JPS6010760Y2 - ブランク材のスタツク装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブランキングプレスで切断されたブランク材を
トランスファプレス等に設置されたディスタッカに送り
込むブランク材のスタック装置に関するものである。

従来、この種のブランク材のスタック装置としてはブラ
ンキングプレスで切断されたブランク材を一枚ずつ積み
重ね所定枚数となったらブランキングプレスを停止し、
所定枚数積み重ねたブランク材をフォークリフト等でト
ランスファプレス等に設置したディスタッカに搬送送り
込むようにしたものが知られている。

このような構成のブランク材のスタック装置であると各
工程がばらばらであり効率良くブランク材をディスクツ
カに送り込みできないとの不具合を有する。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであり、その目
的はブランキングプレスで切断されたブランク材をディ
スクツカに効率良く送り込みできるようにしたブランク
材のスタック装置を提供することである。

以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。

ブランキングプレス１はコイルラインＡに連続して設置
されてコイル材よりブランクＢを切断する。

ブランキングプレス１の排出側には主搬送路Ｃが設けら
れ、その主搬送路Ｃと直交して第１・第２補助搬送路Ｄ
工、Ｄ２が主搬送路Ｃより下方位置に設けであると共に
、第１・第２補助搬送路Ｄ１．Ｄ２と直交して第１・第
２搬出路Ｅ１．Ｅ２が設けである。

前記第１・第２補助搬送路Ｄ１．Ｄ２には第１・第２台
車２１，２□がブランク材受は位置イ（主搬送路Ｃとの
交点）とブランク材渡し位置口（第１・第２搬出路Ｅ□
、Ｅ２との交点）とに亘って第１・第２台車移動用シリ
ンダ３□、３□により往復動自在に設けであると共に、
前記各ブランク材渡し位置口には台車上のブランク材Ｂ
を第１・第２搬出路Ｅ１．Ｅ２に送り込む第１・第２ブ
ツシャシリンダ４ａ１，４ａ２を備えた第１・第２ブツ
シヤ４１．４゜が設けである。

前記第１・第２搬出路Ｅ、、Ｅ２には第１・第２トラン
スファプレス５１，５゜に設置したブランク材を一枚ず
つトランスファブレス５に搬送する第１・第２ディスタ
ッカ６１，６゜がディスタッカコンベヤ７１，７゜を介
して連続設置しである。

前記各ブランク材受は位置イ、イには各台車２４，２□
の三側方を覆う固定ガイド８が基台９にブランク材Ｂの
大きさに応じて取付位置調整自在にそれぞれ設けである
と共に、各台車２１，２□にはその一側方を覆う可動ガ
イド１０がそれぞれ設けてあって各固定ガイド８と可動
ガイド１０とによりブランク材Ｂが台車２上に正しく積
み重ねできるように構成している。

前記主搬送路Ｃは第１台車２１のブランク材受は位置イ
までブランク材Ｂを搬送する第１コロコン１１と、その
第１コロコン１１と連続して第２台車２゜のブランク材
受は位置イまで延設しかつ２台車２２のブランク材受は
位置イ側で切換用シリンダ１２で上下回動自在に支承さ
れた切換用コロコン１３と、第１コロコン１１の搬出側
に設けたガイド片１６とにより構成しである。

前記第１・第２補助搬送路Ｄ１．Ｄ２は基台９に設けた
一対のガイドレール１４．１４によりそれぞれ構成され
、第１・第２搬出路Ｅ□、Ｅ２は送り方向に自由回転し
かつ別の駆動装置で駆動されるコンベヤ１５により構成
しである。

また、前記第１・第２台車２１，２゜の上面にはコロコ
ン１７が設けである。

次に動作を説明する。

切換用シリンダ１２により切換用コロコン１３を上方に
回動して第１コロコン１１と不連続とする。

（第２図の状態）この状態ではブランキングプレス１で
切断されたブランク材Ｂは第１コロコン１１に沿って移
動しガイド片１６でガイドされ一枚ずつ第１台車２１上
に落下し積み重ねられる。

そして第１リミツトスイツチ腸□の所までブランク材Ｂ
が積み重ねられると第１リミツトスイツチＬＳ１が検出
動作腰切換用シリンダ１２が作動して切換用コロコン１
３が下方に回動して第１コロコン１１と連続する位置と
なるのでブランク材Ｂは第２台車２２に落下積み重ねら
れる。

これと同時に第１台車移動用シリンダ３１が動作し第１
台車２１はガイドレール１４．１４に沿ってブランク材
渡し位置口まで移動される。

この動作は第２リミツトスイツチＬＳ２で検出され、そ
の検出信号により第１ブツシヤシリンダ４ａ□が動作さ
れ第１台車２１上のブランク材Ｂを第１搬出路Ｅ工に押
し出し、押し出されたブランク材Ｂはディスタツクコン
ベヤ７１により第１デイスタツカ６□に送られて一枚ず
つ第１トランスフアプレス５１に搬送される。

前記の押し出し完了は第３リミツトスイツチＬＳ３で検
出され、その検出信号により第１台車移動用シリンダ３
□が動作されて第１台車２１がブランク材受は位置イま
で復帰動され、かつ第１ブツシヤシリングが元位置に復
帰し次の動作に備え待機する。

これらの動作は第４、第５リミットスイッチＬＳ４．
ＬＳ、で検出されると共に、前記第２台車２□にブラン
ク材Ｂが所定枚数積み重ねられるまで間に終了する。

次に第２台車２□にブランク材Ｂが所定枚数積み重ねら
れると第６リミツトスイツチＳ６が検出動作し、その検
出により切換用シリンダ１２が動作して切換用コロコン
１３が上方に回動し第１コロコン１１と不連続となって
ブランク材Ｂは第１台車２□に落下積み重ねられる。

これと同時に前述と同様にして第２台車２゜がブランク
材渡し位置口に移動され、第２台車２□上のブランク材
Ｂが第２搬出路Ｅ２に押し出される。

以上の様であるから、ブランク材Ｂは自動的に、ディス
タッカ６□、６□に搬送でき効率良くブランク材をディ
スタッカに送り込みできると共に、一方の台車２□上の
ブランク材を搬送する時には他方の台車２□上にブラン
ク材が積み重ねられるのでブランキングブレス１を休止
することがなくブランキングプレス１の稼動率を向上で
きる。

本考案は前述の様に構成したので、ブランキングプレス
１で切断してブランク材Ｂを主搬送路Ｃによって第１・
第２補助搬送路Ｄ１．Ｄ２のどちらか一方の第１・第２
台車２１，２□上に積み重ねできるから、どちらか一方
の第１・第２台車２１．２゜がブランク材Ｂを搬出路Ｅ
、、Ｅ２に搬送している時にどちらか他方の第２．第１
台車２□。

２１上にブランク材Ｂを積み重ねでき、ブランキングプ
レス１を休止することなくブランク材Ｂを搬送できる。

したがって、ブランキングプレス１で切断シたブランク
材Ｂを効率良くディスタツク６□に送り込むことができ
ると共に、ブランキングプレス１の稼動率を向上できる
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すものであり、第１図は平面
図、第２図は主搬送路の正面図、第３図は補助搬送路の
詳細平面図、第４図はそのＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図
はその■−Ｖ線断面図である。 １はブランキングプレス、２□、２゜は第１・第２台車
、３１，３゜は第１・第２台車移動用シリンダ、４１，
４゜は第１・第２ブツシヤ、６１ ・６゜はディスクツ
カ、Ｂはブランク材、Ｃは主搬送路、Ｄｌ、Ｄ２は第１
・第２補助搬送路、Ｅｌ、Ｅ２は搬出路、イはブランク
材受は位置、口はブランク材渡し位置口。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブランキングプレス１の排出側と第１・第２台車２４，
   ２゜が走行自在なる第１・第２搬送路Ｄ１． Ｄ２とに
   亘って、その排出側を第１・第２補助搬送路Ｄ１．Ｄ２
   のどちらか一方の台車上に選択的に接続切換可能な主搬
   送路Ｃを設けて、その各交点をブランク材受は位置イと
   すると共に、前記第１・第２補助搬送路り、、 Ｄ２を
   搬出路Ｅ□、Ｅ２にそれぞれ接続してその各接続位置を
   ブランク材渡し位置口とし、該各搬出路Ｅ１．Ｅ２をデ
   ィスタツク６１，６□にそれぞれ接続すると共に、前記
   第１・第２台車２１，２゜を、ブランク材受は位置イと
   ブランク材渡し位置口とに亘って移動自動自在に設け、
   さらに前記各ブランク材渡し位置口に第１・第２台車２
   １，２□上のブランク材Ｂを搬出路Ｅ１．Ｅ２に押し出
   すブツシャ４□、４□をそれぞれ設けたことを特徴とす
   るブランク材のスタック装置。