JPS60121186A - 居住区防振構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は船舶、海洋構造物幻の居住区防振’＋１１’ｉ
造に係るものである。

船舶、海洋構造物の居住区等で使用される一般的な床構
造は第１図に示すように、銅板（１）上に２テツクス、
アスベスト等の中間相（２〕を介してビニールシート、
じゅうたん等の表面祉覆桐（３）を被覆して、居住区構
造の基本要素であるスティールデッキにａｒｐ成されて
いる。

また居住区室の側壁は第２図に示１ように、鋼板（１′
）にグラスウール等の断熱拐（イ）を層着し、アスはス
ト板等の表層材（５）と鋼板（１１との間がスタットゝ
ボルト（６）で結合されている。

次に船舶、海洋構造物を例にとって、その居住区の騒音
が発生する過程の一例について述べる。

第６図ばおいて（Ａ）は主要励振源の一つであるエンジ
ン部分、（Ｂ）は居住区の代表室で、両者はスティール
デツキ等によって物理的ＶＣは結合されているが、一般
には離隔している。図中（７）はエンジン、（８）はエ
ンジン支持架構、（９）（１（１）は居住区室（Ｃ）の
天井及び側壁である。

エンジン（７）の振動は先ずエンジン支持架構（８）を
伝播して居住区室（Ｃ）のスティールデッキを振動させ
、このステイールデッキの振動が居住区室におけるラテ
ックス、アスベスト等からなる中間材（２）に伝播し、
更に居住区室床表面の表面被覆材（３）に伝播した振動
によって床からの騒音が発生する。

このような騒音は固体伝播音と称され、前記のような構
造では騒音発生に対する寄与率が最も大である。第１図
及び第２図に示す従来型の床、側壁構造では、防水、防
蝕、ＩＨ７熱等、主として部屋の用途機能上の要求を満
すことを目的としており、船舶等における騒音の主たる
ものである固体伝播音の低減圧対する配慮がなされてい
ない場合が多い。

本発明はこのような実情に鑑みて提案されたもので、鉛
直及び水平部材等の居住区構成部材で構成された居住区
内に、同居住区と独立して構成された居住区室を収納す
るとともに、同居住区室な吊下げ部材を介して前記居住
区構成部材より懸吊してなることを＠徴とする居住区防
振構造に係り、その目的とする処は、固体伝播音が有効
に低減される居住区防振構造を供する点にある。

本発明においては前記したように、鉛直及び水平部材等
の居住区構成部材で構成された居住区内に、同居住区と
独立して梠゛成された居住区室を格納し、同居住区室な
前記居住区鉛直部材より吊下げ部材を介して懸吊するこ
とによって、居住区室な居住区より振動的忙絶縁し、同
居住区から伝達された振動を絶縁または減衰して、居住
区における騒音の大半を占める固体伝ム１１音を有効に
低減せしめ、騒音の発生を有効に防止するものである。

以下本発明を図示の実施例について説明する。

第４図において鉛直部材（Ｉｔ＋及び水平部材（１２１
等の居住区構成部材で構成された居住区内に、周−ｍａ
３）によって“居住区と独立して構成された居住区室（
１４）を収納するとともに、同Ｊρ：住区室（１４）を
鉛直部、ｔｔＱＩ）より吊下げ部材を介して懸吊する。

第５図は居住区室αａの吊下げ部の詳細を示し、鉛直部
材（１υに取付ゆられたＬ型の吊下げ部材Ｑ５１と、居
住区室θａ側の周壁θ３）に取付けられた逆り型吊下げ
部材θ６）とを、ゴム、その他の高分子月利より構成さ
れた防振要素αηを介して係合せしめる。

なお居住区室（１４）の吊下げ位置は第６図に示すよう
に、居住区の４側面に帯状に配設してもよいし、第７図
に示すように、居住区の４隅に配設してもよい。

図中０町ま居住区室（＋４）の床部の中間材、α印は表
面被覆材である。

またこのように居住区より懸吊された居住区室α（イ）
の大振動を制限するため、居住区室０４）の周壁Ｑ３と
、居住区の上部水平部側αつとの間にゴム等の“ストッ
パ要素（２）を介装してもよい。また居住区ノ下部水平
部拐ａ２と居住区室０４）の周壁０３）との間にもゴム
等のストッパ要素ＣＩ！Ｉ）を介装してもよい。

図示の実施例は前記したように構成されているので、居
住区側部の鉛直部拐（印が振動すると、側部吊下げ部側
０９も振動する。同部材０５）の上部の角形の圧縮形ゴ
ムよりなる防振歎素０７）は居住区室０４）全体の重量
を支承するとともに、吊下げ部材Ｑ５）を通じて鉛直部
ｎ’ｕから伝達された振動を絶縁または減衰させる。

一般に前記防振要素を構成するゴム等の高分子材の振動
減衰能は内部摩擦によって生じる。このゴムの内部摩擦
はゴム分子相互間と、ゴム分子、充填剤間の相互作用に
よるので、特に高周波振動の吸収に適している。これを
数値で表わすため、第９図に示す如く下部に振動ゴム（
２功を数句けた質量ｆ：２■を振動台（２４）に載せて
加振した場合の周波数特性の一例を第８図に示す。縦軸
は質量の振幅をテジベル目盛で表わしたもので、定義は
２０Ａ！’ｙ曇である。ここでαｍ、、ａｔは夫々質量
（２３）及び振動台Ｉ２４）の振幅であり、各々第９図
のＤ面及び０面の振幅を示す。０８以下（ａｍ（ａｔ）
になれば弾性支持の効果があることを示している。固体
伝播音は６０〜４０Ｈ２の周波数範囲が主成分であるか
ら、第８−より防振ゴム等の高分子材は固体音の遮断に
有効なことが判る。また第５図に示すような防振ゴム０
７）は荷重方向を圧縮として使用するものであり、単位
面積当りの荷重を大きくとることができるので、室の重
量を支承するのに適している。このようにして組直部材
Ｑｌ）から居住区室０４）の周壁０階へ伝達される振動
エネルギが減少し、居住区室周壁（１３）の振動による
固体伝播音を低減することができる。

以上本発明を実施例について説明したが、本発明の精神
を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施ｔ、　５る
もので、例えば居住区鉛直部材αＤに居住区室（１４）
の周壁α３）をフックを用いて懸吊したり、チェノを用
いて懸吊したり、或いはフックとチェノとゴムとを組合
せて懸吊するよ５にしてもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々従来の居住区の法蓮に側壁の縦
断面図、第６図は居住区の励振源を示す説明図、第４図
は本発明に係る居住区防振構造の一実施例を示す縦断面
図、第５図は第４図の部分Ｖの拡大図、第６図及び第７
図は夫々第４図のＢ−Ｂ線に沿って裁断した横断平面図
、第８図は防振ゴムの周波数特性曲線を示す図表、第９
図はその実験装置である。 （１１）・・・鉛直部材、（１２）・・−水平部材、痕
・・・周壁、α枦・・居住区室、Ｑ５）ＱＧ）・・・吊
下げ部材復代理人　弁理士　岡　本　重　文 外３名 第１図 第２図 第４に ■１ 一二＝刊 ｆ５二日 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 鉛直及び水平部材等の居住区構成部材で構成された属性
   区内に、同居住区と独立して構成された居住区室を収納
   するとともに、同荊住区室を吊下げ部材を介して前記居
   住区構成部材より懸吊してなることを％徴とする居住区
   防振構造。