JPS5995215A - 肝細胞恒常性刺激および肝臓胆のう機能回復剤およびその製造方法 - Google Patents

肝細胞恒常性刺激および肝臓胆のう機能回復剤およびその製造方法

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JPS5995215A
JPS5995215A JP20099382A JP20099382A JPS5995215A JP S5995215 A JPS5995215 A JP S5995215A JP 20099382 A JP20099382 A JP 20099382A JP 20099382 A JP20099382 A JP 20099382A JP S5995215 A JPS5995215 A JP S5995215A
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acid
aminoethanethiosulfonic
lever
day
rats
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ルネ・モリユイユ
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は酵素的活性化剤又は誘導剤として作用し、肝
細胞恒常性を効果的に刺激するとともに、肝臓胆のう機
能を効果的に回復するための薬剤およびその製造方法に
関する。
上述の如き新陳代謝障害は基本的に栄養障害、環境中の
毒性物質、新陳代謝活動の恒常性の最適に維持するため
の機能の減衰等に関連し、最近増加しつつあるが、これ
を効果的に治療するための薬理学的研究が多くなされ、
種々の提案がなされているが副作用、禁忌、同化不良、
ある場合には完全な拒絶反応、人体中での蓄積等の欠点
を回避し得るものではなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その
目的とするところは肝臓に作用し、肝細胞恒常性を効果
的に刺激し、肝臓胆のう機能を効果的に回復することが
でき、上述の如き従来の欠点を回避し得る薬剤を提供す
ることを目的とする。
すなわち、本発明に係わる薬剤は下記構造式、からなる
アミノエタンチオスルホン酸を有効成分とすることを特
徴とするものである。
このアミノエタンチオスルホン酸は生理学的分子、すな
わち人体又は動物中に存在する分子であって、白色結晶
状の粉体であり、水に可溶で、融点が213〜215℃
で、50℃でも長期間に亘り安定な固体状態を保つ。こ
のアミノエタンチオスルホン酸の肝臓胆のうに対する効
果は後述の如く基本的には、その構造中に−SHラジカ
ルおよび−SO_2ラジカルの共存、これが生理学的分
子として存在していることによるものである。
これらのラジカルの共存は従来のものになかったもので
あり、−SHラジカルの存在は下記の如き機能を有する
ものである。
すなわち、ミトコンドリアおよびミクロソームの脂質過
剰酸化を防止、遅延又は対抗する作用を有する。この脂
質過剰酸化は多不飽和の脂肪酸、特にミトコンドリア、
ミクロソームおよび全ての肝臓胆のうの膜中に存在する
ものを選択的に攻撃する。
とのラジカルは−SHラジカルを有する酵素、特にグル
タチオン、補酵素A、ヘクソキナーゼ、L.D.H.お
よびコハク酸デヒドロゲナーゼ等に対し強力な酵素的誘
導質となる。
口経で投与したとき、筋肉タンパクのヒドロスルフィド
ラジカル量、すなわちタンパク質自体の代謝活動におい
て重要な部分を増大させることができる。
このラジカルは各種毒性物質、特に肝臓損傷物質と結合
し、これらを中和または除去させる。
−SO_2ラジカルについては、肝臓に対する保護作用
、抗毒性作用、スルホン化工程における重要性が知られ
ている。
脂質代謝に関連して述べると、コレストロールはグリシ
ンおよびタウリンと結合する前に肝臓中において、コリ
ン酸に変換し、胆汁とともに排せつされる。コレストロ
ールのエステル化、その結果のエステル化コレストロー
ル/遊離コレストロール比が−SHラジカルの存在によ
って影きょうを受けることは周知である。遊離脂肪酸の
有用性もこのラジカルにより影きょうを受ける。
この発明はさらに、フタルイミドエタノールをスルホ塩
素化して下記構造 のスルホ塩化フタルイミドエタンを得る工程と;このス
ルホ塩化フタルイミドエタンを加温下でフェニルヒドラ
ジン、さらにトリブチルアミンで処理し、その溶液を冷
却することにより構造式 からなるアミノエタンスルフィン酸を析出させる工程と
; 該アミノエタンスルフィン酸をアルコール溶液中で硫黄
とともに、さらに強塩基の存在下で攪拌しながら還流下
で加熱し、下記構造式、からなるアミノエタンチオスル
ホン酸を生成せしめる工程と; 該アミノエタンチオスルホン酸をろ過および乾燥によっ
て回収する工程; とを具備してなる肝細胞恒常性刺激および肝臓胆のう機
能回復剤の製造方法を提供するものである。
実施例 無水フタル酸76gを攪拌下で、エタノールアミン31
gに徐々に加えた。この場合、発熱反応が急激とならな
いようにコントロールした。
添加後、溶液を30分間200℃に加熱した。
冷却後、得られた固体生成物は下記構造式、からなるフ
タルイミドエタノールであった。この生成物を真空下で
乾燥し、粉砕した(収量100g)。
得られたフタルイミドエタノール120gを攪拌下でチ
オニルクロリド220ml中に加えた。
この場合も反応が急激とならないようにコントロールし
た。この溶液を還流下で徐々に加熱し、その状態に5時
間保持し、過剰のチオニルクロリドが蒸留する前に反応
を完了させた。その結果得られたシロップ状残渣を氷冷
、ろ過し、洗浄したのち乾燥させた。この生成物をエチ
ルアルコールにより結晶化させ(収量125〜135g
)、下記構造式の融点84〜88℃のフタルイミドクロ
ロエタンを得た。
エチルアルコール250ml中にて硫化ナトリウム13
0gを還流下で加熱し、さらに硫黄15gを攪拌下で加
え、硫黄が完全に溶けるまで還流下で加熱した。この溶
液にさらにフタルイミドクロロエタン(エタノール15
0mlに溶解させたもの)135gを加えた。この溶液
をさらに3時間加熱したのち、乾固に至るまで濃縮させ
た。この乾燥した残渣を酢酸400ml、水10ml中
にて取り上げた。この得られた溶液に塩素ガスの気泡を
室温下で徐々に通過させ、十分に吸収させた。
その結果、下記構造式、 からなるフタルイミドエタンスルホクロリドがが得られ
た。
このスルホクロリド28g、フェニルヒドラジン30g
、エタノール100mlからなる溶液を還流下で加熱し
懸濁物を得た。このものは最初に非常に濃いものであっ
て攪拌が困難であったが、次第に流動性を有するように
なった。この懸濁物が所定の流動性を有するものとなっ
たとき、トリブチルアミン25mlを加え、この混合物
を還流下で15時間加熱した。
懸濁物が次第に完全に溶解するようになり、生成物が析
出した。ついで加熱メチルエチルケトン300mlと、
冷いクエン酸6mlを加え、数時間攪拌した。のちに、
ろ過したのち、ろ液をメチルエチルケトンで洗浄し、さ
らにメタノールで洗浄したのち乾燥した。得られた製品
は下記構造式のアミノエタンスルフィン酸であり、収量
は15〜18gであった。
得られたアミノエタンスルフィン酸120g、2Nカセ
イソーダ540ml、硫黄37gをエタノール5.5l
に加えたものを還流下で攪拌しながら3時間加熱した。
この熱いうちにろ過したのち冷蔵庫中にて15〜20時
間冷却した。その結果、得られた製品は下記構造式、 のアミノエタンチオスルホン酸であった。ろ過、乾燥し
て得られた製品は収量が110〜120gであり、これ
をアルコール/水=1:1にて結晶化した。この純粋な
製品は70〜80gであり、融点が213〜215℃で
あった。
この製品は水溶性であり、−SH滴定濃度は98〜99
%(Acta Chemical Scand7、11
37(1953)で測定)であった。
本発明の薬剤を構成するこのアミノエタンチオスルホン
酸を雌のWisterラットを用いantidysli
paemic作用につき従来の薬剤との比較実験をおこ
なった。この実験においては上記ラットを5匹ずつ5つ
のグループに分け下記の要領で食事を与えた。
¥グループA¥ 下記組成からなる通常の栄養ペレットを与えた。
栄養ペレットの組成: 粗タンパク(乾燥重量)   28.5%粗繊維質 (
 〃〃 )    7.5%粗脂肪  ( 〃〃 ) 
   5.0%粗灰分            8.5
%非窒素質抽出物(乾燥重量) 50.5%ビタミン(
A−D_3−E−C)、NaCl、CaCO_3および
水は欲しいだけ与えた。
¥グループB¥ Nath食事(Nath et al,1959,Jo
urnal.of Nutrition,67−289
)を与えた。
¥グループC¥ チアデノール(tiadenol)薬剤(1.25g/
Kg)の割合で含むNath食事を与え、ラットが10
0mg/Kg/日の割合で上記薬剤を摂取し得るように
した。
¥グループD¥ 本発明の薬剤アミノエタンチオスルホン酸1.25g/
Kgの割合で含むNath食事を与え、本薬剤を100
mg/Kg/日の割合で摂取し得るようにした。
¥グループE¥ 本発明の薬剤アミノエタンチオスルホン酸2.5g/K
gの割合で含むNath食事を与え、本薬剤を200m
g/Kg/日の割合で摂取し得るようにした。
この実験は45日間に亘っておこなわれ、28日目にお
いて、ラットのコレストロール血症、血中トリグリセリ
ドレベルを測定した。
45日目において、全体系重量およびヘマト化学的評価
を下記要領でおこなった。
−肝ぞう重量/体重比、 −除去した時の肝ぞう重量/肝ぞうの乾燥重量との比、 −Watson法(1)によるコレストロール血症、B
ermryer法(2)による血中トリグリセリド、−
血中アルカリ性ホスホターゼレベル(3、4)、−グル
タミンオキサロ酢酸トランスアミナーゼレベル(Kar
men法による)、 −グルタミンピルビン酸トランスアミナーゼレベル(W
roblewski and La−Due法による)
、−肝臓の全脂肪量(これはエーテルによる抽出、デカ
ンテーションによる分離、オーブン中でのエーテル分の
蒸発、残渣の重量測定による)、すべての動物について
、肝ぞうおよび胸部大動脈のマクロ的およびミクロ的解
剖学ならびに病理学的検査をおこなった。なお、ミクロ
的検査はホルマリン中での保存、封入、ヘマトキシリン
エオキシによる着色、公知手段による脂肪の選択的染色
でおこなった。ヘマト化学的評価の結果は下記表1に記
載した如く、28日目の処理の全てのラットのグループ
についておこなった。表2は45日目の処理におけるラ
ットについておこなわれた重量およびヘマト化学的評価
の結果を示している。
表1から血中トリグリセリドおよびコレストロールレベ
ルはアミノエタンチオスルホン酸10mg/Kg/日の
投与で処理したラットにおいてはNath食事のみで飼
育したラットの場合に較べて可成り小さく(143およ
び298mg%に対し、それぞれ31および129mg
%)、さらに、チアデノールを含む食事を与えたラット
(44および155mg%)と比較しても小さいことが
認められた。
アミノエタンチオスルホン酸を200mg/Kg/日で
投与したものは血中トリグリセリドおよびコレステロー
ルレベルについても特別の効果は認められなかった。
重量パラメータの変化(肝臓重量/体重および除去時の
肝ぞう重量/肝ぞう乾燥重量の%比)およびヘマト化学
的パラメータ(コレステロール血症、トリグリセリデミ
ア、血中アルカリ性ホスファターゼ、血中トランスアミ
ナーゼおよび肝臓の全脂肪)については下記のことが云
える(表2)。
基準動物と較べて、肝ぞう脂肪浸潤の増加はNath食
事のラットの場合235%であったが、アミンエタンチ
オスルホン酸を100mg/Kg/日でNath食事を
与えたものはその増加率が半分(117%)に減少した
。これはチアデノールを与えたラットの場合(+144
%)と較べても良好であることを示している。
グルタミンオキサ酢酸トランスアミナーゼ(GOT)お
よびピルビン酸トランスアミナーゼ(GPT)はそれぞ
れ109および60%(Nath食事の場合)増大した
。しかし、アミノエタンチオスルホン酸(100mg/
Kg/日)で保護したものはそれぞれ23%および90
%であった。
食事にチアデノールを加えたものはGOTの増加は32
%、GPTの増加は100%(基準“A”に較べて)で
あった。
コレステロール血症および血中トリグリセリドについて
はアミノエタンチオスルホン酸(100mg/Kg/日
)で処理したものは28日目において可成りの改善が認
められたが、45日目については200mg/Kg/日
の投与を与えたもの以外については特に改善が認められ
なかった。
45日目におけるマクロ的およびミクロ的解剖学病理学
変化については下記の如くである。
Nath食事を与えたものは肝ぞう脂肪症は著しくはな
いが可成りのものであった。アミノエタンチオスルホン
酸を与えたものは肝ぞう脂肪症は認められず、又同じこ
とがチオデノール(100mg/Kg/日)を与えたラ
ットについても認められた。
上記実験を従来の薬剤、特にホスホリールコリン(2回
投与/25および50mg/Kg)、シリマリン(Le
galon、70mg/Kg)、S−アデノシル−1−
メチオニン(Samyr)25mg/Kgを用いた場合
について同様にしておこなった。
これらを綜合してみると下記のことが云える。
Nath食事と同時に本発明の薬剤を投与した場合(1
00および200mg/Kg/日)、特に100mg/
Kg/日の投与の場合、25日目、および35日目でト
リグリセリデミアの増加は著しく減少する。これを%で
云うと、トリグリセリデミアは25日目までは増加せず
、35日目にそれぞれ15%、40%増大するにすぎな
い。
Nath食事のみで処理したラットの場合は100%で
ある。基準薬剤のうち、ホスホリールコリン(50mg
/Kg)のみが若干の減少(−20%)をアテローム発
生規定食での終りに認められた。
コレステロール血症については本発明の薬剤の効果は顕
著であった。ホスホリールコリンの場合、25日後に3
00%、35日後に320%、45日後に410%であ
ったが、アミノエタンチオスルホン酸(100mg/K
g)を与えたものは25日目および35日目でも、わず
か35%であり、45日目でも50%の増加にすぎない
基準薬品のうち、Lagalon、Samyrについて
も本発明の薬剤より可成り効果が少ないものであった。
トランスアミナーゼレベル(GOTおよびGPT)の変
化についても本発明の薬剤は良好な抗アテローム発生性
および肝ぞう保護作用を示し、特に、100mg/Kg
の場合すぐれていた。従来の薬剤はSamyrの場合(
35日目にある程度の効果が認められた)を除いてほと
んど効果はなかった。
肝ぞう柔組織における脂肪浸潤(すなわちNath食事
から発生する)のデータについても注目すべきことが認
められる。筋肉中の脂質量の増加(25日目および45
日目において+155および+225)がアミンエタン
チオスルホン酸100mg/Kgを与えた場合にそれぞ
れ50%および98%となった。又、本発明の薬剤を2
00mg/Kg与えたものは25日目および45日目に
おいてそれぞれ95%および110%であった。基準薬
剤のうち、ホスホリールコリン、ラガロン(Lagal
on)、Samyrについてはアミノエタンチオスルホ
ン酸の場合の半分の効果しか認められなかった。
さらに、アリルアルコールで誘導したラットの肝ぞう障
害に対する本発明の効果についての実験をおこなった。
この障害は肝ぞうの重さ、筋肉中の脂質量、胆汁中のB
SPの排せつ、さらにGOT、GPTの変化、アルカリ
性ホスファターゼレベル(血液中)に基づいて評価をお
こなった。
実験結果を表■に示す。各投与は4日間腹腔内に投与し
ておこなった。表■のデータから、アリルアルコールを
毒されたラットは肝ぞう重量が5.03mg〜6.06
mg増大したが、アミノエタンチオスルホン酸とともに
アリルアルコールを与えた場合は5.30以下の増大に
すぎなかった。
また、アルリアルコールとともに公知の薬剤、Thio
la(100mg/Kg/日)を与えた場合は肝ぞうの
重量は約5.85mgに増大した。
基準においてアリルアルコールの後に4.98mmg%
から5.23mmg%に増加した肝臓の総脂質含量の増
加に関しては、この発明の薬剤はこの増加を5.08m
mg%に抑えたが、薬剤チオラは何らの保護も与えなか
った。トランスアミナーゼ濃度の変化の測定結果も同様
に有意義である。
下の第4表は、アミノエタンチオスルホン酸(100m
g/Kg/日)及び基準薬剤(ホスホリルクロリン、5
0mg/Kg/日)を、2つの異なるアテローム発生規
定食(atherogenic diet)、すなわち
、モリス(Morris)規定食はハンドラ−(Han
dler)規定食を45日間与えたウィスターラットの
群に投与することによって得られる保護に関するデータ
を示す。このデータは、一般的に、ネイス(Nath)
規定食を与えられた動物について行なった実験結果とほ
ぼ一致している。
この表から、アミノエタンチオスルホン酸によって与え
られる保護が有意義であったことがわかる。血液では、
コレステロール血症の増加が注目すべき程度に低い。モ
リス規定食を与えたラットでは、増加が平均して60%
にまで減少し、ハンドラー規定食を与えたラットでは、
増加が35%にまで減少した。ホスホリルクロリンにお
いては、減少はそれぞれわずかに12%及び15%であ
った。
トリグリセリデミアについては、ハンドラー規定食を与
えたものの減少は30%であったのに対し、ホスホリル
クロリンを用いたものの減少はわずかに7%であった。
モリス規定食を与えたものの血液脂質含量は40%に減
少し、ハンドラー規定食を与えたもののそれは33%に
減少した。これに対し、ホスホリルクロリンを投与した
もののこれらの値はそれぞれ5%及び10%であって、
2種類のアテローム発生規定食を与えたものよりも低い
ベータリポタンパク質については、観察された保護は4
5%であり、ホスホリルクロリンを与えたものはモリス
規定食の後であっても、得られた保護は8%であった。
最後に、アミノエタンチオスルホン酸で保護されたラッ
トでは、モリス及びネイス規定食を与えたものに比較し
て、肝臓への脂質の浸入はわずか50%増加しただけで
あった。
この発明の薬剤(アミノエタンチオスルホン酸)の肝臓
胆のうに対する作用の有効性は、重金属及び四塩化炭素
で毒するテストによってさらに支持されている。スルホ
ブロモフタレインテストもまた、四塩化炭素又はアテロ
ーム発生規定食で毒されたウィスターラットに対して与
えられる、この発明の薬剤による保護作用の有効性を示
している。
毒性学の見地から言って、アミノエタンチオスルホン酸
を毎日体重1Kg当り200mg、180日間投与した
場合でさえ、死亡率は増加せず、体重曲線にも変化がみ
られなかった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、構造式 を有するアミノエタンチオスルホン酸を有効成分として
    含む肝細胞恒常性刺激および肝臓胆のう機能回復剤。
  2. (2)、フタルイミドエタノールをスルホ塩素化して下
    記構造 のスルホ塩化フタルイミドエタンを得る工程と;このス
    ルホ塩化フタルイミドエタンを加温下でフェニルヒドラ
    ジン、さらにトリブチルアミンで処理し、その溶液を冷
    却することにより構造式 からなるアミノエタンスルフィン酸を析出させる工程と
    ; 該アミノエタンスルフィン酸をアルコール溶液中で硫黄
    とともに、さらに強塩基の存在下で攪拌しながら還流下
    で加熱し、下記構造式、からなるアミノエタンチオスル
    ホン酸を生成せしめる工程と; 該アミノエタンチオスルホン酸をろ過および乾燥によっ
    て回収する工程; とを具備してなる肝細胞恒常性刺激および肝臓胆のう機
    能回復剤の製造方法。
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