JPS599357B2 - タイプライタ−の誤印字訂正装置 - Google Patents

タイプライタ−の誤印字訂正装置

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JPS599357B2
JPS599357B2 JP6081476A JP6081476A JPS599357B2 JP S599357 B2 JPS599357 B2 JP S599357B2 JP 6081476 A JP6081476 A JP 6081476A JP 6081476 A JP6081476 A JP 6081476A JP S599357 B2 JPS599357 B2 JP S599357B2
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lever
ribbon
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vibrator
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JP6081476A
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幸雄 菱田
亨伸 平山
秀雄 朝倉
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明はタイプライターの誤印字訂正装置に関するも
のであり、更に詳しくは、通常のインクリボンあるいは
カーボンリボンよりなる印字リボン層と印字用紙と同色
の顔料が粘着された消字リボン層とから構成された二層
のリボンを用い、通常の印字では印字リボン層を用いて
印字用紙上に印字し、誤印字された文字を消去する場合
には消字キーの押下げに基づいて消字リボン層を印字点
まで上昇させた状態で消字活字を打ちつけ、前記顔料を
誤印字された文字の上に塗布してその文字を消去し、そ
の消去された箇所の上に正しい文字を印字する誤印字訂
正装置に関するものである。
このような誤印字訂正装置ではリボンの長手方向の上半
分が印字リボン層、下半分が消字リボン層のリボンが用
いられており、通常の印字動作では印字リボン層が印字
位置まで上昇したときにリボン機構中のリボンバイブレ
ータがストツパに当接し、印字リボン層が一時的に印字
位置に保持された状態で文字活字により印字される。ま
た、誤印字した文字を消去する場合にはバツクスペース
機構を作動させて誤印字された文字を印字位置まで戻し
た後、消字キーを操作してリボンの消字リボン層が印字
位置に臨んだ状態で消字用活字を前記消字リボン層を介
して印字用紙へ打ちつける。
このとき前記リボンバイブレータ機構は通常の印字の場
合よりも移動量が多くなり、前記ストツパがリボンバイ
ブレータ機構の作動を妨げることとなり、このため消字
キーを操作する前に前記ストッパを外すための操作が必
要となつた。従つて、誤印字された文字を消去するため
に前記ストツパの位置に関係なく消字キーが操作された
とき、リボンバイブレータ機構が作動されてリボンの消
字リボン層を印字位置まで上昇させる機構が要求されて
いた。この発明の目的はかかる要求を満すために普通の
タイブライタ一のリボンバイブレータの機構に少しの改
良を加えることにより上述の誤印字訂正が達成し得る、
構造の簡単な誤印字訂正装置を提供しようとするもので
ある。
この発明の他の目的は誤印字された文字を消去して正し
い文字を打ち直すときに、バツクスペースキ一・消去キ
ー及び正しい文字キーのみを操作すれば良く、操作手順
が極めて簡単な誤印字訂正装置を提供しようとするもの
である。
これらの目的を達成するために、この発明は印字リボン
層と消字リボン層とよりなる二層状のリボンを用い、こ
のリボンを休止位置と印字位置とに昇降移動させるため
のリボンバイブレータ機構をパイプレ一・夕部材とレバ
ー部材などで構成し、その両部材間にばねを掛けて両部
材が常には一体的に回動するようにしている。
そして通常の文字キーはレバー部材に、消字キーはバイ
ブレータ部材にそれぞれ作動的に連結している。従つて
、消字キーが操作されてバイブレータ部材が回動された
とき、そのバイブレータ部材と一体的に回動するレバー
部材がストツパに係合してその回動を止められても、バ
イブレータ部材のみばねに抗して更に回動し、消字リボ
ン層を印字位置まで上昇させ、消字用活字によつて誤印
字さ.れた文字を消去する。消字キーが操作されたとき
にはノン・エスケープ機構により用紙案内機構は印字機
構に対して文字送り方向へ歩進移動しないため消字キー
の操作に引き続いて正しい文字キーを操作すれば誤印字
は正しい文字に訂正することができる。以下にこの発明
の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。第1図は
この発明を実施したタイプライターの印字機構を示す断
面図である。
図において、タイプライターの左右両側に配置された側
枠1の後方(第1図において左方)にはキヤリツジレー
ル2が固着され、そのキヤリツジレール2にはキヤリツ
ジ3がタイプライターの左右方向に摺動可能に支持され
ている。キャリツジ3には印字用紙5を巻回したプラテ
ン4が回動可能に支持され、このキャリツジ3は適宜の
付勢手段により常にタイプライターの左方向、すなわち
印字方向に付勢されている。キヤリツジ3にはその長手
方向に沿つてラック6が固定されており、そのラツク6
にはキャリツジレール2に回動可能に支持されたピニオ
ン7が噛合つている。
このピニオン7を支持した軸の下部にはスペース機構の
一部であるラチエツトホイール8がピニオン7と一体的
に回動するように支持されている。タイフライ,タ一の
前部のキーボード部には多数の文字キー9と一個の消字
キー10及びバツクスペースキ一11を含む数個の制御
キーが配置されている。
以下に文字キー9についてこのタイブラィタ一の印字機
構を説明する。前記左右二対の側枠1の間にはその側枠
1とともにこのタイプライターの機枠を構成する中枠1
2と前枠13とが側枠1に固定されている。
その中枠12と平行に、前記側枠1を貫通して支持軸1
4が側枠1に固定されている。その支持軸14にはその
支持軸と直交するキーレバー15の後端が枢着されてい
る。キーレバー15は図に示すように中枠12と前枠1
3とに形成されたスリツト16,17に案内されて揺動
するように構成されている。キーレバー15は前端部に
前記文字キー9を固着し、前枠13に固定されたくし歯
状の板ばね18により常には実線で示す原位置に保持さ
れている。この板ばね18のくし歯状後端部には下方に
向かつて折曲された作動部19が形成されている。前記
キーレバー15の下方にはインターポーザ20が配置さ
れており、このインターポーザ20の後端部は後述する
ベルクランク21に枢支されるとともに前端部は前記前
枠13に形成された他のスリツト22に挿入されている
このインターポーザ20は上部に前記板ばね18の作動
部19と係合し得る段部23が形成されるとともに、下
部には駆動軸24の歯と係合し得る突起25が形成され
ている。その駆動軸24は側枠1間に支持されるととも
に図示しないモータにより常に図において反時計方向に
一定速度で回転されている。前記インターポーザ20と
前枠13との間にはばね26が掛けられ、このばね26
によつてインターポーザ20の突起25と駆動軸24と
が係合しないように保持されている。そして文字キー9
が板ばね18に抗して図において実線で示す原位置から
二点鎖線で示す押下げ位置に押下げられたとき、インタ
ーポーザ20は板ばね18の作動部19を介して下方へ
押下げられ、インターポーザ20の突起25が駆動軸2
4の歯の回動軌跡内に入り、インターポーザ20は駆動
軸24に駆動されてばね26に抗して後方へ飛ばされる
。前記支持軸14の下方にはその支持軸14と平行な他
の支持軸27が左右の側枠1間に固定されている。
この支持軸27にはベルクランク21が前記中枠12に
形成されたスリツト28に挿入された状態で回動可能に
支持されている。このベルクランク21は下部で前記イ
ンターポーザ20と枢着され、そのインターポーザ20
とともに前記ばね26によつて図において反時計方向に
付勢され、常には前端部29が中枠12の下縁と係合し
た位置に保持されている。ベルクランク21の斜め上方
へ延びた腕21aにはタイプバーワイヤ30の前端が枢
着されている。
タイプバーワイヤ30の後端はタイプバー31の下端に
連結されている。このタイプバー31はその基端部31
aでタイプバーセグメント32に固定されたセグメント
ワイヤ33に枢支されるとともに、先端部に前記文字キ
ー9と対応した文字活字34が固着されている。前記文
字キー9が押ドげられていて、前述のようにインターポ
ーザ20が後方へ移動し、ベルクランク21が時計方向
へ回動するとタイプバーワイヤ30を介してタイプバー
31が反時計方向へ回動され、文字活字34が二点鎖線
で示すようにプラテン4上の印字点35を印打する。
このときタイプバー31の基端部31aはタイプバーセ
グメント32の下方に配置されたスペース作動子36を
後方へ移動させる。このスペース作動子36はスペース
機構に作動的に連結されており、そのスペース機構は印
字用紙5を載置したキヤリツジ3を印字方向ベースベー
ス分送る。このような印字動作の終了後、ばね26及び
板ばね18により、それぞれの部材は図で実線で示す原
位置に復帰する。
消字キー10に関する印字機構は前述の文字キー9に関
する印字機構とほぼ同様である。
両者の相違点としては次のような事柄があげられる。す
なわち、消字キー10に作動的に連結されたベルクラン
ク37の斜め上方へ延びた腕37aの中間部にはリボン
機構を作動するためのワイヤ38の前端が連結されてい
ること、消字用のタイプバー39の基端部39aは図に
示すように上縁が切欠かれており、消字キー10の押下
げに基づいてタイプバー39が作動されても、前記スペ
ース作動子36が作動されず、従つてスペース機構が作
動されない所謂ノン・スペース機構になつていること、
また消字用活字40は図に示すように表面に網目状の凹
凸が形成され、印字点35の全面を覆い得るようになつ
ていることなどである。第2図はこのタイプライターの
リボン機構を側枠1を省略して示す要部断面図である。
第1,2図に示すように前記インターボーザ20の後端
には突部41が形成されている。
この突部41はタイプライターの左右方向に多数並列配
置された全てのインターポーザ20(第1,2図には一
個のみ示してある)に形成されており、それらの突部4
1の後方にはユニバーサルバ一42の横板部42aが当
接し得るように配置されている。この横板部42aの左
右両端部には脚部42bが折曲形成され、このユニバー
サルバ一42は側枠に固定された軸43に前記脚部42
bで回動可能に支持されるとともにばね44により常に
第2図において時計方向へ付勢されている。それによつ
てインターポーザ20とユニバーサルバ一42とが常に
連動するようにされている。前記右側の脚部42bは上
方へ延びており、その上部には作動溝45が形成されて
いる。46はタイプライターの前方からみて逆U字状の
揺動レバーであり、その一腕には前記作動溝45内に嵌
合するコロ47が支持されている。
この揺動レバー46は前記印字機構が作動されてインタ
ーポーザ20が後方へ移動するときユニバーサルバ一4
2を介して第2図において時計方向へ回動される。揺動
レバー46の他の一腕にはリボン作動ワイヤ48の上端
が枢着されている。前記側枠1にはその側枠に固定され
た短軸49を介してリボン作動リンク50が回動可能に
支持されている。
この作動リンク50の下方へ延びた第1腕51にはほぼ
T字状の開口52が形成されている。前記リボン作動ワ
イヤ48の下端部はこの開口52を通過した後、折返す
ように折曲されている。前記作動リンク50と側枠1上
に固定されたピン53との間にはばね54が掛けられて
作動リンク50を第2図において反時計方向へ付勢し、
側枠1上の止めピン55に当接した原位置に保持してい
る。作動リンク50の後方へ延びた第2腕56には第1
の連結部材としての第1のワイヤ57の下端が枢着され
ている。タイプライターの前部には側枠1上に固定され
た短軸58上にカラーチエンジレバ一59が回動可能に
支持されている。
このカラーチエンジレバ一59の下部には三個の切欠き
凹所60が形成され、側枠1に固定された板ばね61と
協鋤して前記レバー59を三つのうちのいづれかの位置
に保持する。このレバー59の上方へ延びた操作つまみ
部の基部にはレバー62の前端が揺動可能に連結されて
いる。そのレバー62のほぼ中央位置にはレバー上にピ
ン63が固着されており、また後端にはストツパ64が
形成されている。65は側枠1に固定された軸66上に
枢支された切換レバーである。
この切換レバー65の上方へ延びた腕には長孔67が形
成され、この長孔67と前記ピン63とが嵌合するよう
に配置されている。切換レバー65の基部から前記リボ
ン作動ワイヤ48に沿つて作動腕65aが延びており、
その作動腕65aの先端にはタイプライター内方に向か
つて直角に折曲された折曲部65bが形成されている。
この折曲部65bには開口が形成されており、前記リボ
ン作動ワイヤ48はその開口中を貫通するように配置さ
れている。前記側枠1上の短軸49上には前記リボン作
動リンク50と平行して、第2のリボン作動リンク68
が回動可能に支持されている。
このリンク68の一腕には横長の長孔69が形成されて
おり、上端が前記消字用のベルクランク37に連結され
た前記ワイヤ38の下端がこの長孔69に挿通された後
、折返すように折曲されている。この第2のリボン作動
リンク68の後方へ延びた腕には第2の連結部材として
の第2のワイヤ70の下端が枢着されている。第2,3
図において、71は側枠1に固着された機枠の一部であ
る水平状の支持台である。
この支持台71は斜め後方へ起立した起立部72aを有
する支持板72を一体的に固着しており、その起立部7
2a左端部の上下には前方に向かつて折曲された一対の
折曲片73,74が形成され、それらの折曲片73,7
4には緩衝材が嵌めてある。起立部72aの上部には前
記プラテン4と平行に延びたほぼ平板状のリボンバイブ
レータ75が回動可能に支持されている。このリボンバ
イブレータ75の左方へ延びた腕部75aの左端部には
印字点35を囲むようなほぼU字状をしたリボン案内部
76が形成されている。また、腕部75aと支持板72
との間には引ばね77が掛けられ、リボンバイブレータ
75を第4図において常に反時計方向に付勢し、腕部7
5aの下縁が前記下側の折曲片74と係合した休止位置
に保持している。前記リボンバイブレータ75の右方へ
延びた腕にはピン78が固着されており、そのピン78
には前記第2のワイヤ70の上端が枢着されている。
前記リボンバイブレータ75の支持点と前記ピン78と
の中間にはレバー部材を構成する第1のレバー79と第
2のレバー80とが枢着されている。これらのレバー7
9,80はリボラパイプレータ75と平行であるととも
にほぼ平板状である。第1のレバー79は上端部がタイ
プライターのほぼ前方に向かつて折曲された折曲部81
を有するとともに右端からほぼ下方に向かつて垂下した
垂下部82とを有している。リボンバイブレータ75の
右端部と第1のレバー79の左上部との間には第1のば
ね83が掛けられており、リボンバイブレータ75の右
上縁を第1のレバー79の折曲部81の下面とが係合し
て、両者が常に一体的に動くように付勢されている。
また、第2のレバー80の下部と第1のレバー79の垂
下部82との間には前記第1のばね83よりもばね力の
弱い第2のばね84が掛けられており、第1、2のレバ
ー79,80は第2のレバー80の上縁が第1のレバー
79の折曲部81と係合して、両レバーが常に一体的に
動くように付勢されている。すなわち、リボンバイブレ
ータ75、第1のレバー79及び第2のレバー80は第
1及び第2のばね83,84の作用により常に一体的に
動くように付勢されている。
前記第2のレバー80の右端部に形成された円孔85に
は前記第1のワイヤ57のフツク状上端が掛けられてい
る。
前記第1のレバー79の垂下部82の下縁部は前記カラ
ーチエンジレバ一59が第2図において最も時計方向に
回された位置に保持されたとき、レバー62上のストツ
パ64と係合し得るように配置されている。また、リポ
ンパイプレータ75のリボン案内部76に挿通されたリ
ボン86は長手方向の上半分が印字用の通常のインクリ
ボンあるいはカーボンリボンよりなる印字リボン層87
であり、下半分は合成樹脂材料のベースの印字用紙5側
に、その印字用紙5と同色の顔料を粘着した消字リボン
層88とから成つている。
このリボン86は図示しないリボン送り機構により印字
動作のために印字点35を横切るように長手方向の一方
から他方へ送られる。このようなタイプライターの誤印
字訂正装置において、次にその訂正動作について説明す
る。
タイプライターの通常の使用時にはリボン86の印字リ
ボン層87を用いて印字するため、カラーチエンジレバ
一59は第2図で実線で示す位置に保持され、レバー6
2上のストツパ64は第1のレバー79の移動軌跡内に
入つている。通常の文字キー9を操作する印字動作では
、文字キー9の押下げに基づいて前述のようにタイプバ
ー31上の文字活字34が印字点35に向かつて駆動さ
れる。
このときインターポーザ20はユニバーサルバ一42、
揺動レバー46及びリボン作動ワイヤ48を介してリボ
ン作動リンク50を時計方向に回動させ、第1のワイヤ
57を下方へ引き下げる。それに伴つて第2のレバー8
0、第1のレバー79及びリボンバイブレータ75が一
体となつてリボンバイブレータ75の支持点を中心に第
4図において時計方向に回動し、リボン案内部76を印
字点35の前面の印字位置に向かつて上昇させる。これ
らのレバーが回動してきて、第1のレバー79の垂下部
82の下端がストツパ64と係合した位置で第1のレバ
ー79とリボンバイブレータ75とは停止される。
このときリボン案内部76に保持されたリボン86はそ
れの印字リボン層87が印字位置まで上昇するように設
定されている。このように印字リボン層87が印字位置
に一時的に臨んだ状態で文字活字34が印字リボン層を
介して印字点35を印打して、印字用紙5上に文字が印
字される。ここで垂下部82の下端とストツパ64とが
係合した後、さらに第1のワイヤ57が下動されると第
1のばね83よりもばね力の弱い第2のばね84のみが
伸ばさべ第2のレバー80のみがリボンバイブレータ7
5上で時計方向へ回動する。このような印字動作を繰返
しているときに、操作者が例えば第5図に示すように「
ABC」と印字しようとして誤つて「ABD」と印字し
た場合、操作者は最初にバツクスペースキ一11を操作
して誤印字した文字「D」を印字位置(活字34がプラ
テン4を打つ位置であり、第5図では破線の矩形で示し
てある)まで戻す。
次に消字キー10を押下げると前述のように消字用活字
40が印字点35に向かつて駆動される。
このとき同時に消字用のベルクランク37、ワイヤ38
及び第2のリボン作動リンク68を介して第2のワイヤ
70が下方に向かつて引き下げられる。それによつてリ
ボンバイブレーダ75は第4図において時計方向に回動
され、リボン案内部76が上昇される。印字リボン層8
7が印字位置まで上昇したとき、第1のレバー79の垂
下部82の下端はストツパ64ど係合するものの、第2
のワイヤ70はさらに下動するため、リボンバイブレー
タ75は第1のばね83に抗してさらに回動される。そ
してリボンバイブレータ75の腕部75aの上縁が支持
板72の上側の折曲片73と係合した位置でリボンバイ
ブレータ75が停止される。このとき消字リボン層88
が印字位置まで上昇している。なお、このとき第2のレ
バー80は第1のレバー79と一体的に動き、第2のば
ね84は変化しない。このように消字リボン層が一時的
に印字位置に臨んμ状態で消字活字40が消字リボン層
88を介して印字点を印打すると、消字リボン層88に
粘着されていた顔料は印字用紙5上の誤印字された文字
(第5図で「D」)の上に塗布され、誤印字された文字
が消去される。
このとき、ノン・スペース機構の作用によりキャリツジ
3は印字行の方向へ送られない。次いで、正しい文字キ
ー(第5図では「C」)を押下げることにより所要の印
字行を得ることができる。
以上詳述したように、この発明による誤印字訂正装置は
誤印字された文字を訂正するのに、バツクスペースキ一
・消字キー・正しい文字キーの順序でキー操作をするだ
けでよく、操作手順が極めて簡単である。
また、リボンバイブレータ上に第1及び第2のレバーよ
りなるレバー部材を設けたこと、及び消字キーとリボン
バイブレータとを作動的に連結1,たのみであり構造が
簡単である。その上、通常のタイプライターを少し変更
するだけで容易にこの発明を適用することができる。さ
らに、レバー部材とリボンバイブレータとはほぼ同一平
面内で回動するため、この装置は極めてコンパクトにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を実施したタイプライターの印字機構
を示す要部断面図、第2図はリボン機構を示す要部断面
図、第3図はリボン機構の他の部分を示す要部断面図、
第4図はりホンハーフレータ機構を示す要部断面図、第
5図は誤印字の訂正順序を示す説明図である。 図中、9は文゛字キー、10は消字キー、34は文字活
字、35d印字点、40は消字用活字、57は第1のワ
イキ、64はストツパ、70は第2のワイヤ、75は伏
ホンハーフレータ、79は第1のレバー、80は準2の
レバー 83は第1のばね、84は第2のばね、86は
リボン、87は印字リボン層、88は消字リボン層であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 通常の文字活字の外に消字キーの操作に基づいて作
    動される消字用活字を含む印字機構と、用紙支持機構と
    、両機構の間には通常の文字キーが操作されたとき前記
    両機構を相対的に印字方向に歩進移動させて印字行を形
    成させるためのスペース機構及びバックスペースキーの
    操作に基づいて前記両機構を相対的に前記印字方向と逆
    方向に歩進移動させるバックスペース機構が設けられて
    いることと、消字キーが操作されたとき前記スペース機
    構を作動させないためのノン・スペース機構と、前記印
    字機構と協働し印字リボン層と消字リボン層とを有する
    リボンのいずれか一方のリボン層を休止位置から一時的
    に印字位置に臨ませるリボン機構とを備えたタイプライ
    ターにおいて、前記リボン機構は前記リボンを案内する
    リボン案内部を休止位置と印字位置とに昇降移動させる
    ために機枠に枢着されたバイブレータ部材と、そのバイ
    ブレータ部材上に枢着されたレバー部材と、そのレバー
    部材とバイブレータ部材とを常には一体的に回動するよ
    うに連結するためのばねと、そのレバー部材に一端が連
    結され他端が前記文字キーと作動的に連結された第1の
    連結部材と、前記バイブレータ部材に一端が連結される
    とともに、他端が前記消字キーと作動的に連結された第
    2の連結部材と、前記文字キーが操作されたとき前記第
    1の連結部材を介して前記バイブレータ部材とともに回
    動されるレバー部材と係合してバイブレータ部材のリボ
    ン案内部を印字位置に保持して前記印字リボン層を印字
    位置に臨ませるためのストッパとを有し、前記消字キー
    が操作されてバイブレータ部材が前記第2の連結部材を
    介して回動され前記レバー部材がストッパに係合したと
    き、前記バイブレータ部材のみが前記ばねに抗して更に
    回動して前記リボンの消字リボン層を印字位置に臨むよ
    うにしたことを特徴とするタイプライターの誤印字訂正
    装置。 2 前記レバー部材は前記バイブレータ部材上に枢着さ
    れるとともに前記ストッパと係合し得る第1のレバーと
    、その第1のレバー上に枢着されるとともに前記第1の
    連結部材の一端に連結された第2のレバーとより構成さ
    れ、前記バイブレータ部材と第1のレバーとの間には前
    記ばねが掛けられ、前記第1のレバーと第2のレバーと
    の間には前記ばねよりばね力の弱い第2のばねが掛けら
    れ、第1、第2のレバーが常にバイブレータ部材と一体
    的に回動するように連結されており、文字キーの操作に
    基づいて第2のレバーが回動されて第1のレバーが前記
    ストッパと係合したとき、前記第2のレバーを前記第2
    のばねに抗してさらに回動し得るように構成したことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のタイプライター
    の誤印字訂正装置。
JP6081476A 1976-05-26 1976-05-26 タイプライタ−の誤印字訂正装置 Expired JPS599357B2 (ja)

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JPS56137985A (en) * 1980-03-29 1981-10-28 Ricoh Co Ltd Erasing method for printed character

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