JPS60118396A - Au又はAu合金と加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラツド薄板材の製造法 - Google Patents
Au又はAu合金と加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラツド薄板材の製造法Info
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- JPS60118396A JPS60118396A JP22740583A JP22740583A JPS60118396A JP S60118396 A JPS60118396 A JP S60118396A JP 22740583 A JP22740583 A JP 22740583A JP 22740583 A JP22740583 A JP 22740583A JP S60118396 A JPS60118396 A JP S60118396A
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
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- B23K20/04—Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating by means of a rolling mill
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、Au又はAu合金と、例えば高耐食性等の
所望特性を備えてはいるが加工硬化性も著しいと言う難
加工性ステンレス鋼とのクラッド薄板材の製造法に関す
るものである。
所望特性を備えてはいるが加工硬化性も著しいと言う難
加工性ステンレス鋼とのクラッド薄板材の製造法に関す
るものである。
近年、時計バンドや電子部品のコネクター等として、A
u又はAu合金とステンレス鋼とのクラッド薄板材の需
要が増大してきている。
u又はAu合金とステンレス鋼とのクラッド薄板材の需
要が増大してきている。
ところで、従来、Au又はAu合金とステンレス鋼との
薄板材は、ステンレス鋼との接合性を向上させる目的で
、Au又はAu合金板材にNi又はNi合金板材をクラ
ッドしておき、これを、前記Ni又はNi合わせ、冷間
圧延にてクラッドした後、600〜650℃の温度に1
〜12時間保持すると言う、Au又はAu合金に焦点を
合わせた軟化焼鈍を施して製造するのが普通であった。
薄板材は、ステンレス鋼との接合性を向上させる目的で
、Au又はAu合金板材にNi又はNi合金板材をクラ
ッドしておき、これを、前記Ni又はNi合わせ、冷間
圧延にてクラッドした後、600〜650℃の温度に1
〜12時間保持すると言う、Au又はAu合金に焦点を
合わせた軟化焼鈍を施して製造するのが普通であった。
従って、このようなりラッド薄板製造条件では、得られ
るクラツド板のステンレス層部の加工歪が除去されず、
その硬さが十分に低下しないので、クラッド薄板そのも
のの打抜き性や曲げ加工性が劣ったものになρがちだっ
たのである。
るクラツド板のステンレス層部の加工歪が除去されず、
その硬さが十分に低下しないので、クラッド薄板そのも
のの打抜き性や曲げ加工性が劣ったものになρがちだっ
たのである。
このようなことから、Au又はAu合金クラッドステン
レス鋼薄板材の製造に適用されるステンレス鋼は、比較
的軟質のSUS 385として示されるもの等に限定さ
れざるを得なかったのである。
レス鋼薄板材の製造に適用されるステンレス鋼は、比較
的軟質のSUS 385として示されるもの等に限定さ
れざるを得なかったのである。
しかしながら、このSUS 385鋼等の軟質ステンレ
ス鋼は概して耐食性に劣るものであり、これを使用した
Au又はAu合金クラツド材製品は、その使用中に変色
したシ錆を発生したりし易いと言う問題を有していた。
ス鋼は概して耐食性に劣るものであり、これを使用した
Au又はAu合金クラツド材製品は、その使用中に変色
したシ錆を発生したりし易いと言う問題を有していた。
そこで、耐食性の良好な5Us316,5US317、
或いは5US317L等のステンレス鋼をクラッドする
ことも試みられたが、これらのステンレス鋼は極めて加
工硬化性が高いために、上述したような従来のクラッド
薄板製造技術では品質の良好なAu又はAu合金とのク
ラッド薄板とすることが不可能であるとの確認がなされ
たに過ぎなかった。
或いは5US317L等のステンレス鋼をクラッドする
ことも試みられたが、これらのステンレス鋼は極めて加
工硬化性が高いために、上述したような従来のクラッド
薄板製造技術では品質の良好なAu又はAu合金とのク
ラッド薄板とすることが不可能であるとの確認がなされ
たに過ぎなかった。
本発明者等は、上述のような観点から、Au又はAu合
金と、加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラッド薄板
材であって、しかも打抜き性や曲げ加工性の良好な製品
の製造の可能性をめて研究を行った結果、 ■ クラツド材の合金となるステンレス鋼板に焼鈍を施
して硬さを十分に低下させるとともに、熱間圧延による
クラッド条件、その後の冷間圧延条件、並びに最終焼鈍
条件を適正に選べば、仕上り後のステンレス鋼層の硬さ
が、打抜き性や曲げ加工性の良好なHv220以下とな
り、加工硬化性の高いステンレス鋼を合金として用いた
としても加工性の良好なりラッド薄板材を実現できる、
6− ■ 更に、クラッド加工にあたっては、Au又はAu合
金合せ材に予めNi又はNi合金材をクラッドしておき
、とのNi又はNi合金層を間にしてステンレス鋼板材
と重ね合わせると、前記Ni又はNi合金層が接合中間
材となってAu又はAu合金材とステンレス鋼材とのク
ラッド性が向上し、クラッド部の剥離やふくれ発生が抑
制される、 との新しい知見を得るに至ったのである。
金と、加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラッド薄板
材であって、しかも打抜き性や曲げ加工性の良好な製品
の製造の可能性をめて研究を行った結果、 ■ クラツド材の合金となるステンレス鋼板に焼鈍を施
して硬さを十分に低下させるとともに、熱間圧延による
クラッド条件、その後の冷間圧延条件、並びに最終焼鈍
条件を適正に選べば、仕上り後のステンレス鋼層の硬さ
が、打抜き性や曲げ加工性の良好なHv220以下とな
り、加工硬化性の高いステンレス鋼を合金として用いた
としても加工性の良好なりラッド薄板材を実現できる、
6− ■ 更に、クラッド加工にあたっては、Au又はAu合
金合せ材に予めNi又はNi合金材をクラッドしておき
、とのNi又はNi合金層を間にしてステンレス鋼板材
と重ね合わせると、前記Ni又はNi合金層が接合中間
材となってAu又はAu合金材とステンレス鋼材とのク
ラッド性が向上し、クラッド部の剥離やふくれ発生が抑
制される、 との新しい知見を得るに至ったのである。
この発明は、上記知見に基づいてなされたものであり、
(a) 焼鈍により硬さ’(rHV:180以下とした
板厚:1.0〜3.0 wnのステンレス鋼板材と、予
めNi又はN1合金板材とクラッドしたAu又はAu合
会合板材を、前記Ni又はNi合金層を間にして重ね合
わせ、(b) この重ね合せ体を、N2を含む不活性ガ
ス(Hzガスのみをも含む)雰囲気中にて、加熱温度:
600〜800℃。
板厚:1.0〜3.0 wnのステンレス鋼板材と、予
めNi又はN1合金板材とクラッドしたAu又はAu合
会合板材を、前記Ni又はNi合金層を間にして重ね合
わせ、(b) この重ね合せ体を、N2を含む不活性ガ
ス(Hzガスのみをも含む)雰囲気中にて、加熱温度:
600〜800℃。
圧下率:30〜70%
の熱間圧延を施してクラッドし、
(C) 次いで、得られた熱間圧延クラツド材に、 4
− 真空又は非酸化性雰囲気中での中間焼鈍を伴うところの
、累積圧下率ニア5%以下の冷間圧延を1回以上施して
最終板厚とした後、 (d) 該クラッド薄板に、 温度ニア00〜850℃。
− 真空又は非酸化性雰囲気中での中間焼鈍を伴うところの
、累積圧下率ニア5%以下の冷間圧延を1回以上施して
最終板厚とした後、 (d) 該クラッド薄板に、 温度ニア00〜850℃。
保持時間:1〜12時間
の軟化焼鈍を施すと言う、(a)〜(d)の工程をとる
ことによって、打抜き性や曲げ加工性の良好な、Au又
はAu合金と加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラッ
ド薄板を製造する点、 K%徴を有するものである。
ことによって、打抜き性や曲げ加工性の良好な、Au又
はAu合金と加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラッ
ド薄板を製造する点、 K%徴を有するものである。
なお、この発明の方法において使用する加工硬化性の高
いステンレス鋼としては、例えば5US316.5US
316L、5US317或いは5US317Lで表わさ
れるFe −Cr −Ni −Mo 系ステンレス鋼を
あげることができるが、これに限定きれるものではない
。ただ、前記Fe −Cr −Ni −M。
いステンレス鋼としては、例えば5US316.5US
316L、5US317或いは5US317Lで表わさ
れるFe −Cr −Ni −Mo 系ステンレス鋼を
あげることができるが、これに限定きれるものではない
。ただ、前記Fe −Cr −Ni −M。
系ステンレス鋼は耐食性に優れているので、これを合金
としてAu又はAu合金をクラッドした製品は、従来こ
の種の用途に使用蔓れていたSUS 385ステンレス
鋼や銅合金を合金とした製品等のように変色や錆発生と
言ったような不都合を来たすことが殆んどない。また、
Ciの更に少ないステンレス鋼を使用すれば、得られる
製品の耐食性は一層向上する。
としてAu又はAu合金をクラッドした製品は、従来こ
の種の用途に使用蔓れていたSUS 385ステンレス
鋼や銅合金を合金とした製品等のように変色や錆発生と
言ったような不都合を来たすことが殆んどない。また、
Ciの更に少ないステンレス鋼を使用すれば、得られる
製品の耐食性は一層向上する。
そして、合金として用いるステンレス鋼板材の硬さがビ
ッカース硬さくHv) で180以下となっておれば、
クラッド加工時のクラッド性が良く、最終の軟化焼鈍後
において打ち抜き性や曲げ加工性の点で満足できるHv
: 220以下の硬さに仕上るが、Hv : 180
を越える硬さのステンレス鋼を用いるとクラッド性が悪
く剥離が発生し易くなるばかりか、最終焼鈍を行っても
硬さが)lv : 220を越える製品しか得られず、
以後の打抜きや曲げ加工性に問題を生ずることとなる。
ッカース硬さくHv) で180以下となっておれば、
クラッド加工時のクラッド性が良く、最終の軟化焼鈍後
において打ち抜き性や曲げ加工性の点で満足できるHv
: 220以下の硬さに仕上るが、Hv : 180
を越える硬さのステンレス鋼を用いるとクラッド性が悪
く剥離が発生し易くなるばかりか、最終焼鈍を行っても
硬さが)lv : 220を越える製品しか得られず、
以後の打抜きや曲げ加工性に問題を生ずることとなる。
また、合金として用いるステンレス鋼板材の板厚が1.
0m未満では圧延時にその温度の低下が顕著でクラッド
面に欠陥が発生しやすぐ、硬さも高くなりすぎ、一方、
前記板厚が3.0mを越えるとクラッド加工時の圧延率
を確保するのに圧下量を多くする必要があり、製品に曲
がりやそり等が発生しやすく安定したクラッド加工を行
ないにくいと言う不都合を生ずる。このようなことから
、使用するステンレス鋼板材の硬さをHv:180以下
に、板厚を1.0〜3.OIIrnに、それぞれ限定し
た。
0m未満では圧延時にその温度の低下が顕著でクラッド
面に欠陥が発生しやすぐ、硬さも高くなりすぎ、一方、
前記板厚が3.0mを越えるとクラッド加工時の圧延率
を確保するのに圧下量を多くする必要があり、製品に曲
がりやそり等が発生しやすく安定したクラッド加工を行
ないにくいと言う不都合を生ずる。このようなことから
、使用するステンレス鋼板材の硬さをHv:180以下
に、板厚を1.0〜3.OIIrnに、それぞれ限定し
た。
丑た、クラッド加工は、H2含有不活性ガス雰囲気中で
素材の酸化全防止しながら、600〜800℃に加熱後
30〜70%の圧下率で熱間圧延して実施するが、この
時、加熱温度が600℃未満では完全なりラッドがなさ
れずにふくれや剥離が発生し、一方800℃を越える温
度に加熱すると圧延時にAu又はAu合金が溶融したり
破断じたりする恐れがあり、更に、クラッド時の圧下率
が30チ未満でも完全なりラッドがなされず、逆に70
%を越える加工率ではステンレス鋼に割れが発生したり
、クラッド時にステンレス鋼層とAu又はAu合金鋼層
とにズレを起したり、或いは最終焼鈍後の硬さがHv
: 220以下とならないことから、加熱温度:600
−800°C9 圧下率:30〜70% 7− の条件で熱間圧延してクラッドすることと定めた。
素材の酸化全防止しながら、600〜800℃に加熱後
30〜70%の圧下率で熱間圧延して実施するが、この
時、加熱温度が600℃未満では完全なりラッドがなさ
れずにふくれや剥離が発生し、一方800℃を越える温
度に加熱すると圧延時にAu又はAu合金が溶融したり
破断じたりする恐れがあり、更に、クラッド時の圧下率
が30チ未満でも完全なりラッドがなされず、逆に70
%を越える加工率ではステンレス鋼に割れが発生したり
、クラッド時にステンレス鋼層とAu又はAu合金鋼層
とにズレを起したり、或いは最終焼鈍後の硬さがHv
: 220以下とならないことから、加熱温度:600
−800°C9 圧下率:30〜70% 7− の条件で熱間圧延してクラッドすることと定めた。
得られたクラツド材を所望の板厚に仕上げるに当っては
、中間焼鈍と冷間圧延を1回以上施す必要があるが、各
中間焼鈍の間の累積圧下率が75%’t−越えると、最
終の軟化焼鈍を施してもステンレス鋼層の硬さが)lv
:220以下とならないので、中間焼鈍の間に行う冷間
圧延の累積圧下率を75チ以下と定めた。
、中間焼鈍と冷間圧延を1回以上施す必要があるが、各
中間焼鈍の間の累積圧下率が75%’t−越えると、最
終の軟化焼鈍を施してもステンレス鋼層の硬さが)lv
:220以下とならないので、中間焼鈍の間に行う冷間
圧延の累積圧下率を75チ以下と定めた。
最後に行う軟化焼鈍は、700〜850℃の温度に1〜
12時間加熱e保持して行うものであるが、これは、7
00℃未満の温度ではステンレス鋼が十分に軟化せず、
一方850℃以上の加熱温度ではAu又はAu合金の表
面が肌荒れを起すとの理由からである。そして、加熱保
持時間も、1時間未満ではステンレス鋼が十分に軟化せ
ず、一方12時間を越えて加熱するとやはり表面の肌荒
れを生ずるようになる。
12時間加熱e保持して行うものであるが、これは、7
00℃未満の温度ではステンレス鋼が十分に軟化せず、
一方850℃以上の加熱温度ではAu又はAu合金の表
面が肌荒れを起すとの理由からである。そして、加熱保
持時間も、1時間未満ではステンレス鋼が十分に軟化せ
ず、一方12時間を越えて加熱するとやはり表面の肌荒
れを生ずるようになる。
この最終軟化焼鈍は、表面の変色や酸化を防止する意味
で真空中にて実施するのが望ましい。なぜなら、加熱温
度が700〜850℃では、不活 8− 性ガス雰囲気、或いは几含有不活性ガス雰囲気中で加熱
するとステンレス鋼及びAu合金表面が非常に変色し易
く、これを防止するためには、雰囲気ガスの露点を実際
上不可能な程度壕で低くする必要があり、例え実施し得
たとしてもコストが非常に高くなるからである。
で真空中にて実施するのが望ましい。なぜなら、加熱温
度が700〜850℃では、不活 8− 性ガス雰囲気、或いは几含有不活性ガス雰囲気中で加熱
するとステンレス鋼及びAu合金表面が非常に変色し易
く、これを防止するためには、雰囲気ガスの露点を実際
上不可能な程度壕で低くする必要があり、例え実施し得
たとしてもコストが非常に高くなるからである。
このように、最終軟化焼鈍を真空中で行うのが現実的で
あることから、使用するAu合金はその組成成分として
、700℃において1×10−5簡Hg以上の飽和蒸気
圧を有する成分を含有しないものを選択するのが賢明で
ある。蒸気圧の高い成分を含むと、最終軟化焼鈍でAu
合金の表面が肌荒れし、変色する恐れがある。
あることから、使用するAu合金はその組成成分として
、700℃において1×10−5簡Hg以上の飽和蒸気
圧を有する成分を含有しないものを選択するのが賢明で
ある。蒸気圧の高い成分を含むと、最終軟化焼鈍でAu
合金の表面が肌荒れし、変色する恐れがある。
次に、この発明を、実施例により比較例と対比しながら
説明する。
説明する。
実施例
まず、第1表に示すよりなNiクラッドAu又はAu合
金板材を、同じく第1表に示す各積厚さのFe −Cr
−Ni−Mo系ステンレス鋼(C: 0.03重量%
。
金板材を、同じく第1表に示す各積厚さのFe −Cr
−Ni−Mo系ステンレス鋼(C: 0.03重量%
。
St :0.11重量% 、 Mn:0.15重量%
、 P : 0.001重量%、 S : 0.001
重量%、 Ni : 12.5重量%。
、 P : 0.001重量%、 S : 0.001
重量%、 Ni : 12.5重量%。
Cr : 17.8重量% 、 MO: 2.1重量係
、残りがFe及びその他の不純物)板材にNi層を間に
して重ね合わせ、これを同様に第1表に示す条件でクラ
ッド加工し、中間焼鈍を伴う冷間圧延を行い、かつ最終
焼鈍して0.5簡のクラッド薄板材を得た。
、残りがFe及びその他の不純物)板材にNi層を間に
して重ね合わせ、これを同様に第1表に示す条件でクラ
ッド加工し、中間焼鈍を伴う冷間圧延を行い、かつ最終
焼鈍して0.5簡のクラッド薄板材を得た。
なお、素材の幅は25 m 、長さは1000mであり
、最終の真空焼鈍時の真空度は5 X 10 Torr
以下であった。
、最終の真空焼鈍時の真空度は5 X 10 Torr
以下であった。
そして、Au又はAu合金とNiとのクラツド材は、寸
法: 30 wn X 100 mのAu又はAu合金
板とNi板を用意し、第1表に示すクラツド比率に応じ
た厚さの比率で、かつ合計の厚さが8mとなるようにし
て重ね合せ、これを軟鋼製のパッケージ中に入れて該パ
ッケージ内部を脱ガス後、700℃に加熱してから熱間
で30%の圧下を1度に加えて圧延し、クラッドして製
作した。もちろん、クラッド加工後は、冷間圧延にて仕
上り板厚寸法とし、所定の長さと幅に切断したものであ
る。
法: 30 wn X 100 mのAu又はAu合金
板とNi板を用意し、第1表に示すクラツド比率に応じ
た厚さの比率で、かつ合計の厚さが8mとなるようにし
て重ね合せ、これを軟鋼製のパッケージ中に入れて該パ
ッケージ内部を脱ガス後、700℃に加熱してから熱間
で30%の圧下を1度に加えて圧延し、クラッドして製
作した。もちろん、クラッド加工後は、冷間圧延にて仕
上り板厚寸法とし、所定の長さと幅に切断したものであ
る。
また、NiクラッドAu又はAu合金板材とステンレス
鋼板材とのクラッドの製造には、第1図で示すように、
NiクラッドAu又はAu合金板材1をステンレス鋼板
材2にNi層が中間層となるように重ね合せてから、加
熱炉3の炉芯管4内に装入し、雰囲気ガス導入口5〃)
ら雰囲気ガスを供給しながら所定温度にまで加熱後圧延
すると言う手段を採用した。なお、第1図において符号
6,6で示されるものは圧延ロールである。
鋼板材とのクラッドの製造には、第1図で示すように、
NiクラッドAu又はAu合金板材1をステンレス鋼板
材2にNi層が中間層となるように重ね合せてから、加
熱炉3の炉芯管4内に装入し、雰囲気ガス導入口5〃)
ら雰囲気ガスを供給しながら所定温度にまで加熱後圧延
すると言う手段を採用した。なお、第1図において符号
6,6で示されるものは圧延ロールである。
このようにして得られたAu又はAu合金クラッドステ
ンレス鋼薄板焼鈍材について、そのステンレス鋼層部の
硬さを測定するとともに、繰り返し密着曲げ試験、及び
人工汗中に40℃で48時間浸漬すると言う腐食試験を
行い、得られた結果を第2表に示した。
ンレス鋼薄板焼鈍材について、そのステンレス鋼層部の
硬さを測定するとともに、繰り返し密着曲げ試験、及び
人工汗中に40℃で48時間浸漬すると言う腐食試験を
行い、得られた結果を第2表に示した。
第2表に示される結果からは、加工硬化性の高い高耐食
性ステンレス鋼を合金として用いてAu又はAu合金ク
ラツド鋼薄板材を製造したとしても、本・発明方法によ
れば、ステンレス鋼層の硬さがHv220以下を示すと
ころの打抜き性や曲げ加工性の良好な製品を得られるこ
とがわかる。
性ステンレス鋼を合金として用いてAu又はAu合金ク
ラツド鋼薄板材を製造したとしても、本・発明方法によ
れば、ステンレス鋼層の硬さがHv220以下を示すと
ころの打抜き性や曲げ加工性の良好な製品を得られるこ
とがわかる。
上述のように、この発明によれば、耐食性等の特性に優
れているにもかかわらず、加工硬化性が高いとの理由で
従来採用されなかったようなステンレス鋼を合金とした
Au又はAu合金とステンレス鋼とのクラッド薄板材で
あって、しかも打抜き性や曲げ加工性の良好な製品を比
較的容易に製造することができ、時計バンド等の装飾品
の素材や電子部品用木材として用いてその性能を一層向
上することができるなど、産業上有用な効果がもたらさ
れるのである。
れているにもかかわらず、加工硬化性が高いとの理由で
従来採用されなかったようなステンレス鋼を合金とした
Au又はAu合金とステンレス鋼とのクラッド薄板材で
あって、しかも打抜き性や曲げ加工性の良好な製品を比
較的容易に製造することができ、時計バンド等の装飾品
の素材や電子部品用木材として用いてその性能を一層向
上することができるなど、産業上有用な効果がもたらさ
れるのである。
第1図は、N1クラッドAu又はAu合金材とステンレ
ス鋼材とをクラッドする方法の1例を示す概略模式図で
おる。 図面において、 1・・・NiクラッドAu又はAu合金板材、2・・・
ステンレス鋼板材、 3・・・加熱炉、 4・・・炉芯管、 5・・・雰囲気ガス導入口、 6・・・圧延ロール。 出願人 三菱金属株式会社 代理人 富 1)和 夫 ほか1名 16−
ス鋼材とをクラッドする方法の1例を示す概略模式図で
おる。 図面において、 1・・・NiクラッドAu又はAu合金板材、2・・・
ステンレス鋼板材、 3・・・加熱炉、 4・・・炉芯管、 5・・・雰囲気ガス導入口、 6・・・圧延ロール。 出願人 三菱金属株式会社 代理人 富 1)和 夫 ほか1名 16−
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (a) 焼鈍により硬さをHv:180以下とした板厚
=1.0〜3.0 mのステンレス鋼板材と、予めNi
又はNi合金板材とクラッドし九Au又はAu合金板材
とを、前記Ni又はNi合金層を間にして重ね合わせ、
缶) この重ね合せ体を、H2を含む不活性ガス(Hz
ガスのみをも含む)雰囲気中にて、加熱温度:600〜
800℃。 圧下率:30〜70% の熱間圧延を施してクラッドし、 (c)次いで、得られた熱間圧延クラツド材に、真空又
は非酸化性雰囲気中での中間焼鈍を伴うところの、累積
圧下率ニア5%以下の冷間圧延を11− 回以上施して最終板厚とした後、 (d) 該クラッド薄板に、 温度=700〜850℃。 保持時間:1〜12時間 の軟化焼鈍を施すことを特徴とする、Au又はAu合金
と加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラッド薄板材の
製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22740583A JPS60118396A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | Au又はAu合金と加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラツド薄板材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22740583A JPS60118396A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | Au又はAu合金と加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラツド薄板材の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60118396A true JPS60118396A (ja) | 1985-06-25 |
JPH0353077B2 JPH0353077B2 (ja) | 1991-08-13 |
Family
ID=16860312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22740583A Granted JPS60118396A (ja) | 1983-12-01 | 1983-12-01 | Au又はAu合金と加工硬化性の高いステンレス鋼とのクラツド薄板材の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60118396A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01178387A (ja) * | 1988-01-11 | 1989-07-14 | Nippon Steel Corp | 金属クラッド板の製造法 |
GB2326418B (en) * | 1996-03-29 | 2000-11-01 | Secr Defence | Liquid crystal materials and devices |
JP2002260681A (ja) * | 2001-02-28 | 2002-09-13 | Daido Steel Co Ltd | 固体高分子型燃料電池用金属セパレータ及びその製造方法 |
US6602355B2 (en) | 1997-09-19 | 2003-08-05 | Haldor Topsoe A/S | Corrosion resistance of high temperature alloys |
CN106854688A (zh) * | 2017-03-13 | 2017-06-16 | 北京科技大学 | 一种控制冷轧410不锈钢带力学性能的热处理工艺 |
-
1983
- 1983-12-01 JP JP22740583A patent/JPS60118396A/ja active Granted
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0353077B2 (ja) | 1991-08-13 |
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