08Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents
    • C02F5/10Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents using organic substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F5/00Softening water; Preventing scale; Adding scale preventatives or scale removers to water, e.g. adding sequestering agents
    • C02F5/08Treatment of water with complexing chemicals or other solubilising agents for softening, scale prevention or scale removal, e.g. adding sequestering agents

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加圧ボイラーに使用する水系の処理に関するも
のである。
水は水蒸気発生用ボイラー、冷却塔、脱塩装置その他の
多様な不純物を含有する工業用水素に使用される。典型
的な不純物にはアルカリ土類金属カチオン、主としてカ
ルシウムおよびマグネシウム、ならびにいくつかのアニ
オン、たとえば炭酸水素イオン、炭酸イオン、硫酸イオ
ン、シュウ酸イオン、リン酸イオン、ケイ酸イオンおよ
びフッ素イオンが含まれる。工業用水源の最も普通の不
純物は水を硬化するカルシウム、マグネシウムおよび炭
酸イオンであシ、通常は硫酸イオンも存在する。これら
の金属イオンの塩、特に炭酸塩は沈殿して系の表面に固
形物の集積を形成する傾向があり、この集積物は熱表面
でスケール(5cale )を生じさせることがある。
この水は上記のほかに、多様な固形物、たとえば泥、粘
土、酸化鉄、シル) (5ilt )、砂および他の鉱
物質、ならびに微生物の残骸が系中にスラッジ(shb
dge )として集積したものを含有することもある。
当然のことながらスラッジやスケールの堆積は系中に低
流量の点を作って水の循環を制限し、かつ、水を熱交換
表面から隔離してしまうことにより熱移動効率を太[1
]に減殺する。加えて、このような堆積の所では腐食制
御剤と金属表面との接帥が効率的に行なわれなくなるた
めに金属表面が容易に腐食するようになる。加えて、こ
の堆積は細菌(bαcte−rjα)の生息地となる。
堆積の除去には費用と時間とを要し、系の運転を停止す
ることにもなる。
硬水軟化、凝集、および濾過などの前処理では固形物や
固形物形成物質を適切に除去することがないので、水系
中のスケールやスラッジの不利益な効果に対抗するため
に種々の化学薬品が用いられて来た。冷却水系および脱
塩工場では沈澱を生ずるしきい値を上げるために化学薬
品が広く用いられている。また、化学薬品がスケールの
生じ易い熱表面に薄膜を形成して、スケールを形成する
物質が問題の熱表面に付着するのを妨げるとも考えられ
ている。この目的のために多様な化学薬品が使用されて
来ており、その中にはポリカルがキシレートの他、アク
リレート重合体やメタクリレート重合体などのような可
溶性、極性重合体が用いられて来た。これら重合体が少
量存在することにより系に顕著な効果をもたらすことが
できる。
これら多様な化学薬品は工業用冷却塔や脱塩工場などに
おいて極めて効果的ではあるが、はるかに高い温度を要
する加圧ボイラーに用いる水では全く異なる難問が発生
するのである(たとえば加圧ボイラーで通常用いられる
最低の圧、80psigでさえ水の沸点(boiler
 point)はすでに324’F (約162°C)
になるのである)。
よシ大きな問題があるので、このような加圧がイラーに
用いる水は最初に脱イオン装置または塩基交換(bα・
se exch、αngtt )にかけるが、前者がよ
り効果的である。そうではあっても、これらの処理は、
特にカルシウムおよびマグネシウムイオンの一部が共存
アニオンに併なわれてボイラー給水中に残存することに
なるので、常に十分効果的であるとは言えない。
よシ高い温度で用いるという点から見れば、冷却塔の場
合のようにカルシウムを溶液中に保持しようと努めるこ
とは実際的でない。例外はキーレート剤の使用であるが
、これはこれで、特に、正確な投入など実用上の幾つか
の別の難問が提出されるのである。同様に、極めて高温
の表面に接触して固形物が沈積し、こ\にスケールを生
ずるのを防ぐことは、はるかに困難なのである。
この結果、加圧ゲイラー系のスケールを防ぐために幾つ
かの技術が適用されて来た。
低い(たとえば150 psig までの)圧力でのみ
用いるボイラーでは、存在する全てのカルシウムを炭酸
塩として沈殿させる目的で水溶性炭酸塩を給水中に添加
し、かつ、沈殿した物質を熱表面に定着させないために
分散剤を同時に添加するととはかなり行なわれている。
このことはもちろん、冷却塔での事情と完全に対照的で
ある。冷却塔では目的は炭酸塩の濃度を最低に保ち、か
つ、その濃度を溶液中でも保つことにある。硫酸カルシ
ウムは炭酸カルシウムよりもはるかに可溶性であシ、シ
たがって、冷却水や脱塩系では有意の問題は存在しない
。しかし、加圧ボイラーでは硫酸カルシウムによるスケ
ールも生じ得るので全てのカルシウムを沈殿させてしま
うことが望ましい。
しかし、炭酸塩を投入するのでは、不可避的に若干のス
ケールがなお生成して十分に効果的ではない。一定期間
が経過するとスケールが集積して、がイラーを停止して
スケールを除去しなければならないような量になシ得る
。スケールの沈積は部分的な過熱の原因となり、ボイラ
ーの破壊の原因ともなり得るのであるから、その除去は
必須のことなのである。
中程度の圧力(たとえば150乃至6o o psig
)または高圧(600psig 以上)のボイラーでは
、この圧力における水の沸点(water boile
rpoint )で炭酸塩が分解して二酸化炭素を発生
する傾向がちシ、この温度では二酸化炭素が金属表面を
激しく腐蝕する効果を有するので、給水に炭酸塩を投入
するのでは満足すべき結果は得られない。したがって、
このようなボイラーには、また、実際に低圧ボイラーで
も同様に(炭酸塩を添加するかわシに)可溶性リン酸塩
(リン酸カリウムならびにポリリン酸塩をも含む他のリ
ン酸塩、たとえばヘキサメタリン酸ナトリウムおよびフ
ルオロリン酸ナトリウムを使用することもできるが)、
典型的にはナトリウムのリン酸塩たとえばリン酸二ナト
リウムまたはリン酸三ナトリウムを給水に添加するのが
普通である。これによシ、存在する全てのカルシウムを
リン酸カルシウムとして確実に沈殿させ、ついで前記の
ように分散剤で分散させる。この物質は他の系の場合と
同じように、スラッジ含有ボイラー水を、ボイラー内の
圧力を急速に低下させて、パルプを通して除去する際に
ブローダウン(blow down ) によりgイラ
ーから排出された水とともに定期的に除去することがで
きる。しかし、この方法では全てのリン酸カルシウムが
除去されるわけではなく、結果的にリン酸カルシウムの
スケールが生成し、適宜にボイラーを停止して除去しな
ければなら愈い。
実際上は水中のカルシウム量に相当する化学量論酌量以
上のリン酸塩を添加することが必要である。その目的は
十分なリン酸塩を添加することによってがビラ−中に、
つねに、過剰量の、たとえば10乃至20 ppmの、
リン酸塩を存在させることにあり、必要な過剰量は英国
標準規格(Bri−tish 5tandard ) 
2486のような権威ある指標に照らして設定すること
ができる。この標準値はまた必要なアルカリ性度(α1
kalinity ) 、一般的にはp H9,s乃至
12、をも特定している。
このアルカリ性度は幾つかの理由から必要なのである。
第1に、pHを十分高く保つことによシ、全てのリン酸
カルシウムを、処理し易い塩基性リン酸カルシウムであ
る水酸化リン灰石(hydroxyαpatite )
として確実に沈殿させ、かつ、リン酸カルシウムの溶解
度を確実に低くする。第2に、アルカリ性条件は腐食を
防止する。第3に、このようなpHでは、存在する全て
のマグネシウムイオンが水酸化マグネシウムとして確実
に沈殿する。
下記は一方では冷却水や脱塩系の、他方では加圧?イラ
ー系のスケールと取組む方法の間にあるその他の相違を
説明する。冷却水系では、約50℃の温度をまれにしか
超えない水中ではマグネシウムは溶液中に留まるので、
マグネシウムに基くスケール生成は殆ど有意でない。脱
塩系では、温度が10(1℃に上昇するためと、塩水が
通常の工業用水以上のマグネシウム含量を有しているた
めとによシ、マグネシウムのスケール生成が有意の問題
になって来るので、結果的に、特別の工程が設けられな
ければならない。実際は、炭酸水素マグネシウムがまず
二酸化炭素と炭酸マグネシウムとに転化し、炭酸マグネ
シウムが熱水によシ加水分解されて水酸化マグネシウム
になる。マグネシウム含量が多いために溶解度積を超え
、結果として溶液から析出しはじめる。加圧ボイラー給
水の状況とは対照的に塩水は有意にアルカリ性ではない
ので、結果的に水酸化マグネシウムは溶液中に留まる傾
向をより強く有する。しかし、pHta、5乃至12で
は水酸化マグネシウムは冷時でさえ沈殿し、したがって
、加圧ボイラーで設定される高温では通常、水酸化マグ
ネシウムによるスケール生成の機会はない。
冷却水系中では、よシ多量の炭酸カルシウムを溶液中に
保つだめに(アルカリよりもむしろ)酸を添加すること
もまれではないことにも注意しておくとよいであろう。
驚くべきことに、ある種の特定のスルフォネート共重合
体が加圧がビラ−中のスケール生成の制御に有効である
ことが見出だされた。6加圧ボイラー”という用語で発
明者らが意味するものは少なくともs o psig 
の圧力、すなわち、一般的には少くともf30 pg 
tgz 典型的には80乃至150psig(低圧)の
、一般的には150乃至600psig (中圧)の、
さらには600以上、たとえば2000 psig ま
で(高圧)の圧力で作動するボイラーであると考えられ
るべきである。このようながイラーでは水はその沸点に
あシ、その沸点はs o psigでの約298’Fか
ら80 psigでは約324℃に、 150pszg
では約366″′Fに、600 psig では約48
9〒に、2000pajg では約637’Fに変化す
る。さらに、これら特定の共重合体が現実にボイラー用
水中に存在すれば、すでに存在するスケールを実際に除
去するという極めて現実的な実用上の利点を提供するこ
とも見出だされた。換言すれば、これらの特定の共重合
体は1作用中の(1nserτice )”洗浄効果を
有するのである。 この洗浄効果は現在使用している給
水から沈積した特定のスケールに対しての限定的なもの
では々い。
換言すれば、本件共重合体は異なる給水を使用した従前
のビイラー作動により生成したスケールをも除去するの
である。したがって、もし、13?イラーを、給水の組
成を適切に制御せずに変動させて正確でない作動をさせ
、その結果リン酸カルシウムのスケールを生成させてい
たならば、すなわち、古いスケールが存在するならば、
添加剤が使用されていたか否かにか5わらず、本発明で
使用する上記特定の共重合体を給水中に投入することに
よリカイラーを負荷下で作動させながらスケールを除去
することができるのである。
この驚くべき作用中の(in 5ervice )洗浄
効果が加圧ボイラーで必要な高温で使用するときにのみ
観察されるということは付は加えておくべきであろう。
したがって、同じ共重合体が冷却系では新しいスケール
の生成を妨げるのに有効ではあっても、古いスケールを
除去するには有効ではないのである。
本発明によって、式 %式% および式 −CH2−CH− 式中、 Zは一503Hもしくは一〇H,−503H,またはそ
の水溶性塩、典、型的にはす) IJウム塩のようなア
ルカリ塩を表わす、 の繰返し単位を有する共重合体を少なくともスケールを
制御し得る量、がイラーに添加する加圧ボイラー中のス
ケール制御方法が提供される。上式のZにおいて、水溶
性塩はカリウム、アンモニウム、亜鉛および低級アミン
塩ならびに他の水溶性塩も使用し得るが典型的にはナト
リウム塩である。
遊離の酸を使用してもよく、酸の全ての水素を置換する
必要もなく、置換したカチオンが同一のものでなくとも
よい。したがって、カチオンはNH4、H,Nα、K等
のいずれか一つまたはその混合物であってよい。別の観
点からすれば、本発明はスケールの付着した加圧がイラ
ーの水系に上記特定の共重合体をスケール除去に必要な
量添加することを特徴とする、スケールの付着した加圧
がイラーからスケールを除去する方法を提供する。
上記共重合体はマレイン酸もしくはその無水物またはフ
マル酸をビニルスルフォン酸もしくはアリルスルフォン
酸またはそれらのフルカリ金属塩と常用の方法を用いて
重合させることによシ簡便に製造される。光または遊離
基(free ratiical)開始剤を用いる常用
の付加重合法も適用し得る。
一般的には、この共重合は約30乃至120℃で、過酸
化水素または過酸化ベンゾイルのような過酸化物触媒を
用いて、不活性媒体中で行なうことができる。この共重
合体は、たとえば、過酸化水素の存在下におけるマレイ
ン酸とアリルスルフオン酸ナトリウムとの溶液重合によ
り誘導することができる。塩類ももちろん、常用の方法
を用いて得られる。
スルフォン酸成分とカルボン酸成分との相対的割合は、
ある程度まで、処理すべきスケール生成の度合に依存す
る。一般的には、本件共重合体は約10乃至約80モル
/−9−セントのスルフォン酸部分と、それに対応して
約90乃至約20モルパーセントのカルボン酸部分とを
含有する。好ましくはスルフォン酸部分は共重合体の約
25乃至約75モルノぐ一セントを占め、カルボン酸部
分は約75乃至約25モルパーセントラ占める。ビニル
スルフォン酸の共重合体ではスルフォン酸部分は特に共
重合体の約50乃至約75モルパーセントを占め、カル
ボン酸部分が約50乃至約25モルパーセントを占める
共重合体の平均分子量は、重合体が水溶性である限シに
おいて厳密なものではない。一般的には重量平均分子量
は約500乃至約i o o、 o o oの範囲であ
る。分子量は好ましくは約800乃至約25.000、
特に約1. OOO乃至15,000である。マレイン
酸またはその無水物とアリルスルフォン酸とのモル比が
約1:1で分子量が約2,000の共重合体が特に好ま
しい。他の好ましい共重合体には、マレイン酸またはそ
の無水物とビニルスルフォン酸とのモル比が約1:1.
5または約1=3で分子量が約7.000乃至9.00
0であるものが含まれる。最良の結果は一般的には1:
3のモル比で得られるが、実際はビニルスルフォン酸が
比較的に高価なので、結果がそれほどよくなくとも1:
1.5のモル比が一般的にはより好まれる。
上記特定の共重合体と水溶性炭酸塩、典型的には炭酸ナ
トリウム、もしくは上に特定したようなリン酸塩または
7+?イラー中で用いられる温度および圧力に適した他
の硬水成分沈殿剤とを同時に給水に投入するのが時には
、より簡単であると考えられる。pHは必要ならば通常
9.5乃至12に、好ましくは10乃至11に調節する
。このpHは使用する個々のボイラーに適当量の苛性ソ
ーダを添加して推奨されるアルカリ性度の値を保つこと
によシ達成できる。このアルカリ性度値は標準酸による
滴定のような周知の方法を用いて測定できる。したがっ
て、本発明はまた上に示した式の繰返し単位を有する共
重合体と水溶性硬水成分沈殿剤を含有する、加圧ボイラ
ー水素に添加するのに適した組成物をも提供する。典型
的には、本件共重合体は、一般的には0,1乃至50、
好ましくは?−5乃至10、特に3乃至5重量%(活性
)の共重合体を含有する水溶液として添加する。溶液中
の硬水成分沈殿剤の量は5乃至50重量%(または溶解
限界)が適当で、好ましくは15乃至35、特に25乃
至35重量である。したがって、共重合体と硬水成分沈
殿剤との相対重量比は0.1:50乃至10:1が適描
で、好ましくは1:15乃至2:3、特に1:11乃至
1:3である。 □もちろん、アルカリ、リダニン誘導
体、他の重合体、タンニン、殺生物剤、および腐食防止
剤などを含む他の常用の添加物も水中に混入することが
できる。
本件共重合体は水がボイラーに入る前に通過する補給水
(make −wp )または給水ラインに添加するの
が一般的には最も便利ではあろうが、系の水と迅速に、
かつ、効果的に混合し得る場所であれば、どこからでも
導入することができる。典型的には、あらかじめ定めら
れた量を定期的に、または連続的に補給水に供給するよ
うに補正した注入器が使用される。
水に添加する共重合体の量は化学量論酌量以下であるが
、この量はスケールを制御する、すなわち、スケールの
生成を防止し、生成したスケールを除去するのに効果的
であシ、当然のことながら、添加量は処理すべき水系の
性質、特にそのカルシウム含量に依存する。この量はあ
る程度までけん濁している固体の濃度および系中の固体
集積物(5olid build up ) (7)存
在量に依存する。典型的にはボイラー用水巾約0.1乃
至約400、好ましくは約1乃至約80、特に約5乃至
約50ppm活性量(ppm active )の量が
用いられる。一般的に、カルシウムのために必要な沈殿
剤の量が増加するにつれて、共重合体の量も増加する。
特に好ましい組成物の典型例では添加する組成物の量は
約20乃至約2500 ppmになるであろう。
下記の実施例は本発明をさらに説明する。これらの実施
例において、添加物の特性は西ペンシルバニア技術者協
会第15回年次水射論会報文集(the procee
dings of the 15th AnnrbaL
TI’ater Conferrence、Engin
eers 5ocietyof tんe Wester
n pennsylvania > 8 7〜102ペ
ージ(1954)に記載されたよう寿、三本の着脱可能
な管を有する小型実験室用ボイラー中で評価した。実験
室用ボイラーの給水はイリノイ(l1linois )
州レークジューリック(LakeZxrich)の水道
水を蒸留水で希釈して全硬度をCαCO8換算で40p
pmにし、塩化カルシウムを添加してカルシウム対マグ
ネシウムの元素比を6:1にして調製した。給水と化学
処理溶液を、給水3容量対溶液1容最の比で、給水中の
全硬度をCaCO3換算30 ppmにしてボイラーに
供給する。全ての処理溶液について、ボイラー排出液を
ボイラー給水の10%に調節してボイラー用水塩類の濃
度をはソ10倍にし、また、処理溶液の組成を調節して
がイラー用水が10倍濃縮後に表工に示した組成になる
ようにして、スケール生成試験を行なった。
表■ 水酸化ナトリウム NaOHとして 2587)7)”
I炭酸ナトリウム Nα2CO3として 120ppm
塩化ナトリウム NαC1として 681pp??’l
亜硫酸ナトリウム Na、So、として 50pptn
硫酸ナトリウムHa250.として 819ppmシリ
カ Sin、として 17)’I)m未満鉄 Feとし
て ippm未満 リン酸イオン po4として 10〜20ppm試験の
第1シリ−、e (the 1 st 5eries 
) においてはがイラーをボイラー水圧400 psi
gで45時間運転した。個々の試験の完了時にデイラー
管を個別にボイラーから取シはすし、中心長(cent
ral length) 6“の容管に存在するスケー
ルまたは堆積物をかき取って除去し、重量をはかつであ
る容器に集めて秤量する。得られた結果は表■に示す。
これらの結果は本発明中で使用した共重合体が加圧ボイ
ラー中のスケール生成速度を減少させるのに有効である
ことを示している。
試験の第2シリーズでは、系をまず重合体を全く添加せ
ずに45時間運転し、ついで、三本の管の一つを取りは
ずして清浄な管に交換する。ついで、この系を今回は重
合体を添加して更に45時間運転する。この2度目の4
5時間ののち、3本の管の中のスケールの量を前と同様
に秤量する。
このようにして、この試験の結果と未処理ブランク(第
2の45時間中重合体を添加しなかったもの)との比較
によシ、重合体がスケールを除去し、かつ、清浄な管へ
のスケールの生成を防止することができるか否かを評価
することが可能になる。
得られた結果は下記表■に示す。
したがって、これらの重合体の使用がスケールの生成防
止にのみでなく、スケールの減少率がioo%より太き
いのであるから、既存のスケールを除去するのにも効果
的であることは明らかである。
本件共重合体の冷却水系における作用中洗浄能力を評定
するために、ガラス管組立て品(gtα88tqbeα
sag情bty )中に清浄な金属ヒーターを固定し、
その中を60℃に加熱した水をポンプを用いて循環させ
る。この組立て品は大気に開放された膨張タンクを備え
た閉鎖系の部分を形成している。ヒーターを取シはずし
て希酸中に入れ、その上のスケールを除去する。ついで
、との酸溶液を標準EDTA溶液で滴定して炭酸カルシ
ウムスケールの量を測定しくCα として)、これから
炭酸カルシウムスケールの量を算定する。
第1の試験において、400ppmのカルシウムと40
0 ppmのアルカリ性成分(alkalinity)
(炭酸水素塩として)とに調節した調合水を6時間循環
させる。ヒーターを秤量して780ミリグラムの炭酸カ
ルシウムスケールが形成されたことがわかった。
ついで、6時間後にマレイン酸とアリルスルフォン酸と
の共重合体(実施例2と同様) 10 ppmを添加し
、45時間循環を続ける。ついで、ヒーターを取シはす
し、上と同様にして試験する。再び780ミリグラムの
炭酸カルシウムスケールの形成があることがわかった。
したがって、この条件では共重合体はスケールを全く除
去しないことが明白である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、系に式 %式% および式 −CH,−CH− 式中、 Zは−50,Hもしくは−CHt−5o3Hまたはその
    水溶性塩を表わす、 の繰返し単位を有する共重合体を添加するととを特徴と
    する加圧ボイラー水系中のスケール処理方法。 λ 共重合体がマレイン酸とアリルスルフォン酸との共
    重合体である特許請求の範囲第1項記載の方法。 1 上記共重合体が約800乃至約25. OOOの分
    子量を有する特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    方法。 4、共重合体を0.1乃至約400 ppmの量添加す
    る特許請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか1項に記
    載された方法。 5、系に水溶性沈殿剤を特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第4項のいずれかに記載された方法。 6、式 %式% および式 −CH−CH− ′I 式中、 Zは一5O,Hもしくは一〇H,S O,H、まだはそ
    の水溶性塩を表わす、 の繰返し単位を有する共重合体と水溶性カルシウム沈殿
    剤を含有する加圧ボイラー水系に添加するのに適した組
    成物。 7、共重合体がマレイン酸とアリルスルフォン酸との共
    重合体である特許請求の範囲第6項記載の組成物。 8、共重合体が約800乃至25.000の分子量を有
    する特許請求の範囲第6項または第7項記載の組成物。 9、水溶性硬水成分沈殿剤が水溶性炭酸塩またはリン酸
    塩であることを特徴とする特許請求の範囲第7項または
    第8項記載の組成物。 10、水溶性硬水成分沈殿剤がリン酸二す) IJウム
    もしくはリン酸三ナトリウムまたはメタリン酸す) I
    Jウムである特許請求の範囲第9項記載の組成物。 11、約25乃至10重量%の上記共重合体と約5乃至
    50重量%の上記硬水成分沈殿剤とを含有する水溶液で
    ある特許請求の範囲第6項乃至第10項のいずれかに記
    載された組成物。 12 アルカリ、リグニン誘導体、他の重合体、タンニ
    ン、殺生物剤または腐食防止剤である水処理添加物をも
    少くとも1種含有する特許請求の範囲第6項乃至第11
    項のいずれかに記載された組成物。
JP59257766A 1983-12-08 1984-12-07 加圧ボイラー中のスケール制御方法 Pending JPS60139397A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB8332800 1983-12-08
GB08332800A GB2152919B (en) 1983-12-08 1983-12-08 Method of controlling scale in pressurised boilers

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60139397A true JPS60139397A (ja) 1985-07-24

Family

ID=10553025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59257766A Pending JPS60139397A (ja) 1983-12-08 1984-12-07 加圧ボイラー中のスケール制御方法

Country Status (13)

Country Link
JP (1) JPS60139397A (ja)
AU (1) AU572235B2 (ja)
CA (1) CA1233722A (ja)
DE (1) DE3444679A1 (ja)
ES (1) ES538357A0 (ja)
FR (1) FR2556334B1 (ja)
GB (1) GB2152919B (ja)
IT (1) IT1177376B (ja)
NL (1) NL8403714A (ja)
NZ (1) NZ210446A (ja)
PH (1) PH21200A (ja)
SE (1) SE456675B (ja)
ZA (1) ZA849464B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4600524A (en) * 1983-12-08 1986-07-15 W. R. Grace & Co. Composition and method for inhibiting scale
GB8728162D0 (en) * 1987-12-02 1988-01-06 Albright & Wilson Threshold treatment
DE68903070T2 (de) * 1988-08-01 1993-04-22 Calgon Corp Verfahren zur kesselsteinbekaempfung mittels allylsulfonat-maleinsaeureanhydridpolymeren.
US6020297A (en) * 1999-04-06 2000-02-01 National Starch And Chemical Investment Holding Corporation Colorless polymaleates and uses thereof in cleaning compositions
US6333005B1 (en) * 1999-06-16 2001-12-25 Hercules Incorporated Methods of preventing scaling involving inorganic compositions in combination with copolymers of maleic anhydride and isobutylene, and compositions therefor
FI20096408A (fi) * 2009-12-30 2011-07-01 Kemira Oyj Dispersioainekoostumus, sen käyttö ja sitä käsittävä päällystyskoostumus ja menetelmä päällystyskoostumuksen tai lietteen viskositeettiominaisuuksien parantamiseksi

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5544390A (en) * 1978-09-25 1980-03-28 American Cyanamid Co Method of inhibiting boiler scale in evaporating desalting device
JPS57174194A (en) * 1981-04-17 1982-10-26 Deiaaboon Chem Ltd Treatment of aqueous system
JPS59162999A (ja) * 1983-03-07 1984-09-13 カルゴン・コ−ポレ−シヨン カルボン酸/スルホン酸ポリマ−類を含有する相乗効果的なスケ−ルおよび腐食抑制混合剤

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3639278A (en) * 1967-12-27 1972-02-01 Grace W R & Co Composition and method for inhibiting and removing scale using glycolic acid and lignosulfonic acid
US3879288A (en) * 1970-07-01 1975-04-22 Frederick Herman Siegele Process of inhibiting scale formation on walls of structures containing an aqueous system
GB1575173A (en) * 1977-02-07 1980-09-17 American Cyanamid Co Mixtures of polycationic and polyanionic polymers for scale control
US4342652A (en) * 1978-09-25 1982-08-03 American Cyanamid Company Process for scale inhibition in evaporative desalination units
DE3230291A1 (de) * 1981-08-18 1983-03-03 Dearborn Chemicals Ltd., Widnes, Cheshire Zusammensetzung zur verhinderung von kesselstein in waessrigen systemen
JPS5881494A (ja) * 1981-11-11 1983-05-16 Toagosei Chem Ind Co Ltd 水処理剤組成物
EP0210590A3 (en) * 1983-03-07 1988-02-17 Calgon Corporation Polymeric additives for water

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5544390A (en) * 1978-09-25 1980-03-28 American Cyanamid Co Method of inhibiting boiler scale in evaporating desalting device
JPS57174194A (en) * 1981-04-17 1982-10-26 Deiaaboon Chem Ltd Treatment of aqueous system
JPS59162999A (ja) * 1983-03-07 1984-09-13 カルゴン・コ−ポレ−シヨン カルボン酸/スルホン酸ポリマ−類を含有する相乗効果的なスケ−ルおよび腐食抑制混合剤

Also Published As

Publication number Publication date
FR2556334B1 (fr) 1990-05-04
NL8403714A (nl) 1985-07-01
CA1233722A (en) 1988-03-08
DE3444679A1 (de) 1985-06-20
FR2556334A1 (fr) 1985-06-14
SE456675B (sv) 1988-10-24
GB8332800D0 (en) 1984-01-18
DE3444679C2 (ja) 1992-08-06
ZA849464B (en) 1985-08-28
NZ210446A (en) 1988-01-08
IT1177376B (it) 1987-08-26
ES8601330A1 (es) 1985-11-01
IT8423950A0 (it) 1984-12-06
SE8406203D0 (sv) 1984-12-06
PH21200A (en) 1987-08-19
AU572235B2 (en) 1988-05-05
GB2152919B (en) 1987-08-26
GB2152919A (en) 1985-08-14
SE8406203L (sv) 1985-06-09
ES538357A0 (es) 1985-11-01
AU3634884A (en) 1985-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4600524A (en) Composition and method for inhibiting scale
AU635102B2 (en) Methods of controlling scale formation in aqueous systems
US3706717A (en) Copolymers of fumaric acid and allyl sulfonic acid
US5382367A (en) Method of treating cooling water systems
US4566973A (en) Scale inhibition in water systems
US3879288A (en) Process of inhibiting scale formation on walls of structures containing an aqueous system
US4913823A (en) Process for dissolving and removing scale from aqueous systems
US4374733A (en) Method for treating aqueous mediums
EP0071323B1 (en) Method and composition for treating aqueous mediums
US4631131A (en) Method for inhibiting scale
US4952327A (en) Scale control with terpolymers containing styrene sulfonic acid
JPS60220197A (ja) スケールおよび腐食抑制剤用のカルボキシル/スルホン/第四級アンモニウムポリマー
US5716529A (en) Water-treating agent and method for treating water
US4387027A (en) Control of iron induced fouling in water systems
JPH0275396A (ja) アリルスルホナート/無水マレイン酸系重合体による水系統でのスケール沈積抑制法
US4581145A (en) Composition and method for inhibiting scale
US5788866A (en) Copolymers formed from polymerization of N,N-diallyl-N-alkyl-N-(sulfoalkyl) ammonium betaine and their utility as calcium carbonate scale inhibitors
US6001264A (en) Water-treating agent and method for treating water
US4556493A (en) Composition and method for inhibiting scale
CA2125224C (en) Methods and composition for controlling scale formation in aqueous systems
US4446045A (en) Composition for treating aqueous mediums
JPS60139397A (ja) 加圧ボイラー中のスケール制御方法
US4416785A (en) Scale-inhibiting compositions of matter
CA1207211A (en) Composition and method for inhibiting scale
CA1224999A (en) Composition and method for inhibiting scale