JPS6012077Y2 - 扉の構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は扉の構造、特に扉の翌週こぐちの処理構造に関
するものである。

従来第５図の如く、軽量層Ａの翌週こぐちＢ側に例えば
ステンレス板をコ字型に成形したエツジＣを被せていた
。

しかし、このエツジ付きを嫌う場合もある。

本考案はこのようなエツジＣを省いた場合に対処すべく
考案されたもので、扉Ａのこぐち側を簡単な組立構造に
し゛、しかも意匠的にすっきりさせた構造を提供しよう
とするもので、以下添付図面を参照して実施例について
説明する。

第１図において、１，２は扉の裏面板と表面板で、それ
ぞれの両側端に側片１１を残して内側に折返した折曲部
５ａ、６ａを設け、更にこれら折曲部にはリベット又は
ビス等の固着具挿通孔５゜６が穿っである。

３は扉の心材で例えばハニカム材が使用される。

４は裏面板１の両側部に設けられた固着具挿入用の孔で
固着具挿通孔５より大径となっている。

表面板２の内側折曲部６ａに穿設された固着具挿通孔６
は、前記固着具挿通孔５と同径である。

又これらの固着具挿入用の孔４と固着具挿通孔５゜６は
同心に穿設され、かつ上下方向に一定ピッチで穿設され
ている。

扉Ａを組立てるには表裏面板２，１の間に心材３を充填
し、内側折曲部５ａ、６ａを合わせる。

固着具を固着具挿入用の孔４から挿入し、内側折曲部５
ａ、６ａを密着してリベット又はねじ等で固着する。

しかるのち固着具挿入用の孔４を戸当り部材８で塞いで
完了である。

各締めつけ部において同様の作業を行う。

なお戸当り部材８は扉の内側にくるようにしであるので
、扉を閉じたときは外からは全く見えない。

第３図は内側折曲部にそって補強用アングル９を当てが
って内側折曲部５ａ、６ａを補強し、ねじ７ａで締付け
たもので、こうすると締付ねじ７ａの個数を減らすこと
ができる。

第４図の場合は固着具挿入用の孔４に近い位置で内側折
曲部を固着できるようにしたもので、これにより締付ね
じ７ａの締符作業を容易化できる。

すなわち裏面板１と表面板２と別の構造とし、締付部を
固着具挿入用の孔４に近くしたものである。

補強用アングル９を用いてこの部分を補強し、締付ねじ
の数を減らそうとしている点は第３図の例と同様である
。

１０は扉枠である。本考案によれば、（１）従来の扉の
ごとく別に成形したステンレス等のエツジ部材を必要と
しないので経済的である。

（２）または溶接工程を全く採用していないので、化粧
鋼板を表面板として採用することができる利点がある。

（３）リベット、ねじ等の機械的締結を用いているので
、防火、耐火ドアとしての使用が可能である。

（４）補強用アングルを使用することにより、締付部の
締付ねじの数を減らすことができる共に、接合部の隙間
を小さくかつ均一にすることができる。

（５）は固着具挿入用孔を戸当り部材の取付孔に兼用さ
せることができ便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る扉の組立前の横断面図、第２図は
締付けたあとの部分横断面図、第３図は締付部の別の実
施例（横断面図）、第４図はさらに別の実施例（横断面
図）、第５図は従来のエツジ付扉の横断面図。 図において、Ａ・・・・・・扉、Ｂ・・・・・・（扉の
）こぐち、１・・・・・・裏面板、２・・・・・・表面
板、３・・・・・・心材、４・・・・・・（固着具挿入
用）孔、５，６・・・・・・固着具挿通孔、５ａ、６ａ
・・・・・・内側折曲部、７・・・・・・リベット、７
ａ・・・・・・締付ねじ、８・・・・・・戸当り部材、
９・・・・・・補強用アングル、１０・・・・・・・・
・扉枠、１１・・・・・・側片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 所定間隔を隔てて対向する裏面板と表面板との両側端縁
   に側片を残して内側に向けて折返し折曲した折曲部をそ
   れぞれ設け、前記裏面板の折曲部に対向する部位には表
   裏面板の両折曲部を密接固定する固着具挿入用の孔を穿
   設し、該固着具挿入用の孔を戸当り部材で閉塞したこと
   を特徴とする扉の構造。