JPS6012308B2 - 複合肥料の製造方法 - Google Patents

複合肥料の製造方法

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JPS6012308B2
JPS6012308B2 JP7494977A JP7494977A JPS6012308B2 JP S6012308 B2 JPS6012308 B2 JP S6012308B2 JP 7494977 A JP7494977 A JP 7494977A JP 7494977 A JP7494977 A JP 7494977A JP S6012308 B2 JPS6012308 B2 JP S6012308B2
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静一 本田
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佳之 内藤
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Chisso Asahi Fertilizer Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 本発明は硫酸化合物、リン酸化合物、塩化カリを含むカ
リ化合物を水中で反応させ、二種の複合肥料を各々製造
する方法に関し、特に出願人が先に特関昭49一301
48号公報で提案したリン酸カリ肥料の製造方法を改良
することをその目的の1つとしたものである。
該公報の方法は、原料として塩化カリウムとリン酸1ア
ンモニウムを水溶液中で反応、複分解させ、リン酸1カ
リウムを多く含有したリン酸1力IJゥムとリン酸1ア
ンモニウムの混合結晶を得るものである。
この方法によって得られる複合肥料のリン成分とカリ成
分の比率は常に1より大となる。従ってこの比率を目的
によって自由に変えることは難かしい。本発明の方法は
これを解決し、かつ該公報によって得られる複合肥料の
他に第二の複合肥料として塩素分が多く、かつ硫酸アン
モニアの少ない複合肥料をも併産することも可能とした
ものであり、又、本願発明はこの第一と第二の複合肥料
の生成割合を任意に変更できる方法を提供することを目
的としている。
上記目的を達成するため本発明は「水溶性の硫酸化合物
と、リン酸化合物、塩化カリを含むカリ化合物とを、所
定の反応温度のもとに水に加えて反応させる際に、塩素
線の量を該反応温度で析出しない量に制限し〜逆に硫酸
根及びリン酸根の量を該反応温度で全部は溶解しないよ
う充分に過剰にし「かつその混合溶液のpHを3〜5の
範囲に保って充分に櫨拝した後、該混合溶液中に不落解
の物質を第一の複合肥料として分離取得し、残った溶液
から水分を除去して第二の複合肥料を分離取得すること
を特徴としている。
又、本発明方法では原料として用いる塩化カリを含むカ
リ化合物として、種々のものを用いることが可能である
ことも特徴の1つであるが、特に原料として硫酸やリン
酸が入手できるときは、塩化カリの一部をこれらの酸で
加熱分解して塩化水素の形で塩素分の一部を除去して塩
素分の少ないものとして使用することができる。
この場合は第一の複合肥料の割合し、を第二の複合肥料
に対して大とすることが可能である。又、別の態様とし
て、第一の複合肥料を分離後の一部を再循環して原料成
分の一部として使用することによっても第1の複合肥料
の割合し、を容易に変更できる。本発明の方法において
は反応させる混合物中の水の量及びpHの値が重要であ
り、これらの選定により目的とする成分を含む二種の複
合肥料を得ることができる。ここで水の量は次の二つの
条件を満足させることが好ましい。■ 塩素根に対する
水の割合し、は、その反応温度において、原料成分及び
水の混合溶液から実質的に塩素根を析出させない値とす
ること。
■ 原料成分の水に対する割合し・は■の制限のもとに
、飽和条件以上に増加させ、その際所望の第1の複合肥
料の成分に応じて、対応する原料成分を供v給する。
これによって母液から所望の成分の第1の複合肥料が析
出させられる。しかしながら上記の条件において、塩素
根と水の値は温度及び混合溶液中の成分の割合によって
変化し、一率に定まる性格ではないことを考慮すべきで
ある。
原料として使用される硫酸化合物としては硫酸、又はN
H4、Na、M史等の硫酸塩がよく、例えば硫安(Nは
)2S04、酸性硫安NH4HS04、硫酸ソーダNa
2SQ、酸性硫酸ソーダNaHS04、硫酸苦±M$0
4、酸性硫酸苦±Mg(HS04)2等があり、NH又
はMgの硫酸塩が好ましい。
又特に好ましいのはN凡の硫酸塩である。リン酸化合物
としてはリン酸、又はNH4、Na等のリン酸塩がよく
、例えばリン酸1水素アンモニア(NH子)2HP04
、リン酸二水素アンモニアNは日2P04、リン酸二水
素ソーダNaH2P04等があり、特にNはのリン酸塩
がよい。
上記の硫酸化合物又はリン酸化合物にNH4の塩を用い
ることは、生成した複合肥料の中に窒素分がこれらによ
って入り、窒素ーリン酸ーカリのニ要素が含まれること
になるから多くの用途にとって好ましいことである。
しかしNH4成分が含まれないNaやMgの塩を用いる
場合でも、同様な三要素肥料を得るために、pH調整時
にアンモニア分を含んだものを使用すれば同じ目的を達
成することができる。塩化カリを含むカリ塩としては、
塩化力』/、塩化カリと硫酸カリの混合物、塩化カリと
リン酸カリの混合物、塩化カリと硫酸カリとリン酸カリ
との混合物、上記し、ずれかに炭酸カリや硝酸カリが含
まれているものあるいはそれらの変成物等を挙げること
ができる。
これら本発明の方法に使用される谷原料成分は、それぞ
れ単独あるいは2種以上を併用することができる。
本発明の方法における混合液の反応温度の範囲は特に制
限されるものではないが、通常10〜40℃好ましくは
20〜3030で行なわれる。
一般的に言えることは温度が低いと使用する水の量を多
くしなければならないので、第二の複合肥料の取得の際
この水分を除去するためのエネルギーの使用量が多くな
る。又温度が高過ぎると第一の複合肥料中に塩素分が液
付着の形で移行する量が大となることに加え液温を高め
るためのエネルギー使用が大となる。混合液の母の値は
後述のように原料成分や反応温度あるいは生成する複合
肥料の所望成分などにより変化されるが、好ましくは3
〜5の範囲であり、特に3〜4.5の範囲がよい。
このpHの調整は原料混合液のpHの値が3より低いと
きにはアンモニア、又はNa、K、Mg、Ca等の水酸
化物あるいは炭酸塩を混合溶液に加えることによって行
い、pHが比較的高いときには硫酸、リン酸、塩酸など
の無機酸及びその酸性塩をもって行う。
反応時間は通常30分位でよいが、装置の容積と棚梓の
程度により、これにより長くなることもありうるので、
反応が完了するような時間を前もって確かめておく必要
がある。
本発明の好ましい実施態様によれば硫酸化合物としては
硫酸アンモニアを、リン酸化合物としてはリン酸アンモ
ニアを用いた場合、第一の複合肥料は、主たる成分がリ
ン酸二水素カリや硫酸カリであり、塩化物は母液からの
附着によるものが主で、塩素線は2〜4%程度のもので
ある。
初めの原料の配合割合によって、この複合肥料中の、P
2QとK20との比は、大凡3:1から1:2まで自由
に変化させることが出来るので、畑作のどのような作物
にも適合した銘柄を製造することが出来る。又、第二の
複合肥料は、塩化アンモニアを含み、稲、麦類、きび類
、飼料作物、牧草、或は棉、麻、などに広く使用出来る
複合肥料である。又前述のように第一の複合肥料と第二
の複合肥料の生産割合は自由に変化させることが出来る
ので、上述の畑作々物と水田作物等の需要に応じて、複
合肥料の第一と第二の生産割合を変化させることが出来
るものである。以上の説明で明かな如く、本発明の方法
に於ては、例えば窒素源として硫酸アンモニアを、カリ
源として塩化カリを使用した場合でも複合肥料の第一に
は、リン酸二水素カリや硫酸カリのみを含み、塩化カリ
を殆んど含まないようになり、又、複合肥料の第二には
、水稲に使用すると弊害の生ずる恐れのある硫酸アンモ
ニアを少量に押え、代り1こ塩安を充分含有するものが
得られる。
即ち、畑作々物向け、水田作物向に、最も好ましい成分
を夫々含有するような二種類の、複合肥料を併産するこ
とが可能にされたわけである。このように本願発明の様
に向け先の異なる2種類の肥料を同時に併産できると云
う様な方法の発明がなされたことは、未だかつて例がな
くこれ丈からでも本発明の独創性の高いことがわかる。
そればかりでなく又従来から有効な肥料成分として期待
され、市場への供給が待望されていたリン酸二水素カリ
が本願発明方法によって初めて充分に複合肥料に利用し
得る様にされたことは本願発明の肥料製造業界に、延し
、ては農業部門に対する貢献が極めて大きいと言うも過
言ではない。この点からも亦、本発明の効果の優秀性が
認識されるべきことを特に強調する。ある種の高級作物
については、塩素根を殆んど含まない肥料が要求されて
いる。
従ってこのような場合には、塩化アンモニアや塩化カリ
は、その用途の複合肥料の原料として使用されていない
。窒素化合物としては塩化アンモニアに代るものは多く
、その需要に充分応じ供給されている。しかし、カリ化
合物として塩化カリーこ代るものとしては、実用面で硫
酸カリしかなく、要望のある畑作作物全部に使用できる
程供給されてはいない。塩素根を殆んど含まないカリ化
合物の、工業的生産については、硫酸カリの他に、当然
リン酸カ川こついて考えられているが、例えば、塩化カ
リにリン酸を作用させて、塩化水素を除き、リン酸二水
素カリを製造することについては既に提案されている。
しかしリン酸は硫酸と異なり濃リン酸といえども相当の
水分を含むためと、リン酸が酸としては弱酸であるため
に、簡単には塩化水素ガスを迫出し得ないので上記目的
にリン酸を使用することは硫酸程簡単ではない。更にリ
ン酸二水素カリは、加熱すると脱水重合するために、塩
化水素ガスを除去するための加熱は、水蒸気蒸溜の様な
方法によらなければならない。このためリン酸二水素カ
リの製造は経済的な制限を受ける。従って複合肥料の原
料として、リン酸二水素カリは、いまだ充分に供給され
る状態にはなっていない。この意味で、本発明が特に優
秀である点については前述した通りである。籾て、水中
に於て全ての水溶性の塩類は溶解してイオンに解離して
おり、新たな添加でこのィオンの濃度が増してゆくと、
ある組合せの腸イオンと陰イオンの濃度の積が増して来
て、その温度に対応した一定値を超えると、その組合せ
で出来る塩が析出してくるわけであるが、リン酸のよう
に、水素イオンとリン酸根との解離が段階的なものの場
合には、水溶液のpHの値が変化すると、それに対応し
て、陰イオンの形態が変化しその結果他の腸イオン濃度
は変化しなくても、新しい形態の陰イオンの増加するた
めに、その組合せの溶解の限度を超えて析出してくるこ
とがある。
即ちリン酸又はその塩の場合には、pH値が溶解に非常
に大きな影響をもっている。本発明の方法はこのような
リン酸又はその塩を取扱うので、その際の掛値を調整す
ることが、重要な要件となることは前述の通りである。
例えばリン酸のカリ塩のうち、水に一番よく溶けるのは
、K2HP04であり、KH2P04が一番溶け方が少
し、。又アンモニア塩では(NH4)2HP04よりも
NH4日2P04の方が溶け方が少し、。本発明の混合
物の様な場合に於て、リン酸根のうちの、日2P04′
がHP04″やP04″よりも著しく多いようなpHの
範囲が、発明の要件を満足させるものであるが、研究の
結果前述のようにこの範囲をpHで3〜5好まし〈は3
〜4.5と定めることが出来た。他方硫酸塩などの場合
はKHSQに〈らべ、均S04が溶解度が特に小さく、
且つ硫酸塩の解離は殆んどS04″の形であり、上の範
囲のpH値の範囲で影響を受けてK2S04の析出がさ
またげられることはない。又更に本発明の方法に於ける
水に対する塩素根の割合の設定も、前述の溶解の限度を
、共存する陽イオンとの組合せで、超えないようにする
ためで、本発明の方法を、アンモニア塩とカリ塩で行う
場合では、例えば水100部に対し、30℃では塩素線
約21部乃至23部位、10℃では約16部乃至18部
位が適当である。因に、30℃に於ける塩化カリの場合
、単独では水10の部‘こ対し塩素根約1$邦であり、
塩化アンモニアの場合単独では1$部であるので、上記
の21〜23部は本発明の場合の如く、リン酸塩や硫酸
塩も共存した場合の実例値である。尚この割合は、リン
酸塩硫酸塩以外の水落性の塩類があると変化するので、
原料の純度により多少の範囲のずれは避けられないので
、実際には予備試験験であらかじめ確める必要がある。
30qo以上の温度になればそれだけ、塩素根の割合を
増してもよいことになるが、工業的には析出した複合肥
料の第一に附着する母液に含まれる塩素の濃度が、この
複合肥料の最終的な塩素含有率に影響するので、分離操
作に於ける附着母液の量を考慮して、塩素根の割合を多
くすることは避けた方が良い。
以上、本発明について説明を行ったが、更に実施例を記
述し詳細に説明するがこれは本発明を限定するつもりの
ものではない。
初めに、本発明の骨子を理解するに便なために、原料と
して納品の組合せによる場合につき説明する。
特にことわらない限り部は重量部を表わす。(実施例
1) 塩化カリ(以后KC夕と記す)70部、硫酸アンモニア
(以后(NH4)2S04と記す)14部、リン酸二水
素アンモニア(以后NH4日2P04と記す)100部
を水10の部と混合し、30℃で激しく縄拝した。
この時の水素イオン濃度はpHで3.98であった。3
0分后混合物中の固形分を複合肥料の第一として分離し
乾燥し秤量し、分析した。
このものは附着水分8.77部で、乾燥后の重量は、1
34.63部であった。
分析の結果は次の通り窒素分(以下ANと記す)
6.68%リン酸分(以下P2Qと記す)
41.63%カリ分(以下K20と託す)
23.61%硫酸分(以下S03と記す)
5.67%塩素根(以下Cぞと記す)
9.17%であった。即ちこの分析結果から、この固
形分のなかの、Cその重量は12.34部であり、初め
KC〆として加えたC夕33.35部のうち、この12
.34部を差引し、た21.01部が残った母液に溶け
ていることになる。母液中の水の量は附着水量877部
を差引いた91.23部なので、水の量10碇都‘こ対
しC夕が23.03部の割合で溶解していることになる
。原料配合の際、水の量とCその量をこの割合以下に規
制すればCその析出は防止出来ることとなる。例えば、
KCその初めの量を48部にすると、第1の複合肥料の
析出物は約112部となり、附着によるCそが含まれる
のみとなる。その時の分析結果は、大凡次の如くであっ
た。洲 8,。
%P2Q 49.6%(P205:K20≠3
1:1)K20
16.0%S03
6.8%C〆 1
‐8%而してこの場合の成分はN比・KCそ(塩化カリ
と塩化アンモニアの混合結晶)約4部Kぶ04約16.
5部K舷P04(リン酸二水素カリ)約18.5部NH
H2POぷ幻73部などであると考えられる。この実施
例は分離時の水の量とCその量の割合の規制を理解する
ための例で、NH4日2P04が多過ぎる配合例になっ
ているため、P205が特に多くなっているが、これは
配合時のNH4日2P04を少〈することで、P2Qの
含有率を下げることが出釆る。又本例と同じことを2ぴ
○、1ぴ0について実施してt夫々水の量、10碇部‘
こ対しCその上限が20.5部及び18部程度であるこ
とを確めた。(実施例 2) 前例と同じ原料を用いて、KCそ46部、(Nは)よ○
414部、NH44P043$部を水100部に混合し
激しく縄拝した。
この時水の量に対するCその鼻は100:21.9であ
った。その時のPHは4.10であった。30分后混合
物中の固形分を分離し乾燥し分析した。
分析結果は次の通りであった。重量は40.森部であっ
た。AN I.
69%P2Q 29.11%(P205:K20
字1:1.35)K20
39.36%S03
19.09%Cと
2.51%一方炉液を脱水し乾燥したもの
の重量は約4$部であった。
分析結果は次の通りであった。AN
II.滋%P2Q
13.64%K20
2635%これ等の分析結果か
ら、夫々の成分を推定すると複合肥料の第一としての析
出分約4礎都‘まN日・KC〆
約2部N日日2P04 約5.
5部KH2P04 約15.
8部K2S04 約16.7
部複合肥料の第二としての固形分約4$織まKC〆
約20.5部NAH2P04
約10.5部(N日)2S0
4 約1.5部NHCZ
約165部の如く推算され、複合
肥料の第一のものは、含有C〆が2.5%と低く、N分
を適当に補って全ての畑作作物用に供することが出釆る
ものであり、複合肥料の第二はNH4CZとNH44P
04とKC〆との混合物で先に申述べた如く、稲、麦、
その他の作物に広く使用出釆るものである。
(実施例 3)王様にKCそ45部(NH4)2S04
9部N日日2P0430部を水10礎都‘こ混合し激
しく蝿拝した。
その時のpHは4.00であった。この時水の量に対す
るCその量は100:21.4であった。30分后混合
物中の固形分を分離し乾燥し秤量し分析した。
分析結果は次の通りであった。重量は35.7部であつ
た。AN 2.
04%P2G 35.92%(P205三K2
0芋1:1)K20
35.90%S03
4.75%C〆
2.52%一方炉液を脱水し乾燥したものの
重量は約48部であった。
分析結果は次の通りであった。AN
IO.00%P2Q
II.78%K20
32.23%これ等の分析
結果から、夫々の成分を推定すると複合肥料の第一とし
ての析出分約36部でNHKCそ
約2部N比日2P04 約
6部KH2P04 約17.
5部K2S04 約10.
5部複合肥料の第二としての固形分約48部でKC〆
約24.6部N日日2P0
4 約9.2部(Nは)2S0
4 約1.の都N日Cそ
約13.2部の如く推算される。
以上の3例は何れも、原料として高純度のものを用いて
いるために、析出する固形分が比較的効率よく取得出釆
ている。
リン酸肥料に供されるリン酸は、リン鉱石からの不純物
を含み、又塩化カリも、不純物を含むためにK20の含
有率が60%程度である。硫酸も王様であり特に廃硫酸
を用いる場合は尚更不純である。以下このような不純な
原料を用いた時の実施例について述べる。(実施例 4
) 湿式リン酸を中和して造ったリン酸二水素アンモニアと
、メチルメタァクリル樹脂製造の時の廃硫酸から造った
硫酸アンモニアと、肥料用塩化カリとを使用して同様な
操作を実施した。
これ等の原料の分析値は次の通りである。(ィー リン
酸二水素アンモニア ANII.61% P2450.32% S03592
%‘。
)硫酸アンモニアAN20.65% S035900% し一 塩化カリ K2〇59‐85% C〆45G?1% 以上の{ィーを10の轍。
}を50部内を15の部水32礎部を混合し激しく燈拝
した。温度は30つ0に30分保持した。PHは3.4
2であった。水に対するCその割合は100:21.4
であった。混合物から固形分を分離し秤量し、乾燥し、
再秤量し、分析した。その結果湿品141部乾品127
部であった。即ち附着した母液中の水分は14部であっ
た。分析結果は次の通りでたった。又成分も次の如く推
算される。AN 3.48% NH4KCZ
約 5.5部P205 23.51% NH4日2
P04 約30.2部K20 34.06多 KH
2P04 約21.3部S03 22.76%
K2S04 約622部CZ 2.51%
その他 約 78部(P205:K20=1:
1.45)湿品を分離した母液は水分を除き固形分とし
た。
乾燥後、秤量として約175部を得た。そのものの分析
結果は次の通りであった。又成分も次の如く推算される
。州 9,82% KCZ 約700
部P205 10.41% NH4日2P04 約
29.6部K20 25.25% (NH4)2S
04 約10.0部S03 3,45% 冊4CZ
約444部C2 36.33努 その他
約21.0部以上の結果から不純な原料を使用す
る場合でも、水に対するCその量を規制し、pHを定め
て本発明の方法を行うと、やはり目的の二種の複合肥料
が出来ることがわかる。
(実施例 5) 市販のリン安と、メチルメタアクリル樹脂製造の時の廃
硫酸と、肥料用塩化カリと、水とを混合し、約10%の
稀硫酸でpHを調整して、本発明の方法を実施した。
これ等の原料の分析値は次の通りであった。的リン安 AN18.57% P2Q46.01% S037.1
1%【〇’廉硫酸(NH4)2S0429.96% 日
2S0435.44%水分32.20%し一 塩化カリ K2〇59.85% Cそ46‐9% 以上の…を11礎部{ローを3の都内を17碇部を順次
水16碇織こ投入した。
この混合物はpHがほぼ5.釣立であったので〜 これ
を10%の稀硫酸でpHを3.42まで下げた。最終的
に全量を69礎部‘こしたが、酸や固形分を除いた溶媒
としての水の量は366部となり「従って水とCその割
合は100:21.8となった。30qoで3び分激し
く損拝した后、混合物中の固形分を分離し、これを秤量
し、乾燥し「再秤量し、分析した。
湿品は137部「乾燥品12森部であった。即ち附着し
た母液中の水分は15部であった。分析結果は次の通り
であった。これより成分は次の如く推算される。AN
2.55% NH4 KCZ 約 9.5部
P205 19.73% NH4日2P04 約1
9.6部K20 38.14% KH2P04
約23.0部S03 23.99※ K2S04
約62.9部CZ 4.06発 その他
約 7.0部(P205:K20=1:1.9
3)又母液から水分を除き198部の固形分を得たが、
この分析値は次の通りで成分も次の如く推算される。
AN 9.56% KCZ 約84.
3部P205 13.61% NH4日2P04
約43.7部K20 26.83% (NH4)
2S04 約10.5部S03 4.57多
NH4CZ 約47.7部C2 36.92
努 その他 約11.8部以上の結果から、要
するにリン酸化合物と硫酸化合物と塩化カリを、これら
を溶解するには不充分な水量を用い、pHを調整して処
理すると云う簡単な、本発明の方法により二種類の複合
肥料が容易に取得出来ることがわかる。
(実施例 6) P205として55%を含む濃縮された湿式リン酸液(
馬P0476%、日2S048%、日2016%)13
0部に、メチルメタアクリル樹脂製造の際の廃硫酸(N
AHS0452.2%、日2S04132%、比032
.2%)90部を混合した鏡酸に、肥料用塩化カリ(K
2059.85%、C夕46.9%)5碇都を添加して
、縄拝し乍らおよそ165午0に加熱し、塩化水素ガス
を気化せしめた。
気化した塩化水素をカセィソーダに吸収定量してC〆と
して22部が気化した時に加熱を止め、残りの混合物に
冷却した10%アンモニア水約20碇郡を加え、更に塩
化カリ165部を追加した。全量が75碇部‘こなるよ
うに水を追加しアンモニア水でpHを3.42に調整し
た。この結果水とCその量の比は100:21.5とな
った。温度を30午0に保ち30分燈拝した后に、混合
物中の固形分を分離して、秤量し、乾燥して、秤量し、
分析を行った。湿品の重量は21の部で乾燥品の重量は
18万部、即ち、附着水は23部となった。分析結果は
次の通りであり、これから成分は次の如く推算された。
州、 1.89多 血4 KCZ 約104
部P205 23.63% NH4日2P04
約17.0部K20 39.93% KH2P0
4 約64.5部S03 22.05※
K2S04 約88.4部CZ 2.98
% その他 約 6.7部(P205:K2
01:1.69)又母液からは188部の固形分が取得
出来たが、その分析値は次の通りであった。
従って成分は次の如く推算された。AN 9.6
8多 KCZ 約81部P205 13.
81% NH4日2P04 約42部K20
27.36% (NH4)2S04 約14部S03
4.58% NH4CZ 約46部CZ
37.81% その他 約 5部こ
の例では、リン酸や廃硫酸が入手出釆る時は、塩化カリ
の一部を、これ等の酸で分解して、Cそ分を少くし、そ
の結果のCZに対応して、水の量を決定してやればそれ
だけ水量を少く出来るので、析出する第1の複合肥料の
量を、母液からの第2の複合肥料に対し増加することが
出釆ることがわかる。
塩化カリ(又は他のカリ成分を含む場合において)の一
部の塩素根を硫酸及び又はリン酸中で加熱反応させて塩
化水素ガスとして除去する際の反応温度は、種々選択で
きるが例えば塩化カリと硫酸との反応によって、硫酸水
素カリと塩化水素ガスにする場合は150〜170qo
位に加熱する。
又硫酸カリと塩化水素ガスにする場合には440〜46
ぴ0位に加熱する。エネルギー使用量その他の要因を考
慮すると一般には低い温度で反応させるようにするのが
好ましい。(実施例 7) 実施例6と同じ、リン酸液斑.5部、濃硫酸54部を混
合し、これに塩化カリ8碇部を加え加熱して、Cそ35
部を塩化水素ガスそして気化除去した。
これに10%アンモニア水約16碇郡、水約55部、塩
化カリ磯部を加え、更に前例6の母液262部を加えた
。この母液としてはAN9.1部 P20513.0部
K2025.7部 SQ4.3部 Cそ35.9部 水
1磯部を含んでいたものを用いた。全量を755部とし
pHを3.44とした。その結果含有する水100に対
しCそは20.8となった。3ぴ0に30分燈拝しなが
ら保持した后に固形分を分離し、秤量し、乾燥し、分析
した。
湿品の重量は20碇部、乾燥品の重量は178部であり
、その分析値は次の通りで、又成分は次の如く推算され
た。AN I.96% NH4 KCZ
約11.5部P205 20.21% NH4日2
P04 約20.9部K20 39.85多
KH2P04 約45.0部S03 24.
25% K2S04 約93.7部CZ
3.44発 その他 約 6.9部(P2
05:K20=1:1.97)又、母液は分析の結果A
N18.3部 Pぬ526.2部K2052部 S03
8.8部 Cそ72.2部を含むので、この約半分を、
実施例6の母液の代りに循環使用することが出来る。
この際の母液中の成分の徴量の差は、製品中の成分の変
動の許容範囲に収められるので、前述の原料投入の割合
で繰返し続けることが出来た。この例では、複合肥料の
第一と第二の割合は、178部と94部となり、前例よ
り第二の割合が少〈なっている。母液の循環は更に増す
ことが出来るが、例えば全母液の70%を循環し新規の
原料の投入量を滅することに・より、複合肥料の第一と
第二の割合は約178部と56部になる。複合肥料の第
一と第二の割合は、例5では約1:1.6であったが、
前述の場合は約1:0.3である。即ち、特許請求の範
囲1,2,3の発明である色々な方法によって、複合肥
料の第一と二の割合を、容易に任意の割合に、変化させ
ることが出来るわけであり、これは一般に、創生関係に
ある、二種類の製品を餅産する場合は、いよいよそれ等
の量の割合が、狭い範囲内に制約される頬向があり、こ
れが工業的生産に於て採算を悪化させる原因となること
があるが、本発明は製品の比率を容易に任意に変えられ
ると云う点で、非常に工業的に有利である。さて、例6
及び例7に於て、塩化水素を除いた残りのものを、アン
モニアで処理すると、一応は塩素根の少し、複合肥料が
得られることは自明のことであるが、本発明方法に於て
はこれに止まらず、更に塩化カリを加えて処理している
これは、アンモニア処理したままのものには、多量の硫
酸アンモニアや、リン酸二水素アンモニアを含み、その
まま複合肥料として用いるよりも、これ等のアンモニア
塩を変化させて硫酸カリや、リン酸二水素カリにする方
が、K20の評価が高くなり複合肥料として商品価格が
高められ、経済的に有利であるからである。本発明はこ
れを要するに、塩化カリや硫酸アンモニアなど、最も安
価な肥料原料を、複分解させて、商品として価格の高い
高級畑作向けの複合肥料と、成分として水田向けに適し
ている塩化アンモニアを王とする複合肥料とを、而も自
由な割合で併産する方法を提供するものであり、その発
明の独創性の点と、工業的経済性の有利この点に於て、
真に優れたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性の硫酸化合物と、リン酸化合物と、塩化カリ
    を含むカリ化合物を、所定の反応温度のもとに水を加え
    て反応させる際に、塩素根の量を該反応温度で析出しな
    い量に制限し、逆に硫酸根及びリン酸根の量を該反応温
    度で溶解しないよう充分に過剰にし、かつその混合溶液
    のpHを3〜5の範囲に保って充分に撹拌した後、該混
    合溶液中に不溶解の物質を塩素分の少い第一の複合肥料
    として分離取得し、残った溶液から水分を除去して塩素
    分の多い第二の複合肥料を分離取得することを特徴とす
    る二種の複合肥料の製造方法。 2 塩化カリを硫酸及び又はリン酸中で加熱反応させ、
    塩化カリ中の塩素根の少なくとも一部を塩化水素として
    除去した残りの混合物を塩化カリを含むカリ塩として用
    いる特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 第一の複合肥料を分離した残りの溶液の一部を塩化
    カリを含むカリ化合物と共に原料成分の一部として反応
    の混合溶液中に再循環する特許請求の範囲第2項に記載
    の方法。 4 硫酸化合物がアンモニアの硫酸塩である特許請求の
    範囲第1項に記載の方法。 5 リン酸化合物がアンモニアのリン酸塩である特許請
    求の範囲第1項に記載の方法。 6 混合物のpHをアンモニアで調整する特許請求の範
    囲第1項に記載の方法。 7 混合物のpHが3〜4.5である特許請求の範囲第
    1項に記載の方法。 8 硫酸化合物が硫酸アンモニアであり、リン酸化合物
    がリン酸アンモニアである特許請求の範囲第1項に記載
    の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0246803Y2 (ja) * 1987-06-11 1990-12-10

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