JPS60103234A - 調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、調理の進行状況を具体的に表示することを可
能としたオーブンレンジ、電子レンジ等の調理器に関す
る。

返信、調理対象の食品の温度（表面温度）を検出する温
度センサとマイクロコンピュータ等の演算制御装置を備
え、前記温度センサの出力に基づいて予め設定された調
理メニューに従って自動的に食品の加熱調理を行うよう
になされたオーブンレンジ、電子レンジ等の調理器が実
用化されている。

ところで、このような調理器では、使用者が選択した調
理メニューに従って自動的に加熱調理が行われるため、
使用者は調理開始後は調理終了まで何ら手を煩されるこ
とはないが、その反面、調理の進行状況を判断し稚く、
このため調理終了時期の予測が困難である等の不都合が
あった。

本発明は以上の如き事情に涌みてなされたものであり、
食品の表面温度を検出するための温度センサの出力に基
づいて調理の進行状況を表示することにより前述の如き
不都合の解消を図った調理器の提供を目的とする。

以下、本発明をその実施例を示す図面に従って詳述する
。

第１図は本発明に係る調理器の略示図、第２図はその制
御系のブロック図である。

図中１は、マイクロコンピュータを利用した演算制御装
置１１、加熱装置であるマグネトロン４、調理対象食品
の温度を検出するための温度センサ５等を内蔵した本体
であり、その向かって左側の部分には調理対象食品を収
納する調理室１２が備えられており、また向かって右側
全面には表示部６及び入カキ−３１を配設した操作パネ
ル３が備えられており、この操作パネル３の背面部分に
前記演算制御装置１１．マグネトロン４、電源等が配設
されている。また、この本体１の正面の向かって左側縁
辺部にはドア２が枢着されている。

演算制御装置１１はそのメモリ内に複数の調理メニュー
のデータを格納しており、入カキ−３１を介して使用者
が選択した調理メニューに従って食品の加Ｐ′！）調理
を行うものであり、温度センサ５の検出結果、即ちその
出力に基づいて発振制御回路４１を介してマグネ１川コ
ン４の出力及びオン・オフの制御を行い、また後述する
演算を行ってその結果を表示部６に表示する。

温度センサ５ば赤外線センサを利用しており、調理対象
食品から発せられる熱赤外線の強度に応じた電圧信号を
出力するものであり、温度検出回路５１により食品の温
度として検出される。

第３図は操作パネル３に配設された表示部６の模式図で
ある。この表示部６の」二半部には４個の“日”の字の
パターンからなる数字・文字表示ｆ１１３６１があり、
４桁の数字又は４文字の表示が可能となっている。そし
て、各“日°゛の字のパターンのやや下方にはステージ
表示灯６２．６２・・・がそれぞれ備えられており、更
にその下方の位置には多数のたとえば１００個の発光素
子を左右方向直線状に連続して配設したインジケータ６
３が備えられており、後述する如く、調理の進行状況を
百分率で表示するために用いられる。

ところで、本発明品の如きマグネトロンを加熱源として
使用する調理器では、食品を単に所定温度にまで加熱す
る、冷凍食品を解凍する、定められた加熱パターンに従
って調理するという３種類の基本的な加熱方法が通常用
いられる。第４図（ａ）。

（ｂ）、　ｔｅｌは以上の３種類の加熱方法それぞれの
場合について調理対象食品の温度変化をグラフとして表
したものであり、これらの各図に従い、上述の３種類の
加熱方法それぞれの進行状況の表示の原理について説明
する。

第４図（ａｌは単純な加熱調理の場合であり、加熱開始
時の温度センサ５の出力電圧がＥ＋である温度（たとえ
ば２０℃）の食品を温度センサ５の出力電圧がＥ２とな
る温度（たとえば８０℃）にまで加熱するものである。

この単純な加熱調理（以下、加熱コースという）の場合
には、電圧Ｅ１とＥ２との差を１００％とし、加熱開始
後の温度センサ５の出力電圧Ｅｆと加熱開始時の電圧Ｅ
１との差を調理の進行状況Ｘ（％）として下記式により
もとめてインジケータ６３に表示する。

第４図（ｂ）は解凍の場合であり、第１ステージとして
加熱開始時の温度センサ５の出力電圧がＥ３である温度
（たとえば−１０℃）の冷凍食品をマグネトロン４の出
力を１００％として温度センサ５の出力電圧がＥ４とな
る温度（たとえば５℃）まで加熱し、更に第２ステージ
としてマグネ１〜ロン４の出力をたとえば３０％として
温度センサ５の出力電圧がＥ５となる温度（たとえば１
０°Ｃ）にまで加熱して解凍するものである。

この解凍加熱（以下、解凍コースという）の場合には、
まず電圧Ｅ、とＥ３との差を１００％とし、加熱中の温
度センサ５の出力電圧Ｅｆと加熱開始時の電圧Ｅ３との
差を第１ステージの進行状況Ｘ（％）として下記式によ
りめて、インジケータ６３に表示し、同時にステージ表
示灯６２により第１ステージであることを表示する。

そして、第１ステージが終了して第２ステージの加熱が
開始されると、電圧Ｅ５とＥ４との差を１００％とし、
加熱中の温度センサ５の出力電圧Ｅｌと第２ステージ開
始時の電圧Ｅ４との差を第２ステージの進行状況Ｘ（％
）として下記式によりめてインジケータ６３に表示し、
同時にステージ表示灯６２により第２ステージであるこ
とを表示する。

第４図（Ｃ１は所定の加熱パターンに従って食品を加熱
調理する場合であり、第１ステージとして温度センサ５
の出力電圧がＥ６である温度（たとえば２０℃）の食品
を温度センサ５の出力電圧がＥ７となる温度（たとえば
７０℃）にまで加熱し、その後第２ステージとしてこの
間に要した時間Ｔの所定比率Δ倍の時間Δ・Ｔだけ、マ
グネトロン４の出力を所定値として加熱することにより
、食品を所定の加熱パターンにて加熱調理するものであ
る。

この加熱調理（以下、調理コースという）の場合には、
まず、電圧Ｅ７とＥ６との差を１００％とし、加熱中の
温度センサ５の出力電圧Ｅｌと加熱開始時の電圧Ｅ６と
の差を第１ステージの進行状況Ｘ（％）として下記式に
よりめてインジケータ６３に表示し、同時にステージ表
示灯６２により第１ステージであることを表示する。

Ｅ、−Ｅ。

そして第１ステージが終了して第２ステージの加熱が開
始されると、第２ステージの加熱時間Δ・Ｔを残時間と
して計時により順次減算しつつ数字・文字表示部６１に
表示し、同時にステージ表示灯６２により第２ステージ
であることを表示する。

以上の如く構成され、また食品の加熱調理を行うべ（な
された本発明品の動作について、演算制御装置１１の処
理内容を示す第５図のフローチャートに従って説明する
。

まず使用者がキーボード３を介して調理メニューを選択
すると（ステップ■）、演算制御Ｊ１１装置１１はこれ
に従って、対応する調理メニューの加！；ハバクーンの
データをメモリから読み出す（ステップ■）。そして、
第１ステージ（加熱コースの場合は第１ステージのみ、
解凍、調理コースの場合には最初に行われる加熱）のマ
グネ１−ロン４の出力Ｐ１及び第１ステージが終了する
時点の食品の温度に対応する温度センサ５の出力電圧Ｅ
ｅを加熱パターンのデータから読み取り、更に解凍、調
理コースの場合には第２ステージのマグネトロン４の出
力Ｐ２及び終了時の温度センサ５の出力電圧Ｅｄを読み
取り（ステップ■）、加熱開始前の食品の温度を温度セ
ンサ５の出力電圧Ｅｓとして読み込む（ステップ■）。

そして、調理の開始が指示されるとくステップ■）、最
左側の”５ＴＡＧＥ！　１″と表示しであるステージ表
示灯６２を点灯させ（ステップ■）、マグネトロン４の
出力をＰｌとして加熱を開始する（ステップ■）。

このようにしｔ加熱が開始されると、演算制御装置１１
は温度センサ５の出力電圧Ｅｆを読み込み（ステップ■
）、次に示す演算を行う（ステップ■）。

上式によりめられた値Ｘ（％）は、加熱中の食品の温度
と加熱開始前の食品の温度との差の、加熱終了時の食品
の温度と加熱開始前の食品温度との差に対する百分率と
なっており、この値Ｘ（％）に対応する数のインジケー
タ６３の発光素子をその左端側から発光させてそのステ
ージの進行状況が表示部６に表示されることとなる（ス
テップ■）。

次に計時を行った後（ステップ［相］）、加熱終了時の
センサ出力電圧Ｅｅと現在のセンサ出力電圧Ｅｆとが比
較され、換言すれば、第１ステージの加熱が終了したか
否かが判断され（ステップ■）、終了しない場合にはス
テップ■へ戻って加熱が継続されるｉ 以上のようにして加熱が継続されると、やがて食品の温
度がセンサ出力電圧Ｅ、ｆがＥｅに達するまでに上昇す
るので、ステップ■からステップ＠へ進み、現在行われ
ている加熱調理が解凍コースであるか否かが判断される
。この結果、解凍コースである場合にはステップ０へ進
んで、左側から２個目の“５ＴＡＧＥ　２″と表示され
たステージ表示灯６２を点灯させステージ２であること
を表示する（ステップ０）。そしてマグネトロン４の出
力をＰｌに変更して（ステップ■）、加熱を継続する。

即ち、センサ電圧Ｅｆを読み込み（ステップ［相］）、
前記ステップ■と同様に表示のための計算を下記式によ
り行う　（ステップ［相］）。′この場合には、最終的
な解凍の終了するセンサ出力電圧Ｅｄと第１ステージが
終了した時点のセンサ出力電圧Ｅｅとの差を１００％と
して現時点のセンサ出力電圧Ｅｆと第１ステージ終了時
のセンサ出力電圧Ｅｅの差の百分率がめられ、第２ステ
ージの進行状況としてインジケータ６３に表示される（
ステップＯ）。そして、センサ出力Ｅｆが最終的な解凍
終了時のセンサ出力Ｅｄと比較され、これがＥｄ≦Ｅｆ
となるまで加熱が継続される。

やがてＥｄ≦Ｅｆとなるとステップ［相］からステップ
◎へ進んでマグネトロン４の駆動が停止されて加熱が終
了する。

一方、ステップ［相］において解凍コースでないと判１
４１１された場合にはステップ［相］へ進み、調理コー
スであるか否かが判断される。

そして調理コースである場合には、ステップ［相］から
ステップ［相］へ進み、前記ステップ０と同様に第２ス
テージであることを表示し、また追加の加熱時間Δ・Ｔ
がステップ［相］における計時結果から算出される。そ
して演算制御装置１１はマグネトロン４の出力を２２と
して加熱を継続する（ステップＯ）。この場合には、ス
テップつにて計時が行われ、この結果に従って追加加熱
時間Δ・Ｔが順次ｅ、算され（ステップＯ）、表示部６
の数字・文字表示部６１に秒数としてデジタル表示され
る。そしてΔ・Ｔ＝０となるまではステップＯへ戻る（
ステップＯ）。

以上のステップＯから０．［相］、Ｇへ進み、ステップ
Ｏへ戻る処理が反復されて調理コースの第２ステージ、
即ち追加加熱が行われるが、やがてその加熱時間Δ・Ｔ
が経過して残時間が零となるとステップ（）からステッ
プＯへ進んでマグネトロン４がオフされ、一連の加熱調
理が終了する。

一方、ステップ［相］において、加熱コースであると判
断された場合にはステップ［株］へ進んでマグネトロン
４の駆動が停止されて加熱が終了する。

第６図は表示部６の他の実施例を示しており、前記実施
例と同様の数字・文字表示部６１を備えており、また前
記実施例同様のインジケータ６３を３組（２組又は４組
以上でもよい）備えている。そして前記実施例において
は各“日゛の字のパターンの下方に備えられていたステ
ージ表示灯６２．６２・・・は各インジケータの左側部
、即ちθ％表示側に備えられており、第１ステージ実行
中には最上段の“１”と表示されたステージ表示灯６２
が点灯し、加熱調理の進行状況が最上段のインジう゛−
タ６３に表示され、この第１ステージが終了して第２ス
テージが行われる場合には２段目の°“２”と表示され
たステージ表示灯６２が点灯して２段目のインジケータ
６３に第２ステージの進行状況が表示されるようになっ
ている。

以上詳述した如く本発明に係る調理器は調理対象食品の
温度を検出する温度センサを備え、該センサの出力に基
づいて食品を自動的に加熱調理すべくなした調理器にお
いて、予め設定された調理終了時の温度センサ出力と調
理開始時の温度センサ出力との差と、加熱調理中の温度
センサ出力と調理開始時の温度センサ出力との差をめ、
両者の比に基づいて調理の進行状況を表示すべくなした
ものであるから、加熱調理の進行状況の刊Ｗ１が的確か
つ容易に可能となり、従って加熱調理の終了時期の予測
が容易に可能となる。

尚、前記実施例では、調理コースの第２ステージの残時
間をデジタル表示することとしたが、これを％表示とし
てインジケータに表示する措成としてもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図は本発
明品の略示図、第２図はその制御系のブロック図、第３
図は表示部の模式図、第４図は本発明品よる３種類の基
本的な加熱調理方法を説明するための調理対象食品の温
度上昇を示すグラフ、第５図は演算制御装置の処理内容
を示すフし＋−チャート、第６図は表示部の他の実施例
を示す模式４・・・マグネトロン　５・・・温度センサ
　６・・・表示部　１１・・・演算制御装置　６１・・
・数字・文字表示部６２・・・ステージ表示灯　６３・
・・インジゲーク特　許　出願人　三洋電機株式会社 代理人　弁理士　河　野　登　夫 第　１　図 第　２　図 第３図 林　６　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、調理対象食品の温度を検出する温度センサを備え、
   該センサの出力に基づいて食品を自動的に加熱調理すべ
   くなしたｍ理器において、予め設定された調理終了時の
   温度センサ出力と調理開始時の温度センサ出力との差と
   、加熱調理中の温度センサ出力と調理開始時の温度セン
   サ出力との差をめ、両者の比に基づいて調理の進行状況
   を表示すべくなしたことを特徴とする調理器。