JPS599125Y2 - 石油燃焼器用灯芯 - Google Patents
石油燃焼器用灯芯Info
- Publication number
- JPS599125Y2 JPS599125Y2 JP1975115487U JP11548775U JPS599125Y2 JP S599125 Y2 JPS599125 Y2 JP S599125Y2 JP 1975115487 U JP1975115487 U JP 1975115487U JP 11548775 U JP11548775 U JP 11548775U JP S599125 Y2 JPS599125 Y2 JP S599125Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wick
- oil
- lamp
- mounting member
- lower lamp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
一般に石油燃焼器具は、電気，ガス等の他熱源の暖房器
具に比較して、燃費が格安であり大衆の暖房器具といえ
るものである。
具に比較して、燃費が格安であり大衆の暖房器具といえ
るものである。
しかしながら、自灯油の流通経路，保管容器等の管理が
充分といえず、不純油、例えば精製温度の異なる軽油や
重油，サラダ油，エンジンオイル，機械油等の混入した
自灯油や、変質油、例えば酸化等により質が劣化した白
灯油等の油が判断出来ずに使用され、灯芯へのタール等
、不純物付着による燃焼不良，着火，消火時の芯上下不
良，さらには消火不良等を発生させる。
充分といえず、不純油、例えば精製温度の異なる軽油や
重油，サラダ油，エンジンオイル，機械油等の混入した
自灯油や、変質油、例えば酸化等により質が劣化した白
灯油等の油が判断出来ずに使用され、灯芯へのタール等
、不純物付着による燃焼不良，着火，消火時の芯上下不
良，さらには消火不良等を発生させる。
これは灯芯を使用する燃焼器具の宿命的なものであり、
解決出来るものではない事は、業界では公知の事実であ
る。
解決出来るものではない事は、業界では公知の事実であ
る。
そして、従来の石油燃焼器具の灯芯は、油吸上用部材（
下部部材）と燃焼用部材（上部部材）とが一体となって
いたために、不純油や変質油等によるクレームが発生し
た場合、灯芯を変えるためには、遮熱板，芯外筒等いく
つかの部品をはずさなければならず、また、灯芯全体を
交換しなければならず、消費者にコスト面，保守面等の
大きな負担がかかり、使用上好ましくない。
下部部材）と燃焼用部材（上部部材）とが一体となって
いたために、不純油や変質油等によるクレームが発生し
た場合、灯芯を変えるためには、遮熱板，芯外筒等いく
つかの部品をはずさなければならず、また、灯芯全体を
交換しなければならず、消費者にコスト面，保守面等の
大きな負担がかかり、使用上好ましくない。
本考案は、上記した従来の石油燃焼器具における灯芯へ
のタール等不純物付着による燃焼不良，芯上下不良等の
欠点を、簡単な構戊にて解決せんとするものであり、使
用者の保守には特別の技術を必要とせず、コスト的にも
安価でかつ安定した燃焼状態を得ることが出来るように
改良したものである。
のタール等不純物付着による燃焼不良，芯上下不良等の
欠点を、簡単な構戊にて解決せんとするものであり、使
用者の保守には特別の技術を必要とせず、コスト的にも
安価でかつ安定した燃焼状態を得ることが出来るように
改良したものである。
以下本考案の実施例を添附図面に基づき説明する。
第１図は石油ストーブの外観を示し、１が燃料タンク、
２はタンク１上に設置した遮熱板、３は遮熱板２上方に
設置した燃焼筒である。
２はタンク１上に設置した遮熱板、３は遮熱板２上方に
設置した燃焼筒である。
燃焼筒３の一部分Ａを欠截した断面を第２図に示してお
’） 、４．５は内，外炎筒、６は外炎筒５の外側面を
覆った外筒、７，８は上記内，外炎筒４，５の下端を支
持する火皿部９，１０をそれぞれ有した内，外芯案内筒
である。
’） 、４．５は内，外炎筒、６は外炎筒５の外側面を
覆った外筒、７，８は上記内，外炎筒４，５の下端を支
持する火皿部９，１０をそれぞれ有した内，外芯案内筒
である。
１１は筒状の灯芯を示し、内，外芯案内筒９，１０間に
位置し、燃料吸土用灯芯１２とこの灯芯１２上部に位置
した燃焼用灯芯１３とより或る。
位置し、燃料吸土用灯芯１２とこの灯芯１２上部に位置
した燃焼用灯芯１３とより或る。
１４は燃焼用灯芯１３の内側面に固着した灯芯取付部材
、１５は燃焼吸土用灯芯１２の内側面に固着した灯芯取
付部材で、両部材１４．１５は第３図に示すような筒状
を威し、第４図，１第５図のように灯芯１１に固着され
ている。
、１５は燃焼吸土用灯芯１２の内側面に固着した灯芯取
付部材で、両部材１４．１５は第３図に示すような筒状
を威し、第４図，１第５図のように灯芯１１に固着され
ている。
部材１４，１５はそれぞれに設けた係合手段、例えばバ
ヨネット結合または螺子結合によって着脱可能に一体化
される。
ヨネット結合または螺子結合によって着脱可能に一体化
される。
１７はその結合部を示す。
１６は前記一体化時に灯芯１２と１３との間に介在され
る間材で、吸油性，耐油性及び弾性を有した環状の材料
、例えばフエルト，スポンジ等にて形或される。
る間材で、吸油性，耐油性及び弾性を有した環状の材料
、例えばフエルト，スポンジ等にて形或される。
上記構戒によれば、燃焼用灯芯１３を灯芯取付部材１４
に、また、燃料吸土用灯芯１２を灯芯取付部材１５にそ
れぞれ固着し、この両部材１４．１５は着脱可能に結合
され、かつこの結合時には灯芯１２，１３間には間材１
６が挾持されるものであり、従来問題とされていた点、
例えば自灯油の中の異種油や変質油等が灯芯中に混入し
灯芯全体の変換を必要とされていたのを、燃焼用灯芯１
３及び灯芯取付部材１４を交換するのみで解決でき、そ
の交換は極めて容易でかつコストが安いものである。
に、また、燃料吸土用灯芯１２を灯芯取付部材１５にそ
れぞれ固着し、この両部材１４．１５は着脱可能に結合
され、かつこの結合時には灯芯１２，１３間には間材１
６が挾持されるものであり、従来問題とされていた点、
例えば自灯油の中の異種油や変質油等が灯芯中に混入し
灯芯全体の変換を必要とされていたのを、燃焼用灯芯１
３及び灯芯取付部材１４を交換するのみで解決でき、そ
の交換は極めて容易でかつコストが安いものである。
また、間材１６の弾性によって、灯芯１２，１３の対向
面の凹凸を吸収したり、また、灯芯１２，１３の対向面
積がかなり異なる場合にも両灯芯１２．１３間の結合を
確実に行なうことができるため、燃料吸土用灯芯１２か
ら燃焼用灯芯１３への油の移動が確実に威され、燃焼能
力をいかんなく発揮せしめる。
面の凹凸を吸収したり、また、灯芯１２，１３の対向面
積がかなり異なる場合にも両灯芯１２．１３間の結合を
確実に行なうことができるため、燃料吸土用灯芯１２か
ら燃焼用灯芯１３への油の移動が確実に威され、燃焼能
力をいかんなく発揮せしめる。
なお、間材１６の材質の選定により、変質油，異種油混
入油中の不純物，水等を間材１６にて濾過せしめて、灯
芯中への不純物の堆積を阻止し、長期に互って安定燃焼
を行なうことができる。
入油中の不純物，水等を間材１６にて濾過せしめて、灯
芯中への不純物の堆積を阻止し、長期に互って安定燃焼
を行なうことができる。
例えば間材として、疎水性でかつ親油性を有する物質を
用いれば、水の混入による燃焼不良は減少し、また、陰
イオン交換性や吸着性を有する物質を用いれば、変質油
，異種油に対してかなりの効果が期待できる。
用いれば、水の混入による燃焼不良は減少し、また、陰
イオン交換性や吸着性を有する物質を用いれば、変質油
，異種油に対してかなりの効果が期待できる。
なお、本実施例では灯芯の内側面に取付部材を設けたが
、灯芯の外側面に取付部材を設けても良く、灯芯の内，
外側面の少なくとも片面に設ければ良い。
、灯芯の外側面に取付部材を設けても良く、灯芯の内，
外側面の少なくとも片面に設ければ良い。
以上のように本考案によれば、タール，カーボン等の堆
積による灯芯の変換を容易に行なうことができ、しかも
燃焼用灯芯への燃料油の供給を円滑に行なうことが可能
な石油燃焼器用灯芯を提供できる。
積による灯芯の変換を容易に行なうことができ、しかも
燃焼用灯芯への燃料油の供給を円滑に行なうことが可能
な石油燃焼器用灯芯を提供できる。
すなわち、本考案は、上，下部の灯芯に設けた取付部材
それぞれに相方の取付部材に係合する係合手段を設ける
とともに、上部の取付部材の上端は、内，外芯案内筒の
少なくとも一方の上部に設けた火皿部より上方に突出さ
せたものであるので火皿部から燃焼筒を取除き、上部突
出上端を操作する作業によって上部の灯芯を下部の灯芯
から簡単に離脱させ、きわめて容易に上部の灯芯の交換
を行うことができ、またこの作業は上部の灯芯を操作す
るのではなく上部の取付部材自身を操作するので上下部
の取付部材の離脱はスムーズに行え、さらに間材は上下
部の取付部材の保合手段の保合により上，下部の灯芯に
よって挾持されている、つまり別個に固定手段を設けず
に固定しているのでその分安価に提供することができる
とともに、上部の灯芯の交換時にこれも簡単に火皿部か
ら交換でき、その作業性がきわめて高いものとなるので
あり、さらにまた本考案の取付部材は筒状となっている
ので、上下の灯芯を保持し、その上下動をスムーズにす
る効果も奏する。
それぞれに相方の取付部材に係合する係合手段を設ける
とともに、上部の取付部材の上端は、内，外芯案内筒の
少なくとも一方の上部に設けた火皿部より上方に突出さ
せたものであるので火皿部から燃焼筒を取除き、上部突
出上端を操作する作業によって上部の灯芯を下部の灯芯
から簡単に離脱させ、きわめて容易に上部の灯芯の交換
を行うことができ、またこの作業は上部の灯芯を操作す
るのではなく上部の取付部材自身を操作するので上下部
の取付部材の離脱はスムーズに行え、さらに間材は上下
部の取付部材の保合手段の保合により上，下部の灯芯に
よって挾持されている、つまり別個に固定手段を設けず
に固定しているのでその分安価に提供することができる
とともに、上部の灯芯の交換時にこれも簡単に火皿部か
ら交換でき、その作業性がきわめて高いものとなるので
あり、さらにまた本考案の取付部材は筒状となっている
ので、上下の灯芯を保持し、その上下動をスムーズにす
る効果も奏する。
第１図は本考案の実施例における石油燃焼器具の要部欠
截正面図、第２図は同要部の拡大断面図、第３図は同灯
芯の取付部材を示す分解斜視図、第４図は同灯芯とその
取付部材との結合状態を示す分解斜視図、第５図は同要
部の断面図である。 １１・・・・・・灯芯、１２・・・・・・燃料吸上用灯
芯、１３・・・・・・燃焼用灯芯、１４．１５・・・・
・・灯芯取付部材、１６・・・・・・間材。
截正面図、第２図は同要部の拡大断面図、第３図は同灯
芯の取付部材を示す分解斜視図、第４図は同灯芯とその
取付部材との結合状態を示す分解斜視図、第５図は同要
部の断面図である。 １１・・・・・・灯芯、１２・・・・・・燃料吸上用灯
芯、１３・・・・・・燃焼用灯芯、１４．１５・・・・
・・灯芯取付部材、１６・・・・・・間材。
Claims (1)
- 内，外芯案内筒間に上下動自在に設けられるとともに、
内，外側面の少なくとも一方にそれぞれ筒状の取付部材
を固着した上，下部の灯芯と、これら上，下部の灯芯間
に介在される吸油性及び弾性を有した間材とを備え、上
記上，下部の灯芯の各取付部材には相方の取付部材に係
合する係合手段を設け、この係合手段によって両取付部
材を一体化して上，下の灯芯間で上記間材を挾持すると
ともに、上部の取付部材の上端は、灯芯を上に上げた時
に上記内，外芯案内筒の少なくとも一方の上部に設けた
火皿部より上方に突出させたことを特徴とする石油燃焼
器用灯芯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1975115487U JPS599125Y2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | 石油燃焼器用灯芯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1975115487U JPS599125Y2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | 石油燃焼器用灯芯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5228225U JPS5228225U (ja) | 1977-02-26 |
| JPS599125Y2 true JPS599125Y2 (ja) | 1984-03-22 |
Family
ID=28596461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1975115487U Expired JPS599125Y2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | 石油燃焼器用灯芯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS599125Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5868516A (ja) * | 1981-10-19 | 1983-04-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 静圧気体軸受装置 |
| JPS58166405U (ja) * | 1982-04-30 | 1983-11-05 | 松下電工株式会社 | 電動丸鋸機 |
| JPS59118507U (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-10 | 株式会社日立工機原町 | 木工用ダストバツグ |
| JPS60194502U (ja) * | 1984-06-01 | 1985-12-25 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | カンナ |
| JPH0644652Y2 (ja) * | 1990-03-15 | 1994-11-16 | リョービ株式会社 | 集塵装置付き電動切断カッター |
| JP2897433B2 (ja) * | 1991-01-11 | 1999-05-31 | 日立工機株式会社 | 携帯用電動工具の集塵装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4122146Y1 (ja) * | 1964-12-26 | 1966-11-02 | ||
| JPS4512307Y1 (ja) * | 1966-05-20 | 1970-05-29 |
-
1975
- 1975-08-20 JP JP1975115487U patent/JPS599125Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4122146Y1 (ja) * | 1964-12-26 | 1966-11-02 | ||
| JPS4512307Y1 (ja) * | 1966-05-20 | 1970-05-29 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5228225U (ja) | 1977-02-26 |
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