JPS6012477Y2 - 器筐内格納型便器付洗面化粧台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案は器筐内格納型便器付洗面化粧台に関し、更に詳し
くは上部を鏡・棚等を有する洗面キャビネット下部を洗
面槽を有する洗面台と威した洗面化粧台において洗面台
内に便器を取付けて用便時には台枠内から引出して使用
し、不使用時には台枠内に押込み格納し得るように威し
て洗面化粧台とトイレを単一ユニット化して屋内のスペ
ースを広く利用できるようにると共に洗面・用便・化粧
の一連の動作を単一ユニットで行い得るように威し使用
に便利ならしめることを考案の目的とするものである。

以下添附図面にて本案を詳説すれば、第１図は本案の基
本構成簡略図を示し、Ａ−は洗面化粧台で上部を洗面キ
ャビネット１、下部を洗面台２と威している。

洗面台２は、上面に洗面槽を形成し内部には便器を不使
用時は格納保持し、用便に際しては引出し使用できるよ
うに設置している。

例えば第２図に示すように便器３を一体的に載支する支
持台４の後部（図中左端部）を洗面台２内に形成した格
納部５内に枢軸６で上下方向回動自在に枢着することに
よって支持台４て一体に上下方向回動可能となし、第２
図に示すように支持台４の台脚４′が接床した状態即ち
便器が水平になった状態を用便使用状態として、又枢軸
６を中心に上下回動させて便器３支持台４の重心が枢軸
６より格納部５内奥側に位置した状態を格納状態として
いる。

而して該便器３を格納・引出しする為の機構は、格納部
５内の便器格納動作の邪魔にならない位置例えば便器３
の一側に近接した位置に操作杆７を枢軸８によって前記
便器３と同じく上下方向回動自在に枢着し、当該操作杆
７と前記支持台４を連杆９及び枢軸を用いて枢着連結し
て操作杆７の上下回動操作によって便器３の格納・引出
しを行うようにしている。

尚、支持台４の台脚４′は中程の連接部４″において折
畳み可能と威し、便器格納時は折畳まれて完全に格納部
５内に収納し得るものである。

又、操作杆７に替えて電動又は油圧式等の自動操作機構
を取付けても良く、更に便器格納・引出し操作機構の一
部と洗面台２の前面に設けた扉１０の開閉動作を機械的
若しくは電気的に連動可能に連結して扉の開放に僅に遅
れて便器３が引出され、扉の閉止に先行して便器格納動
作が行われ、格納完了と共に洗浄水が流出して便器洗浄
作用が行われるよう構成しても良い。

゛次に洗面キャビネット１は、前面に鏡１１及び照明灯
１２を設け、前面の鏡１１の片側又は両側及び下部位置
には洗面化粧の際に使用する化粧品・セッケン等の付帯
品を収納する為の棚１３又は扉付き棚を配設しており、
更に該洗面キャビネット１内にはロータンク１４を形成
している。

例えば第３図に示すようにキャビネット１の成型時にそ
の内部をロータンク１４として用い得る形状と威すか又
は第４図に示すように内部に別途製作されたロータンク
１４を設置すれば良い。

第４図の実施例ではロータンク１４とキャビネット１と
の間に各種の充填材１５を介在させて流水音の消音効果
を挙げさせている。

尚、第２図中１６は洗面槽、１７は水栓、１８は洗浄水
供給管、１９は洗浄ノズル、２０は洗面水耕水管を示し
、２１は便器３に連通連結した排水誘導管を示し後続す
る排水トラップ２２に出没可能に嵌挿させている。

上記洗面水耕水管２ｏは図示の如く直接器外へ突出させ
ても良く又排水トラップ２２に連結しても良い。

更に水栓１７及びロータンク１４への給水は通常の洗面
化粧台と同様に水道水による給水を行うべく配管（図示
せず）を行っている。

以上のように威る本案の洗面化粧台は洗面台２内に便器
３を格納可能に設置し、しかも洗浄水貯留用のロータン
ク１４を洗面キャビネット１内に組込んだことにより従
来におけるトイレ・ロータンクの設置スペースが不要と
なりこれを有効に利用できるだけでなく洗面・化粧・用
便が同一場所で単一ユニットを用いて行うことができ極
めて便利である。

加えてロータンク１４を洗面キャビネット１内に組込む
場合において、第３図に示すように洗面キャビネット１
の成型時にその内部とロータンクとして用い得る中空形
状と威せば、別途ロータンクを製作・設置する場合に比
して構成組立てが簡単で極めてコスト安となる。

又ロータンクを洗面キャビネット１内に組込めばロータ
ンク内における流水音の遮音効果が生じ、特にキャビネ
ット１の前面に棚１３を形成した場合該棚内の空間及び
収納物が遮音効果を発揮して流水音が外部に伝播°する
ことを防止できる。

尚、別途製作されたロータンクをキャビネット１内に設
置する場合はロータンクとキャビネット間に介在設置し
た充填材の材質を適宜選択使用すればより高い遮音効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の実施例を示す洗面化粧台の正面図、第２
図は便器格納機構を示す簡略側面図、第３図第４図は共
に洗面キャビネットの内部構造を示す縦断面図である。 Ａ・・・・・・洗面化粧台、１・・曲洗面キャビネット
、２・・・・・・洗面台、３・・・・・・便器、４・間
・支持台、５・・・・・・格納部、６・・・・・・枢軸
、７・・曲操作杆、８・・曲枢軸、９・・・・・・連杆
、１０・・開扉、１１・・・・・・鏡、１２・・・・・
・照明灯、１３・・開側、１４・・曲ロータンク、１５
・・・・・・充填材、１６・・曲洗面槽、１７・曲・水
栓、１８・・・・・・洗浄水供給管、１９・・曲洗浄ノ
ズル、２０・・・・・・洗面水耕水管、２１・・・・・
・排水誘導管、２２・・・・・・排水トラップ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部を洗面キャビネット、下部を洗面台とし、洗面台内
   に用便時は引出して使用し、不使用時は格納可能とした
   便器を枢着等の適宜手段にて取付け、洗面キャビネット
   内に便器洗浄、手洗い用の洗浄水貯水用のロータンクを
   設けて威る器筐内格納型便器付洗面化粧台。