JPS60120268A - コロナ放電検出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は、ガス絶縁開閉装置等に用いられている絶縁物
の電気特性異常時に発生ずるコロナ放電を検出するため
の装置に関するものである。

［発明の技術的背景とその問題点］ 従来から、ガス絶縁開閉装置等の絶縁状態を試験する場
合に、供試器におけるコロナ放電の検出を行なうには、
それに伴って発生する電気ノイズ、音、光等の情報から
コロナ放電の有無を判定している。また、コロナ放電は
、供試器の接触不良、絶縁物の汚れ、絶縁物中のボイド
、高圧或いは接地側にある突起物等の発生形態、また、
コロナ発生部が気中、油中、絶縁気体中等の条件により
、独特の発生パターンを爪革ため、放電パターンを認識
することかコロナ放電を発生している異常な場所を探す
有力な手段の一つとなっている。この発生パターンは印
加電圧との位相関係、極性、コロナパルス数、コロナレ
ベル等により認別可能で　□はあるが、現状ではこれら
を認別１−るのはＩＩＩ　ｔ、　＜、熟練した作業者が
行なっており、誰にでも容易に操作可能なコロナ放電検
出装置が必要とされている。

［発明の目的］ 本発明は、供試器がコロナ放電を発生した場合、コロナ
発生パターンを自動的に識別し表示すると共に、その発
生パターンを元にコロナ放電場所或いは原因を推定し表
示することにより、誰にでもコロナ発生原因や場所を推
定することができるコロナ放電検出装置を提供すること
にある。

［発明の概要］ 本発明のコロナ放電検出装置は、供試器から発生したコ
ロナ放電の印加電圧との位相関係及び極性を検出りるゲ
ートパルス発生部とスイッチ部、コロナパルスを検出す
るカウンタ部、コロナパルスレベルを検出りるレベル判
別部、及び予め各種のコロナ発生パターンに対応しｌζ
コロナ放電発生原因及び場所を記憶した記憶装置を有す
る表示部を備え、この表示部において前記各部によって
検出されたコロナ発生パターンを表示し、同時に記憶装
置内のデータと検出されたコロナ発生パター、ンとを比
較して、コロナ発生原因及び場所を適確に推定し表示す
るものである。

［発明の実施例］ 本発明の一実施例を図面によって説明する。

まず、本実施例の構成を示すと、図中、符号１は片側が
接地された電源であり、この電源１の高圧側には電源に
重畳している高周波ノイズを減衰させるためのコイル２
が接続されている。このコイル２の出力側には、供試器
３及びコロナ放電を検出するための結合キャパシタンス
４が接続されている。供試器３は直接に、また、結合キ
ャパシタンス４はコロナ検出用の検出インピーダンス５
を介して夫々接地されている。検出インピーダンス５の
高圧側は、高帯域アンプ６及びゲートパルス発生部１３
に接続されている。このうち高帯域アンプ６の出ノ〕は
コロナレベルを判別するレベル判別部７に入力され、ま
たレベル判別部７にはレベル判別信号発生部８からのレ
ベル判別信号が入力される様になっている。

レベル判別部７の出力はコロナパルスを一定パルス幅に
変換覆る波形成形部９に入力され、更にこの波形成形部
９の出力は測定位相により、ＯＮ。

ＯＦ”　Ｆするスイッチ部１０に入力される。また、前
記検出インピーダンス５に接続された前記グー１発生層
２発生部１３も、各スイッチ部１０に接続されており、
これらスイッチ部１０のスイッチをＯＮ、ＯＦＦさせる
タイミングパルスを発生するものである。

このスイッチ部１０は、この実施例では５個のスイッチ
部から構成されている。各スイッチ部１０の出力はコロ
ナパルスを計数する各カウント部１１にパノノされ、そ
の出力は表示部１２に入力され、その入力信号により表
示部１２はコロナ発生パターン及びコロナ発生湯所或い
は原因を表示する様になっている。

即ち、この表示部１２は、前記スイッチ部、カウンタ部
、及びレベル判別部によって検出された印加電圧どの位
相関係、極性、コロナパルス数、コロナパルスレベル等
をそのまま表示する機能を持つと共に、〕ロナ梵生パタ
ーンに関するデータの記憶装置を備えている。この記憶
装置は、従来の経験上米められた所定のコロナ発生パタ
ーンに対応したコロナ発生場所及び原因が予め記憶され
ているもので、表示部１２は、この記憶装置内のデータ
と、前記各部で検出されたコロナ発生パターンとを比較
し、その発生パターンに対応したコロナの発生場所及び
原因を表示するものである。

次に、この様な構成を有する本実施例の作用について説
明する。

電源１において試験電圧に相当する電圧を発生させ、こ
の電圧を、試験用電ｍ１に重畳している高周波ノイズを
減衰させるコイル２を通して、供試器３及びコロナ放電
を検出する結合キャパシタンス４に印加させる。供試器
３からコロナ放電が発生ずる場合、結合キャパシタンス
４の接地側に接続された検出インピーダンス５には、コ
ロナ放電に伴うコロナパルス信号が発生する。このコロ
ナパルス信号は高帯域アンプ６に伝えられ、高帯域アン
プ６で適当なレベルまで増幅され、次段のレベル判別部
７においてここに入力されているレベル判別信号と比較
することでコロナレベルが識別される。このレベル判別
部７において識別したコロナパルス信号のレベル情報は
、レベル判別信号発生部８を介して表示部１２に伝達さ
れる。

その後、波形成形部９でコロナパルス信号をパルス幅及
び波高値の一定なパルス列に変換し、これを各スイッチ
部１０に送込む。一方、結合キャパシタンス４を通して
検出インピータンス５に発生する商用周波数成分が、ゲ
ートパルス発生部１３に伝えられる。このゲートパルス
発生部１３で作るゲートパルスにより、５個から構成さ
れるスイッチ部１０は、ＯＮ、ＯＦＦする。即ち、ゲー
トパルスは、供試器に印加される商用周波数電源の１周
期の５分割、つまり電気角で７２度ごとにゲートパルス
を発生し、５個のスイッチ部１０を１周期に１度ずつ電
気角で７２度たけＯＮさせる。

従って、５個のスイッチ部１０に、コロナ波形成形部９
からのコロナパルス信号を入力させることにより、コ［
１す放電の発生する位相条件及び極性の識別が可能とな
る。他方、ゲートパルス発生部１３からは測定している
位相条（’ｌを表示部１２へ伝える。

各スイッチ部１０を通過した二１０ナパルス信号は、夫
々に接続されたカウンタ部１１で計数し、そのコロナパ
ルス数を表示部１２へ伝える。表示部１２では、コロナ
放電の印加電圧との位相関係、極性、コロナパルス数、
コロナパルスレベルについての個々の情報を独自に表示
すると共に、それらの組合せの情報と記憶装置内のデー
タとを比較して、予測されるコロナ放電発生湯所或いは
コロナ発生原因を表示する。

即ち、表示部１２は、二１０ナバルスを識別し、コロナ
発生原因及びコロナ発生場所を推定する機能及びその内
容を表示する機能を合せ持つもので、数４一種類に及ぶ
複雑なコロナパルスを識別するために各パターンの特徴
を記憶装置にデータとして記憶しておき、これを前述の
様にしてめられた供試器が発生しているコロナパルスと
比較することにより、コロナ発生原因及びコロナ発生場
所を推定する。表１は、コロナパルスの種類と、各コロ
ナパルスが発生した場合の供試器でのコロナ発生原因及
び発生場所の一例を承りものであり、本発明の装置では
記憶装置内のこの様な情報によりコロナの発生原因、発
生場所の推定を行なう。

［光明の効果］ 以上の通り、本発明によれば、供試器がコロナ放電を発
生した場合に、コロナ発生パターンを自動的に識別し表
示づると共に、コロナ発生場所あるいは原因を推定表示
させることが可能なり、誰にでも容易にコロナの発生を
検出でさるコロナ検出装置を提供できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実／Ｊｌ！例を示すブロック図で
ある。 １・・・電源、２・・・コイル、３・・・供試器、４・
・・結合キャパシタンス、５・・・検出インピーダンス
、６・・・高帯域アンプ、７・・・レベル判別部、８・
・・レベル判別信号光生部、９・・・波形成形部、１０
・・・スイッチ部、１１・・・カウンタ部、１２・・・
表示部。 ７３１７代理人弁理士則近惠佑（ほか１名）第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 供試器から発生したコロナ放電の印加電圧との位相関係
   及び極性を検出するゲートパルス発生部とスイッチ部、
   コロナパルスを検出するカウンタ部、コロナパルスレベ
   ルを検出するレベル判別部、及び予め各種のコ【コナ発
   生パターンに対応したコロナ放電発生原因及び場所を記
   憶した記憶装置を’Ｎ　′１Ｊる表示部を備え、この表
   示部において前記各部によって検出されたコロナ発生パ
   ターンを表示し、同時に記憶装置内のデータと検出され
   た」ロナ発生パターンとを比較して、コロナ発生原因及
   び場所を１１１定し表示づることを特徴とづるコロナ放
   電検出装置。