JPS5998870A - シヤトル型ドツトラインプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はシャトル型ドツトラインプリンタ、特に印刷用
紙の送り方向に対して複数の印字針を含むシャトルを直
交方向に揺動させるシャトル方式のドツトラインプリン
タの改良に関するものである。

所定の印字情報に応じて印字針を印字用紙に向かって突
出させ、複数のドツトによって所望の文字記号その他を
形成するドツトプリンタが周知であり各種の情報機器出
力装置として用いられている。また、このようなドツト
プリンタを更に改良して印字用紙の１行に複数の印字針
を等間隔で配列し、この印字針をワイヤピッチだけ往復
駆動しながらこの駆動方向とは直交する方向に紙送りを
行って順次所望の印字作用を行うプリンタがドツトライ
ンプリンタとして周知であり、極めて、高速度で大量の
印字出力作用を行うことができるという利点を有する。

そして、前記複数本の印字針が整列配置されまたワイヤ
ピッチ間で往復駆動される揺動部をシャトルと呼ぶこと
から、この種のプリンタはシャトル型ドツトラインプリ
ンタとして知られている。

この種のプリンタでは、前記シ１７トルがクランク機構
を介して駆動モータにより直線往復駆動されるが、複数
の印字針及びこれらの各駆動ソレノイドを内蔵したシャ
トルはそれ自体大きな員性を有しこれを往復駆動する際
には装置のフレームに大きな負荷が掛り、特にその両端
にあける移動方向変換時に腿フレームに掛る負荷が著し
く増大し、これを高速度で駆動する際には装置全体の振
動発生などが極めて大きな問題となっていた。

このために、従来装置（こｄ３いては、前記シャトルの
往復駆動エネルギを吸収り゛るために、シャ１ヘルとは
互いに逆方向に往復駆動されるカウンタウェイトを設け
、これによってシャトルとのバランスをとり、前記運動
負荷特に移動方向変換時に生じる大きな負荷を互いに打
消し合い、装置の振動その他の発生を防止していた。

しかしながら、このような従来装置では、カウンタウェ
イトを設けるために装置全体の重量が大きくなるととも
に、これを駆動するためのエネルギ損失が大きい等種々
の欠点を有していた。

本発明は上記従来の課題に鑑み為されたものであり、そ
の目的は、シャトルの往復移動時に生じる慣性力を効果
的に打消し、これによって振動等の発生ずることのない
小型軽量のシャトル型ドツトラインプリンタを提供する
ことにある。

上記目的を達成するために、本発明は印字用紙の紙送り
方向に対して直交する方向へシャトルを往復駆動させ、
前記シャトルに整列配置された印字針を印字用紙に向か
って突出して所望の印字作用を行うシャトル型ドツトラ
インプリンタにおいて、前記シャトルは印字用紙の左右
各半分の印刷を受持つために２個に分割された割シ１７
トル体から成り、これら一対の割シャトル体が往復駆動
方向に沿って並置され、各割シャトル体はそれぞれクラ
ンク機構を介して駆動モータに連結され、互いに逆方向
へ往復駆動され、両割シャトル体の移動慣性力が互いに
打消し合うことを特徴とする。

以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する。

第１図には本発明に係るシャトル型ドツトラインプリン
タの好適な実施例が示されており、ベースフレーム−１
０に固定された側壁１２．１４にはプラテン１６が回転
自在に軸支されており、印字用紙１８がプラテン１６の
表面に沿って装着されている。印字用紙１８はその両端
縁において紙送り受２０．２２によって爪送り支持され
、送り軸２４の回転によって矢印へ方向に紙送り駆動さ
れる。

通常、前記印字用紙１８に対しては、その紙送り方向Ａ
と直交する方向にシャトルが往復駆動自在に設けられて
いるが、本発明において特徴的な事は、このシャトルが
印字用紙１８の左右各半分１こ対応してそれぞれ設けら
れた一対の割シャトル体２６．２８から形成されでいる
ことであり、両割りシャトル体２６．２８は往復駆動方
向に治って並置されており、また各割りシャトル体２６
．２８はそれぞれＢ＋　、Ｂ２方向そしてＣ＋　、Ｃ２
方向にそれぞれ互いに逆方向に往復駆動される。

割シャトル体２６．２８はそれらの慣性がほぼ等しい値
に設定されており、この結果、前記逆方向の往復駆動に
より、両シャトル体２６．２８の運動負荷は互いに打消
され、装置フレームに加わる負荷を著しく減少可能であ
る。

前記各割シャトル体２６．２８はベースフレーム１０に
固定されたシャトル受３０．３２によって各往復時の軸
受は作用が行われている。

前記両割シャトル体２６．２８をＢ＋　Ｃ＋　。

Ｂ２　Ｃ２方向にそれぞれ往復駆動するために、ベース
フレーム１０の立壁３４には駆動モータ３６が固定され
ており、該駆動モータ３６の駆動軸に固定されたフライ
ホイール３８の回転運動が各コネクティングロッド４０
，４２を含むクランク機構によって両割シャトル体２６
．２８に直線往復運動として伝達される。すなわち、前
記フライホイール３８には詳細には図示されていないが
その前方に互いに１８０°の位相差を有する偏芯軸を含
む２個のクランク軸が設けられており、両クランク軸の
それぞれに両コネクチングロッド４０．４２の一端が係
合し、また各コネクティングロッド４０．４２の他端が
枢軸４４．４６によって前記各割シャトル体２６．２８
に係合されることから、駆動モータ３６の回転に応じて
コネクティングロッド４０．４２を含むクランク機構を
介して各割シャトル体２６．２８がＢ＋　Ｃ＋　、Ｂ２
　Ｃ２方向に互いに逆方向に往復駆動されることが理解
される。

第１図において、前記駆動モータ３６の尾端にはスリッ
ト板４８が固定されてあり、ベースフレーム１０に設【
プられたフＡ１〜インタラプタ５０と協働して両割シャ
トル休２６．２８の往復動位置が電気的に正確に検出さ
れている。

以上の説明から明らかなように、本発明のプリンタにお
いてはシャトルを一対の互いに逆方向に往復駆動する割
シャトル体として並置したために、シャトル移動時にお
いても型缶及び慣性がほぼ等しい割シャトル体が互いに
同期して逆方向に駆動されるため、はぼ完全な慣性バラ
ンスが得られ、これによって装置フレームに加わる負荷
を著しく軽減することが可能となる。

本発明において、割シャトル体２６．２８を並置した場
合、両者の隣接部において幾何学的配置に起因する印字
不能部が生じる場合があり、各割シャトル体に設けられ
る印字針群を紙送り方向Ａと直交する方向に一列に配置
した場合には、隣接部においてワイヤの支持部及び駆動
ソレノイドの大きさによって隣接９４１７間の間隙が他
よりも大きくなり、この部分での印字不能が生じるが、
印字用紙の全域に渡って印字作用が必要な場合、各別シ
ャトル体に設けられる印字針列を所定量変位させること
によって連続した印字作用が可能となり、このような印
字釦群の変位配置構造が第２．３図に示されている。

第２図は両割シャトル体２６．２８を印字用紙１８側か
ら見た状態を示し、削シトトル体２６の印字針５２列は
線１００に沿って整列され、一方、他方の割シャトル体
２８の印字針５４列は線２００に沿って整列配置され、
両者間にδなる変位が設けられている。従って、第２図
に示される両割シャトル体２６．２８が最も近接した状
態では、互いに隣接する印字針５２８及び５４ａは少く
とも通常のワイヤピッチδと等しいかこれより更に小さ
い間隔まで往復駆動方向に沿って近付けることが可能で
あり、第２図の実施例においては、両印字針５２ａ、５
４ａは互いに往復駆動方向に対して重なる位置まで接近
可能である。従って、両割シャ１−ル体２６．２８の隣
接部においても何ら印字不能部が生じることなく、印字
用紙の全域に渡って所望の印字が可能となる。第２図の
状態から、両割シャトル体２６．２８はＢ＋　、８２で
示される互いに逆方向に駆動されて第３図の位置まで動
き、この第３図の位置から再び両割シャトル体２６．２
８はＣＩ、Ｃ２方向に移動し再び第２図の位置に復帰す
る。前記変位された印字剣列を有する両割シャトル体の
好適な実施例の構造が第３〜５図のに示されている。図
示した実施他においては、両割シャトル体２６．２８の
内部構造は互いに両者を反転した基本的構成から成り、
図においては、第４図に割シャトル体２８側の基本構造
を説明し、他方の割シャトル体２６はこれとほぼ上下方
向に対称的な構成から成るので第４図の構成に対して第
５図にて各部材にａを何してその詳細な説明は省略する
。

第３．４図において、シャトル枠５６にはヨーク体５８
がネジ固定されており、該ヨーク体５８には永久磁石６
０が固着され、更に該永久磁石６０の前面にヨーク板６
２が固定されている。

前記ヨーク体５８はその一部が長く伸長してコア６４を
形成しており、該コア６４には外部からの印字用励磁信
号が供給されるコイル６６が巻回固定され、またコア６
４の先端は前記ヨーク板６２の一端と近接した位置に延
びている。

一方、前記シャトル枠５６の下方には取付は板６８、ス
ペーサ７０及び押え板７２によってワイヤ駆動用板バネ
７４がネジ固定されており、前記板バネ７４の自由端は
前記コア６４と先端に伸長しており、該板バネ７４の先
端にはアーマチャ７６か固定されており、またアーマチ
ャ７６の先端には印字用紙に向って突出する印字１１５
４が固定されている。

従って本実施例にａ５いて、永久磁力の起磁力によりア
ーマチｔ７６はコア６４に吸引され、この結果、通常の
状態では、印字針５４は印字用紙から引き離された印字
待機状態にあり、この状態で板バネ７４に印字駆動ツノ
を蓄えている。そして印字指令が供給されると、前記コ
イル６６へパルス状に通電され、これにより永久磁石に
よる吸引力は相殺され、この結果、アーマチャ７６　ｉ
ｃＬコア６４の吸引拘束力から解放され、板バネ７４は
その蓄勢された付勢力によって印字側５４を印字用紙に
向って飛翔させ、所望のドラ１〜を形成することができ
る。

第４図にＪ３いてヨーク板７２の前面にはマスク板７８
が固定されており、ワイヤドツト５４を除いてシャトル
の前面と印字用紙との間を隔絶してシャ［〜ル内への塵
埃、異物等の侵入を防止し、また印字針５４とリボン等
との引っ掛りを防いでいる。なお、第２．３図において
は前記マスク板７８が除去された状態を示す。以上のよ
うにして図示した実施例によれば、両割シャトル体２６
．２８に設けられる印字針列が紙送り方向に対してδだ
け変位しており、これによって、両割シャトル体２６．
２８の隣接部においても印字用紙上の印字を連続して形
成することができ、印字不能部を確実に除去可能である
。

本実施例においては前記変位δは印字用紙上の２行分の
変位量に設定されており、この場合の印字作動が第６図
に示されている。

第６図において、Ｒ＋　、Ｒ＋・・・　は印字用紙１８
上の右半分の印字列を示し、また　・・・Ｌ３３、Ｌ３
４は左半分の印字列を示す。更に、図においてＪ２ｏ、
Ｊ２＋・・・は印字行を示ず。

図において両割シャトル対２６．２８の一個の印字針５
２．５４に着目してこの１字印字状態を説明すると、ま
ず両印字針５２、５４は３００ａ　、３００ｂにて示さ
れる初期位置から印字作用を開始する。そして、まず両
ワイヤ５２．５４はそれぞれ逆方向Ｃ＋　、Ｃ２に向っ
て移動し所定距離移動した後反対方向Ｂ＋　、Ｂ２Ｌこ
戻る。このとぎ、印字用紙はシャトルと同期して１ドツ
ト分紙送りされ、この往復運動が３．５往復行われ、こ
れによって所望の１字が１３０、Ｒ５の位置に形成され
、印字完了後にワイヤ５２．５４【よ次の？Ｔ４こ復帰
し、４．ＯＯａ、４００ｂで示される位置ｈ１ら次の印
字作用が再開される。

第６図から明らかなように、両ワイヤ５２．５４はその
位置が行方向にδだけ変位しており、実際上、同一時期
においては２行ずれた位置で・の印字が行われるが、こ
れが連続して多数行印字されることにより、所定のあら
かじめ定められた印字作用が完了することとなる。

第６図から明らかなように、本実施例（こよれ（ま、ワ
イヤ５２．５４がδ分だけずれているため、その境界領
域Ｌ３４とＲ１との間に何らの印字不１１旨部も発生し
ないという利点を有する。

以上説明したように、本発明によれば、シャトルを分割
して両者を互いに逆方向に同時に往復−駆動するために
、両者の慣性による反力が打消され、装置フレームに何
らの振動その他の負荷を与えることがない。更に、本発
明によれば、従来のカウンタウェイトを必要としないた
め、軽量小形な装置とすることができ、また各割シャト
ル体は従来の一本型シャトルに比してその長さが短いた
めに加工度形成は熱変形等の生じることが少ないどう利
点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシャトル型ドツトラインプリンタ
の好適な実施例を示す概略斜視図、第２図は第１図にお
ける割シャトル体゛を記録用紙側から見た概略正面図、 第３図は第２図のシャトル移動状態を示す説明図、 第４図は第３図におけるＩＶ　−ＩＶ断面図、第５図は
第３図におけるｖ−■断面図、第６図は第２〜５図に示
す実施例の印字作用を示す説明図である。 １８　・・・　印字用紙、 ２６．２８　・・・　割シ１７１〜ル体、３６　・・・
　駆動モータ、 ３８　・・・　フライホイール、 ４０．４２　・・・　コネクティングロッド、５２．５
４　・・・印字ｒ１゜ 代理人　弁理士　吉田研二 （外１名） 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）印字用紙の紙送り方向に対して直交する方向へシ
   ャトルを往復駆動させ、前記シャトルに整列配置された
   印字針を印字用紙に向かって突出して所望の印字作用を
   行うシャトル型ドツトラインプリンタにおいて、前記シ
   ャトルは印字用紙の左右各半分の印刷を受持つために２
   個に分割された割シャトル体から成り、これら一対の割
   シャトル体が往復駆動方向に冶って並置され、各割シャ
   トル体はそれぞれクランク機器を介して駆動モータに連
   結され、互いに逆方向へ往復駆動され、両割シャ１〜ル
   体の移動員性力が互いに打消し合うことを特徴とするシ
   ャトル型・ドツトラインプリンタ。 （２、特許請求の範囲（１）記載の装置にｄ３いて、各
   割シャトル体に設けられた印字針列は印字用紙の紙送り
   方向に対して所定足異なる配置とされ、両割シャトル体
   の隣接部の印字針を近接可能として眼部にあける印字不
   能部が除去されていることを特徴とするシャトル型ドツ
   トラインプリンタ。