JPS6013559Y2 - ワ−ク検出装置 - Google Patents

ワ−ク検出装置

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JPS6013559Y2
JPS6013559Y2 JP18005179U JP18005179U JPS6013559Y2 JP S6013559 Y2 JPS6013559 Y2 JP S6013559Y2 JP 18005179 U JP18005179 U JP 18005179U JP 18005179 U JP18005179 U JP 18005179U JP S6013559 Y2 JPS6013559 Y2 JP S6013559Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
cam
contact
synthetic resin
detection device
Prior art date
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Expired
Application number
JP18005179U
Other languages
English (en)
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JPS5695441U (ja
Inventor
庄一 小川
Original Assignee
豊田鉄工株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 豊田鉄工株式会社 filed Critical 豊田鉄工株式会社
Priority to JP18005179U priority Critical patent/JPS6013559Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ワーク保持部材に取り付けて使用され、ワー
クが所定の位置に保持されているか否かを検出する装置
の改良に関する。
上記ワーク保持部材とは例えば、トランスファプレス等
の自動化されたプレス機械において使用されるワーク移
送装置のフィンガ等のことである。
この種のワーク移送装置は、ワークの移送方向及びこれ
と直角な方向の二方向における往復運動を組み合わせた
合成運動を行ない得るフィードバーに、ワークをクラン
プ(保持)するためのフィンガを取り付けて構成される
のが普通である。
所定のサイクルに従って移動させられる時ワークをクラ
ンプし、間欠的に移送するのである。
かかるワーク移送装置にはワークが正規の位置にされて
いるかどうかを検出する装置が取り付けられるのが普通
である。
ワークが正規のクランプ位置からずれていたり、または
クランプされていないにも拘らず気械が作動すれば不良
品が発生したり、空打ちによってプレス型が損傷したり
する怖れがあるからである。
上記検出装置としてはフィンガの根本部寄りに固定され
たリミットスイッチを、フィンガの先端部寄りに軸心方
向に移動可能に取り付けられたロッド状の接触子によっ
て作動させる形式のものが広く知られていた。
しかし、この接触子は従来金属製であったために、慣性
が大きくなって摺動性が低下するという問題があった。
本出願人はかかる不具合を解消すべく、この接触子の大
部分が合成樹脂製とされ、リミットスイッチ用据付室を
備えた基体の案内穴に嵌装された検出装置を開発して、
実願昭54−71020号等にて実用新案登録出願した
このようにすれば接触子が軽量となるためにその慣性が
小さくなる上、基体案内穴との間の摩擦係数の減少によ
って摺動抵抗が小さくなる。
また錆が発生する心配もなく、潤滑の必要性が低下して
ダスト等の付着が防止され、軽快な摺動が達成される。
その結果、接触子を前方に付勢するばねの付勢力も小さ
くて済み、小さな力で接触子が作動することとなる。
各リミットスイッチの接触子が軽量となれば、複数個の
リミットスイッチが併設されたフィードバーのたわみ量
が小さくなる。
この接触子を含む検出装置を使用すれば、確かに上記各
種のメリットが享受されてのであるが、使用を継続して
行くうちに作動不良を起こすものが出て来た。
そこで調査の結果、この原因は接触子の回り止め手段に
あることが判明した。
すなわち、検出時には接触子に回動力が加わることを避
は得ない場合があるので、一般に外形が円形とされた接
触子はその一部に形成された平担面をピン体にに接触さ
せられ、ピン体により回動を阻止されて基体の案内穴に
嵌装されていた。
しかし、このピン体の外形が円形である場合には接触子
の平担面とピン体とが線接触的に接触して接触面の面圧
が高くなり、摺動抵抗が大きくなるとともに接触子の平
担面に複数個のくぼみが形成されることがあったのであ
る。
この不具合は、先に本出願人が昭和5稗12月22日付
にて実用新案登録出願したワーク検出装置によればかな
りの程度まで排除された。
上記ピン体の一部に平坦面を形成したカム体の平担面と
面接触的に接触させたために接触面の面圧が下がったか
らであり、この事実が実験で確認されていることは上記
出願の明細書中において記載した通りである。
しかし、更に摺動抵抗を小さくすることはできないもの
かと思慮するうち、従来の概念を御所して、接触子を角
柱形状とすることを思いついた。
そして実験の結果、このようにすれば前記平担面を備え
たピン体を使用した場合よりも摺動抵抗が格段に小さく
なることが確認された。
本考案はこの知見に基いて為されたものであり、接触子
の摺動抵抗を極力小さくすることを目的として、接触子
の本体部分であるカム体を角柱形状とするとともに、基
体案内穴の断面形状をそれに対応した形状(矩形)とし
たものである。
以下、本考案の実施例を示す第1図乃至第3図に基づい
て詳述する。
第1図中Bにて示したのは前後左右に移動可能とされた
フィードバーであり、Fにて示したのはフィードバーB
上に固定されたワーク保持部材としてのフィンガがある
る。
フィンガF上にはナイロン6等の合成樹脂からなる基体
1が両側のフランジ部2及び3においてボルト4(第1
図参照)によって固定されている。
基体1には箱状の外壁5を残してほぼ矩形のリミットス
イッチ据付室6が形成されるとともに、案内部7には矩
形断面のカム休業内六8(行き止り穴)が形成され、両
者は切欠き9によって連通させられている。
上記案内穴8にはロンド状の接触子15がワークWに接
触可能に嵌装されている。
この接触子はナイロン6等の合成樹脂を成形して得られ
た四角柱状のカム体11と、これに挿通された触針12
とから戒る。
カム体11には後端部(第2図では右端部)寄りの一側
面に等脚台形断面のカム面13が形成されるとともに、
大径穴14と案内穴の後壁15との間に配設された圧縮
ばね16によって前方に付勢されている。
このカム面13よりも前方には所定長さの平担面18が
形成されており、前記外壁5に打ち込まれた円筒状かつ
合成樹脂製のピン17がこの平担面に係合することによ
って抜出しが防止されている。
また触針12はカム体11及び後壁15を貫通して延び
、先端部は直角に折り曲げられて屈曲部19となってい
る。
モして触針12のカム体11に対する相対的な回動及び
移動は、小径部21に嵌合された金属リング22とこれ
に螺合された小ねじ23とによって阻止されている。
小ねじ23は金属リング22形威された雌ねじ26に螺
合され、小径部21にあけられた貫通穴27を貫通して
触針12に当接し、触針12をカム体11に固定してい
るのである。
また前記据付室6には前記フィードバーBの作動を制御
するリミットスイッチ(LS)28が固設されている。
Ls28′のアクチュエータ29は前記切欠き9の方向
に延び、先端部に枢着されたローラ31がカム面13に
係合させられている。
またコード32は外壁5に形成された溝33から外方に
取り出されている。
外壁5上にはカバー34(第2図参照。
第1図では除去されている)が取り付けられている。
以上の構成になる検出装置においては、フィードバーB
とともにフィンガFが前進してワークWを正規の位置に
クランプすると、触針の屈曲部19がワークWに接触し
接触子15がばね16の弾性力に抗して後退させられる
この場合、接触子15の大部分を占めるカム体11は軽
量の合成樹脂から戒っており、しかも同じく合成樹脂製
の基体1の案内穴8内に挿通されているので慣性及び摺
動抵抗が小さく、軽快に後退する。
その結果、アクチュエータ29のローラ31がカム面1
3の斜面に乗り上げてLS28が作動し、検出信号が出
力され、フィードバーBが右または左方向に移動してワ
ークWを移送しプレス機械による加工が行なわれる。
これに対して、フィンガFが上記正規の位置に達しても
触針12がワークWに接触しなければL328は作動せ
ず、検出信号が出力されないのでプレス機械の作動が停
止させられ、その事実を作業者に知らせる警報が発せら
れる。
上記実施例の検出装置においてねじり力が作用した場合
における接触子15の摺動性を調べるべく、第4図に示
す装置を使用して実験を行なった。
この実験は、横向きとした触針12の屈曲部19に重さ
1kgの重りWを吊り下げ、屈曲点Aからの距離1をH
1b+mずつ変化させつつ、接触子15を摺動させるの
に要する力を計器Bで計測したものである。
その結果が第5図に屈曲線Eにて示されている。
同図中屈曲線C及びDで示されているのは何れもカム体
が円柱状で回り止めピンにって回動を阻止されつつ摺動
する接触子を含む検出装置によって同様の実験を行なっ
た結果を示す。
但しピン体の形状、材質は異なり、前者Cは金属製で丸
棒状のピン体を使用した場合であるのに対して、後者り
は合成樹脂製で偏平なピン体を使用した場合である。
ピン体として合成樹脂製で偏平なものを使用したことに
より金属製で丸棒状のものを使用した場合よりも摺動抵
抗が小さくなったことは前記出願中でも述べた通りであ
るが、本例の接触子15を使用した場合にはこの合成樹
脂製で偏平なピン体を使用した場合よりも格段に摺動抵
抗が小さくなることが明瞭に示されている。
これは接触子15の本体部分をなすカム体11を四角柱
状としたことによって案内穴8との接触面積が格段に向
上し、接触面の面圧は大幅に低下したためと思われる。
なお、カム体11の具体的な形状、カム面13の位置、
抜出し防止手段等については案内穴8等との関連におい
て適宜変更、改良を加え得る。
また触針12はカム体11に対して相対回動することを
より確実に防止するためには前述のように金属リング2
2に小ねじ23を螺合させることが望ましいが、ねじり
力が比較的小さい場合には、カム体11に埋設した金属
部材に小ねじ23を螺合させても良い。
以上詳述したように、本考案に係るワーク検出装置にお
いては、接触子の本体であるカム体を合成樹脂製でしか
も角柱形状としたために合成樹脂製のカム体が備えてい
る前記長所を享受しながら、接触子にねじり力が作用す
るような使い方をされた場合にも接触子が軽快に摺動し
、かつその状態が長期にわたって維持される効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図(但しカバー3
4は除去されている)、第2図は同じく平面図(一部破
断)、第3図は第2図における■−■断面図、第4図は
上記実施例を使用して行なった実験の説明図、第5図は
その結果を示すグラフである。 1・・・・・・基体、6・・・・・・据付室、8・・・
・・・案内穴、11・・・・・・カム体、12・・・・
・・触針、13・・・・・・カム面、16・・・・・・
圧縮ばね、17・・・・・ピン、18・・・・・・平担
面、19・・・・・・屈曲部、22・・・・・・金属リ
ング、23・・・・・・小ねじ、26・・・・・・雌ね
じ穴、27・・・・・・円穴、B・・・・・・フィード
バー Fsse*e*フィンガ、W・・・・・・ワーク

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ワーク移送装置等のワーク保持部材に取り付けられ、該
    ワーク保持部材がワークを適正に保持したか否かを検出
    する装置にして、 リミットスイッチ据付室及び矩形断面のカム体案内穴を
    備えた合成樹脂の基体と、 全体的には角柱形状を有し、−側にカム面を備えるとと
    もに一方向に付勢されて前記カム体案内穴に嵌装された
    合成樹脂製のカム体と、 該カム体に挿通され、先端部おいてワークに接触する触
    針と、 アクチュエータが前記カム面に係合するように前記リミ
    ットスイッチ据付室に据え付けられたリミットスイッチ
    と、 を含むことを特徴とするワーク検出装置。
JP18005179U 1979-12-24 1979-12-24 ワ−ク検出装置 Expired JPS6013559Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18005179U JPS6013559Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24 ワ−ク検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18005179U JPS6013559Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24 ワ−ク検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5695441U JPS5695441U (ja) 1981-07-29
JPS6013559Y2 true JPS6013559Y2 (ja) 1985-04-30

Family

ID=29690509

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18005179U Expired JPS6013559Y2 (ja) 1979-12-24 1979-12-24 ワ−ク検出装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0428661Y2 (ja) * 1986-05-07 1992-07-13

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JPS5695441U (ja) 1981-07-29

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