JPS60108392A - 葉面スプレ−用肥料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、植物の葉面にスプレー散布するに適した葉面
スプレー用肥料に関する。

尿素とショ糖脂肪酸エステルを含有する葉面散布肥料は
特開昭５６−７ざダｇダ号公報、特開昭ｊ−Ａ−？ｒダ
ｔｒｒ号公報などに記載されているが、いずれも散布時
に溶液に溶かし噴霧器等によって散布するものである。

従って、家庭園芸など栽培規模が小さい場合には、散布
の都度少量ずつ全調整して労力、時間がかかるため、よ
シ簡便に散布できる胎料が望まれていた。

本発明者等は、尿素とショ糖脂肪酸エステルを含有する
肥料において少量でも容易に散布できる肥料を得るべく
種々検討した結果、尿素とショ糖脂肪酸に特定の塩を加
えた水溶液を噴射剤と共に封入すれば容易にスプレー散
布でき、かつこの肥料は保存性に優れ、肥効も向上する
ことを知得して本発明に到達した。

すなわち、本発明の要旨は、尿素Ｏ１θコ〜コ１０２ル
２ 示す）、ＨＬＢ　９以上のショ糖脂肪酸エステル０、０
　０　／〜／．０％、並びに合計濃度０．０　０　２〜
θ．Ｏダモル／ｌ　の第一リン酸カリウム及び菓ニリン
酸カリウム全含有するｐＨ４〜？ｊの水溶液を、噴射剤
と共に加圧封入してなる葉面スプレー用肥料に存する。

以下、本発明の詳細な説明する。

本発明において、尿素は水溶液中で０００２〜２％の濃
度として使用する。該濃度が０．０コチ未満では尿素の
肥効が発現せず１．２％以上で使用すると植物に薬害が
生じるため好ましくない。

ショ糖脂肪酸エステルは、炭素数ｇ〜λθの飽和又は不
飽和脂肪酸の単独物又は混合物とシヨ糖トのエステルで
あシ、モノ、ジ、トリあるいはそれ以上のエステルの単
独又は混合物であって、このショ糖脂肪酸エステルの中
でＨＬ　Ｂがワ以上、好ましくはｌ／以上のもの全濃度
θ、００　／〜／、０％として使用する。ＨＬＢが９未
満では、水溶液への溶解性が悪く、溶液状態での保存性
が問題となる。また、水溶液中の濃度がθ、００　／％
よシ低いと養分吸収促進等の効果が発現せず、ｉ、ｏ％
を超えると水溶液の粘Ｕ［が扁くなって取り扱いにくく
なり、スプレー散布に適さなくなる。

第一リン酸カリウム及び第ニリン酸カリウムは水溶液中
の合計として０．００λ〜０．０ダモル／Ｚ１好ましく
は０，００．２〜０．０３　モに／を使用用し、両成分
の添加比率の加減によってｐＨ’ｃ６〜７．左、好まし
くはＡ４−７Ｊに調節する。

上記成分の添加比率は他に特別な物質を用いなければＫ
Ｈ２ＰＯ，：　ｘ２ｕｐ−ｏ、として約、２＝３が好ま
しい。ｐＨが６未満ではブリキ等の缶に入れて保存した
際に缶に錆が発生するなどの腐触が発生するため適さず
、ｐＨ７ｊ　ｆ超えると散布する植物に悪影響を与える
。また、上記濃度は０．００．２モル／Ｌ未満では水溶
液に対する緩衝能力が及びがたく、ｏ、ｏ　ｑモル／ｌ
ｋ超えると塩類濃度上昇に伴なって植物に薬害が生じが
ちとなる。

本発明における尿素、ショ糖脂肪酸エステル等を含有す
る水溶液の調整方法は特に限定されず、例えば各成分の
単独濃厚水溶液全混合し、好ましい濃度に希釈すること
が可能である。また、含有する成分は上記物質に限らず
、混合後の液のｐＨがＡ〜７．ｊ′１′あれば他の肥効
成分、ホウ素、マンガン等の微量要素及び場合によって
は芳香材等も添加でき、特に０．０　／〜ｏ、ｏ　ｇ％
程度のキレート鉄を添加することが好ましい。

しかしながら、最終的に得た水溶液の塩類濃度を過度に
高くすると葉面に濃度障害が生じるため、各成分を加え
た後の水溶液の電気伝導度は？ｍｖ／ｃ！ＩＬ以下、特
にｔｍｖ／ｃＩｆＬ以下とすることが好ましい。

尿素等を含みｐＨ６〜７．５に調整された水溶液は噴射
剤と共に２〜Ｋ　Ｋｇ　／　Ｃｔ／ｌ　Ｇ　ｓ通常約ｔ
４／　ｃｔ／ｉ　ａ程度に加圧しブリキ缶、アルミニウ
ム缶などの通常のエアゾール用容器の機能を有する容器
に封入し、実際のスプレー用肥料として用いられる。噴
射剤は、ＬＰＧ、ジメチルエーテル等通常のエアゾール
に用いられるものは単独、混合物いずれでも使用し得る
が、加圧容器内で水に溶解してｖｉａする踪に改めて混
合する必要がないジメチルエーテルを単独で用いること
が特に好ましい。噴射剤の封入１１は、噴射剤１重量に
対し肥料成分ｔ−合む水溶液を約−重量とするのが通常
であるが、使用する噴射剤及び封入時の圧力等によって
種々変化させることかできる。

得られた葉面スプレー用肥料は、屋内外を問わず種々の
樹木、草本等の葉面にスプレー散布することができるが
、家庭園芸、特に室内で栽培する観葉植物類、ゴム、ポ
トス、ベゴニア等に対して用いるのが好ましい。散布量
は、１回あたシ全面が濡れ、落滴しない程度が良く、コ
、３日から１週間に１同根度散布することが好ましい。

以上の本発明の葉面スプレー用肥料は主要要素の窒素、
リン、カリを含み、植物に対して施用すると葉の緑色が
鮮化しつやが良くなるなど外観が向上し、樹勢も良くな
る。また、ショ糖脂肪酸エステルによって各養分の葉面
への吸収が促進されるため、肥効の発現が速やかとなる
。

特に、第一リン酸カリウム及び第二リン酸カリウム金用
いて水溶液のｐＨを調整することによって、保存時の容
器への騙触防止全行えると共に、肥効成分であるリン及
びカリウムを吸収効率の良い無機態で供給することが可
能となる。

従って、緩衝液としそ他の物質を用いた場合と比較する
と、多量に供給しても障害が生じ難い第一、第ニリン酸
カリウムを用いる本発明の肥料は極めて優れたものであ
る。

以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明する。

実施例／ 尿素θ、ダクチ、リョートーシュガーエステルＬＷＡ−
／！；ダＯ（菱糖株式会社製、商品名。脂肪酸の約ｓｏ
％はラウリン酸であり、モノエステルが約７０％のシヨ
、ＩＩ　脂Ｄ　酸エステル）（ｉ−ショ糖脂肪酸エステ
ルとしてｏ、ｏｓ−２’ｌｔｓ及びリン酸カリウム０１
２３％を含む水浴液であって、リン酸カリウム中の第一
リン酸カリウムと第ニリン酸カリウムの増減によって第
１表の各ｐ　Ｈに調節した水溶液１５０２を、ジメチル
エーテルレー用肥料を、、ｙｏｃの恒温室内に置き、７
７月後、３ケ月後の缶の錆の発生状況及び水溶液の変化
の様子を観察した。この結果を第１表に示すＯ 第１表 １）錆の発生−一　変化なし ±　錆らしきものがごく僅 かに発生 十　錆が僅かに発生 士士　錆が発生 十十　錆の発生が顕著 、２）水溶液の変化ニー　変化なし ±　僅かに濁る 十　濁シがあるが沈殿なし 十十　沈殿が発生 十十十沈殿の発生が顕著 なお、上記ブリキ缶の代シに内面をエポキシ樹脂で被覆
したアルミニウム缶を用いた以外は同様に行なったとこ
ろ、錆の発生はどのｐＨにおいても見られず、水溶液の
変化は第１表とほぼ同様であった。

実施例コ ロ月上旬にディ７エンバキア・コンパクタ−の幼株を株
分けし、これ全水ゴケ、川砂、腐葉土を等容量ずつ混合
した土を入れた／を容の鉢合計ダ個へ各鉢コ、３株ずつ
移植し、１２日１に各鉢にＮ−Ｐ、Ｏラーに！Ｏ各ＩＯ
％の化成肥料２？、ｐ、ｏ、約３０％の緩効性リン酸肥
料１２を土の表面に施肥した。移植後／３日目動ら７日
毎に合計ｇ回、実施例／と同組成（但し、第一リン酸カ
リウムθ、７０％、第二リン酸カリウムθ、１３チであ
りｐＨ約７）の葉面スプレー肥料をコ鉢へ毎回葉が全面
溝れる程度散布し、他のコ鉢へは水のみを同様に散布し
た以外は全て同様に管理した。

移植からグケ月後に観察したところ、葉面スプレー肥料
全散布した鉢は水散布のものと比較して外見がつしりし
、葉のつや、茂９具合も良く、根の張りも良好であった
。同時に、初めに移植した親株、移植後に分れて出た幼
株及び全体の重量を創世し、幼株の斑の入っていない葉
のクロロフィル含量（ａ＋ｂ）ｉグリーンメーター（富
士写真フィルム■製、Ｇ　Ｍ　Ｉ　Ｗ　）により測定し
た。その結果を葉面スプレー肥料を散布した鉢、及び水
のみ散布した鉢それぞれの平均として第２表に示す。

第　λ　表

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）尿素Ｏ０θコ〜−重量俤、ＨＬ世襲　９以上のシ
   ョ糖脂肪酸エステルθ、ｏｏｉ〜／、０重量％並びに合
   計濃度ｏ、ｏ　ｏコルｏ、ｏ　ｑモル／ｌの第一リン酸
   カリウム及び第ニリン酸カリウムを含有するｐＨ４〜？
   ｊの水溶液を、噴射剤と共に加圧封入してなる葉面スプ
   レー用肥料。
2. （２）上記噴射剤がジメチルエーテルであることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の葉面スプレー用肥料
   。