JPS599923Y2 - スパイクタイヤ - Google Patents
スパイクタイヤInfo
- Publication number
- JPS599923Y2 JPS599923Y2 JP5745580U JP5745580U JPS599923Y2 JP S599923 Y2 JPS599923 Y2 JP S599923Y2 JP 5745580 U JP5745580 U JP 5745580U JP 5745580 U JP5745580 U JP 5745580U JP S599923 Y2 JPS599923 Y2 JP S599923Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- studs
- buried
- stud
- ground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、凍結路面でのスリップを防止するスパイクタ
イヤに係り、特にタイヤ接地面に埋設されたスタツドを
不要時にはタイヤ内に埋没させることか′できるスパイ
クタイヤに関する。
イヤに係り、特にタイヤ接地面に埋設されたスタツドを
不要時にはタイヤ内に埋没させることか′できるスパイ
クタイヤに関する。
従来のスパイクタイヤは、不使用時あるいは非接地状態
においては、第1図に示すようにスタツド2がタイヤ1
の接地面より中に埋没している状態となっており、使用
時あるいは接地時においては、第2図に示すように重量
負荷に伴なうタイヤ1の変形によりタイヤ1表面に露出
して路面3に喰い込むようになっている。
においては、第1図に示すようにスタツド2がタイヤ1
の接地面より中に埋没している状態となっており、使用
時あるいは接地時においては、第2図に示すように重量
負荷に伴なうタイヤ1の変形によりタイヤ1表面に露出
して路面3に喰い込むようになっている。
そしてこれは、路面が如何なる状態においても、すなわ
ち雪、凍結等のない一般路においても同一である。
ち雪、凍結等のない一般路においても同一である。
このため、一般路においてはスタツドにより路面が損傷
し、また常に喰い付き離脱を高速回転で繰返しているた
め騒音の原因となるとともに乗りごこちが悪く、さらに
燃費を低下させている。
し、また常に喰い付き離脱を高速回転で繰返しているた
め騒音の原因となるとともに乗りごこちが悪く、さらに
燃費を低下させている。
また、一般路走行時にもスタツドが接地するためその寿
命が短かく、短期間でスタツド脱けを引起こす等の問題
か゛ある。
命が短かく、短期間でスタツド脱けを引起こす等の問題
か゛ある。
本考案はかかる従来の問題点を解決するためになされた
もので、その目的とするところは、一般路における騒音
低減、乗りごこち改善、燃費向上および長寿命化を図る
ことができるスパイクタイヤを提供するにある。
もので、その目的とするところは、一般路における騒音
低減、乗りごこち改善、燃費向上および長寿命化を図る
ことができるスパイクタイヤを提供するにある。
本考案は、一般路と雪路あるいは凍結路との路面温度が
大幅に異なることに着目し、スタツドを常温時には縮小
してタイヤ内に埋没し、かつ低温時には伸長しタイヤ表
面に露出して接地する形状記憶金属で形或し、一般路に
おいてはスタツドが接地しないようにしたものである。
大幅に異なることに着目し、スタツドを常温時には縮小
してタイヤ内に埋没し、かつ低温時には伸長しタイヤ表
面に露出して接地する形状記憶金属で形或し、一般路に
おいてはスタツドが接地しないようにしたものである。
ところで、ここに形状記憶金属とは、素材を変形させた
後加熱すると変形前の形状に素材が戻る、すなわち元の
形状を記憶している金属の総称であり、TiNi, C
u3Al , CuAINi, AuCd, Fe3P
t、InTI NiA1, CuZnその他の合金に現
われる現象である。
後加熱すると変形前の形状に素材が戻る、すなわち元の
形状を記憶している金属の総称であり、TiNi, C
u3Al , CuAINi, AuCd, Fe3P
t、InTI NiA1, CuZnその他の合金に現
われる現象である。
このような形状記憶の原因は、今日マルテンサイト変態
の現象として一般に理解されている。
の現象として一般に理解されている。
これは、温度が低下するにつれてマルテンサイトが連続
的に戊長ずるとともに、逆に温度が上昇すると収縮し、
これらが可逆的に移行し得る熱弾性形マルテンサイト変
態と称する変態によるもので、温度低下あるいは応力に
よって発生、戊長じた双晶変形からなるマルテンサイI
・は、加熱によって母相との整合性がよいことから逆変
態により母相中に吸収、梢滅してしまう。
的に戊長ずるとともに、逆に温度が上昇すると収縮し、
これらが可逆的に移行し得る熱弾性形マルテンサイト変
態と称する変態によるもので、温度低下あるいは応力に
よって発生、戊長じた双晶変形からなるマルテンサイI
・は、加熱によって母相との整合性がよいことから逆変
態により母相中に吸収、梢滅してしまう。
すなわち、低温度で変形していた原因が加熱によって消
滅してしまうため元の形状に復元することになり、これ
が記憶性の原因と考えられている。
滅してしまうため元の形状に復元することになり、これ
が記憶性の原因と考えられている。
したがって、基本的には以上の如き機構によって理解で
き、双晶変形による熱弾性形マルテンサイト変態を生じ
る絹戒、熱処理条件を探すことにより、各種金属の絹合
わせが見出し得る。
き、双晶変形による熱弾性形マルテンサイト変態を生じ
る絹戒、熱処理条件を探すことにより、各種金属の絹合
わせが見出し得る。
以下、本考案を第3図に示す一実施例に基づいて説明す
る。
る。
第3図は図示しないタイヤの接地面に埋設されるスタツ
ド12を示すもので、スタツド12は、全体が形状記憶
金属からなり、上端部に外フランジ部13を有する筒状
に構或され、このスタツド12は、約lO゜C以上の常
温で第3図に示すように筒部の中央が外方に膨出する形
状をとり、かつ約0゜Cないし4゜C以下で第4図に示
すように伸長状態に変形するように形戊されている。
ド12を示すもので、スタツド12は、全体が形状記憶
金属からなり、上端部に外フランジ部13を有する筒状
に構或され、このスタツド12は、約lO゜C以上の常
温で第3図に示すように筒部の中央が外方に膨出する形
状をとり、かつ約0゜Cないし4゜C以下で第4図に示
すように伸長状態に変形するように形戊されている。
したがって、可逆形状記憶効果により、路面が低温の場
合は第4図に示すようにスタツド12が伸長し、また常
温の一般路の場合は第3図に示すようにスタツド12が
寸法Sだけ縮小するようになっている。
合は第4図に示すようにスタツド12が伸長し、また常
温の一般路の場合は第3図に示すようにスタツド12が
寸法Sだけ縮小するようになっている。
以上の構戊においてこのような形状記憶金属で形或され
たスタツド12をタイヤに埋設すると、雪路あるいは凍
結路のような低温路(0゜Cないし4゜C)の場合には
、スタツド12が第4図に示すように伸長してタイヤ(
図示せず)の接地面から露出し、また一般路のような常
温路(10゜C)の場合には、スタツド12が第3図に
示すように寸法Sだけ縮小し、車両負荷が加わって図示
しないタイヤが変形してもタイヤ接地面から露出しない
。
たスタツド12をタイヤに埋設すると、雪路あるいは凍
結路のような低温路(0゜Cないし4゜C)の場合には
、スタツド12が第4図に示すように伸長してタイヤ(
図示せず)の接地面から露出し、また一般路のような常
温路(10゜C)の場合には、スタツド12が第3図に
示すように寸法Sだけ縮小し、車両負荷が加わって図示
しないタイヤが変形してもタイヤ接地面から露出しない
。
以上説明したように本実施例によれば、一般路走行時に
はスタツドが接地しないので、路面損傷、騒音発生、乗
りごこち悪化および燃費悪化を引き起こすことがなく、
また長寿命化を図ることができる。
はスタツドが接地しないので、路面損傷、騒音発生、乗
りごこち悪化および燃費悪化を引き起こすことがなく、
また長寿命化を図ることができる。
また、スタツドは筒状に形威されているので、可逆形状
記憶効果が顕著に現われる。
記憶効果が顕著に現われる。
なお、スタツド12用の形状記憶金属としては、耐食性
、強度面の観点からTiNi合金が最も好ましい。
、強度面の観点からTiNi合金が最も好ましい。
また、前記実施例では筒状のスタツド12全体を形状記
憶金属で形或した場合について説明したが、その一部分
のみ、例えば筒状部のみを形状記憶金属としてもよいし
、また筒状とせず中実としてもよい。
憶金属で形或した場合について説明したが、その一部分
のみ、例えば筒状部のみを形状記憶金属としてもよいし
、また筒状とせず中実としてもよい。
以上本考案を好適な実施例に基づいて説明したが、本考
案によれば、一般路における騒音低減、乗りごこち改善
、燃費向上、路面損傷防止および長寿命化を図ることが
できるとともに、雪路および凍結路においてはスパイク
効果を自動的に発揮させることができる。
案によれば、一般路における騒音低減、乗りごこち改善
、燃費向上、路面損傷防止および長寿命化を図ることが
できるとともに、雪路および凍結路においてはスパイク
効果を自動的に発揮させることができる。
第1図およひ゛第2図はスパイクタイヤにおけるスタツ
ドの効果をそれぞれ示す車輪回転軸を通る面による断面
図、第3図は本考案に係るスタツドの常温下での状態を
示す正面図、第4図は同低温下での状態を示す正面図で
ある。 1・・・タイヤ、2,12・・・スタツド、S・・・変
形寸法。
ドの効果をそれぞれ示す車輪回転軸を通る面による断面
図、第3図は本考案に係るスタツドの常温下での状態を
示す正面図、第4図は同低温下での状態を示す正面図で
ある。 1・・・タイヤ、2,12・・・スタツド、S・・・変
形寸法。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 タイヤ接地面にスタツドを埋設して凍結路面等での
スリップを防止したスパイクタイヤにおいて、前記スタ
ツドの少くとも一部分を、常温時には、縮小してタイヤ
内に埋没し、かつ低温時には伸長しタイヤ表面に露出し
て接地する形状記憶金属で形威したことを特徴とするス
パイクタイヤ。 2 スタツドを筒状に形威した実用新案登録請求の範囲
第1項記載のスパイクタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5745580U JPS599923Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | スパイクタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5745580U JPS599923Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | スパイクタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56158304U JPS56158304U (ja) | 1981-11-26 |
JPS599923Y2 true JPS599923Y2 (ja) | 1984-03-29 |
Family
ID=29651951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5745580U Expired JPS599923Y2 (ja) | 1980-04-28 | 1980-04-28 | スパイクタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599923Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59118508A (ja) * | 1982-12-23 | 1984-07-09 | Agency Of Ind Science & Technol | スパイクタイヤ |
DE3375768D1 (en) * | 1982-12-23 | 1988-04-07 | Agency Ind Science Techn | Spiked tire |
DK2542154T3 (da) | 2010-03-05 | 2020-11-23 | Massachusetts Gen Hospital | Apparat til tilvejebringelse af elektromagnetisk stråling til en prøve |
-
1980
- 1980-04-28 JP JP5745580U patent/JPS599923Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56158304U (ja) | 1981-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS599923Y2 (ja) | スパイクタイヤ | |
CN105034703A (zh) | 一种采用形状记忆合金的轮胎结构 | |
JPH09240221A (ja) | 氷雪路面滑走防止用スタッド | |
CN108215652A (zh) | 一种伞式汽车冰雪路面防滑装置 | |
KR100189653B1 (ko) | 형상 기억 합금으로 된 타이어용 스파이크 핀 | |
EP1211353A3 (en) | Temperature-responsively operated drive mechanism | |
JP7228741B1 (ja) | タイヤ滑り止め装置 | |
JPS60104402A (ja) | スパイクタイヤ | |
JP4277944B2 (ja) | タイヤのスタッド構造 | |
CN1100520C (zh) | 一种冰垫 | |
CN212320822U (zh) | 一种避免冰冻破裂的水表 | |
US1308633A (en) | Resilient tire | |
WO1993002875A1 (fr) | Procede d'exploitation des signaux dans un systeme de surveillance de pneumatiques | |
JP2010143534A (ja) | 寒冷地での始動時にトレッド部を加熱する手段を備えたタイヤ | |
JPH01145207A (ja) | 蛇行バネ棒空転方法及び装置 | |
JPS59118508A (ja) | スパイクタイヤ | |
JPS60146703A (ja) | スパイクタイヤ | |
JPS59141901A (ja) | はきもののスベリ止装置 | |
JP2021113033A (ja) | 全天候型可変形状タイヤ | |
JP2602825Y2 (ja) | タイヤチェーン | |
CN2798659Y (zh) | 防滑带 | |
JPS58405A (ja) | 水、陸、タイヤ− | |
US20020108619A1 (en) | Method of preventing premature ejaculation | |
JP3002353U (ja) | 滑り止めゴム底 | |
JPH079683Y2 (ja) | 車両におけるヒーター性能向上装置 |